『陸上自衛隊特務諜報機関 別班の犬』のネタバレ(第2話)!

今回は「久慈進之介」先生の『陸上自衛隊特務諜報機関 別班の犬』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『陸上自衛隊特務諜報機関 別班の犬』はこんな漫画(あらすじ)

旅客機墜落事故で天涯孤独となった女性自衛官は、日本最高峰の秘匿部隊にスカウトされナナという新しい名前を与えられました。

日本唯一のスパイ機関である別班で働くことになったナナですが、怪物と呼ばれているハチは無能な人間を認めようとしません。

別班長のレイに従わないハチは勝手にナナを処分しようとします。

何も知らされていないナナは人体を溶かす苛性ソーダ槽へ落とされそうになってしまいました。

ハチに受け入れられなければ別班のメンバーとして働くことはできません。

絶体絶命のピンチをナナはどのように切り抜けるのでしょうか!?

表舞台には決して姿を現さないスパイの戦いを描写した『陸上自衛隊特務諜報機関 別班の犬』

今回はスパイの実情に迫っていくアクション漫画の第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

スリリングなアクション漫画の世界観を存分に満喫してください。

 

『陸上自衛隊特務諜報機関 別班の犬』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話前編

別班で働くことを決めたナナが苛性ソーダ槽で拷問された元陸将の死体を溶かしています。

すると後ろから仲間であるはずのハチに突き飛ばされました。

ハチ
「貴様を別班から処分する、別班を辞めるかここで死ぬか選べ」

苛性ソーダ槽に落ちる寸前でハチに身体を掴まれます。

防護服は着ていますが苛性ソーダ槽の中では意味がありません。

また別班を辞めたとしてもヒフミに殺されるため、どちらを選んでも死ぬだけです。

ナナ
「はい?」
ハチ
「辞めるか死ぬか選べと言っているんだ、別班に雑魚はいらん」
ナナ
「雑魚ならスカウトされてなくない?」

雑魚は自分の身を守ることすらできません。

ハチは役に立たない雑魚は別班にとって邪魔な存在だと考えています。

ハチ
「雑魚じゃないというのならば自力でこの状況から脱して証明してみせろ」
ナナ
「んじゃさっさと手ぇ放してみなよ」

挑発するとハチが手を放しました。

次の瞬間、ナナが右足の踵でハチの顔面を蹴飛ばします。

その反動で宙返りしながら反対側の床へ飛び移りました。

鼻血を流しているハチと防護服を着たナナが苛性ソーダ槽の真向かいで睨み合います。

ナナ
「手荒い歓迎だなぁ、これって恒例の新人いびりかなんか?」

ハチは何も言わず立ち去っていきました。

ナナにはハチが本当に自分を殺そうとしたのかは分かりません。

ただナナが死体損壊と死体遺棄を行ったことは紛れもない事実です。

ナナ
「これで私も立派な無法者の仲間入り・・・か・・・ふふ」

笑っているナナの様子はレイとヒフミに監視されていました。

ヒフミには笑っている意味が理解できません。

ですがレイはこの状況を喜んで受け入れていました。

レイ
「くくく・・・ハチが受け入れた、いいぞナナ」

別班の怪物には受け入れてもらえましたが、まだナナは1つの試験を突破しただけなのです。

死と隣り合わせの別班でナナを待ち受ける任務の危険性はこんなものではありません。

旅客機墜落事故で極限状態を味わったナナは、危険な任務の中で生きていることを実感していくのです。

 

 

苛性ソーダ槽に突き落とされそうな中、冷静かつ大胆な行動力でピンチを脱したナナがとてもかっこよかったです。

平和な日常ではなく極限状態に身を置くことで生きがいを感じるナナは、頭のネジが1本外れている気がしました。

秘密裏に国家を守ろうとする『陸上自衛隊特務諜報機関 別班の犬』

いよいよ本格的なミッションがスタートしていきます。

別班員それぞれが活躍する姿は圧巻ですよ。

第2話後編

レイが車へ向かいながらナナに別班の活動について説明を始めます。

レイ
「別班は対外諜報機関、つまり本来は海外での活動が多いのだ、しかし今は国内での活動がメインとなっている」
ナナ
「なぜですか?」
レイ
「X文書だよ、あれを手に入れるために日本にやってくる諸外国のスパイが後を絶たない状況なのだ」

現在、別班の最重要任務は諸外国のスパイを捕獲することになっていました。

日本国内に潜んでいるスパイを捕獲し指揮官に引き渡さなけれないけないのです。

ナナ
「指揮官?・・・ってレイじゃないんですか?」
レイ
「私は別班長であって指揮官ではない」
ナナ
「んじゃ指揮官ってだぁれ?」
レイ
「くくく・・・お前が知ってる相手だ」

