てづくりの魔法のネタバレ!木村胡麻が描く漫画の魅力とは?

今回は「木村胡麻」先生の『てづくりの魔法』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『てづくりの魔法』はこんな漫画(あらすじ)

ハウスメーカーに勤めている山川海(やまかわうみ)は同棲していた彼女が出て行った日から、退屈な時間を漠然と過ごすようになっていました。

部屋の中も心の中も空っぽになった海は公園で風船にヒモを巻き付けている不思議な女性と出会います。

後日、この女性が“なんでも作ってみる屋さん”を営むよしのだということが分かりました。

何でもDIYするよしのと出会ったことで海はモノ作りの楽しさを知っていきます。

不慣れでも作業に集中することで空っぽだった海の心が満たされていくのでした。

お洒落な家具や一風変わったグルメを紹介していく『てづくりの魔法』

今回はDIYをテーマにした漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

読んでいるうちにモノ作りを始めたくなる作品の世界観をご堪能ください。

 

『てづくりの魔法』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

時間を持て余している山川海が公園のベンチで縄文時代の生活を紹介する本を読んでいます。

山川海
「縄文の人はすごいなぁ、狩りもできて家も土器も全部自分で作ってしまうのか・・・憧れるな」

縄文時代の人間は現代人とは違い、身の回りの物を全て手作りしていました。

自分にそんなことができないと思う海は縄文人に憧れを抱きます。

本を読み終えた海が自宅へ戻ろうとしていると、地面に落ちている麻ヒモを見かけました。

どうして公園に麻ヒモが落ちているのか理由が分かりません。

海が麻ヒモの先を辿っていくと女性がベンチで風船に麻ヒモを巻き付けています。

山川海
「土器!?」
よしの
「えっ」

風船に麻ヒモを巻き付けている姿が縄文人のように見えてしまいました。

そんなはずがないと思った海は慌てて公園を出て行きます。

恥ずかしい思いをした海なのですが、公園で風船に麻ヒモを巻き付けていた理由が不明なためモヤモヤしていました。

後日、ハウスメーカーに出勤した海が先輩から借りていた縄文時代の生活を紹介する本を返しています。

さらに先輩から縄文土器に関する本を貸してもらいました。

その様子を見ていた同僚たちは海が縄文時代に関心があると思い始めます。

ですが海は縄文時代が特に好きな訳ではありません。

実は同棲中の彼女にフラれてしまったので海は時間を持て余しているのです。

海が暇になった理由を同僚たちは聞くことができないため、縄文時代が好きだという誤解が生まれていました。

山川海
「はぁ・・・いい会社だから定時で帰れてしまう」

この日も誤解を解けないまま退社することになってしまいます。

同僚は海を飲みに誘おうとするのですが、誘ってほしい雰囲気が満々のため声をかけることができません。

結局この日も片付けられていない自宅へ戻ることになりました。

同棲していた彼女が出て行った自宅にはテレビがありません。

山川海
「退屈だ・・・洗濯物たたむのも面倒だ・・・こんなに俺・・・一人じゃ何もできなかったっけ?俺が古代に生きていたらすぐに死んだだろうな」

もしも縄文時代に生まれていたなら、無力な自分では生きられないことを想像します。

電気がない時代では死んでしまうことを想像していると、ベッドの上に設置されている電球が切れていました。

深夜ですが海は電球を交換するため買いに行くことにします。

山川海
「電球くらいは替えられるんだ、俺だって、夜の公園気持ち良いな」

お店へ向かう途中、公園内の川を眺めることにしました。

すると持ってきた電球を川の中に落としてしまいます。

山川海
「俺は・・・電球を取り替えることもできないのか」

必死に手を伸ばしても電球に手が届きません。

困り果てていると女性が声をかけてきました。

よしの
「何か落としたのか?」
山川海
「はい、拾わないと俺・・・」

必死に手を伸ばしながら女性の顔を見上げると、声をかけてきたのは公園で風船に麻ヒモを巻き付けていた女性だと気が付きます。

風変わりな女性はここでもカバンの中から麻ヒモを出しました。

そして麻ヒモを落ちていた枝に結び付けていき網のようなものを作っていきます。

女性が網で電球を掬ってくれた様子を見ているうちに、海は本物の縄文人だと思ってしまいました。

よしの
「その電球大切なものなのか」
山川海
「え、この電球切れてしまって同じものを買いに行くところで、これは、これは・・・」

ここで初めて落としたのが切れている電球だということに気が付きます。

切れている電球を必死になって拾おうとしていたことに気付いた海はショックを受けてしまいました。

よしの
「それと同じ透明のボール電球うちの店にあるけど買ってく?すぐそこだから」

海は縄文人のように行動的な女性についていくことにします。

この選択が海の退屈な日常を激変させることになるのでした。

 

