バンオウ-盤王-のネタバレ(漫画)!第2話はどうなる?

今回は「原作 綿引智也 作画 春夏冬画楽」先生の『バンオウ-盤王-』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『バンオウ-盤王-』はこんな漫画(あらすじ)

将棋の奥深さに魅了された吸血鬼の月山は、300年間で莫大な経験を積んだことで常人の限界を超えた棋力を手に入れました。

300年間流れて将棋を指してきた月山は将棋の世界で最強に成るためと、大好きな和島将棋教室を守るため竜王戦への挑戦を決意します。

しかし吸血鬼のため昼間の将棋に長い時間をかける体力がありません。

それでも竜王戦に出場するためのアマチュアによる東京都予選が幕を開けました。

長年続けてきた月山の将棋は天才たちに通用するのでしょうか!?

300年の経験で現代将棋界に挑む吸血鬼の執念を表現した『バンオウ-盤王-』

今回は熱い将棋バトルを描いていく人気漫画の第2話と第3話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

最初で最後のチャンスを手に入れた月山の挑戦を目に焼き付けてください。

 

『バンオウ-盤王-』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話

月山がGENというプレイヤーネームでプロ棋士の岩本六段にネット将棋で勝利しました。

しかしGENであることを月山は周囲に明かしていません。

それでも月山がアマチュアの大会に参加することを表明したので、和島将棋教室に通う人たちは期待で胸を膨らませていました。

月山元四郎
「油断はいけねぇな、どんな相手でも俺は全力を尽くすぜ」

普通のアマチュアであれば月山に敵うわけがないと思われています。

まだどの大会に出るか表明していない月山が将棋を指していると、和島将棋教室の先生が声をかけてきました。

先生
「ちょっといいかな?このビルの改装工事費のことだがやっぱり受けとれない、君が竜王戦に出て優勝し賞金を手に入れたとしよう、これが仮に!万が一!あくまで仮定の話だ」

さすがに竜王戦でいきなり優勝できるとは思っていません。

その上で先生はもしも優勝出来たら賞金を自分のために使うべきだと進言しました。

月山元四郎
「タダでやるつってんだからありがたくもらっとけよ」
先生
「ありがたくもらえる額じゃないんだよ!税金だってかかるんだ、所得税に贈与税・・・」

月山は税金を踏み倒すつもりです。

しかしそんなことは許されません。

月山元四郎
「おちつけよ、税金はまじで大丈夫なんだ、竜王のタイトルとりゃ翌年防衛戦あるだろ?勝ったらまた4400万だ、それで払う」
先生
「よく真顔でそんなとんでもないこと言えるね!」
月山元四郎
「なぁ先生、ココがつぶれりゃガキ共はどこで指すんだ、先生はなんの為にこの教室つくったんだ?少しでも多くの人に将棋を好きになって楽しんでもらいたいんだろ、俺だってその一人だ」

教室を残すために月山は竜王戦への挑戦を決めたのです。

ここで先生もようやく月山の熱意に共感してくれました。

先生
「あぁーもうわかったよ!だったらこのビル月山くんのあげる!このビルは資産価値ゼロだからお金が用意できたらタダで君にあげる!そしたら君の好きにしたらいい」

ビルを直すことができたら将棋教室を続けてくれると約束してくれます。

月山は先生の為にも夢を見させてあげることにしました。

夢を背負った月山がいよいよアマチュア竜王戦東京都予選に臨むことになります。

この大会を勝ち抜かなければ竜王戦には出場できません。

月山元四郎
「やっぱ今年も賑わってるな、観戦には毎年来てたがまさか俺が出ることになるとはな・・・」

東京都予選は待ち時間15分、秒読みは30秒のルールで行われます。

目指している竜王は遥か遠く先なのですが、月山は焦らず確実に勝つことを目指していました。

その考え通り初戦をあっという間に勝利します。

今までも将棋の大会は散々見てきたのですが、実際に戦ってみると公式戦の緊張感にたまらない面白さを感じ始めました。

月山元四郎
「プロじゃなくてもプロと向き合って戦える世界がある、その事実がただ苦しかった、うらやましかった、でも人間たちが華々しく競い合う舞台に吸血鬼の俺があがれるわけねぇ、そう自分に言いきかせて生きてきたのによ」

表舞台に立つことなど月山は考えたこともなかったのです。

しかし将棋教室を守るためという理由ができました。

それにこれが300年続けてきた自分の将棋がどこまで通用するのか試すチャンスなのです。

月山元四郎
「将棋の才能に愛された天才達とどこまで戦えるのか俺は知りたい」

熱くなった月山は前年優勝者を倒して初出場ながら全国大会の出場を決めました。

ですが昼間に体力を使い過ぎてしまった結果、力尽きて倒れてしまいます。

倒れた月山をパパラッチの記者が助けてくれました。

ただこの記者は月山にとって深い因縁がある相手だったのです。

 

