俺んちに来た女騎士と田舎暮らしすることになった件(第3話)!

今回は「原作 裂田 漫画 秋乃かかし」先生の『俺んちに来た女騎士と田舎暮らしすることになった件』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『俺んちに来た女騎士と田舎暮らしすることになった件』はこんな漫画(あらすじ)

故郷の田舎で農業を営んでいる佐伯莞爾(さいきかんじ)の家に、甲冑を身に纏ったクリスという女騎士がやって来ました。

日本人ではない様子のクリスは疲れ切った状態で、一晩だけ休ませてほしいとお願いしてきます。

訳が分からず戸惑う莞爾だったのですが、弱り切っているクリスのことを受け入れる事にしました。

食事をしながら話を聞いてみると、クリスは流暢な日本語を喋るのに日本の文化を全く理解していません。

脱サラした農家と異世界からやって来たクリスの日常を綴っていく『俺んちに来た女騎士と田舎暮らしすることになった件』

今回はほのぼのとしたSFファンタジー漫画の第3話からネタバレを含みながらご紹介していきます。

日本の文化を理解していないクリスの喜怒哀楽が描かれていますよ。

 

『俺んちに来た女騎士と田舎暮らしすることになった件』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第3話

朝食の美味しさに満足したクリスから、莞爾は色々と話を聞くことができました。

クリスの話を整理すると、彼女は日本という国を理解せずに入国したそうです。

もちろん入国するためのパスポートを所持していません。

莞爾が想像していた西洋ヨーロッパからやって来たコスプレ外国人でもありませんでした。

王国の女騎士として蛮族たちとの戦いを一時逃れたクリスは、伝令兵としてこの地にやって来たそうです。

クリス
「ふむ・・・大体その通りだ」
佐伯莞爾
「そうか・・・なるほど、わかった・・・って納得出来るかーっ!」

一人暮らしを満喫していた莞爾がクリスの突拍子もない話に納得できる訳がありません。

大声を出すと屋根の上から二羽の鳥が飛び去っていきました。

クリス
「まあとにかく色々と世話になったな、カンジ殿、感謝するぞ」
佐伯莞爾
「え!?どこに行くってんだ!?」
クリス
「王都に決まっておるだろうが・・・早く戦況を報告せねば・・・では」

まだ状況が整理できていないのに、クリスは王都へ戻ると言い出します。

莞爾は浴衣姿のまま出て行こうとするクリスを見過ごすことはできません。

佐伯莞爾
「ちょっと、わかった!ただ1つ提案がある」
クリス
「何だ、カンジ殿?」
佐伯莞爾
「我慢してくれ、今はそんなものしかなくて・・・」

田舎とはいえ甲冑の姿で歩き回ると不審者扱いされてしまいます。

そこで莞爾はクリスにジャージと長靴に着替えてもらいました。

これで不審者扱いされることはありません。

クリス
「やはり途中までと言ってもカンジ殿を連れて行くのは・・・」

莞爾は途中まで一緒に行くと提案しました。

しかしクリスは莞爾を連れて行くことに危険を感じています。

佐伯莞爾
「何言ってんだよ!乗りかかった船だ、付き合わせてくれよ」
クリス
「だがこちらは徒歩だし、もし魔物や蛮族どもに会ったら・・・」

クリスは徒歩で王都へ向かうつもりでした。

徒歩ではどのくらい時間がかかるか分からないので莞爾が軽トラを準備します。

佐伯莞爾
「それは問題ない、こっちにはこれがある」
クリス
「何だ、この鉄の塊は!?馬車なのか!?」
佐伯莞爾
「いいからだまって乗れって、シートベルトしっかりしておくんだぞ」

軽トラでクリスがオークに襲われた森へ向かい出発しました。

ですが軽トラに初めて乗ったクリスは激しく動揺しています。

クリス
「うわあああーっ!な・・・何だこれは!どうなっておるのだ!」

軽トラのスピードに身体が慣れません。

クリスが悲鳴を上げ続ける中、森に到着しました。

佐伯莞爾
「クリスさん大丈夫かい?」
クリス
「馬ならば・・・こんなことには・・・いやいや、これぐらいでへこたれるような訓練は受けていない・・・」
佐伯莞爾
「そのわりに膝が笑ってるぞ」
クリス
「あっ!これは武者震いと言うやつだ!」

