東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男のネタバレ(第2話)!

今回は「稲井雄人」先生の『東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男』はこんな漫画(あらすじ)

41歳の千東森生は東京の近郊で小さな花屋を経営しているのですが、赤字が続いているので妻と娘を幸せにできていません。

妻と娘のためにお金が必要な森生は、同窓会で再会した加賀山に現状を打ち明けながら愚痴をこぼしてしまいます。

すると経営者としてお金を稼いでいる加賀山から仕事を手伝ってほしいと誘われました。

ただその仕事は大麻の栽培と販売という違法行為だったのです。

背に腹は代えられない状況の中で森生は少しずつ犯罪者への道を歩み始めることになりました。

リスクを背負いながら大麻の販売で金を稼ぎ始めていく『東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男』

今回は大麻をテーマにしたヒューマンドラマの第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

森生が少しずつ犯罪者へと道を誤っていく様子には強烈なインパクトが感じられますよ。

 

『東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話

加賀山に大麻を見せられた森生だったのですが仕事を手伝う決断は下せませんでした。

自宅に戻り朝食を食べながらテレビを見ていると、大麻を営利目的で栽培した会社員が逮捕されたニュースが流れてきます。

最近ではこのようなニュースが多くなっていました。

絶妙なタイミングなので森生は激しく動揺しながらニュースに耳を傾けます。

容疑者は自宅マンションで大麻を栽培していたそうで、押収された大麻は末端価格にして約3200万円に上りました。

ニュースを見ている森生は加賀山とのやり取りを思い出します。

森生
「や・・・やるわけないだろ!そんなの・・・大麻栽培なんて・・・加賀山」
加賀山
「だけどお前金に困ってるんだろ?このやり方なら確実に金が稼げるんだぜ?」
森生
「で・・・でもだな・・・大麻栽培は犯罪だろ・・・!?逮捕されたら終わりじゃないか!」

お金には困っていますが逮捕されては元も子もありません。

しかし加賀山には逮捕されない自信があるようです。

加賀山
「ふっ・・・バレなきゃー良い!そんなの、バレるから逮捕される・・・犯罪者になるんだ、がバレなきゃ何も問題は起こらない!」
森生
「バレなきゃって・・・お前・・・」

加賀山によると大麻の栽培がバレるにはそれなりの理由があるということでした。

まずはベランダなどの屋外で栽培して目撃されるパターンが考えられます。

組織的に大規模な栽培をすることは目立ってしまうのでいけません。

さらに大麻所持や別件で捕まってしまい家宅捜索されて発見されるなど、大麻で逮捕される人は情報を外へ漏らすことが多いそうです。

加賀山
「だがバレてないだけで実は結構いるんだぜ!?自分用の大麻だけを栽培する個人生産者!一見普通のおっさんや主婦にOL、大学生カップル、こっそり押し入れやクローゼットの中で大麻を育ててるんだ」

自分で使うだけなら外に情報が漏れることはありません。

加賀山が知っているだけでも個人生産者は都内に20人存在していて、実際には10~20倍は存在しているそうです。

森生
「!?200・・・!?」

日本全体なら数えきれないほどの個人生産者が存在しているかもしれません。

それだけの人間が逮捕されずに自宅などで大麻を栽培しているのです。

加賀山
「要はやり方ってこった、ヤバそうな作業はオレがやる!取引とか販売とか・・・モリオにやってもらいたいのは大麻の栽培だけ、一番リスクの高い大麻所持も密売も無しだ!」
森生
「い・・・いやちょっと待て、栽培だけって言っても・・・」
加賀山
「ダイジョーブ!お前が逮捕される心配なんてないんだ、安心してくれ!な?」

加賀山は副業として大麻の栽培を5年も行ってきました。

だからこそ自信満々で逮捕されないと言い切っているのです。

森生
「な?・・・って・・・安心できるわけないだろ!・・・というかなんで俺なんだ、そんなに安全なら誰でもいいだろ!?」
加賀山
「そりゃあ・・・お前だからだよ!かつて・・・ミックという伝説の大麻があった」

まだ日本に大麻が広まっていなかった頃、生産者は不明ですがミックは急に日本の大麻市場に現れました。

極上の快感を得られるミックの評判は一気に広がり、日本中の大麻愛好家がミックを求めたそうです。

その結果、日本の大麻市場はミックが支配しました。

しかしミックは過去のものとなり現在は欧米の品種改良種を輸入したものが多く取引されています。

森生
「それが俺と何の関係が・・・?」
加賀山
「お前なら作れるんじゃないか!?再び伝説となる新しい大麻を!ミックのように日本中の愛好家がオレ達の大麻を買い求めるんだ!そうなりゃ金だけじゃねえ・・・大麻界の王になれるぞ!」
森生
「加賀山・・・ちょっと落ち着いてくれ!大丈夫か!?どうかしてるぞ・・・こんなの・・・今日の話は・・・聞かなかったことにする・・・!」
加賀山
「せっかくの再会だったのに・・・なんかスマンな!色々言ったけど最初はただお前が金に困ってるって聞いてさ、オレにできる事はないかなって・・・そう思ったんだ」

ひとまず家に帰った森生だったのですが、カバンを開けるとミックスシードと書かれた袋に大麻の種が入っていました。

すぐ加賀山に返そうと思ったのですが、運悪く交番の警官が花屋を訪ねてきます。

このピンチを森生はどうやって回避するのでしょうか!?

