『バンオウ-盤王-』のネタバレ(漫画)!第1話の見所は?

今回は「原作 綿引智也 作画 春夏冬画楽」先生の『バンオウ-盤王-』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『バンオウ-盤王-』はこんな漫画(あらすじ)

月山元四郎は永遠の命を持て余している吸血鬼です。

死なないことで暇を持て余した月山は偶然教えてもらった将棋の奥深さに魅了されました。

将棋の才能に恵まれたわけではありませんが、月山は300年という長い年月で莫大な敗北を乗り越え研鑽を積んでいきます。

そして現在、月山の棋力は常人の限界を超えた領域に達していました。

人間社会で正体を隠しながら将棋を楽しんでいた月山だったのですが、通っている将棋教室を存続させるため最高峰の竜王戦への挑戦を決意します。

凡才ですが経験豊かな吸血鬼と天才棋士たちの戦いを描いていく『バンオウ-盤王-』

今回は将棋界を舞台にした迫力満点の物語についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

手に汗握る将棋バトルの行方から目が離せなくなりますよ。

 

『バンオウ-盤王-』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

竜王戦七番勝負の第一局が幕を開けました。

対局するのは通算6期のタイトル保持を誇っている絶対王者の新堂竜王と挑戦者の大川王将です。

竜王戦が始まった頃、東京の郊外にある和島将棋教室でも対局が行われていました。

対極に勝利したのはアマチュアの月山という人物です。

先生
「月山くん、さっきの湯水さんアマチュアの強豪だよ、大会でも優勝してる人だ、しかし君の相手ではなかったね、本当に大会に出ないの?」
月山元四郎
「ガラじゃねぇよ、俺はこうして普通に指せるだけでそれで充分楽しい」

今のところ月山は大会に出ようとは考えていません。

先生はそのことをもったいないと言ってくれます。

先生
「でも君は本当に将棋が好きなんだね、ココに来てもう10年になるかな」
月山元四郎
「あー・・・そんなに経つかなぁ」
先生
「それにしても君全然老けないね、もう30過ぎだよね」

老けていないとよく言われている月山はまた来ると伝えて将棋教室を後にしました。

家に帰ると月山はテレビで竜王戦の結果を鑑賞します。

月山元四郎
「やっぱそうなるよな、竜王がタイトル奪取か、ほんと強ぇな、大川王将は終盤のミスが響いたな、新堂竜王は盤石だったなぁ、全くスキがねぇ、終始優勢だった、これほどの棋士はこの50年でも見たことねぇぞ」

この勝利で新堂竜王はタイトル戦五冠を獲得しました。

インタビューでは向かうところ敵なしと称賛されるのですが、新堂竜王は少しも慢心していません。

新堂竜王
「とんでもない、若手も伸びてきてますし私も研鑽の日々です」

新堂竜王のインタビューを鑑賞していると、月山の部屋に宅配便が届きました。

サインをすると大喜びしながら宅配便を受け取ります。

月山元四郎
「きたきた!豚の血5L!」

喜ぶ月山とは対照的に新堂竜王が注目している棋士について質問されていました。

新堂竜王はGENという棋士のことを注目しているそうです。

新堂竜王
「ネット将棋の方なんですが面白い棋風でして」
月山元四郎
「さてやるか」

GENという棋士に関するインタビューを見ずに豚の血を飲み干した月山は将棋盤と向き合い始めました。

吸血鬼の月山は眠ることなくただひたすら将棋を指す日々を300年間続けているのです。

そんな月山が通っている将棋教室には大人だけでなく子供も足を運ぶようになっていました。

先生
「一三とが悪手だったね、ここは香車で歩をとって守らなきゃいけない」

負けてしまった子供に先生がアドバイスしています。

先生のアドバイス通りに指していれば、8六歩で飛車を追い返せるはずでした。

月山元四郎
「まだまだだなオマエら」

人気者の月山が現れると子供たちが勝負を挑んできます。

暇ではないと言いながら月山は子供たち全員と将棋を指し始めました。

大人気ない月山は子供たちを圧倒して勝負を終えます。

月山元四郎
「流行の戦法を上手く使ってるがこれで詰みだ、対局ありがとうございました!ネットで強い相手と指せるなんていい時代になったもんだ、三百年指し続けてこの10年が一番成長している、俺はまだまだ強くなれる」