日本文化は全く知らないのに難しい言葉は知っているようです。

クリスの様子が少し落ち着いたところで森の中へ入ることにしました。

佐伯莞爾
「・・・ってか、なあ本当にいいの・・・?この先で・・・」
クリス
「間違いない、私はオークの群れに襲われ、崖から飛びおりこの道を必死に歩いて来たのだ」

莞爾はオークの群れに襲われたというクリスの話を完全に信用したわけではありません。

日本にはオークなど存在していないので何かの設定だと考えています。

クリスについてきたのも面白いかもしれないと思ったためでした。

佐伯莞爾
「クリスさん・・・この辺りに・・・崖なんて1つもないんだよ・・・」

森の中には崖などありません。

現実を自分の目で確かめたクリスは動けなくなりました。

クリス
「私は・・・メルヴィス伯爵家長女クリスティーナ・ブリュンヒルデ・フォン・メルヴィスだ!それ以上でもそれ以下でもない・・・」
佐伯莞爾
「クリスさん・・・」

クリスに嘘を言っているつもりなどありません。

しかし目の前には森が広がっているだけです。

クリス
「だが・・・すまぬカンジ殿・・・正直私もよくわからなくなってきた」
佐伯莞爾
「なあ、何か心当たりないのか?例えばこの世界が君のいた世界と違う世界だと仮定して・・・」
クリス
「あっ・・・そうか、転移魔法スクロールか・・・!」

クリスは以前、魔法使いの友人から転移魔法を貰っていました。

もしかしたら現在の状況は転移魔法が関係しているのかもしれません。

佐伯莞爾
「ちょ・・・ちょっと待ってくれクリスさん!そもそも魔法って存在するのか!?」
クリス
「何を言っておる?私も今そなたに使っておるぞ、そなたの言語を話すために・・・」

日本で言う翻訳機能のような魔法をクリスは使っていました。

確かに魔法でも使っていなければここまで完璧な日本語を話すことはできません。

莞爾は魔法を否定できなくなりました。

一方のクリスは違う世界に転移したことにショックを受けています。

クリス
「・・・そうか、もう私は伝令兵として戦況報告も・・・エウリーデ王国の騎士としても・・・両親に生死を伝えることもできない・・・だがまだこうして命がある訳だし・・・」

落ち込むクリスと軽トラへ戻ることにしました。

出発してもクリスは何も喋りません。

佐伯莞爾
「クリスさんは心が強いんだな、昼飯はうまいものを食べよう・・・」
クリス
「あまり優しい言葉をかけないでくれ・・・」

悲しみで震えているクリスに気付かなかった自分を馬鹿だと思う莞爾だったのです。

 

 

日本とエウリーデ王国が別世界であることをクリスの魔法が証明しました。

状況は把握できましたが、その半面でクリスのショックは大きいようですね。

クリスが元の世界に戻れるのかが見所になっている『俺んちに来た女騎士と田舎暮らしすることになった件』

まずクリスは日本での生活に慣れなければいけません。

莞爾はどのようにクリスをサポートしていくのでしょうか!?

第4話

異世界に転移したことを把握したクリスは母国のことを憂いていました。

クリス
「モザンゲート砦の戦況を他の伝令兵たちは無事伝えることができたであろうか?エウリーデ王国のみんな、騎士団のみんな、そして父上母上、私クリスは今・・・異世界の日本という国にいます」

