『ダウト 私が夫を愛するほど夫は私を愛してない』のネタバレ!

今回は「はやしだちひろ」先生の『ダウト 私が夫を愛するほど夫は私を愛してない』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『ダウト 私が夫を愛するほど夫は私を愛してない』はこんな漫画(あらすじ)

35歳で専業主婦をしている高野晴香はイケメンの夫と4歳の娘に囲まれながら幸せな日々を過ごしていました。

しかし晴香は娘を出産した時に命を落としかけたため、2人目の出産に挑む気を無くしています。

このことから自分が死んだ後に妻と母の座を誰かに奪われるという悪夢を見るようになっていました。

そんな晴香に現実として災難が降りかかろうとしていたのです。

理想的な夫婦と娘の身に巻き起こる不幸を描いていく『ダウト 私が夫を愛するほど夫は私を愛してない』

今回は育児や不倫など家庭内の様々な問題を提起するヒューマンドラマについて、ネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。

リアリティー満載の愛憎劇をじっくりとお楽しみください。

 

『ダウト 私が夫を愛するほど夫は私を愛してない』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

初めての出産を体験した時、晴香は恐ろしい夢を見ていました。

その夢は子どもを産んだ後に自分が亡くなってしまい、夫が新しい女性と家庭を築くというものだったのです。

晴香
「え!?誰?その女性、待ってそこは私の居場所よ、取らないで」

実際の晴香は難産だったのですが死んでしまった訳ではありません。

しかし命を落としかけた経験からこの悪夢を見るようになっていました。

娘が4歳になった現在は悪夢を見ることが少なくなっていたのですが、この日の晴香は久々の悪夢にうなされていたのです。

晴香
「はぁはぁ、最近見なくなったと思ったのに、あの夢」

悪夢を見て目覚めた晴香だったのですが、いつものように夫と娘のため家事をすることにしました。

35歳で専業主婦をしている晴香は3歳年下の夫と東京近郊で生活しています。

晴香
「茜、今日のお迎えパーパね」
拓海
「ああ、今日ワイヤービーズ教室の日か、俺がお迎えいこうか?出先から直帰で早めに帰れるから」

ビーズ教室に通っている晴香は自分の教室を開くため資格を取ろうとしていました。

夫の拓海はそんな晴香のことを献身的に支えています。

晴香
「ほんと?助かる、毎回お義母さんにお願いするの申し訳なくて」
拓海
「お袋は孫と過ごせてうれしいんだから気にするなよ」

とても幸せな状況なのですが、出産時に命を落としかけた晴香は現状を当たり前のものだとは考えていません。

それほど命の危機に陥った出来事は晴香の考え方を変えていたのです。

朝ごはんを済ませると晴美が娘を保育園へ預けに向かいました。

晴香
「尚美先生、今日のお迎えパパなんでよろしくお願いします」

保育園の尚美先生にお迎えのことを伝えていると、娘と仲が良い子どもの母親が会話に割り込んできます。

この母親はあからさまに拓海と接触しようとするため、晴香は要注意人物だと思っていました。

晴香はこの母親が現れたことで悪夢を見るようになったと考えています。

苦手だと思っている母親はこの日も拓海を男手が必要な時に借りたいとお願いしてきました。

母親の申し出に困惑していると尚美先生が間に入ってくれます。

尚美
「わー小川さん、いいにおいしますねー」

尚美先生の目配せで晴香はこの場を立ち去ることができました。

晴香
「尚美先生ありがとう」

こうして娘を保育園に預けた晴香はビーズ教室へ向かうことにします。

教室では資格取得に向けて順調な晴香だったのですが、娘を迎えに行った拓海には予期せぬ出来事が起こっていました。

それを晴香が知ったのは教室を出て自宅へ向かっている時だったのです。

晴香
「はい、ごめんね、今駅・・・え、実家!?」

拓海は自宅ではなく実家へ娘を連れて帰っていました。

拓海
「絵里香ちゃんママとお茶してたらカレー作る時間なくなってさ」
晴香
「え?絵里香ちゃんママって小川さんと?なんで?」

保育園に迎えに行った拓海を絵里香ちゃんママが晴香に無断で誘っていたのです。

拓海
「相談事があるっていわれてファミレスでさっきまで」
晴香
「こんな時間までなんの相談?」
拓海
「旦那さんが単身赴任で母子家庭みたいなもんだから不安だとか」

拓海には絵里香ちゃんママと浮気する気などありませんが、晴香の気分は良くありません。

しかし晴香に待ち受けている悲劇的な運命はこんなことでは済まなかったのです。

果たして晴香の身に降りかかる不幸とはどういったものなのでしょうか!?