先生からは大会への出場を勧められたのですが、吸血鬼の月山は目立つことはできません。

本当は強い人と指してみたいのですが吸血鬼だとバレると一巻の終わりです。

贅沢を言える立場ではないことを理解しているので、月山はネットでの勝負で満足することにしていました。

月山元四郎
「まぁここには感謝だな、楽しく将棋できる場所があんのはありがてぇ」

ネットだけでなく和島将棋教室も月山にとって大切な場所です。

しかし将棋教室は吸血鬼のように永遠の存在ではありません。

和島将棋教室は閉鎖の危機を迎えていたのです。

 

 

吸血鬼が将棋に魅了されたという設定がとても斬新ですね。

凡才でも長い時間をかけることで将棋の実力が向上した姿からは勇気を貰えました。

大切な場所を守るため将棋界に挑戦する吸血鬼の活躍を描写した『バンオウ-盤王-』

将棋の魅力と奥深さを丁寧に表現しています。

複雑に絡み合う人間模様も楽しむことができますよ。

後編

嫌な噂を耳にした月山が先生の元へ向かいます。

月山元四郎
「先生!ここたたむってのは本当か?」
先生
「・・・まだ決まったわけじゃ・・・ああ、閉めようとおもう」
月山元四郎
「なんでだ、経営が悪いのか?それとも歳か?」
先生
「私はまだまだいけるつもりだ、今年で65だが心は現役!隠居するつもりはない!・・・ただお金が・・・」

まだまだ先生に隠居するつもりはありません。

それでも経営していくための資金が足りなくなってきているのです。

月山元四郎
「アホか!ここは会費が安すぎんだよ!しかもガキ共から金とってねぇんだろ、今からでも遅くねぇ、ガキ共から金とれ!どーせ払うのは親だ!」

確かに月山の言う通りですが、会費をとれば来づらくなる子供が出るかもしれません。

先生は自由に好きなだけ将棋を指せる場所を多くの人に提供したいのです。

少しでも多くの人に将棋を好きになってもらいたいという想いで将棋教室を始めました。

先生
「私は才能があるわけじゃなかったけど将棋が大好きだから、会費が安いのと子供が無料なのはこのビルの所有者が私だからできたことなんだ・・・親の遺産だがね・・・ただ・・・築50年、改装工事が必要なんだ」

改装工事に必要な4000万円が先生には用意できません。

そのため本意ではありませんが将棋教室を閉鎖するしかないのです。

昼は体力が持たないので働けない月山に蓄えはありません。

月山元四郎
「よく通ったもんだ、そんな長居するつもりはなかったんだけど気づけば10年・・・ここがあんまりにも居心地がよすぎたから・・・らしくねぇ、人間に近付きすぎたな、今までお世話になりました」