 

自分の棋力を試すことと将棋教室を守るため竜王戦に参戦した月山がとてもカッコ良かったです。

参戦するだけでなく自らの棋力を証明していく姿にも惚れ惚れしました。

将棋界で成り上がる姿だけでなく月山のパーソナルな部分にも焦点を当てていく『バンオウ-盤王-』

第3話では月山の過去を知る人物が登場します。

謎めいた人物が物語にどのような影響を与えるのかが見所になっていますよ。

第3話

昼間に体力を使い過ぎてしまった月山は意識を失ってしまいました。

そんな月山が目を覚ますと懐かしい人物が目の前に立っています。

隆ノ介
「150年ぶりだな元四郎、おまえまだやってたんだな将棋」
月山元四郎
「・・・隆ノ介」
隆ノ介
「・・・隆ノ介か、懐かしい名だ、俺は今鈴木聡と名乗っている」
月山元四郎
「普通だな」

目立たないよう隆ノ介は普通の存在を装っていました。

吸血鬼であることを隠している隆ノ介は月山の行動が信じられません。

隆ノ介にとって吸血鬼が真っ昼間から半日も将棋を指すことはあり得ない行動なのです。

隆ノ介
「俺たち吸血鬼は夜を生きる化け物だ、昼は人間以下の脆弱な生物に成り下がる、昼間に無茶したのは初めてだったか?今後は気をつけるといい」

どうして無茶をしてまで将棋大会に参加したのか質問されたので、正直に理由を答えると隆ノ介に笑われました。

笑われた理由は人助けすることが月山のキャラではないためです。

馬鹿にされた月山は帰ろうとするのですが気になっていることがありました。

月山元四郎
「なんでてめぇはあそこにいた」
隆ノ介
「仕事だよ、フリーの記者をやってる、普段はパパラッチだけどな、本当にたまたまだ、この通り血には不自由してない、昼は極力外出しないがたまにはああいう仕事もやったりな・・・おかげでおまえに会えた、どうだ将棋の大会は楽しかったか?」
月山元四郎
「楽しいに決まってるだろ、今まで出来なかったことが出来たんだからな」

窮屈な人間社会の中で生きていくのは大変なので、隆ノ介は将棋を楽しむことを一応は理解してくれます。

正体を隠しながら人間のふりをしている吸血鬼はストレスが溜まっていました。

隆ノ介
「そんなお楽しみがあってもいいだろう、いい思い出がつくれてよかったな」
月山元四郎
「思い出で終わらせるつもりはねぇけどな、まだ終わってもねぇし」

月山にはまだここで終わるつもりなどありません。

隆ノ介は体力の限界まで将棋を指し、意識を失ったのにまだ続けようとする月山の考えが理解できないようです。

隆ノ介
「正気?化物だと正体がバレるかもしれないのに?」
月山元四郎
「そうだよ、そういやお前記者なんだよな、今のうちに準備しとけよ、これから将棋界の天才棋士たちを一人のアマチュア将棋指しが打ち破っていくからよぉ」

結局アマチュア竜王戦は体調を崩してしまったせいで準優勝に終わりました。

それでも全国大会の出場権は獲得しています。

全国大会で戦い抜くため、月山は長時間の対局に順応するための特訓を開始します。

まずは昼間にどれだけ動けるかを確かめるため、色々なアマチュアの大会に参加することにしました。

その中の大会で月山が優勝します。

月山元四郎
「昼間に指しても4時間位なら問題ねぇ、慣らしていけばもう倒れるようなこともねぇだろ、さすがに今日は疲れたが・・・」

さすがに体力の限界を迎えていました。

しかしここで大会側から優勝者とスペシャルゲストのエキジビションマッチが発表されます。

月山の相手として新堂竜王の弟子で現役高校生棋士の天草五段が紹介されました。

果たして体力の限界を迎えた月山は天草を打ち破ることができるのでしょうか!?

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『バンオウ-盤王-』のネタバレ(漫画)!第1話の見所は?

2023.09.05

 

『バンオウ-盤王-』はこんな人にオススメ

将棋が好きな人はもちろん、胸が熱くなるヒューマンドラマを読みたい人にオススメの作品です。

長年の経験で卓越した棋力を身に付けた吸血鬼と天才棋士たちの棋戦を迫力満点に描いていますよ。

今までになかった将棋バトルを表現した『バンオウ-盤王-』

正体を隠しながら天才棋士と対峙するドキドキ感もこの作品の魅力だと感じました。

将棋界に真正面から挑み続ける月山のカッコ良さにしびれてください。

 

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