今回は「稲井雄人」先生の『東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男』はこんな漫画(あらすじ)
大学で植物を研究していた41歳の千東森生(ちとうもりお)は東京の近郊で小さな花屋を経営しています。
昔からの夢を叶えた森生だったのですが、花屋の経営状態は芳しくありません。
妻の向日葵は週4日のパートが終わると店を手伝ってくれているのですが、経営状態は改善せず森生は困り果てていました。
このままでは来年に受験を控えている娘の授業料が払えません。
頭を抱える森生だったのですが、同窓会で再会した親友の加賀山が提案してきた仕事に大きく運命を変えられることになったのです。
日本では法律で所持が禁止されている大麻をテーマにした『東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男』!
今回は裏稼業に手を染めることになった主人公の人生を描いたヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
お金に困った人が陥る犯罪の恐ろしさをリアルに表現した作品ですよ。
『東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
ヒマワリは100円~300円、チューリップは200円~300円など、生花の値段は1本数百円というが市場に出回る相場になっています。
一方で観葉植物は何万円という価格で取引されているのですが、手間暇もかかるので利益率は高くありません。
対照的に栽培が簡単で数カ月で収穫することができ、一株60万円で取引されている植物が存在しています。
その植物が世界で最も金になると言われている大麻なのです。
1か月前、大麻に関わる前の千東森生が店頭に並べている植物のお世話をしていました。
夢中になってお世話している森生に朝食の準備ができたことを娘の咲希が知らせてくれます。

植物の世話に夢中で他の声が聞こえなくなる父親に咲希は呆れてしまうのですが、そのおかげで森生が販売している植物はお客から高く評価されていました。
大学で植物を研究していた森生は熱心だという理由で教授から自由に植物を栽培していい場所を与えられたほどです。
そんな森生に大学の同窓会を知らせるハガキが届きました。
妻はパートの無い日なら店番をするので同窓会に参加したらと言ってくれるのですが、森生は前向きになれません。
41歳になった森生は東京近郊の寂れた商店街で昔からの夢だった小さな花屋を経営しています。

経営状態が良くないので同窓会に参加する気分にはなれません。
妻の向日葵は週4日、1日6時間のパートで働いていて、仕事が終われば花屋の手伝いもしてくれています。
それなのに赤字が続いていて、来年には咲希の受験が控えているので貯蓄しなければいけません。

お金に困っている森生は外食をせず、自宅で節約料理を作るようになっていました。
そんな状況の中で参加費が7千円もかかる同窓会に参加したいとは言えるわけがありません。
難しい顔をしながら帳簿を見ていると、向日葵がいずれこの店の良さを分かってくれるお客様が増えると励ましてくれます。
向日葵は森生が植物を大切に育てる天才だと褒めてくれました。

大学の頃に仲が良かった加賀山にも植物を育てる天才だと言われたことを思い出します。
しかしその才能はお金儲けには繋がっていません。
お金のことばかり考えながら食事していると、向日葵が1万円を渡してくれます。
同窓会でリフレッシュしてきてと言ってくれたので、森生は同窓会への参加を決めました。
この決断によって森生は後に大麻王と呼ばれる男になってしまうのです。

夢だった花屋を経営しながら赤字を心配している森生の姿からは、とても大麻王と呼ばれる男とは思えませんね。
ただしお金に困っていることが犯罪に手を染めた理由だということは十分理解できました。
甘い誘惑に誘われて道を踏み外すことになった主人公の半生を描いた『東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男』!
ここからいよいよ森生と大麻が繋がっていきます。
花屋と家族のために違法な手段でお金を儲ける姿はリアリティを感じられますよ。
後編
向日葵に渡されたお金で森生が大学の同窓会に参加しています。
しかし同窓会を楽しむことができません。

参加費の7千円があれば向日葵と咲希に美味しいものを食べさせることができたはずです。
そんなことを考えているとため息が止まらなくなってきました。

お金持ちに見える男性に声をかけられたのですが、誰なのか見当がつきません。
しかし眼鏡を外した顔を見て加賀山だということに気付きました。

経営者となった加賀山は大学生の頃とは見違えるほど男らしくなっています。
久々に再会した2人は食事しながら会話することにしました。



森生と加賀山が知り合ったのは20数年前の大学構内で、加賀山が植物研究室の野菜を盗もうとした時です。
腹が減っている加賀山を捕まえた森生は、自分が栽培した野菜を分けてあげました。
加賀山は少し型破りで人懐っこく、森生とは違うタイプなのですが親友同士になったのです。

2人きりで飲み直すことにしました。
同窓会を抜け出した2人は楽しいお酒を飲みながらお互いが変わっていないことを実感します。



意外にも普通のマンションに住んでいるので驚いたのですが、加賀山の家でお酒を飲み始めます。
ここで森生は花屋の経営が上手くいってないことを打ち明けました。
妻はパートで働きながら花屋も手伝ってくれ、その上で家事もしっかりとこなしてくれます。
高2の娘にはスマホも持たせられていません。



家族のことを幸せにしてあげたいと強く願っています。
しかし現状では経済面で大きく負担をかけていました。


いくら困っているからと言っても親友からお金を借りるわけにはいきません。
お金の問題で親友との関係を壊したくないのです。



立ち上がった加賀山が隣の部屋の扉を開きました。
そこには無数の鉢植えと光を照射する設備が置かれています。



驚きを隠せない森生の前に加賀山が段ボール箱を運んできました。
そして中から1万円の札束を取り出していきます。
ざっと見ても金額は1千万円以上を超えていました。
森生は大麻も札束の山を見るのもこの日が初めてです。

まだ森生は加賀山の仕事を手伝うと約束した訳ではありません。
しかし大学時代の親友と再会したことで大麻王と呼ばれる男が誕生することになったのです。
『東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男』を読んだ感想
芸能人などが大麻を所持したことで逮捕されたニュースが多いのでリアリティーを感じられる物語ですね。
大麻使用の合法化を訴える人も多くなっているようですが、あくまでも日本では所持することが違法とされているので犯罪に手を染める人が増えないことを願っています。
バレなきゃいいという考え方が犯罪者を増やすという現実を表現した『東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男』!
大切な家族を幸せにするためとはいえ、犯罪行為でお金を稼ぐことは絶対に許されません。
目先の利益に捉われた森生がどんな末路を辿るのか目が離せませんね。
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