働くふたりのごほうび飯のネタバレ(漫画)!社畜の日常は?

今回は「星名里帆」先生の『働くふたりのごほうび飯』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『働くふたりのごほうび飯』はこんな漫画(あらすじ)

東京吉祥寺で働いている社会人3年目の霧宮りんは、人よりも少し仕事が好きな24歳です。

いつもは仕事を優先しているため食事が適当な霧宮でしたが、17連勤明けに苦手な上司の我孫子利夫と食事することになってしまいました。

仕事ができて人望も厚い我孫子の陽キャ感が霧宮は苦手だと感じています。

しかし一緒に食事してみると我孫子の意外な素顔を知ることができました。

ここから霧宮と我孫子は食事の大切さを学んでいくことになったのです。

社畜が美味しいグルメに癒されていく『働くふたりのごほうび飯』

今回は斬新なグルメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

仕事で疲弊している人にオススメしたい作品ですよ。

 

『働くふたりのごほうび飯』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第1話

三竹物産に先週のプレゼンに提出した日本麺めぐりと東北うまいもの市、沖縄屋台村という資料について問合せの電話がかかってきました。

霧宮りん
「私です!プレゼンで指摘された箇所、修正済みです!」

担当者の霧宮りんがすぐ問合せに応じます。

人よりちょっぴり仕事が好きな霧宮は、社会人になって3年が経ちました。

我孫子利夫
「さっき電話で言った企画書出てる?」

30歳の我孫子利夫はプレゼン絶対通すマンと呼ばれる仕事もデキて人望も厚い上司です。

自然と我孫子の周りには人が集まるようになっていました。

霧宮りん
「けどその陽キャ感がちょっと苦手、もうこんな時間か、作っちゃいたい資料あるしテキトーでいいやー・・・」

他の社員はランチに行きましたが、霧宮はエナジードリンクで済ませます。

資料を作りながらメールも返しておきました。

いつものように社畜となって限界まで働きます。

霧宮りん
「遅刻っ・・・あ・・・今日休みじゃん・・・また何もせず休日が終わっていく・・・とりあえずもっかい寝よ!コンビニすら行くもんか」

寝る前にトイレへ行くとトイレットペーパーのストックが切れていました。

出掛けたくなかったのですが仕方ありません。

寒空の中コンビニへ向かいます。

我孫子利夫
「あれ霧宮?」
霧宮りん
「え・・・?我孫子・・・さん・・・?格好やば」
我孫子利夫
「いやお前もな」

お互い人に見せてはいけない格好をしていました。

ここから霧宮と我孫子は未だかつてないほどシンクロします。

霧宮りん
「そうですよね、17連勤明けですもんね」
我孫子利夫
「そうだよな、17連勤明けだもんな」

我孫子が近所に住んでいることを霧宮は知りませんでした。

社畜の我孫子は会社の近所に住むようにしたそうです。

霧宮りん
「あー・・・お腹すいたな、今日まだ何も食べてないし、なんかあったかいもの食べたいな、そうそう、半纏でハフハフしながら・・・」

我孫子が着ている半纏を眺めているうちに食べたいものが頭の中に浮かんでいました。

同時に我孫子も霧宮と同じようなことを考えています。

我孫子利夫
「なんかこいつ餅巾着に似てんな」
霧宮りん
「おでん食べたい・・・」

というわけで霧宮と我孫子は吉祥寺にあるエプロンというお店へ向かいました。

のこのこついて来てしまった霧宮ですが、目の前に並ぶおでんの優しさに感激します。

我孫子利夫
「いただきます」

美味しそうに食べる我孫子の姿に霧宮は食欲をかき立てられました。

まずはロールキャベツにかぶりつきます。

霧宮りん
「キャベツやわらかくてあまーい!けど中の挽き肉は胡椒が効いててスパイシー!トマトも湯剥きしてあるからつるつる食べられる」

そのまま熱々のおでんを勢い良く食べ続けました。

なんでこんなことになったのかは分かりません。

我孫子利夫
「なんだよ、欲しいのか?」
霧宮りん
「なんですか、それ」
我孫子利夫
「海老真丈知らないのか?海老のかまぼこみたいなやつ」

頂いてみるとかまぼこよりも食感が柔らかく、上品な塩気と海の香りが口の中に広がります。

正に海老を味わっている感覚を楽しめました。

霧宮は久しぶりに人とご飯を食べたことに気付きます。

霧宮りん
「会社の近くにこんなお店あったんですね」
我孫子利夫
「あぁ、前に通りかかって気になってたんだけど、一人だとテキトーに済ませちゃうんだよな」

我孫子がみんなでワイワイ食事している人だと霧宮は想像していました。

もしかしたら我孫子と霧宮は同類なのかもしれません。

霧宮りん
「あ、いえ・・・なんかこう・・・常にバーベキューとかしてるイメージでした」
我孫子利夫
「やべぇ奴じゃねーか、だから霧宮がいてよかった、今日は付き合ってくれてありがとな」

今日は色々な意味で上司の意外な表情を知ってしまいました。

おでんに大満足した霧宮でしたが帰宅すると固まってしまいます。

霧宮りん
「・・・あ、トイレットペーパー買うの忘れた」

霧宮と我孫子が次に味わう食事はどんなものになるのでしょうか!?

