LILI-MEN(リリーメン)のネタバレ(漫画)!感想も!

今回は「渡嘉敷拓馬」先生の『LILI-MEN(リリーメン)』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『LILI-MEN(リリーメン)』はこんな漫画(あらすじ)

体が弱いニトたちは生まれた時から病院で暮らしていて、普通の体になるまで検査を繰り返しています。

いつか検査に合格して外の世界に行くことがニトたちの夢になっていました。

同世代のムサシチヅルマルコレイナは検査で優秀な結果を出していますが、ニトだけは適性検査で結果を出せていません。

そんな日々を過ごす中、ムサシたちが病院からの脱走を計画します。

するとムサシたちに検査の合格が伝えられ、脱走せずに外の世界へ出られることになりました。

しかしこの病院の検査合格は外の世界へ出られることではなかったのです。

人類を苗床にしながら繁殖するサキュバスとの壮絶な戦いを描いた『LILI-MEN』

今回はスリル満点のアクションアドベンチャー漫画についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

サキュバスを殲滅できるかもしれない新ヒーローが誕生しますよ。

 

『LILI-MEN(リリーメン)』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

生命の誕生は種によらず命は等しく尊いものです。

本来であれば生命の誕生は祝福されるべきことですが、この世界には祝福されずに誕生する生命が存在していました。

その生命が生活している病院で看護師がご飯の時間を知らせます。

ニト
「497、498、499、500、絶対検査合格、退院する」

食事の時間になるまでニトは腕立て伏せを続けていました。

他の人達からはバカにされていますが、ニトは適性検査に合格して外の世界へ出ることを夢見ているのです。

チューブで与えられる食事が終わると、社会適性検査の時間になりました。

ニト
「俺達は産まれた時からこの病院で暮らしている、先生が言ってた、俺達は外の人より体が弱いって、だから普通の体になるまで検査をして、いつか検査に合格して外の世界に行く」

外の世界に行くことはニトだけが夢見ているわけではありません。

この病院で暮らす者たち全員が外の世界に行きたいと思っているのです。

適性検査が始まるとニトと同世代のムサシが、筋肉検査で最高点を更新しました。

他にもチヅルが血液検査で1位、骨検査ではマルコが1位になり、レイナは脂肪検査で1位を獲得します。

続いてニトが血の適性検査を受けることになりました。

ニト
「血ってどうやって固めりゃいいんだよ、固まれ、固まれ、固ま・・・」

血、骨、筋肉の検査でもニトの適性を確認することができません。

ニトはどの適正もまだ確認できていないため、全ての検査を受け続けています。

検査が終了しても体の痛みでニトはなかなか眠ることができません。

ニト
「先生が痛み止めは貴重だから次の検査まではないって、大事に使わないと」

周囲のベッドを見回すと検査も受けられないくらい衰弱している人がいました。

この人は3日も寝れていないので痛み止めが欲しいとお願いしてきます。

他の人達はどうせ死ぬから痛み止めを与えても無駄だと相手にしません。

それよりも彼が死んだ時に持ち物を誰が貰うのかが重要なのです。

ニト
「じゃあ俺この薬入れ貰うわ、そしたら俺のはいらないなー、ここに捨てておこー」

痛みを訴える彼にニトは自分の痛み止めを与えました。

ニトは人を疑うと色々なことを考えなければならないため、疑うよりも信じる方が楽だと考えています。

先生の命令で腕立て伏せを続けていますが、検査の結果は良くありません。

それでも先生が嘘をついているとは思っていないのです。

ニトが昔から本で読んだ外の話が好きなことを知っている彼は、いい気分で眠りたいので外の話を聞かせてほしいと言ってきました。

ニト
「じゃあまずはパンって食べものがあってなふわふわでスゲー美味いらしい、ふわふわさで言うとネコって動物に匹敵するらしい」

話をしているうちに彼は亡くなってしまいます。

仲間が死ぬことにニトは慣れてしまいました。

死んだ仲間が運ばれる様子を見ているとムサシがニトを外に呼び出します。

ムサシ
「俺達はこの病院から脱走する」
ニト
「あ?どういう事だよ、お前たちそんな事しなくてもいいじゃん、だっていつも検査でトップだしすぐ退院・・・」
ムサシ
「ニト・・・100m走の世界記録知ってるか?」
ニト
「は?」

