怪病医ラムネのネタバレ(漫画)!医療ファンタジーの面白さとは?

今回は「阿呆トロ」先生の『怪病医ラムネ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『怪病医ラムネ』はこんな漫画(あらすじ)

ラムネ先生は心の弱っている人にイタズラをする怪病についての治療を行う専門医です。

ある日、ラムネの診療所に目から涙ではなくマヨネーズが出るという少女がやって来ました。

他の病院で嘘をついていると誤解された少女は、不思議な病状の原因が分かりません。

そんな少女の心に寄り添うラムネは心の奥底にある原因を究明していきます。

少女の心が病んでしまった原因とは・・・!?

一般的な病気ではなく不思議な奇病の原因を解明していく風変わりな医師の姿を描いた『怪病医ラムネ』

今回は医療系ファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

コミカルなのに感動できるストーリーをじっくりとお楽しみください。

 

『怪病医ラムネ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

という天才子役が涙を流しています。

しかしその涙は普通ではなくマヨネーズの味がしました。

「目からマヨネーズが出た、痛っ・・・」

原因不明の症状に悩んだ琴はすぐ眼科で診療してもらうことにします。

ですが眼科医は琴が訴える症状を信じてくれません。

必死に訴えても信じてもらえないため琴は途方に暮れてしまいます。

眼科の前で困っている琴にクロと名乗る少年が声をかけてきました。

クロ
「あのもしよければそういう病気の専門医ご紹介しましょうか?」

途方に暮れていた琴はクロの言うことを信じることにします。

しかし連れて行かれた診療所で待っていた医者に大笑いされてしまいました。

ラムネ
「クロっ・・・おまっ・・・それ!ただの誘拐じゃねぇーか!」
「これが・・・先生・・・?」

目の前にいるラムネはとても医師だとは思えません。

それでもラムネはれっきとした名医なのです。

初見では患者にドン引きされるラムネが琴の診療を開始しました。

ラムネ
「目からマヨネーズが出るって?」
「・・・はい、どこ行っても信じてもらえなくて」

ラムネによると琴が発症したのは怪病なのだそうです。

この怪病はまだまだオカルトの部類に入るため普通の医者は信じてくれません。

ラムネ
「ほら身体弱ってると風邪引きやすいだろ?怪病も一緒、怪ってやつらが心の弱ってる人にイタズラするんだよ」
「イタズラ・・・?」

怪が起こす怪病を直す専門医がラムネ先生なのです。

しかし実際の症状を診なければ怪病の原因を特定することはできません。

ラムネ
「じゃまぁずとりあえず実際どんな風にマヨネーズが出るか、見てみねぇとな」

ここで誰もが感動できる映画のDVDを流し始めました。

琴を泣かす為にDVDを見始めたのですがラムネが先に泣いてしまいます。

クロ
「先生が泣いてどーするんですか」
ラムネ
「ばっ・・・!泣いてねぇよ!」

必死に泣いていることを隠すのですがクロにツッコミを入れられてしまいました。

それほどまでに劇中の子役は泣く演技が上手なのです。

ラムネとクロが子役の演技を褒めると琴が恥ずかしそうにしながらお礼を言いました。

「あ・・・ありがとう・・・」

お礼を言われたことが不思議なラムネがよく琴の顔を見てみると映画に出演していたのは彼女本人だったのです。

ラムネとクロは思わずテレビ画面を二度見してしまいました。

ラムネ
「おまっ!全然雰囲気違うじゃねーか!」
「映画のは演技だから・・・」

ここでラムネが琴に涙を流して欲しいと頼みます。

天才子役の琴はすぐに涙を流してくれました。

すると今回はマヨネーズではなく醤油が目から流れ始めます。

醤油の塩分で琴は目が痛みだしてしまいました。

すぐにラムネは琴の目を洗浄してあげます。

ラムネ
「悪かったな、痛い思いさせちまった」
「いいの、いつどのタイミングで出るか自分でも分からなくて・・・」

ここでラムネはマヨネーズ以外にどんな涙が出るのか尋ねました。

理由は分かりませんが琴の目からはケチャップやソース、ポン酢などの調味料が出てきます。

涙の種類が全部調味料であることが分かったラムネは、少しだけ怪病の原因が分かりかけてきました。

ラムネ
「じゃあ逆に普通の涙の時はどうなんだ?」
「・・・普通の?・・・分からない・・・寂しくても悲しくてもママに泣くなって言われてるの、その涙は演技にとっておきなさいって・・・そしたらね琴・・・本当の泣き方忘れちゃったの」

子役として大活躍している琴は彼女にしか分からない悩みを抱えていたのです。

ラムネは天才子役が抱える悩みが巻き起こした怪病をどのように治療していくのでしょうか!?

