今回は「かたおかみさお」先生の『社内探偵』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『社内探偵』はこんな漫画(あらすじ)
ある企業で会社内の問題を解決するため人事部に社内探偵が設置されました。
企画部に所属している松原は同じ部の飯田美和という女子社員の欠勤が多いことを人事部に相談することにします。
飯田の非常識な行動に苛立つ松原を出迎えたのは社内探偵こと久我ありさでした。
既に情報収集を済ませていた久我は松原の依頼を先読みしているかのように言い当てていきます。
早口でまくしたてる久我は松原の悩みを解消できるのでしょうか！？
企業内で巻き起こる様々な問題を解決するヒロインの活躍を描いた『社内探偵』！
今回は会社員なら誰もが共感できるヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
ご自身の職場環境と照らし合わせながら物語を読んでみてください。
『社内探偵』の魅力紹介（ネタバレ含む）
前編
企画部で仕事をしている松原の元に後輩の飯田美和からインスタのフォロー申請が送られてきます。
仕方なくインスタを見てみると料理中に指を切ったという内容が投稿されていました。
自分のミスで休んだことを恥ずかしげもなく投稿している飯田に呆れてしまいます。
迷惑だと思っていると、男性社員が飯田の所在を聞いてきました。
男性社員は今日までにクライアントへ返事をする仕事を飯田に任せていたため困り果てています。
飯田は一昨日も休んでいたため仕事が全く進んでいません。
機転が利く松原のおかげで男性社員は救われました。
しかし男性社員は欠勤の多い飯田のことをしっかり教育してほしいとお願いしてきます。
飯田の面倒を見ることは松原の仕事ではありません。
そのため飯田に殺意を抱いてしまいます。
苛立っていると課長から別の仕事を頼まれました。
課長からの頼みを被せ気味にOKしてしまうと、飯田のフォローをしっかりするよう注意されてしまいます。
この課長は飯田のことを可愛がっているため、依怙贔屓が目に余るほどでした。
課長に叱られながら飯田への不満が頭の中で爆発します。
飯田は先週も水道点検とガス点検、そして火災報知器点検という理由で休みました。
課長が知っているかどうかは分かりませんが、飯田は先月も水道とガスの点検を理由に休んでいるのです。
言いたいことが山ほどあるのですが、依怙贔屓している課長に言っても意味がありません。
怒りを抑えながら仕事をしていると、課長が飯田から連絡が来たことを伝えてきます。
飯田は今日までにやらなければならないことを課長に伝えていて、課長はその仕事を松原に任せてきました。
仕事の内容は松原宛にメールで送るそうです。
すぐにパソコンを見てみるとメールが送信されてきました。
メールの内容を見てみると松原は言葉を失ってしまいます。
頼まれた仕事は全部で9件もあり、定時で終われるはずがありません。
さらに所々に書き込まれた絵文字が松原をイラっとさせます。
このメールを見た松原は堪忍袋の緒が切れました。
イライラした松原は人事部へ向かうことにします。
苛立ちを解消するため人事部へ来たのですが誰に相談して良いのか分かりません。
困っていると後ろから女性社員が声をかけてきます。
松原はまだ相談内容を話していません。
それなのに松原の悩みを知っているかのような女性社員はいったい何者なのでしょうか！？
職場に苦手な同僚や迷惑な社員がいる人は少なくないと思います。
そんな当たり前の日常にスポットを当てているからこそ共感しやすい物語になっていますね。
欠勤が多い問題社員や職場内不倫などの問題をテーマにした『社内探偵』！
優秀なヒロインが名探偵のように様々な問題を解決していきます。
こんな社員が自分の会社にいたらどうなるだろうと想像しながら続きをご覧ください。
後編
人事部を訪れた松原を久我ありさが談話室へ案内します。
松原の質問に久我は推測で相談内容を把握していると説明し始めました。
久我はタスク管理も任されていてデザイン部などに配属している3人の社員が、予定表にその日のタスクを全て書き込んでくれています。
その3人の予定表には本日飯田から返事をもらう仕事があると書かれていました。
しかし飯田が本日欠勤のため、久我は彼女の勤怠実績を調査することにしたのです。
飯田は入社2年目から半休を含め月に1回、多い時は5回の当日欠勤を繰り返していました。
また飯田が欠勤理由をSNSに投稿していることと、上司の若林課長に良くない噂があることを説明します。
そして久我は松原が優秀な社員であることも調査済みでした。
全てを調べ上げていた久我に驚きながら松原は詳しい相談内容を話すことにします。
松原は重い処分を求めている訳ではありません。
ただ当日欠勤について人事部から注意をしてほしいのです。
しかし松原の望みは叶いませんでした。
有給休暇を取得することは社員に認められた重要な権利です。
当日欠勤は確かに迷惑なのですが、誰もが起こり得る可能性があるため注意することはできません。
結局この日は松原の相談に乗ることしかできませんでした。
しかしここから久我が社内探偵としての本領を発揮していきます。
まず初めに飯田美和について人事部の同僚から聞き取りを行いました。
同僚によると飯田は可愛いのですが付き合ったら面倒臭い印象なのだそうです。
さらにデータベースを調べてみると飯田の月給が同期より10万円も高いことが判明しました。
人事部長に昇給の理由を聞いてみると飯田は大きなプロジェクトを成功させたそうです。
これだけでも飯田を取り巻く環境に怪しいものを感じるのですが、まだ具体的な確証を得た訳ではありません。
人事部の社内探偵として久我は確実な具体例を掴んで、社内環境の改善を図らなければならないのです。
そんな中、休み明けに出勤した飯田は反省の色がなく、松原たち女性社員の怒りが増大していました。
久我はこの状況を打開するためデータベースを調べ尽くすのですが具体例を探すのですがなかなか見つかりません。
するとその様子を見ていた同僚が頭が下がると言いながら久我のことを褒めてきます。
同僚は自分の所にも企画二部から同じような相談がきていることを打ち明けました。
その話を聞いた久我の頭に名案が浮かびます。
いったい久我はどのようなアイディアで2つの問題を解決していくのでしょうか！？
その一部始終は実際に漫画を読んで確かめてみてください。
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『社内探偵』を読んだ感想
飯田のような自己中心的な人物は会社や学校などに必ず存在していると思いました。
他人の迷惑を考えない人物にはどんな形でもいいので罰が当たってほしいですね。
会社で起こる様々なトラブルを独自の発想と手段で解決していくヒロインの姿が見所となっている『社内探偵』！
身近で起こるかもしれないトラブルの数々を共感しながら読んでみてください。
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