軽トラの中で母国の無事を願います。

そもそも騎士のクリスは禁術である転移魔法を使うことはできません。

自分がこれからどうすればいいのか分からなくなってきました。

運転している莞爾は隣でボーっとしているクリスのことを気にかけています。

佐伯莞爾
「あのさクリスさん申し訳ないんだが、この足で畑に寄って行ってもいいか?」
クリス
「え・・・?ああ、問題ないぞ・・・」

急ぎで届けたい物があるので畑へ寄ることにしました。

ボーッとしていたクリスは莞爾が農民だということを思い出します。

畑に到着するとクリスに待ってもらいながら作業を始めました。

佐伯莞爾
「おっと!その柵には・・・」
クリス
「ふぎゃあああーっ」
佐伯莞爾
「遅かったか・・・」

日本文化について何も知らないクリスが電気柵に触れてしまいます。

電気の衝撃でクリスが尻もちをついてしまいました。

クリス
「雷魔法なんて聞いてないぞ!」
佐伯莞爾
「いや魔法じゃないって、危ないから車で待ってて」

失態を晒してしまったクリスは大人しく車で待つことにします。

クリスが軽トラの荷台で空を眺める中、莞爾が収穫作業を始めました。

するとクリスが近くに寄ってきます。

クリス
「それはオーバジーか?」
佐伯莞爾
「ん?いやこれはナスだぞ」
クリス
「こちらではナスと言うのか、紫色をしているものは見たことないな」

確かに白ナスもあるのですが日本では紫色のナスが主流となっていました。

しかし他の国では白ナスや緑ナスが主流で、紫色のナスも日本の品種ではありません。

佐伯莞爾
「白ナスは皮が厚いんだけどこの紫色したナスは皮が薄くて紫外線は通さないから・・・皮ごと調理して美味しく食べられるって訳だ」
クリス
「ふむ・・・とんとわからぬが皮の色1つでも理屈があるのだな」

クリスは莞爾が栽培する野菜に関心を示したようです。

莞爾が栽培しているヴィオレッタ・ルンガという品種のナスで、油を吸い過ぎるので大衆店には売っていません。

油を吸う利点が生かせるイタリア料理専門店でよく使われているそうです。

佐伯莞爾
「ってことでイタリア料理店に卸している仲買がいるんだ」
クリス
「なるほど、イタリア料理店というのはわからないが美味しそうだな」
佐伯莞爾
「帰ったら食わせてやるよ」

野菜だけでなくイタリア料理にも興味を持ってくれました。

その後もクリスは野菜の収穫を見学します。

クリス
「小さなマルテだな」
佐伯莞爾
「へー、そっちじゃマルテって言うのか、こっちじゃトマトって言うんだ、シシリアンルージュっていう品種だ、生でも食えるけど生食用のに比べるとちょっと青臭さがあるかな」
クリス
「おおっ!なかなか美味しいぞ!」
佐伯莞爾
「だろ?でも生より熱を加えた方がうまいんだ」

他にも莞爾はサンマルツァーノという加熱用のトマトも栽培していました。

2つの品種はどちらも地中海でよく作られているそうです。

クリス
「いやーホント変わった形をしているな」

クリスにトマトを食べさせてあげながら収穫作業を終えました。

荷台に野菜を乗せてから出発すると、家とは反対方向に車を走らせます。

佐伯莞爾
「採れたてをすぐに届けたくてな、八尾さんって人が仲買してくれててこの先の町に自前の倉庫を持ってんだ」
クリス
「そんなに急がなくてもすぐ傷む訳じゃ・・・」
佐伯莞爾
「野菜は基本的に収穫した瞬間から鮮度が落ちる、だからなるべく早く届けたいんだ、まあ俺は偏屈な商売人なもんで」

仲買の八尾さんには農業を始めた時から色々とお世話になりました。

そんな恩人のため、少しでも鮮度の良い野菜を届けたいのです。

車が町に入ると田舎では見られなかったビルやドラッグストアが見えてきました。

クリス
「すごいな・・・異世界などと馬鹿げた話だと思っていたが・・・この景色を見ると納得できる」
佐伯莞爾
「だから言っただろ、ここはエウリーデ王国じゃないって・・・」

現実に戻すようなことを言ってしまったと莞爾は少し後悔します。

しかしクリスは全く気にしていません。

いつの間にか異世界である日本について知りたいと思い始めたクリスだったのです。

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俺んちに来た女騎士と田舎暮らしすることになった件のネタバレ!

2024.03.06

 

『俺んちに来た女騎士と田舎暮らしすることになった件』はこんな人にオススメ

SFファンタジーとヒューマンドラマが好きな人にオススメの作品です。

訳も分からず異世界に転移したクリスを包み込む莞爾の優しさに感動できますよ。

美味しい食事が人間を前向きにさせていく『俺んちに来た女騎士と田舎暮らしすることになった件』

本来は絶望してもおかしくないクリスが、野菜の収穫や莞爾の手作り料理を体験することで元気を取り戻していきます。

ハートウォーミングなSFファンタジー漫画を読んで胸をほっこりさせてみてください。

 

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