 

 

涙の味が変わってしまうという怪病に興味をそそられました。

精神的な問題が人体に影響を及ぼしてしまう可能性はフィクションではないと思います。

現代社会ならではの問題をあぶり出していく『怪病医ラムネ』

多くの人が経験するかもしれない病を表現しています。

人気子役が抱える心の闇に注目しながら作品をご覧になってください。。

後編

泣き方を忘れたという琴にラムネは薬を渡すことにしました。

薬は金魚型のティーバッグになっていて、これを飲めば調味料の涙が少しずつ出なくなるそうです。

ラムネ
「それからこれはどうしてもって時だけ使え、コンタクトレンズだ、付けてる時だけ調味料を止めてくれる、いいか、こっちは副作用が強ぇからあんま使うんじゃねーぞ」

琴は薬とコンタクトレンズを受け取ると帰っていきました。

その後姿をラムネとクロが心配そうに見つめています。

クロ
「どう考えても家庭環境に問題ありそうですね」
ラムネ
「だな、調味料の涙の原因もそのあたりだろ、ま、覗かせてもらうけどな」

ラムネは琴のバッグに盗撮グッズを取付けていました。

早速、帰宅した琴の様子を覗くことにします。

すると急須で入れたティーバッグのお茶を飲んだ琴が自分の気持ちを母親に打ち明け始めました。

「お仕事辞めたいな」

母親は琴のギャラでショッピングを楽しんでいるため、仕事を辞めることを認めてくれません。

いつもなら母親に本心を打ち明けないのですが、この日は正直な気持ちをどんどん打ち明けてしまいます。

実はラムネから渡された急須で注がれたお茶を飲むと本音しか言えなくなるという効果がありました。

その様子をラムネはクロとすき焼きを作りながら覗いています。

ラムネ
「調味料って甘かったり辛かったり感情みてぇだろ?感情を押し殺すってひとつのストレスな上に演技で自分の感情を偽らねぇといけない」

琴の身体は感情の代わりとして調味料の涙を出していました。

ラムネは本当の感情を出させるために荒療治を行うことにしたのです。

その後、急須のお茶を飲み続けた琴は調味料の涙が出なくなったのですが、本当の感情を出してしまうことで母親や周囲のスタッフを困らせるようになっていました。

「ダメなんだね、望むのは琴のわがままなんだね・・・」

本当の感情を出したくない琴は副作用が強いと言われたコンタクトレンズを使うことにしました。

コンタクトレンズを付けたことによって本当の感情は出なくなります。

しかしその反面で蓋をしたように琴の感情が体内に蓄積されていきました。

そのことに気付かない母親は自宅訪問のロケを引き受けてしまいます。

ロケ中、感情を塞がれた琴は何も喋らなくなりました。

苛立った母親がビンタすると床に倒れてしまいます。

母親とスタッフが呆然とする中、琴の家にラムネが現れました。

ラムネ
「あーあ、あんま使うなつったのに、なんでそっち選んじまうかな」
「・・・先生・・・?」

ラムネに続いてクロも家の中に入ってきます。

そして母親を無視しながら琴の症状を確認し始めました。

ラムネ
「コンタクトレンズの副作用だな、あれは調味料が出るのを一時的に止める蓋みてぇーなもんだ」

蓋を閉めている間は調味料がどんどん身体に溜まっていきます。

琴は本当の感情や調味料を出すことよりも、蓋を閉めて感情を溜めることを選択していました。

最悪の選択をした琴の身体には相当な量の調味料が溜まっているためクロが急須のお茶を飲ませようとします。

「それ・・・嫌・・・琴が本当の気持ち言うと・・・みんなに迷惑かけちゃう・・・」
ラムネ
「迷惑?こーやって倒れられんのも相当迷惑だぜ?」
クロ
「は?先生あんた何言って・・・」
ラムネ
「一生誰にも迷惑かけねぇーで生きてる奴なんていねぇよ、同じ迷惑かけんなら感情出すか出さないか好きなほう選んで迷惑かけろよ」

他人に迷惑をかけない人など世の中に存在しません。

どちらにしても迷惑をかけるのであれば、本当の感情を出しだ方が楽だということを教えたかったのです。

「そっか・・・じゃあ琴・・・またママの作ったご飯食べたいな」

素直な気持ちを出した琴のためラムネが本格的な治療を開始しました。

まず溜まった感情の受け皿を用意しなければなりません。

そこでラムネが目を付けたのは、琴のギャラで購入した母親のブランド品でした。

琴の感情を犠牲にして手に入れたものを受け皿に選んだのです。

ブランド品よりも琴が大切なことに気付いた母親も納得してくれました。

その後、入院して体力の回復を済ませた琴は退院後に芸能活動の休止を発表します。

気持ちを入れ替えた母親は琴を連れてラムネとクロと一緒に花見へ行くことにしました。

そこで琴の希望だった料理をみんなに食べてもらうことにします。

ラムネ
「美味いです、調味料って同じレシピや材料、調味料でも作り手がどんな気持ちを込めて作ったのか食べたら分かるもんなんです、このお弁当はすごく美味しいです、きっと琴にも・・・」

ラムネに続いて琴もお弁当を食べ始めました。

すると大粒の涙がこぼれてきます。

「美味しい・・・すごく美味しいよ・・・あれ・・・変だな・・・琴・・・病気・・・まだ治ってないのかな・・・?涙・・・すごくしょっぱいの」
ラムネ
「ばぁか、涙はそういう味なんだよ」

こうしてラムネは琴が患った怪病の治療に成功することができました。

次にラムネが救う人物はどんな怪病を患っているのでしょうか!?

 

『怪病医ラムネ』はこんな人にオススメ

医療系漫画とファンタジー漫画が融合した作品になっています。

両方のジャンルが好きな人はもちろん、感動的なエピソードが多いのでヒューマンドラマが好きな人にもオススメですよ。

患者の心を救う風変わりな医師を主人公に設定した『怪病医ラムネ』

胸に響く素敵なセリフが満載の物語です。

笑えるシーンと感動できるシーンを存分にご堪能ください。

 

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