メイドから母になりましたのネタバレ(漫画)!無料試し読み情報も

今回は「漫画 月本飛鳥 原作 夕月星夜」先生の『メイドから母になりました』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『メイドから母になりました』はこんな漫画(あらすじ)

多忙な父親の代わりに妹と弟の面倒を見ていた女子高生が事故で亡くなってしまいました。

女子高生は日本人としての記憶を持ちながら異世界に転生されてしまいます。

家族の世話で身につけたスキルを活かした女子高生は、王太子妃を献身的に支えたことでメイドとして高い評価を頂きました。

転生した世界でリリー・ルージャとして生きていくことを決めた女子高生に、天才魔法使いのレオナール・マリエルからメイドの依頼が舞い込みます。

引き取った子供の母親になってほしいと頼まれたリリーは大役を果たせるのでしょうか!?

異世界に転生した女子高生の奮闘を描いていく『メイドから母になりました』

今回は人気SFファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

前世の経験を活かしたリリーの子育てにご注目ください。

 

『メイドから母になりました』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

女子高生が自動車に轢かれてしまいました。

リリー
「私・・・死んだの?こんな気持ちのまま私は死んでしまうの・・・?やらなくちゃいけないことが・・・あったのに・・・私・・・」

そのまま意識を失った女子高生が異世界へ転生されていきます。

転生した世界で女子高生は王家のメイドと呼ばれるようになっていました。

リリー
「王家のメイド、彼女が派遣された先ではすべての揉め事が解決する、私はそう言われてる」

王家のメイドと呼ばれるようになったのは13歳の時に起こった出来事がきっかけです。

平凡な女の子だったリリーは父親が護衛していた貴族のお嬢様の話し相手として奉公することになりました。

リリーは汚れとホコリだらけの屋敷と、メイドが作るずさんな食事に怒りを抑えることができません。

リリー
「ひどい、身体の弱いお嬢様がいる場所でなんていうずさんさなんですか!こんなのご病気が悪化されるじゃないですかぁ!」

居ても立っても居られなくなったリリーは徹底的に屋敷を綺麗にしました。

その結果、お嬢様の体調は回復し王太子妃にまで上り詰めたのです。

王太子妃は幸せになれたのはリリーが支えてくれたおかげだと感謝してくれました。

リリー
「それ以来高い評価をいただき王家に目をつけられ、王家のメイドという特別な呼び名を与えられ王太子夫妻に仕えるようになった」

実際は使いっ走りのメイドではありますが、両親も喜んでくれているのでリリーはとても充実しています。

しかし結婚適齢期を迎えた現在は結婚相手を心配されるようになっていました。

両親を安心させたい気持ちはありますが、リリーには結婚に関して実感が湧きません。

リリー
「だって私は転生して日本人としての前世の記憶があるから、前世の私は・・・母を幼い頃に亡くし忙しい父の代わりに家事をこなし妹と弟の面倒を見てた」

面倒を見ていたおかげで女子高生とは思えないほど所帯くさい主婦のように成長しました。

貧乏ではありましたが家族4人で仲睦まじく暮らしていた中、交通事故で亡くなってしまったのです。

前世を思い出すと寂しくなりますが死んだことには納得していました。

今はこの世界でリリー・ルージャとして生きていこうと思っています。

リリー
「・・・で、なんで魔法の適性のない私が魔法使いの家にメイドとして行かなくちゃいけないんですか!」

久しぶりに王宮へやって来たリリーに騎士団長が魔法使いのメイドを依頼してきました。

しかし魔力のない人が魔法使いのような魔力が強い人に近づくと魔力当たりを起こしてしまい、吐き気や頭痛などを引き起こす恐れがあります。

魔法使いの家に住み込みでメイドをすることはあまりにも理不尽な依頼でした。

リリー
「しかも主となる人がレオナール・マリエル様って・・・王宮に仕える天才と言われる魔法使い、若き隠者とか破壊と終焉の魔術師なんて異名まである」

この世界では魔力の高い人だけが黒髪なので本来は恐怖の対象となっています。

ですが美貌のレオナールは王家の信頼を得ていました。

リリーは人気がある魔法使いのメイドを騎士団長が探していることも腑に落ちません。

実は王太子とレオナールがメイドを探していて、以前にレオナールと組んだことのある騎士団長に白羽の矢が立ったそうです。

リリー
「どうせ断ったってなんだかんだ言って了承させる気でしょ」

笑っている騎士団長にイラっとしたリリーはクッションを投げつけました。

騎士団長が避けると後ろに立っていた人にクッションが当たってしまいます。

リリー
「あ・・・の、すみません、ってこの人・・・レオナール・マリエル様ご本人・・・!?」

最悪の形で出会ってしまったリリーとレオナールはどのような運命を辿っていくのでしょうか!?