ムサシとチヅル、マルコとレイナは病院からの脱走を計画していました。

しかし検査でトップの成績を収める彼らがわざわざ脱走する理由がニトには分かりません。

ムサシ
「職員から借りたギネスブックってやつに書いてたんだ、9.58秒、俺含めこの病院の半分の奴らがそれを超えている、何が外の人より体が弱いだ、世界記録を超えてるのにか?」
ニト
「よ・・・良かったじゃん、外に出たら陸上選手になれるかも、外では足速いやつがモテるってよ」

すでにムサシたちは人類の能力を遥かに凌駕していました。

脱走を計画した理由はそれだけではありません。

ムサシ
「これも見ろ、ここ数ヵ月急激に腹の出来物が大きくなってその度に俺たちの力も大きくなっている、俺たちが俺たちじゃない別の何かに変わっていく、ここにいたらいつか化け物になっちまいそうだ」

ムサシが巨大化した右腕で病院の壁を破壊します。

ここで先生が呼んでいることを看護師が伝えに来ました。

しかしムサシたちの決意が変わることはありません。

ニトやムサシたちにはどんな運命が待ち受けているのでしょうか!?

 

 

病院で行われている異常な検査から物語が幕を開けましたね。

全ての検査を受けても適性が確認できないニトが抱える事情も気になりました。

祝福されずに誕生した生命の進化を描写した『LILI-MEN』

いよいよニトたちが生まれてきた意味が明らかになります。

衝撃的でスリリングな展開が巻き起こりますよ。

後編

新人看護師に連れられてムサシたちが先生の元へやって来ました。

先生
「あなた達は検査合格です、退院まことにおめでとうございます、あなた達は今夜ここを出ます」

ムサシたち4人の退院が認められたのです。

しかしムサシたちの表情は優れません。

ニト
「みんな!やったじゃん、これで外でやりたかった事できるな、行けよ、俺も後から絶対退院する」

退院する準備のためムサシたちは施設内へ連れて行かれました。

ニトはムサシたちに続くため腕立て伏せを再開させます。

その間にも仲間が次々と逝去していきました。

腕立て伏せを5000回続けてもニトは無力感に苛まれます。

ニト
「もしかしたら俺・・・一生ここから出られないかもしれない」

夜になり目を覚ますと新人看護師がどこかへ向かう姿を見かけました。

新人看護師はムサシが持っていたギネスブックを抱えています。

気になったニトが追いかけると、職員用の掃除用具庫へ入っていきました。

ドアノブを回すと鍵が壊れています。

そのまま中に入ってみると地下へ繋がっていました。

奥へ進んでいくと人の話し声が聞こえてきます。

ニト
「たまご?えーにひゃくじゅう?何のこと言ってんだ?」

職員たちがA210は何度卵を植え付けても着床しないので、そろそろ廃棄しなければいけないと話していました。

またA634たちは脱走さえ考えなければもう少し長生きできたと言っています。

ニト
「脱走?もしかしてムサシ達の事!?」

会話の内容がよく理解できません。

すると背後から肩を掴まれました。

先生
「どうしてあなたがこんなとこにいるの?いつまでたっても結果の出ない欠陥品のくせに」
ニト
「いてて、いててててててて」
先生
「あら、少し強く握り過ぎた?人間はなんんて脆いのかしら」

