西荻窪ランスルーのネタバレ(漫画)!江田島咲の進路は?

今回は「ゆき林檎」先生の『西荻窪ランスルー』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『西荻窪ランスルー』はこんな漫画(あらすじ)

高校3年生の江田島咲(えだじまさき)は大学受験には合格しましたが、様々な事情からアニメーション制作会社に就職したいと考えていました。

両親を説得して西荻窪まで面接に向かった咲は、面接官からまずは大学へ進学することを勧められます。

面接で説教されてしまった咲は友人からも大学に進学したほうが良いと言われますが、どうしても家を出て上京したい理由がありました。

状況はしたいのですが採用内定通知書はなかなか届きません。

諦めかけていたところ採用内定通知書が届いたのでアニメーション制作スタジオに就職することを決めました。

絵を描くことが大好きなヒロインの多忙な日常を綴っていく『西荻窪ランスルー』

今回はアニメーション制作という職業を題材にした漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

何事にも全力でひたむきに頑張る江田島咲の姿から勇気を貰えるストーリーになっていますよ。

 

『西荻窪ランスルー』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

江田島咲がネットでアニメーション制作会社の募集要項を確認しています。

応募資格は高校生以上で、一次審査に必要なのは履歴書と自分は作製した作品を郵送で提出することになっていました。

〆切は9月30日なのでまだ間に合います。

江田島咲
「2時間半かかった、新宿ヤバい、死ぬかと思った、やばい、ホントに、遅刻とかシャレになんない」

面接を受ける会社がある西荻窪に到着しましたが、指定された時間まであと5分しかありません。

全力で走っていくと少しボロい気がしますが、目的の(株)ヘメロカリスが見つかりました。

入口が分からないので探していると、ビルとビルの間でタバコを吸っている男性たちと遭遇します。

江田島咲
「うっわ、面接に来た江田島咲です!ここの方・・・ですか」
日向野
「アッハハ、橋本、待機場所まで案内したげて、あとトイレも案内したげて、君、鏡見た方がいいよ」

言われた通り鏡で顔を見てみると、急いで走ってきたので落ち武者のようになっていました。

身なりを整えてから待機場所へ向かうと、スーツ姿の男女が椅子に座っています。

制服で来た咲が短いスカートに不安を感じていると、私服で面接を受ける人もいたので少し安心することができました。

江田島咲
「あとふたり、うぇ、きんちょーで気持ち悪くなってきた」

面接の順番が近づいてきたので緊張してきます。

1カ月前、大学受験に合格した咲は就職したいことを両親に伝えました。

咲はどうしても就職することを諦めたくありません。

江田島咲
「やっぱりこれからは手に職だと思うんだよね、四大行っても就職難民いっぱいいるってゆうし」

しかし学歴が大事だと考える両親に反対されてしまいます。

そこで咲は大学でやりたくない勉強をするよりも、好きなことの方が頑張れると主張しました。

面接を受けても受かるかどうかは分かりません。

江田島咲
「父と母を半ば強引に説得し、書類審査を通過して奇跡的に面接にこぎつけた今日です」

いよいよ咲が面接させてもらう順番が回ってきました。

深呼吸をしてからドアをノックします。

ドアを開けると鏡を見た方がいいと言ってくれた男性が座っていました。

江田島咲
「よろしくお願いします」
日向野
「君オレじゃないよ、松本さんの方」
江田島咲
「え」

面接は2人ずつ同時に行われていて、咲の面接官は別の男性です。

椅子に座るよう促されましたが、椅子が高すぎるので戸惑ってしまいました。

松本
「えーでは面接を・・・君何してんの?低くしたらいいのに」
江田島咲
「すみません」

なかなか椅子を下げられなかった咲は失態を晒してしまいます。

笑われてしまいましたが気を取り直して面接官と向き合いました。

松本
「えーと君、高校生なんだよね、何でアニメーターやりたいの?」
江田島咲
「絵を描くのが好きでアニメも観てましたし仕事にしたいと思いました」

(株)ヘメロカリスを選んだ理由は高校生以上が可能だったことと、このスタジオで制作されたアニメが好きだったことを伝えます。

しかし面接官の松本は就職することをお勧めしません。

松本
「この仕事キツいよ?夜遅いし給料低いし、最初の3か月は研修期間で出来高だからね、しかも君未成年でしょ?体壊して病気になられたら責任もてないんだけど進学しなよ、つっても美大や専門はあまり勧めない、なるべく普通の大学ね」

就職率が高い普通の大学への進学を提案されます。

しかし咲は大学進学よりも就職したいと考えていました。

江田島咲
「色々調べました、大学も一応受かってます、でもその4年が惜しいんです」
松本
「それが早いって言ってんだろ!親御さんは何て言ってんの!?心配してんだろ!?」
江田島咲
「アレ・・・私説教されてる・・・?」

面接ではなくいつの間にか説教されていることに気がつきます。

咲はだんだん頭が真っ白になってきました。

それでも面接官の説教は続けられます。

松本
「そもそも君、技術的なこと何も知らないでしょ?面白そーみたいなノリで来たんじゃないの?何を始めるにも時期ってもんがあるんだよ、生き急ぎなさんなって」
江田島咲
「あの・・・生き急ぐことは悪いんですか、人生50年って祖母が言ってました、一人前に仕事ができるように上手くなりたい、そのために早く始めたいと思うのは悪いことでしょうか、ちゃんと考えてここに来ました、好き勝手に言われるほど私のこと何も知らないと思うんですけど」
松本
「若いねぇ、君みたいなこと言う人今まで見てきたけど、何も知らないくせに理想が高い人ほど現実とのギャップにやられてすぐ辞めるんだよな」

大学に進学してそれでもやりたかったらまた来なさいと言われました。

説教されても就職を諦めたくない咲が抱える事情とは・・・!?