将棋教室を去ろうとしたのですが、下校中の子供たちから将棋を指そうと連れ戻されます。

月山は子供たちに将棋教室がなくなることを話すことができません。

そんな中、プロ棋士の岩本六段が動画の配信で“SHOGI ROYAL”というアプリでの対戦を投稿しました。

岩本六段の対戦相手は新堂竜王も注目している将棋ロイヤル最強の指し手と呼ばれているGENです。

ただしGENはアマチュアなので岩本六段はプロとして格の違いを見せるつもりでした。

大勢の人が注目する中、対局が開始します。

月山元四郎
「つまらねぇ、これ以上生きたところでなにもやることがねぇ、なんで吸血鬼はこんな長生きなんだ、もうかれこれ200年・・・いや250年か?」

江戸の町を彷徨い歩いている時、月山は道端で将棋を指している町人と出会いました。

ルールを教わった月山は暇つぶしのつもりで将棋を学んでみることにします。

すぐに町人たちが相手にならないほどの実力を身に付けたのですが、街へ出ると月山を負かす人間が大勢いました。

月山は将棋の才能に恵まれたわけではありません。

ただし将棋の魅力にとりつかれひたすら指し続けました。

月山元四郎
「将棋は本当に面白ぇ、新しい戦法が生まれたかと思えば消えてまた新しい戦法が生まれる、どれだけ指しても極めることができねぇ、永遠に俺を楽しませてくれる」

将棋と出会ってから300年、月山は無数の戦い方と出会ってきたのです。

そして人が経験できない莫大な敗北を乗り越え、研鑽を重ねてきた月山の棋力は常人の限界をはるかに超えた領域へ達しました。

ここで岩本六段が投了したことによってGENの勝利が確定します。

月山元四郎
「これがプロ棋士か・・・たった20年そこらでここまで指せんのかよ・・・化物か!だけど・・・こんな面白ぇのか、プロとの対局ってのは・・・」

月山はもっと強いプロと指してみたくなりました。

現代の最強棋士は新堂竜王です。

新堂竜王と指すためには竜王戦に出場しなければなりません。

先生
「・・・ゴメン月山くん、今何て?」
月山元四郎
「金は俺が用意する、だからここをつぶすんじゃねぇ」
先生
「用意って・・・四000万だよ、失礼だが君に払える額じゃない、それに・・・君にそこまでしてもらう義理はないよ、気持ちはありがたいが・・・」

月山はみんなが楽しそうに将棋を指す和島将棋教室が好きだと告白します。

300年場所を変えながら指してきたのに、ここだけは10年も居着いてしまいました。

だからこの場所をつぶさせたくありません。

月山元四郎
「先生、前に大会出ろって言ってたよな、出てやるよ、竜王戦に」
先生
「りゅっ竜王戦って将棋界の最高峰の棋戦だよ!・・・いや・・・確かに竜王戦にはアマチュアの出場枠はある・・・君なら出場もできる、でもなんでいきなり」
月山元四郎
「優勝すりゃ賞金4400万、ビル直しておつりがくる」
先生
「ゆっ、ゆう、優勝!?月山くん気は確かか!?寝不足かな!?熱でもある!?」

これまでの月山は吸血鬼であることを隠すため、目立つことや人と関わることは避けてきました。

10年居続けたこの場所にこれ以上の長居はできません。

どのみち雲隠れすることになるのなら多少目立っても問題ないので覚悟を決めました。

月山元四郎
「感謝するぜ先生、この機会を与えてくれたことに、俺はこの将棋の世界で最強に成る」

月山は新堂竜王への挑戦権を獲得できるのでしょうか!?

『バンオウ-盤王-』に関する他の記事はこちらです↓↓↓

バンオウ-盤王-のネタバレ(漫画)!第2話はどうなる?

2023.09.06

 

『バンオウ-盤王-』を読んだ感想

将棋教室が自分にとって大切な場所だと気付いた月山のセリフに感激しました。

吸血鬼でありながら賞金で教室を守ろうとするシーンにも誠実さを感じますね。

将棋界のトップになり上がろうとする『バンオウ-盤王-』

数多くの敗北を経験したからこそ圧倒的な棋力を手にした月山の戦いを見ているうちに胸が熱くなってきますよ。

正体を隠した凡才の下剋上ストーリーに魅了されてください。

 

電子書籍を無料で読んでみませんか?

電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。

ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!

それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓

 

 

映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT

実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?

U-NEXTでは電子書籍を34万冊以上配信しているんです。

しかも新規登録から31日間は無料なんです!

もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?

ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!

このポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています!

動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上!

さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!

無料トライアルはこちらから↓↓↓