 

 

人のために意見を述べる芯の強さがリリーの魅力だと感じました。

理不尽な依頼に反論できる毅然とした態度にも、この世界で生きていくというリリーの覚悟が表れていますね。

リリーが厄介な依頼に巻き込まれていく『メイドから母になりました』

ここから魔法使いのメイドに選ばれた理由が明らかになっていきます。

レオナールの意外な人物像も描かれていますよ。

後編

クッションを投げつけられたレオナールだったのですが、何も言わず騎士団長の隣に座りました。

リリーはまるで面接のような状況に戸惑ってしまいます。

レオナール
「今二人が話そうとしていたから」
リリー
「レオナール様のことを話そうとしていたのでここにいらっしゃったということですか?」

レオナールの口数が少ないので会話が続きません。

その代わりに騎士団長からレオナールが少女を引き取ったと知らされました。

少女の世話をするためにメイドを探しているそうです。

実はメイドの依頼をするのはリリーが初めてではありません。

リリー
「それにしたって私じゃなくてももっと経験が豊富な人の方がよくない?」

前世では妹と弟の面倒を見てきました。

それでも今回の依頼には納得がいきません。

騎士団長に反論しているとレオナールがリリーの目を見つめてきます。

レオナール
「その目、裏表がないから変なことしなさそう」
リリー
「・・・変なことって・・・」
レオナール
「こういうこと」

レオナールに頬を触られました。

驚いたリリーは距離を取ってしまいます。

それでも冷静になるとレオナールの言っていることを理解できました。

リリー
「・・・あ、もしかして他の方は・・・色仕掛け・・・してくるんですか?」
レオナール
「色仕掛け・・・?わからないけどキスしようとしたり」

レオナールは美貌のため女性からの誘惑に困っていたようです。

リリーは色仕掛けを使って男性を誘惑するような女性ではありません。

リリー
「あ、はい、わかりました・・・つまりレオナール様に変な真似しようとせず、子育てに集中するメイドがお望みだということですね?」
レオナール
「そう、母親になってくれる?」
リリー
「もしかして今までもそう言ってきましたか?レオナール様が引き取った子供でしたらレオナール様が父親代わりですよね、その子の母親になってなんてまるっきりプロポーズじゃないですか!」

不器用なレオナールの言い方を注意します。

しかし謝ってほしいわけではありません。

レオナール
「やっぱり君がいい」

どうやらこの大変そうな仕事をこなせるのはリリーだけのようです。

引き取られた子供のことも心配なのでメイドを引き受けることにしました。

お妃が頼るから嫉妬している王太子がリリーをメイドに推薦したことにはイラっとしましたが、詳しい事情を知ってしまったので断ることはできません。

リリー
「こうして私はレオナール様の屋敷に住み込みで働くことになった」

レオナールの屋敷は貴族に引けを取らないほどの豪邸です。

気後れしながらついていくのですが玄関の扉には取っ手も鍵穴もありません。

レオナール
「扉に手をつけて」

言われるまま扉に触れると光り始めました。

しばらくすると元に戻ります。

この現象は扉がリリーを認識したために起こりました。」

リリー
「もしかして鍵穴と取っ手がないのって認識してる人じゃないと開かないからですか?

リリーは魔法を体験するのが初めてなので少し驚いてしまいます。

この世界で魔法を使える人は全体の半分ほどで、魔法使いとして仕事ができるほどの実力者は1割ほどしか存在していません。

魔法は自分の中にある魔力を放出して行使するもので、この世界の人は多かれ少なかれ魔力を持っています。

その中でリリーのように魔力を放出できない人は魔力ゼロ体質と呼ばれていました。

ただし魔法を封じ込めた魔石があるので問題はありません。

魔力ゼロ体質でも日常生活用の魔石なら触れることができますし、効果は小さいですが特定の魔法を発動させることもできるのです。

魔石はランプや火を起こす時に用いられるようになっていました。

屋敷に入ると引き取られた子供がいる地下へ案内されます。

リリー
「あの、なんかざわざわするような」
レオナール
「あの子がいるから安定してない」

リリーが面倒を見る予定の子供は魔力が高いため安定していません。

魔力が高い子供は暴走する可能性もあるので、親に捨てられたり閉じ込められるケースもあります。

リリー
「嫌な予感・・・」

地下室の扉を開けると嫌な予感が的中しました。

子供は魔法陣の中で猿轡を噛ませられ、身体はロープでぐるぐる巻きにされています。

レオナール
「何・・・どうしたの」
リリー
「ちっちゃい子に何をやってるんですかあぁぁ!」

あまりにも酷すぎる仕打ちにリリーの怒りが爆発しました。

リリーは劣悪な環境から子供を救うことができるのでしょうか!?

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メイドから母になりましたのネタバレ(漫画)!第2話の見所は?

2024.08.30

 

『メイドから母になりました』を読んだ感想

常識的なリリーと非常識なレオナールの関係性が物語を面白くさせていますね。

母親役だけでなくレオナールのお世話までしなければいけないリリーに同情してしまいました。

前世の記憶を持ちながら異世界で奮闘するヒロインが魅力的な『メイドから母になりました』

強くて優しいリリーの行動力に感動できました。

リリーがメイドと母親の両方で大活躍姿に期待が持てますね。

 

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