 

 

江田島咲の可愛らしさと芯の強さが伝わってきました。

面接で説教されても自分の意志を言葉にできることは凄いと思います。

仕事に全力で立ち向かうヒロインが魅力的な『西荻窪ランスルー』

(株)ヘメロカリスでの面接は最悪の形で終了してしまいました。

ここから咲はどのような経緯で採用されるのでしょうか!?

後編

面接官に説教されてしまった咲は、体育の授業で行われているバレーボールで怒りを発散させています。

江田島咲
「あんの野郎・・・腹立つ!何なん!わざわざ説教するために呼んだんだよ!最初っから合格させる気なんかないくせに!東京汚い!水虫になれー!巻き爪になれー!」

愚痴をこぼしていると友人から大学を卒業してから他の会社を受ければいいと勧められました。

就職先に関しては咲も色々と考えています。

しかし漫画には3回投稿しましたが選外でしたし、イラストレーターになっても仕事がすぐに貰えるとは思えません。

江田島咲
「ダメっぽい、うまく行かなーい、進学したくなーい、家出たーい」

大学に進学すれば家を出られると友人に言われますが、親からは仕送りができないし片道1時間半なので通えと言われていました。

家を出るためには就職して自立するしかありません。

咲がここまで家を出たいと思っていることには深刻な事情があるのです。

江田島咲
「実は家、荒れてるんです」

帰宅すると母親と弟が激しくケンカしていました。

咲の弟は高校受験に失敗し辺境の高校へ入学したことで輩とつるむようになり、飲酒、喫煙、家出を繰り返すようになっているのです。

ケンカに巻き込まれたくない咲は、しばらく散歩してくることにしました。

江田島咲
「何だかなぁ、上手くいかないなぁ、両親が喜んでくれるからすっごい無理して入った高校は勉強ついてくの大変で、私が進学校ってだけで弟はコンプレックスで荒れまくりだし、学歴イコール幸せじゃないって思い知った」

もう流されてはいけないので進路は自分で決めることにしたのです。

親を安心させるために進学しても今の二の舞ですし、両親には弟のためにお金を使って更生させてほしいと思うようになっていました。

考え事をしながら近所の公園に向かった咲は、美しい景色をデッサンすることにします。

江田島咲
「たとえ家が騒がしくても、赤点とって先生に呼び出されても、悩んで泣きたくても描くことはできた、楽しい、いつか絵に携わる仕事がしたい、学歴じゃなくて技術を身につけて周りに振り回されず自分の力で立っていきたい」

大学に通う4年間、現場に入って誰よりも早く走り出せば上手な人と肩を並べられるかもしれません。

走り抜いて後から来た人に追いつかれないくらいバリバリ仕事ができる人になりたいと考えています。

しかし待てど暮らせど内定通知は届きません。

江田島咲
「ギリギリ滑り込めたらと思ったんだけど・・・」

現実の厳しさを突きつけられます。

自分にもっと才能があれば現実は違ったと思うようになってきました。

松本
「キツいこと言ってごめん、君の覚悟が本気かどうか試したかったんだ、ぜひうちで頑張ってほしい」
江田島咲
「私がんばります」
松本
「一緒に良い作品作ろう!」

想像したようなことが起こるとは考えられません。

しかし帰宅すると採用内定通知書が届いていました。

大喜びする咲は母親に内定されたことを伝えると、すぐに(株)ヘメロカリスへ電話をかけます。

江田島咲
「もしもし江田島です!内定ありがとうございます!ぜひ入社したいと思いまして」
松本
「えー・・・やめときゃいいのに来ちゃう?おーい皆、例の女子高生来るって」

電話の向こうから勝った、負けたと騒ぐ声が聞こえてきます。

そして必要な道具と練習用の見本を送ると言われ電話を切られました。

江田島咲
「何か思ってたのと違う・・・いやでもそりゃそうだよね、あれだけ面接で叱られたわけだし、え?じゃあ何で採用されたんだろう・・・てゆーか賭けしてた!」

女子高生の咲でも自分が就職するかどうかを賭けていたことは分かります。

それでも咲は(株)ヘメロカリスで働くことを決めました。

最初は驚かれましたが先生も就職の内定を喜んでくれます。

江田島咲
「あと半年後にはあたし東京で仕事するんだ、たくさん練習しよう、描いて描いて描きまくって、上手くなって好きなことでお金稼いで生きてく、めっちゃ最高!早く四月になれ!」

この年の進路は国立大学が147人、私立大学が127人、短大が8人で専門学校が3人でした。

そして就職が1人と掲示されます。

江田島咲
「ものすごく笑われたのを覚えています」

進学校で唯一就職を選んだ咲の新たな物語が幕を開けました。

 

『西荻窪ランスルー』を読んだ感想

咲の熱意と情熱が内定に繋がったと思ったのですが、賭けの対象にされてしまいましたね。

働くことになった職場は咲の想像とはかけ離れている気がしました。

厳しい現実の中で必死に生きる咲を応援したくなる『西荻窪ランスルー』

大学進学よりも就職を選んだ固い信念に咲の魅力的な人間性が感じられました。

社会人になってもひたむきに頑張る姿に期待したいですね。

 

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