それ以上は答えてくれません。

2人はヒフミが運転する車に乗り込みます。

ナナ
「作戦内容を知ってるのは限られた別班員のみ、情報流出を防ぐために他の別班員には作戦はギリギリまで伝えない、ってのはまあよくわかりますけど銃まで持たせて今から何すんのかくらいそろそろ教えてくれません?」

隣に巨漢のハチが座っているので窮屈な状況もナナを不機嫌にさせていました。

するとようやくレイが作戦内容を明らかにします。

レイ
「当然スパイを捕獲するのさ、相手は中国大使館の駐在武官ハオランだ、早急に捕まえておく必要がある」

X文書の調達を頼んでいた元陸将と連絡が取れなくなると、ハオランは怪しんで帰国してしまうかもしれません。

ハチが勝手に元陸将を殺してしまったことでハオランを早急に捕獲しなければならなくなってしまいました。

公安部外事第二課に潜入しているジュウゾウという別班員によると、現在ハオランは会員制ダイニングバーにいるそうです。

ナナ
「公安に密偵っ!?」
ヒフミ
「ソトニは常に大使館の人間に目を付けている、スパイが多いからな、特に中国大使館とロシア大使館は間違いなく公安がマークしている、その中には当然ハオランも入っているってわけだ、だから今回の任務はジュウゾウの情報が重要になる」
ナナ
「そういやヒフミも以前は陸将の密偵をやってたんでしょう?別班員っていろんなところに潜り込んでますね、この組織って一体何人いるんですか?」
ヒフミ
「ヒミツ」

ここでジュウゾウから緊急の連絡が入りました。

数分後、公安もダイニングバーに突入するそうです。

ハオランはダイニングバーで陸上自衛隊3等海佐の荻原と接触していて、荻原はハオランにX文書の情報を渡そうとしていました。

公安は売国奴である荻原3佐を取り押さえるつもりなのです。

別班と同様に公安も限られた捜査員にしか作戦内容を伝えていなかったため、ジュウゾウからの連絡が遅れてしまいました。

しかしレイはハオランの捕獲を実行することにします。

レイ
「今取り逃がしたら数日後には飛行機で祖国に帰ってしまうはずだ、それまでは大使館に引き篭もるだろうから捕獲は困難になる」
ナナ
「あれ?でも今から公安が捕まえるんでしょう?」
レイ
「公安は絶対にハオランを捕まえられない、法律によってそういう仕組みになっているのだ」
ナナ
「?どーゆーことですか?」

突入した公安が荻原の持っていた紙袋の中から秘密指定文書が入ったSSDを発見しました。

他にもX文書と記されたデータも見つかります。

荻原3佐を捕獲した公安はハオランにも同行を求めました。

しかし外交官免責特権によって拒否されてしまいます。

レイ
「外交特権ってやつさ、国際条約によって外交官である駐在武官を抑留、拘禁することはできないのだ、つまり公安は国際法によってハオランを捕まえられない」

ここでレイがヒフミに車を停めさせました。

ただし表通りが少し渋滞しているので15分ほどしか停車していられません。

レイは短時間で作戦を遂行させることにします。

レイ
「ナナちょうど良い機会だ、お前の実力を見せてみろ、10分以内に一人で公安から荻原3佐を横取りして来い」

別班の存在を知られてはいけないため絶対に捕まってはいけません。

捕まった場合は警察内部に潜り込んでいる別班員がナナを暗殺することになります。

ナナは死と隣り合わせの任務に取り掛かります。

裏口を見張っている公安の捜査員2人に覆面を被ったナナが襲いかかりました。

しかし1人は倒しましたがもう1人に銃を奪われてしまいます。

ナナ
「しくじった・・・まさか一瞬も躊躇せず銃を奪いに突っ込んでくるとは・・・!しかもスライドを押し込んで発砲を防ぐ超的確な動きだった・・・マズい!公安・・・とんでもなく手強い!」

助けは来ないので打つ手がありません。

このまま捕まってしまえばナナは暗殺されてしまいます。

詰んでしまった状況をナナはどのように回避するのでしょうか・・・!?

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『陸上自衛隊特務諜報機関 別班の犬』のネタバレ(漫画)

2024.07.26

 

『陸上自衛隊特務諜報機関 別班の犬』はこんな人にオススメ

迫力満点のアクション漫画を探している人にオススメしたい作品です。

スパイとして暗躍する国家公務員が売国奴や敵国のスパイと対峙するカッコ良さに圧倒されますよ。

誰が味方で誰が敵なのか分からない面白さを味わえる『陸上自衛隊特務諜報機関 別班の犬』

登場人物それぞれの魅力が感じられる物語になっています。

緊張感と躍動感のあるストーリーに魅了されてみてください。

 

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