 

 

仕事が忙しいため食事を適当に済ませる様子が社畜であることを表していますね。

霧宮のイメージとは違い、仕事ができる我孫子も同じ社畜だったことに驚きました。

美味しい食事と社畜の実情を題材にした『働くふたりのごほうび飯』

ボロボロになっても手を抜かない社畜の働きっぷりをコミカルに表現しています。

第2話も食べたくなる美味しそうなグルメが登場しますよ。

第2話

人よりちょっぴり仕事が好きな霧宮りんが残業しています。

霧宮りん
「うそ!ドタキャン!?なんで!?」

先方から明日の打ち合わせを白紙に戻したいというメールが来ていました。

すぐに電話で確認すると担当者の勘違いだったそうです。

先週から準備していた霧宮は大きなショックを受けていました。

霧宮りん
「社会とは時に理不尽である、あー・・・お腹減ったな、今日お昼抜いちゃったし」
我孫子利夫
「霧宮?まだ残ってんのか」
霧宮りん
「我孫子さんも、打ち合わせでしたっけ、お疲れさ・・・」

ボロボロになった我孫子の姿に驚かされます。

我孫子がここまでボロボロになった姿は見た事がありません。

我孫子利夫
「あの担当者、燃えちまえばいいのに」
霧宮りん
「その時、私達は再びシンクロした」

どうやら我孫子も担当者から理不尽な仕打ちを受けたようです。

シンクロしたので再び食事することにしました。

我孫子利夫
「・・・焼くか」

この日は熟成和牛焼肉エイジング・ビーフ吉祥寺店に向かいます。

またしても霧宮は我孫子と食事する羽目になりました。

霧宮りん
「・・・それにしても・・・こういう店来るんですね、いやらしい」
我孫子利夫
「あぁ、社内の女子たちが美味かったって騒いでてさ、気になってたんだ」

女子ウケする店内の空間に霧宮が思わず嫌味を言ってしまいます。

そこにエイジングおすすめ熟成和牛7種盛り合わせが運ばれてきました。

肉を目の前にして目の色が変わった2人は、まずカイノミから焼き始めます。

霧宮りん
「・・・なんかもっとこう・・・ゴォッってなるの期待してました」
我孫子利夫
「・・・あぁ、上品すぎて焼いた気がしねぇな」

想像していたよりもジュワーッと肉が焼けていく匂いに、霧宮は思わず唾を飲み込みました。

それほどまでに目の前のお肉が美味しそうに焼き上がっていきます。

霧宮りん
「そもそも熟成する意味あります?どうせ違いなんてわからな・・・ふんまぁ・・・」

カイノミを食べた霧宮はすぐに手のひらを返しました。

口の中に充満する肉の芳香と、身が柔らかいカイノミは何より脂が甘いのです。

続いて食べた特選ヒレは赤身にスジっぽさがありません。

大トロカルビは口の中でとろけていき、傷ついた社畜を癒してくれました。

そしていよいよメインディッシュのサーロイン焼きすきを食べ始めます。

我孫子利夫
「いいか?いくぞ?」

まずサーロインを焼いてからライスの上に乗せて、その上に生卵を落としました。

そしてサーロインで巻いたライスを口の中へ運びます。

霧宮りん
「カリッと香ばしい肉とふっくらご飯」
我孫子利夫
「そこに溢れ出た肉汁と甘辛ダレ、濃厚な卵黄が絡み付く・・・!」

一気にサーロイン焼きすきを食べ終えました。

大満足した我孫子は霧宮の顔にご飯粒がついていることに気付きます。

子供っぽい霧宮の姿に思わず笑ってしまいました。

霧宮りん
「なんですか」
我孫子利夫
「いや、なんか飯食ったら元気出たわー、やっぱ肉だな」

少し幼さが残る霧宮の表情を眺めているうちに母性を感じた我孫子だったのです。

何はともあれ仕事の疲れを癒やすことができました。

今度はどんなグルメが霧宮と我孫子をリフレッシュさせてくれるのでしょうか!?

 

『働くふたりのごほうび飯』を読んだ感想

読んでいるうちに幸せな気分を味わわせてくれる物語になっていますね。

社畜なのにどこか楽しそうな霧宮と我孫子のやり取りを見ていると元気になれました。

楽しく食事することの重要性を表現した『働くふたりのごほうび飯』

社会の理不尽さもコミカルに描いています。

働いている人なら共感できる物語をじっくりとお楽しみください。

 

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