レンタルおにいちゃんのネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

今回は「一色箱」先生の『レンタルおにいちゃん』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

レンタルおにいちゃん』はこんな漫画(あらすじ)

立花叶実(タチバナカナミ)は両親が他界してから暴力を振るうようになった兄と2人で暮らしています。

日常的な暴力で心と身体を傷つけられていく叶実が公園で泣いていると1人の青年が声をかけてきました。

優しかった時の兄を取り戻したい叶実は、孤独の辛さを知っている青年をレンタルすることにします。

お金を使ったレンタルでも家族の温もりがほしい叶実。

そんな少女の想いを叶えるため青年はレンタルおにいちゃんを演じ切ることにしました。

孤独な少女と青年が心を通わせていく様子を描いた『レンタルおにいちゃん』

今回は優しさで包まれたヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

人情味溢れる物語を読んで大きな感動を味わってみてください。

 

レンタルおにいちゃん』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

デパートへやって来た叶実がおにいちゃんにぬいぐるみを買ってほしいとおねだりしています。

おにいちゃんは優しい笑顔を浮かべながらぬいぐるみを買ってくれました。

その後、2人はレストランで食事をすることにします。

おにいちゃん
「よく噛んで食べるんだよ」

叶実はオムライスを食べながらおにいちゃんにプリンを渡しました。

叶実
「おにいちゃん甘いの好きだからプリンあげる」
おにいちゃん
「叶実は優しいね、甘いの大好きだよ、ありがとう」

食事が終わるとおにいちゃんがプリンをお土産に買っていかないか尋ねてきます。

すると叶実が動きを止めてしまいました。

叶実
「たくさんだとまた余っちゃう・・・」
おにいちゃん
「大丈夫だよ、叶実とお兄ちゃん二人で食べたら足りないくらいだよ、ね?」

お土産のプリンを買った後も2人は買い物を続けていきます。

まだデパートを見て回りたいのですが楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。

するとここでおにいちゃんが持っているスマホのアラームが鳴ります。

アラームが鳴ったことで2人の表情が暗くなりました。

叶実
「レンタルおにいちゃん、もう終わりですね」
おにいちゃん
「だね・・・」
叶実
「おにいちゃん今日もたくさんありがとうございました、これ・・・お金です」
おにいちゃん
「ありがとう」

実は仲良さそうに見える2人は本当の兄妹ではありません。

叶実がお金を払っておにいちゃんをレンタルしているのです。

おにいちゃんと別れた叶実は本当のお兄ちゃんがいる自宅へ戻ることにしました。

叶実
「お兄ちゃんただいま、あ、あの今日ねお買い物してきたの、そ、それでねお土産があって」

デパートで買ったプリンを一緒に食べようと言うのですが、お兄ちゃんはゲームをしたまま何も答えてくれません。

それでも叶実がプリンを一緒に食べようと言うと顔面を殴られてしまいました。

両親が他界してから叶実の兄は日常的に暴力を振るうようになっていたのです。

悲しくなった叶実は両親の遺影に悩みをぶつけることにしました。

叶実
「パパ、ママ、今日もお兄ちゃんと仲良くできなかったよ・・・あんなにやさしかったのにパパとママがいなくなって変わっちゃった」

両親が居なくなり優しかった兄が豹変したことで叶実は大きな孤独を抱えているのです。

寂しさに耐えられなくなった叶実はレンタルおにいちゃんに電話をかけることにしました。

電話をするとすぐにレンタルおにいちゃんが駆けつけてくれます。

おにいちゃん
「叶実、大丈夫?」
叶実
「大丈夫だよ、ふふっ、初めて会った時と一緒だね」

公園で初めて会った時もおにいちゃんは叶実の頬を触りながら大丈夫?と声をかけてくれました。

そんな優しいおにいちゃんに叶実は家族の事情を話すことにしたのです。

おにいちゃん
「そっか・・・叶実ちゃんはまたお兄ちゃんと元通りになりたいんだね」
叶実
「うん、叶実にはもう家族はお兄ちゃんしかいないから・・・叶実がんばるけど、ほんとはすごく寂しいです・・・」

寂しいけどおにいちゃんと一緒にいた時間が楽しかったと叶実は笑顔を浮かべました。

その笑顔を見たおにいちゃんはどうしようもない無力感を覚えます。

おにいちゃん
「この子は俺が声をかけなかったらここでずっとひとりで泣いていたのだろうか、これからまた兄に拒絶されたらまたここでひとりきりで泣くのだろうか」

家族のいない辛さを知っているおにいちゃんは叶実の傷を癒してあげたいと思うようになりました。

その想いがおにいちゃんを突き動かします。

叶実
「おにいさん?」
おにいちゃん
「あのさ、レンタルとかどうかな・・・?」

こうして青年はレンタルおにいちゃんとして叶実の心を救うことになりました。

叶実は暴力を振るう本当のお兄ちゃんが元通りになることを諦めていません。

そのため青年は本当の家族になることはできないのです。

お金をもらう関係でしかないレンタルおにいちゃんは叶実の傷を癒すことができるのでしょうか!?