 

彼女にフラれてしまったことで日常が退屈なものになった主人公に同情してしまいました。

そんな退屈な日常を激変させたのが風変わりなよしのが行うDIYだったのです。

DIYの楽しさを独特な視点で表現していく『てづくりの魔法』

自分で手作りした物だからこそ愛着が湧くことを教えてくれる素敵な物語になっています。

手作りしたいものを考えながら海とよしののやり取りをお楽しみください。

後編

よしのがどんな商売をしているのか分からないままついていくと、不思議な外装のお店に辿り着きました。

山川海
「ここは何のお店なのですか」
よしの
「なんでも作ってみる屋さん、工具も貸してるぞ、この店も元々アパートだったのを改装して作ったんだ」
山川海
「改装?どうやって使うのかわからない道具がいっぱいだ」

店内には見たこともない工具が置かれています。

不思議そうに工具を眺めているとよしのが電球を見せてくれました。

よしの
「さっきのと同じものもあるけど他にも色んな電球がある」

まず装飾用で中に入っているフィラメントの形を楽しめる電球を紹介してくれます。

続いて省エネのLED電球を見せてくれました。

山川海
「LEDでこんなのあるんだ、中見えるの好きだしこれなら明かりが消えててもきれいだ」
よしの
「うん、レトロな電球の見た目だけどLEDは熱くないし良いと思う、一つだと暗めかもしれないが落ち着ける雰囲気になると思う」

部屋の雰囲気を変えたい海はLED電球を3つ購入することにします。

3つも買うとは思っていなかったよしのは、自分が無理に勧めたかもしれないと思ってしまいました。

山川海
「いえ僕が変えたかったんです、家にいても落ち着かなくて・・・すぐ公園に来ちゃうから」

海は木を見るため公園に足を運んでいます。

しかし枯れてしまう恐れがあるので家に木を飾ろうとはしません。

そのことを知ったよしのは海から捨てるつもりだった電球を受け取ります。

よしの
「ガラスの破片が飛ぶから下がってて、上の丸い金具を外す、ペンチを入れて黒いとこもそうっと割る」

黒い部分はガラスのためゴーグルを付けてから外していきました。

続いて中に入っているフィラメントも全て取り出します。

そして空になった電球の中に砂と小石を入れてから、金具の部分にヒモを結び付けました。

最後に土の不要なエアープランツという植物と、よしのがオーブン陶土で作った生き物の中から好きな物を海に選ばせます。

山川海
「これとちょっと岡本太郎っぽいこれ!」
よしの
「よし、ピンセット使って自分で中に入れてみて」

よしのから工具を借りた海が作業を始めました。

最初は慣れない手つきだったのですが次第にコツを掴んでいきます。

山川海
「・・・できた」
よしの
「うん、いいな、この陶土の生き物は私のお勧め恐竜だ、太郎は花が咲くぞ、2週間に1回くらい霧吹きで水をやるといい、レースのカーテン越しくらいの明るさのところにつるしておけばいい」

こうして捨てるはずだった電球が世界に一つだけの装飾品に生まれ変わりました。

装飾品になった電球の金具に結ばれたヒモを見ていると、公園でよしのが風船にヒモを巻き付けていたことを思い出します。

するとよしのが天井に飾ってあった風船を見せてくれました。

そして海に風船を割らせると巻き付けていたヒモが球体のまま崩れません。

山川海
「わ!きれいなまる!崩れないってこれ・・・?」
よしの
「木工用ボンドを塗って乾かしたんだ、これ何だと思う」

ここでよしのが店内の照明を消すと球体が光り始めました。

実はよしのが作っていたのは土器ではなくランプシェードだったのです。

よしのに色々と驚かされた海は自宅に戻ると部屋を片付けることにしました。

山川海
「何もないけど何かやるスペースはあるな」

漠然と過ごしていた退屈な日々がDIYと出会ったことで変わり始めたのです。

海はどんなモノ作りからDIY生活をスタートさせるのでしょうか!?

 

『てづくりの魔法』を読んだ感想

何でも自分で作ってみるというよしのの行動力に驚かされました。

そんなよしのと出会ったことで失恋のショックから立ち直れた海の姿には心地良さを感じることができますね。

モノ作りの素晴らしさを教えてくれる『てづくりの魔法』

DIYブームの今だからこそ読んでもらいたい作品です。

これからDIYを始めようと考えている人は入門書だと思って読んでみてください。

 

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