 

 

大麻の栽培で大金を稼いでいる加賀山の誘いを断ったところに森生の誠実さが表れていると感じました。

加賀山が森生のために誘ってきたのか、それとも金のために誘ってきたのかはまだ分かりませんね。

花屋が犯罪者へと転身していく『東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男』

様々な事情が絡み合うことで森生の人生が激変していきます。

植物を愛する男の波乱万丈な人生には驚かされますよ。

第3話

偶然やって来た警官の前で森生がミックスシードと書かれた袋を落としてしまいます。

そして運悪く警官に袋を拾われました。

袋には似たような種に紛れ大麻の種が入っています。

警官の鰐口は巡回しながら気になったことがあれば細かく指摘してくるので、近所では面倒くさいと噂されていました。

大麻の種だとバレる前に取り返さなければいけません。

森生
「花の種です、今度うちからミックスシードを売り出そうと思いまして」

一度に種を蒔けば色んな花が咲くことを売りにしたミックスシードを試作していると言い訳します。

ですがしつこい鰐口に種がどの植物なのか尋ねられてしまいました。

森生
「ホウセンカ、アサガオ、それにバラ、ネモフィラ・・・ですね」

大麻の種が入っているとは口が裂けても言えません。

そのまま種に光を当てたくないという理由でしつこい鰐口を振り切ります。

しかし鰐口は普段と異なる様子に違和感を覚えていました。

怪しいと思われていることを知らない森生が加賀山の家に到着します。

加賀山
「あっモリオ、もーう会いに来たのかー!早ッ、きっとまた来ると思ってたけどよぉ、ただ来るなら来ると言ってくれれば・・・今から出なきゃならないんだわ、困るなーモリオ」
森生
「ム・・・困ったのはこっちだ!なんだよこれは!お前勝手に俺の鞄に入れたろ・・・!」

想像通り種は加賀山が入れたものでした。

こうすれば森生が興味を持ってくれると思ったのです。

加賀山
「種の所持はまぁオッケーなんだよ、今の日本じゃ違法でも何でも無い!成熟した茎と種子は!」
森生
「そう・・・なのか?」
加賀山
「大麻取締法によれば・・・な・・・と言っても実際はどうだかな・・・栽培目的で種を所持と判断されて警察にガサ入れされた奴もいる、とりあえず警察には見つからない方がいい、大麻の所持栽培を疑われマークされる事になるぜ?」

先ほどまで警官と話していたので森生は怖くなってきました。

それでも大麻の種だとバレた訳ではありません。

森生
「じゃ・・・種は返したからな」
加賀山
「オレの畑を見に来たんじゃないのか?んじゃ・・・こうしよう!畑の草が今どことなく元気が無いんだよ!だからさお前が見てやってくんねーか!?」
森生
「こうしようってなんだよ」
加賀山
「このままじゃ植物たちが可哀そうでさ!頼むモリオ!じゃあ鍵渡すから!帰る時はポストに頼む、冷蔵庫は好きに漁ってくれ、それじゃ!」

強引に大麻の世話を頼むと加賀山は出かけていきました。

もしかしたら世話をすれば森生が興味を持つかもしれないという魂胆があるのかもしれません。

仕方なく部屋に入ると大麻の鉢が並べられています。

人工照明を使った水耕栽培の設備はいい加減な加賀山にしてはよくできていました。

また麻は数カ月で数メートルに達するのですが、この大麻は背が低く育ち方から種子ではなくクローン株を使っていることが分かりました。

どうやら効率を重視しているようです。

森生
「植物はただ育つだけなら光と空気と水、そして適切な温度と栄養があれば問題ない、違法薬物と言えど大麻草も植物、この子らもよく育ってはいる、けど・・・まだ声が聞こえる」

植物が大好きな森生は声を聞きながら摘心を始めました。

摘心することで脇目が伸びてくるはずです。

森生
「徒長気味の君はこっちで光をもっと浴びようか、そっちの君はもう少し葉を剪定しよう、その分他がうんと元気になる、窒素が多い?液肥はもう少し調整した方がいいな、加賀山にお願いしとくよ」

植物の声を聞いているうちに森生は時間を忘れてお世話していました。

気が付くと16時を回っています。

急いで帰る準備をしていると、スマホに自宅から何度も電話がかかってきていました。」

森生
「あ・・・咲希?ちょ・・・ちょっと落ち着いて、泣いてちゃ分からないよ、ママが?何だって?交通事故・・・?

森生の代わりに配達していた妻の車が対向車に追突されてしまったのです。

配達に使っている自動車の保険は森生本人限定契約なので保険金は下りません。

経営が厳しい中で起こってしまった事故によって、森生は加賀山の仕事を手伝うことになったのです。

ここからどのように大麻王まで成り上がっていくのでしょうか!?

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東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男のネタバレ(漫画)!

2023.06.30

 

『東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男』はこんな人にオススメ

ヒューマンドラマとクライムサスペンスが好きな人にオススメの作品です。

連鎖する不幸が青年と大麻を繋げてしまう悲しげな物語になっていますよ。

違法薬物の恐ろしさもしっかりと表現している『東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男』

日本で大麻の所持と栽培は法律で許されていません。

犯罪だということと大麻の恐ろしさをこの漫画で多くに人に再認識してもらいたいですね。

 

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