 

 

本当の家族にはなれないと気づきながらレンタルおにいちゃんを続ける青年の姿が印象的でした。

お金をもらうことに批判的な意見があるかもしれませんが、ビジネスだからこそ大切な一線を守ろうとしているのかもしれませんね。

優しい青年と孤独な少女が疑似家族を形成させていく『レンタルおにいちゃん』

斬新な設定ですが感動できる素敵な物語になっています。

2人がまるで本当の兄妹のようになっていく展開を引き続きご覧ください。

後編

レンタルおにいちゃんがスタートしてから数日後、叶実の学校で授業参観が行われることになりました。

授業参観では“最近あった家族の思い出”という作文を発表しなければなりません。

叶実が少し俯いているとクラスメイトの女子たちが参観日に家族が来れないことを茶化してきます。

兄がいることを叶実は伝えているのですが、誰も見たことがないため嘘だと思われていました。

帰宅した叶実は本当のお兄ちゃんに参観日の事を伝えようとするのですが来てくれるはずがありません。

しかしクラスメイトから嘘つき呼ばわりされたくないためレンタルおにいちゃんに電話することにしました。

参観日当日、叶実が1人で孤立していると再び嘘つき呼ばわりされてしまいます。

そこにおにいちゃんがやって来てくれました。

おにいちゃん
「叶実!ごめん遅くなって」
叶実
「おにいちゃん!」
おにいちゃん
「いつも叶実と仲良くしてくれてありがとう」

爽やかでイケメンおにいちゃんが挨拶をしてくれたため、クラスメイトの女子は手の平を返したように叶実のことを羨ましがります。

こうして叶実が嘘をついていないことが分かると、いよいよ授業参観がスタートしました。

次々と生徒たちが作文を発表していく中、叶実に順番が回ってきます。

叶実
「私の最近あった家族の思い出はおにいちゃんと一日お出かけしたことです、おにいちゃんはいつも優しくて私の行きたいところへ連れていってくれます」

洋服店や書店、ゲームセンターで遊んだことなどを発表する叶実。

作文のラストは楽しい時間を作ってくれる優しいおにいちゃんが大好きという言葉で締めくくりました。

おにいちゃんは作文を聞き終えると複雑な表情を浮かべてしまいます。

おにいちゃん
「すべてが嘘の作文だった、兄のことを書きたくても楽しい想像すらできず、捻り出した嘘が俺との一日をイメージした仮想の話・・・この関係に意味はあるのか・・・?」

少しでも叶実の傷を癒したいと思い青年はレンタルおにいちゃんを始めました。

ですがもしかするとこの行動が叶実の傷を広げてしまっているかもしれないのです。

そんなことを考えているとクラスメイトの女子がキーホルダーが無くなったと騒ぎ始めました。

この女子はカッコイイおにいちゃんがいる叶実に嫉妬して罪をなすりつけようとしているのです。

もちろん叶実はキーホルダーを盗んでいません。

しかし女子の母親が納得してくれず先生が叶実の手荷物を確認することになりました。

するとキーホルダーが叶実のカバンから出てきます。

叶実
「せ、先生!私知らない・・・っ、本当に盗んでないです」

潔白を主張するのですがこの状況では信じてもらうことができません。

おにいちゃん
「大変申し訳ございませんででした」

先生に続いておにいちゃんも謝ってくれるのですが、叶実は信じてもらえなかったことでショックを受けてしまいます。

帰り道、叶実はおにいちゃんにだけは信じてほしいため説明することにしました。

叶実
「おにいちゃん・・・!叶実の・・・叶実の話を聞いて・・・!」
おにいちゃん
「大丈夫だよ叶実が盗んでないことはわかってるから、あの紗絵って子にはめられたんだと思う、本当は叶実じゃないって証明できればよかったんだけど、ごめん、あの状況だとどうしようもなかった」

謝ってくれたおにいちゃんなのですが叶実を信じていない訳ではありません。

あの状況を収束させるには謝るしかなかったのです。

叶実
「おにいちゃんは叶実が盗んでないって信じてくれるの・・・?」
おにいちゃん
「だって叶実はずっと盗んでないって言ってたよね、当然おにいちゃんは叶実を信じるよ、ごめん叶実、何もしてやれなくて・・・」
叶実
「いいの、おにいちゃんが叶実の話をちゃんと聞いてくれてうれしい・・・信じてくれてうれしい、だからもういいの」

おにいちゃんが信じてくれたことで叶実の心は救われました。

このようにどんなことが起こっても支え合う2人はどんどん絆を強めていくことになるのでした。

 

レンタルおにいちゃん』を読んだ感想

おにいちゃんに信じてもらえたことで大粒の涙を流す叶実の姿に感動しました。

どんな困難が待ち受けていてもおにいちゃんが一緒なら大丈夫だと思わせてくれますね。

嘘から始まった青年と少女の交流を描写していく『レンタルおにいちゃん』

読んでいると自然に涙が溢れ出る感動のストーリーになっています。

漫画を読んで泣きたい人はこの作品を選んでみてください。

 

電子書籍を無料で読んでみませんか?

電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。

ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!

それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓

 

 

映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT

実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?

U-NEXTでは電子書籍を34万冊以上配信しているんです。

しかも新規登録から31日間は無料なんです!

もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?

ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!

このポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています!

動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上!

さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!

無料トライアルはこちらから↓↓↓