『西荻窪ランスルー』のネタバレ(漫画)!第2話の見所は?

今回は「ゆき林檎」先生の『西荻窪ランスルー』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『西荻窪ランスルー』はこんな漫画(あらすじ)

アニメーターとなって1日でも早く自立したいと考える女子高生の江田島咲(えだじまさき)は、大学進学よりも就職を希望します。

しかし西荻窪でアニメーション制作会社の面接を受けると、面接官に大学進学しておいた方がいいと説教されてしまいました。

それでも就職を諦めずに絵を描いていると、面接を受けた会社から採用内定通知書が届きます。

大喜びする咲は少しでもレベルアップするため、四月になるまでたくさん絵を描いておくことにしました。

そしていよいよ四月、咲の社会人生活がスタートするのです。

アニメーターの職業を題材にした『西荻窪ランスルー

今回は江田島咲がひたむきに頑張る姿にスポットを当てた漫画の第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

厳しい現実とぶつかりながら成長していく咲の姿が楽しめますよ。

 

『西荻窪ランスルー』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話前編

説教された面接から半年後、咲がスタジオヘメロカリスに入社して一週間が経ちました。

スマホを見ると既に0時を過ぎています。

江田島咲
「卒業してから会社の近くでアパートを探して、引っ越しに浮かれたりテンパったりして仕事を始めたはいいもののわかんないことばかりです」

咲は動画という作業を任されました。

動画は原画の間に絵を足して滑らかに動くようにする仕事です。

日向野
「あれ、エダちゃんまだやってんの?おつかれぃーす、外冷えるよー」
江田島咲
「日向野さん!チェックいいですか?」

教育係の日向野が買い出しから戻ってきました。

早速動画のチェックをお願いします。

日向野
「あはは、線安定しないねー」
江田島咲
「・・・はい、いただいた見本みたいにキレイな線引けなくて、どうしたらいいんでしょう?」

日向野は咲が使っている鉛筆についてアドバイスるすることにしました。

咲は2Bの鉛筆を使っているのでBを勧めてみます。

日向野
「2Bは濃いけどやわらかいから筆圧かけづらいかもね、先端は要らない紙でならすと先尖るよ、筆圧高い人はHB使う人もいるよー」
江田島咲
「あと目が気持ち悪い感じになっちゃってどうしたら・・・」
日向野
「あはは、そのまま割ると死んだ目になるから立体的にとらえるといいよ、他にわかんないことは?」

せっかくなので質問したいことを考えることにしました。

しかし考えがすぐにはまとまりません。

江田島咲
「私、知識が無さすぎて何がわかんないかもわかんなくて、手探り状態・・・聞きたいことはたくさんあるはずなんですが!」
日向野
「いいよ、焦らなくて、少しずつ覚えれば、ちょっと休憩しようか」

日向野がフィギアが付いてくるチョコを出してきました。

レアキャラのエゾシカを狙っているそうですが中々出てくれません。

江田島咲
「日向野さん・・・まさかこれ買いに出てたわけじゃ・・・」
日向野
「近くのコンビニ全部売り切れでさー、中野まで行ったらブロードウェイ楽しくなっちゃって」

呑気な様子の日向野は原画をチェック、修正、統率する作画監督です。

日向野はボスから咲の教育係を任されました。

入社初日に挨拶すると、日向野は咲のことをエダちゃんというあだ名で呼び始めます。

江田島咲
「日向野さんの第一印象はぼやっとした不思議な人でした」

仕事を始めてから1週間が経つと、少しずつ日向野に対する印象が変わってきました。

日向野はフィギアが付いてくるチョコを楽しみにしているようなお茶目な一面もありますが、仕事に関しては尊敬できるプロのアニメーターなのです。

咲が日向野と出てきたフィギアを比べていると、別の社員がキャラの修正をお願いしてきました。

明日の朝までに修正を完了しなければいけません。

日向野
「ん、了解、大丈夫です」

仕事モードに入った日向野がキャラクターを描き始めます。

サラサラと描き進める様子に咲は圧倒されました。

江田島咲
「すごいです!私もそんな風に描けるプロになりたいです」
日向野
「ここにはプロしかいないからね、エダちゃんももうプロですよ」

まだ入社して間もない咲は自分がプロだと自覚していません。

しかし日向野が働き始めた以上、プロだということを教えてくれました。

江田島咲
「・・・はい」
日向野
「声小さいなぁ」
江田島咲
「はい」

日向野のおかげでプロ意識が芽生え始めた咲だったのです。

 

 

いよいよアニメーターとして働く日々が幕を開けましたね。

右も左も分からない咲の教育係が優しくて高いスキルを持った日向野だったことが嬉しかったです。

アニメーターの働き方をリアルに表現していく『西荻窪ランスルー』

ヘメロカリスには日向野だけでなく個性的なキャラが働いています。

様々な人々と関わり合いながら咲が一人前のアニメーターに成長していきますよ。

第2話後編

日向野にプロだと言われた咲は調子に乗って働き過ぎてしまいました。

帰宅するとお腹が空いたためカップラーメンを作ります。

江田島咲
「日向野さん線に迷いがなかったな、引くべき線が見えてるって感じだった、すごいかっこ良かった、あんなに描けたら楽しいだろーな、日向野さんと同い年になったらあんな風に描けるかな」