ムサシ以上の力で先生に肩の肉を握り取られてしまいます。

恐ろしくなったニトは先生から逃げ出すことにしました。

ニト
「この病院はおかしい、ムサシの言ってた通りだ、そうだムサシ!ムサシ達は大丈夫か?」

ムサシ達を探しながら地下の一室へ逃げ込みます。

部屋の中では大勢の人間が苗床にされていました。

奥の巨大な苗床にはムサシたちが吸収されそうになっています。

先生
「だめじゃない、苗床が勝手に逃げたら」
ニト
「なえどこ?」
先生
「そう、あなた達は苗床、私達はね自分達じゃ生殖できないの、だから人に卵を植え付け養分を貰う、昔私達の種族は夜な夜な人間を誘惑して卵を植え付けてた、でもそんなの面倒でしょ、だから飼育することにしたの」

先生の正体は人間を苗床にする殖魔(サキュバス)でした。

サキュバスの力は凄まじくニトは背中から腹部を貫かれてしまいます。

瀕死の状態になりながらニトはムサシ達の元へ這って行きました。

ニト
「ぼくの夢はケンサにごうかくして外に出ることです、外に出たらネコといういきものをなでたり、パンというたべものをたべたりしたいです」

幼い頃に夢を書いた作文を思い出します。

検査結果が悪くてもニトは夢を叶えるため腕立てを頑張ってきました。

ムサシ
「お前・・・何を・・・」
ニト
「待ってろよ、今、中からぶっ壊して助けるからさ」
先生
「欠陥品が、その卵から離れろぉぉ」

ニトのちぎれかかっていた上半身が卵の中へ吸い込まれていきます。

すると卵の中でへその緒のようなものとニトの上半身が繋がりました。

ニト
「なんだこれ!」

失いかけていた意識を取り戻します。

気がつくとムサシとチヅル、マルコとレイナが目の前に立っていました。

ムサシ
「ニト逃げろっつったのになんで来た」
ニト
「いや・・・そんな事言われたら逃げづらいじゃん?それに・・・みんなで外に行くんだろ?」

ニトはみんなとの約束を忘れていなかったのです。

その純粋な気持ちがムサシ達の心に届きました。

ムサシ
「ニト・・・なんで俺たちがお前を脱走に誘ったかわかるか?お前が俺たちに夢をくれたからだ」

ニトが語る外の世界に憧れたのでムサシたちは検査を頑張ってこれたそうです。

ここでムサシとチヅル、マルコとレイナの手がニトの体に触れました。

4人はニトの夢が自分たちの夢だと語ってくれます。

ニト
「みんな・・・」

ここで正体を現したサキュバスが卵に襲いかかってきました。

しかし卵の中から出てきた手に吹き飛ばされます。

気がつくとサキュバスの左半身に穴が開けられていました。

先生
「中の子の仕業?なぜ?素晴らしい力!なぜ私に攻撃をした?嘘だ・・・そんな事絶対にあってはならない、人間を苗床にするはずのサキュバスが人間の苗床にされるなんて」
ニト
「これが腕立て5000回の力だ」

巨大化した右腕でニトがサキュバスを粉砕します。

その間にニトは病院の仲間達と外で幸せに暮らしている夢を見ていました。

ヒイロ
「まさかあなたの方が残るなんて、ハッピーバースデー、ようこそサキュバスの世界へ」

ムサシたちの能力を吸収して強大な力を得たニトだったのです。

『LILI-MEN』に関する他の記事はこちらです↓↓↓

LILI-MENのネタバレ(漫画)!第2話の見所は?

2024.06.09

 

『LILI-MEN(リリーメン)』を読んだ感想

アクションとサスペンスの要素が見事にマッチしたとても面白い作品でした。

欠陥品と呼ばれるニトが仲間との絆でサキュバスを粉砕したシーンが特に大好きです。

異種族間の存亡をかけた命懸けの戦いを表現していく『LILI-MEN』

激しい戦闘と複雑な人間模様が楽しめる物語になっています。

ハラハラドキドキしたい人はこの漫画を読んでみてください。

 

電子書籍を無料で読んでみませんか?

電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。

ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!

それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓

 

 

映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT

実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?

U-NEXTでは電子書籍を34万冊以上配信しているんです。

しかも新規登録から31日間は無料なんです!

もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?

ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!

このポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています!

動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上!

さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!

無料トライアルはこちらから↓↓↓