 

 

幸せな家庭の裏側に潜む恐ろしい出来事を描いていくストーリーになっていますね。

幸福な状態から不幸のどん底へ叩き落される展開が印象的だと思いました。

魔性の女が愛情あふれる家族の絆を壊していく『ダウト 私が夫を愛するほど夫は私を愛してない』

ここから誰にも予測できない出来事が起こっていきます。

衝撃的な展開から目を離さないでください。

後編

拓海が実家に娘を連れて行ったことで晴香は義母に食事を振る舞ってもらうことになりました。

拓海
「だからいったろ?甘えたほうが喜ぶって、晴香も実家のほうがご飯もできてるし楽でいいって思ったんだよ」

たしかに料理をする手間は省けるのですが、義母に対して気を使わなければいけません。

このような事情を拓海は理解していなかったのです。

晴香
「小川さんのこともそうだけど拓海のやさしさって、時々無神経なところあるんだよな」

食事をしながら拓海の無神経なところを不満に感じていると、娘が弟か妹を欲しいと言い始めました。

しかし晴香はもう1度出産しようという気にはなれません。

食事が終わり晴香が食器を洗っていると、義母が良い病院を紹介すると言ってきます。

義母の気持ちはありがたいのですが、晴香には出産時の恐怖が頭に残っていました。

自宅に戻った晴香は改めて拓海にもう1人子どもが欲しいか確認することにします。

晴香
「拓海もやっぱりふたり目欲しい?」
拓海
「え?まあ俺もひとりっ子で兄弟欲しかったから気持ちわかるけどな、でもあんな思いはもういやかな、晴香を失うかもって思ったあの恐怖は二度と味わいたくない」

拓海は晴香と娘に囲まれた幸せな状況に満足してくれていました。

そんな夫に対して晴香も感謝の気持ちを忘れていません。

晴香
「ごめんね、絵里香ちゃんママのこと変に勘ぐったりして」
拓海
「俺、晴香が思ってるほどもてないよ、手のかかる長男これからもよろしく」
晴香
「もー、調子いいんだから」

拓海もこの幸せを当たり前ではないことを実感していると感じた晴香だったのです。

しかし翌日になると晴香の幸せを壊しかねない事態が起こりました。

保育園に行くと尚美先生からビーズ作りが上手なことを聞いた絵里香ちゃんママが、晴香の家に行きたいと言い始めたのです。

さらに絵里香ちゃんママは拓海がいる土曜日に遊びに来たいと言い出しました。

娘の友人関係を守るため晴香は断ることができません。

尚美
「相変わらず強引ですね、すいません、よけいなことしゃべって、小川さん旦那さんが単身赴任で寂しいんでしょうね、だからって人のもの獲っちゃダメですよね」
晴香
「こうなったら夫婦の絆見せつけてやりますよ、獲れるもんなら獲ってみなさいよ」
尚美
「どうなったかまた聞かせて下さいね」
晴香
「先生おもしろがってません?」

こうして土曜日に絵里香ちゃんママを迎えることになったのですが、運良く拓海が休日出勤になりました。

普段なら夫の休日出勤が嫌な晴香ですが、この日は喜んで拓海を見送ることにします。

拓海
「あれ?いつもは休日出勤ってなると機嫌悪くなるのに」
晴香
「いや土曜日に絵里香ちゃん親子がビーズ習いにくることになってて、絶対拓海目的なんだけどさー」

嫉妬する晴香だったのですが拓海はその姿を見て笑顔を浮かべていました。

拓海
「いや俺愛されてると思って、それだけ妬いてくれるならちょっとくらい絵里香ちゃんママとのこと勘ぐられてもいいかなー」
晴香
「ちょっと」
拓海
「冗談だって、俺も愛してるよ、奥さん」
晴香
「ほんと調子いいんだから」

こうして絵里香ちゃんママの存在によって愛を深めた2人だったのです。

しかし土曜日になると晴香の知らないところで恐ろしい出来事が起こりました。

尚美
「絵里香ちゃんママ、あなたに気があるみたいだからこれからも隠れみのになってもらうにはちょうどいいわ」

実は晴香のことを応援している様子だった尚美先生が拓海の浮気相手だったのです。

尚美先生は拓海にしか見せない裏の顔で彼を虜にしていました。

晴香は信頼していた人物に裏切られている事実をいつになったら気がつくのでしょうか!?

 

『ダウト 私が夫を愛するほど夫は私を愛してない』を読んだ感想

保育園の先生が夫の浮気相手だった事実は多くの読者を驚愕させるのではないでしょうか。

表と裏の顔が違いすぎる尚美先生の姿は衝撃的で誰もが予測できなかったと思います。

幸せに暮らしていた家族の崩壊を表現していく『ダウト 私が夫を愛するほど夫は私を愛してない』

人間の裏側に潜む醜い1面を見事に表したストーリーになっています。

恐怖を感じながらリアルな物語の面白さを満喫してみてください。

 

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