双星の陰陽師のネタバレ!ろくろと紅緒を戦わせる有馬の狙いは?

今回は「助野嘉昭」先生の『双星の陰陽師』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『双星の陰陽師』はこんな漫画(あらすじ)

人間に仇なす存在のケガレを祓う最強の陰陽師になる夢を抱いていた焔魔堂ろくろ(えんまどうろくろ)でしたが、雛月の悲劇で仲間を救えなかった無念から夢を諦めていました。

しかし同い年の化野紅緒(あだしのべにお)と巨大なケガレを祓ったことによって、運命の歯車に変化が表れます。

二度と関わりたくなかった紅緒がろくろの暮らす星火寮に来たことで、2人の運命は深く交錯することになりました。

その中で全ての陰陽師を統べる陰陽頭土御門有馬(おんみょうのかみつちみかどありま)が、ろくろと紅緒のために特別なイベントを開催します。

占いによって天から素晴らしいお告げを受けたという有馬が開催したイベントの目的とは!?

ケガレが存在する禍野に終焉をもたらす神子の活躍を描いた『双星の陰陽師』

今回は大人気SFファンタジー漫画の第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

ろくろと紅緒が最強の陰陽師へと成長していく様子をハラハラドキドキしながらお楽しみください。

 

『双星の陰陽師』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話前編

全ての陰陽師を統べる陰陽頭土御門有馬が式占を行っています。

有馬
「こ・・・これは!?焔魔堂ろくろ・・・化野紅緒?・・・ははははっ・・・千年だ、千年待ちましたよ晴明様っ!はははははっ!遂に来たれるか神子よ!」

長年待ち望んでいた神託が下りました。

有馬の口から名前を出されたろくろはまだ眠っている最中です。

ろくろが眠っている部屋に紅緒がやって来ました。

紅緒はろくろを起こそうとするのですがなかなか起きてくれません。

そこで紅緒はろくろの口を塞いでみます。

ろくろ
「ふごごっ、ぶふぁっ!え・・・何っ!?地球滅亡っ!?あっ!お・・・お前!なっ何勝手に入ってきてんだ!ここは俺の部屋だぞっ!?」
紅緒
「何度もノック・・・した」
ろくろ
「ノックってお前・・・まだ5時じゃん!何なんだよ一体ー!?」
紅緒
「今から二人で禍野に行きましょう」

昨日ろくろは禍野で凄い力を紅緒に見せました。

ろくろのおかげで巨大なケガレから救われた紅緒だったのですが、助けてもらいたかったわけではありません。

自分の力でケガレを祓いたかった紅緒はろくろにプライドを傷つけられました。

そこで禍野に行ってどちらが多くのケガレを祓えるか勝負を挑んできたのです。

ろくろ
「俺は二度と禍野に行く気はねぇ!つうかそんな風に頭ごなしに言われて、よしやるか☆って誰がなるかよ!」
紅緒
「勝負・・・しよ♡」
ろくろ
「顔と台詞が一致してねえ・・・!とりあえず出てけ!この際だからハッキリ言っとくぞ、昨日はたまたま勢いで戦っちゃったってだけで俺は陰陽師なんて大っっっ嫌いなんだよ・・・!わかったらもう俺に関わるな!」

部屋から追い出された紅緒は一人で禍野へ向かうことにしました。

すると大きいケガレと遭遇します。

あっという間にケガレを祓ったのですが全然納得できません。

紅緒
「弱い・・・昨日彼が祓ったケガレはこんなもんじゃなかった」

化野家は代々優秀な陰陽師を輩出してきました。

ケガレを祓い続け勝ち続ける宿命を紅緒も背負っているのです。

それなのに同い年のろくろに物凄い力を見せつけられてしまいました。

両親や兄よりも強い陰陽師を目指す紅緒は、こんなところで負けているわけにはいきません。

ろくろ
「おはよー」
亮悟
「おはよーってお前なもう朝だぞ、そして相変わらず寝癖凄いな、ったく少しは紅緒さんを見習えよー?紅緒さん毎朝5時に起きてケガレと戦うためにトレーニングやってるんだぞー」

亮悟には紅緒と張り合うつもりはないと断言しますが、意識していることは見透かされていました。

ただしろくろはこれ以上、紅緒のペースに巻き込まれたくはありません。

全てのケガレを祓うのが紅緒の理想と聞いてから、ろくろは自分も最強の陰陽師を目指していたことを思い出すようになっています。

その度に雛月の悲劇で仲間を救えなかった自分の無力に嫌気がさしていました。

ろくろ
「くそ、あの女と会ってから嫌なことばっかり思い出す・・・でもまあ俺から下手に首突っ込まなきゃ大丈夫だよな?」

考え事をしながら洗面所の扉を開けます。

すると入浴後の紅緒が立っていました。

亮悟
「ろくろ!今紅緒さんが風呂入ってるから洗面所は使っちゃダメだぞ!?」

扉はすぐに閉めましたがすでに手遅れです。

ろくろが慌てていると洗面所の中から金属音が鳴り響きました。

ろくろ
「ぎゃああああ!ちょっと待てお前・・・!剣置け!とりあえず剣置けええええっ!」
紅緒
「色魔絶殺、喼急如律令・・・」
ろくろ
「誰が色魔だあああああああっ」