まだ10年以上あるので頑張ろうと思っているうちに眠ってしまいました。

空腹よりも眠気には勝てなかったようです。

後日、ヘメロカリスで新入社員の歓迎会が開かれることになりました。

場所は居酒屋ですが未成年の咲はオレンジジュースを注文します。

乾杯すると新入社員が自己紹介と抱負を述べることになりました。

まずは美大でグラフィックを学んでいた荒川奈緒が自己紹介します。

続いて好きな漫画をアニメ化したい三条敬子、人気声優と結婚したい大倉龍平が挨拶しました。

江田島咲
「江田島咲です、18です、色々とご迷・・・」

しっかりと挨拶したいのですが、女子高生を冷やかすヤジがとんできました。

制服を着てきてほしいとお願いされるのですが、咲はもう女子高生ではありません。

江田島咲
「えっとご迷惑かけるかもですが早く一人前に仕事ができるように頑張ります、よろしくお願いします!」

自己紹介が終ると雑談が始まります。

ですが新入社員はもう一人いたはずでした。

松本
「あー、国井は昨日辞めた」

アニメーション制作会社ではすぐに新人が辞めることはよくあることです。

それを知らなかった新入社員たちは言葉を失ってしまいました。

江田島咲
「よくある・・・?国井さん挨拶したっきりだったけど何が・・・」

国井という新人が辞めた理由は分かりません。

その後は新入社員同士でお互いの出身地や好きな作品を語っていきます。

しかしボスの松本が和やかな雰囲気を壊しました。

松本
「どーせお前らもすぐ辞めんだろーな、だいたいたかが1週間で想像と違うって何だそら!考え方が甘いんだよ!量もこなしてねーのに質を語る資格はねえ」

辞めることは本人の自由です。

ですが松本は大した仕事もしていないのに分かった気がしていることに怒りを覚えていました。

口調が激しくなる松本は新入社員に学生のノリを引っ張っていると挫折して辞めてしまうと指摘します。

江田島咲
「私辞めません」
松本
「あぁ!?女子高生はもって半年だろうな!」
江田島咲
「じゃあなんで辞めるって思う人わざわざ採用したんですか!?」
松本
「オレは最後まで反対したんだ、女子高生なんて入れるなって!」

もう女子高生ではない咲が強く反発しますが松本は受け入れてくれません。

それでも咲は松本に対して言いたいことが山ほどあります。

江田島咲
「面接の時だって松本さん辞める辞めるって」

まだ面接の時に説教されたことが忘れられません。

すると日向野が2人の間に割って入りました。

日向野
「花澤さん、エダちゃんトイレに案内したげて」

トイレに連れて行かれた咲は悔しさで洗面台を叩いてしまいます。

手は痛くなりますが悔しい気持ちを拭うことはできません。

江田島咲
「コンチキショウ・・・学校の先生と大違い・・・あんなのがボスとか信じられない」

頭を抱えていると花澤という女性社員が松本は悪い人ではないと言ってきます。

松本は愛情を注いで社員を育ててきましたが、すぐに辞める人が多いので周りを突き放すようになってしまいました。

花澤からは不器用なだけの松本を嫌わないでほしいとお願いされます。

しかし面接で説教されたので、咲は松本が優しいとは思えません。

飲み会が終っても外で頭を抱えていると、日向野が声を掛けてきました。

日向野
「ナイスファイトだったね、面白かったよ、あんなに言い返す人初めて見た、てゆーか松本さんと相性良いよね」
江田島咲
「やめて下さい、良かないです、そう言えば3日で辞めることよくあるって何でですか?松本さんのことはともかくも、せっかく学校行って試験受けて入ってきたのに」
日向野
「うーん、まぁオレもさすがに3日で辞める人の気持ちはわかんないけど、どーせ辞めるなら早い方がいいっていうのはわかるかな、ここじゃ生き抜けないって思うならさ」
江田島咲
「生き抜けない、ですか」

辞めていった人たちはこの世界で生き抜けないと判断したのかもしれません。

それでも日向野は3日で辞める人の気持ちは理解できませんでした。

日向野
「極端かもだけどオレはねこの世界を生き抜ける人はバカか天才のどっちかだと思ってるんだよ、中途半端に頭がいい人は辞めていくんだよ、3年後5年後の未来が不安になって」

バカみたいに絵が好きなら後先考えずに突っ走ることができます。

一方で10年後のビジョンがしっかりしている人は計画的に歩んでいけるはずです。

江田島咲
「日向野さんはどっちなんですか?」
日向野
「どっちだと思う?天才だったら良かったな」

咲から見れば日向野の絵はとても上手なのに、本人は天才だとは思っていません。

想像していたよりもこの世界は奥が深いと感じてきました。

江田島咲
「あの私バカじゃなかったら進学蹴ってここに来てないです、とか・・・言っちゃって」
日向野
「5年後も一緒に仕事しよーね」

嬉しくなった咲は思わず笑ってしまいます。

日向野からは気持ち悪いと言われました。

江田島咲
「その帰りは日向野さんの手を握りたくて、握ったら手から手へ魔法みたいにスキルが伝わって、私もめちゃくちゃ絵が上手くなるんじゃとかバカなこと思ったりした、握んなかったけど」

咲だけでなく同期の3人も辞める気は全くありません。

新入社員たちはどんなプロフェッショナルに成長していくのでしょうか!?

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西荻窪ランスルーのネタバレ(漫画)!江田島咲の進路は?

2024.11.24

 

『西荻窪ランスルー』はこんな人にオススメ

情熱的なヒューマンドラマと感動的な人情噺が好きな人にオススメしたい作品です。

アニメーターという職業の楽しさと厳しさを丁寧に表現していますよ。

悩んでいる人の背中を押してくれる『西荻窪ランスルー』

美しくて優しいセリフが満載の素敵な物語です。

希望に満ちた咲たちの姿を読んでいるうちに元気が出てきますよ。

 

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