美少女の紅緒は寮の仲間から人気があるので、わざとではありませんがろくろはお仕置きとして逆さ吊りにされてしまいます。

怒った仲間たちにろくろは放置されてしまいました。

落ち込んでいると背が高くメガネをかけたパンツ一丁の男を探しているチンピラが、ろくろに変な男を見かけなかったか尋ねてきます。

ろくろ
「それは変な男じゃなくて変態だろ、そんな奴見かけたら一発でわかる・・・ん?いたあああああああっ!!」

変態は灯篭の陰に身を隠していました。

どう見ても変態ですが、この男の登場によってろくろと紅緒の運命が大きく変わっていくのです。

 

 

理想を掲げる紅緒がろくろに対して嫉妬心を抱いた姿に共感できました。

ろくろと出会ったことによって、紅緒の強くなりたいと思う気持ちが一層強くなりましたね。

全てのケガレを祓うため切磋琢磨していく『双星の陰陽師』

いよいよ変態パンツ男として登場した有馬がストーリーを本筋へ導いていきます。

作品のタイトルが何を意味するのかも明かされていきますよ。

第2話後編

変態パンツ男を見つけたのにろくろが黙っているとチンピラたちは他の場所を探しに行きました。

有馬
「行った行った♡ありがとう少年、匿ってくれて☆」
ろくろ
「匿ってねえよ!呆気に取られてただけだよ、この変態野郎!つうかお前不法侵入だぞ、不法侵入っ!」

騒いでいるとじっさまが駆け付けます。

じっさまはヤクザの愛人に声を掛けたため追われている変態パンツ男を知っていました。

変態パンツ男はじっさまがろくろの名前を呼んだことで大喜びします。

有馬
「そうか君が焔魔堂ろくろか!」
ろくろ
「な・・・何すんだ、放せこの変態パンツ野郎!」

無礼な言葉を吐くとじっさまに叱られました。

変態パンツ男の正体は全ての陰陽師を統べる陰陽頭土御門有馬だったのです。

有馬はイベントを開催するため、じっさまなどの幹部を緊急招集していました。

着物を纏った有馬はろくろたちを鳴神神社へ連れて行きます。

鳴神神社の地下には巨大シェルター型訓練施設用大講堂、五鏡止水の間という施設が存在していました。

有馬
「やあ諸君お待たせっ!ご足労頂き感謝するよ!集まってもらったのは他でもない!皆にとーっても嬉しい超々ビッグニュースを持ってきたんだぜ、イェーイ!」

数日間に行った式占によって天から素晴らしい神託が下ったそうです。

神託によると陰陽師とケガレの長き戦いに終わりが来るそうで、これは神子の出現を啓示するものに他なりません。

神子は古の時代より語り継がれてきた孤高の存在で、全てのケガレを祓い忌まわしき禍野に終焉をもたらす最強の陰陽師です。

有馬
「重要なのは誰がその神子なのかということだ、化野紅緒君!前へ出てきてくれるかな!?」

京都の名家で化野家の筆頭である紅緒が呼ばれました。

集められた高齢の幹部たちは紅緒なら神子に相応しいと納得します。

しかし有馬はぬるい地元でちやほやされている紅緒が、トラウマを克服できていないと感じていました。

有馬
「ではもう一人、焔魔堂ろくろ!ろくろ君!君もこっちへ来てくれっ!」
ろくろ
「何で俺が・・・!?」

よく分かりませんが仕方なく前へ出ます。

紅緒とは違ってろくろのことは身内しか知りません。

有馬
「皆に紹介しておこう!彼らは共に14歳だが陰陽師としての素質は恐らくここにいる誰よりも高い!かたや東京、かたや京都、言わば東の最強焔魔堂ろくろと、西の最強化野紅緒というワケだ!」

有馬が2人を最強の陰陽師と紹介したことで会場が騒然となりました。

東の最強と紹介されましたが幹部の誰も焔魔堂ろくろの名前など聞いたことがありません。

ろくろ
「て・・・適当ばっか言ってんじゃねぇぞお前!」
有馬
「まあまあ♡言葉の綾というヤツだよ、それよりどうだい二人共、相手にとって不足はないだろう?君たち二人の実力を見せて欲しい、今ここで皆が見ている前でお互い相手をケガレだと思って殺すつもりで全力で戦いなさい」
ろくろ
「ふざけんな!何で俺がんなことしなきゃいけないんだよ!?」
有馬
「悪いがろくろ君これは陰陽師の未来がかかったとーっても重要なことなんだ、君の意志が入り込む余地などない、それに君はどうあれ彼女の方はヤル気満々のようだが?」

紅緒がろくろに攻撃を仕掛けました。

攻撃を回避したろくろはすぐに紅緒の考えを察します。

ろくろ
「そうかい!お前からすれば願ってもない状況ってワケかよっ!?」
紅緒
「あとノゾキの恨み・・・」
ろくろ
「ま・・・まだ気にされてたんですかっ!?」

思わず敬語になってしまいました。

会場に集まった人たちは巻き込まれないように場所を空けます。

戦いが始まると紅緒の攻撃で制服を切られました。

紅緒
「黒い霊符は・・・まだ使わない・・・の?」
ろくろ
「てめえだって呪装かけてねえだろうがっ!」
紅緒
「そうね・・・じゃあどのくらい追いつめたら本気になって・・・くれる?」

一方的に紅緒が攻撃を仕掛けます。

そもそもろくろには戦う意志が感じられません。

様子を見ていた有馬は、神子の話が進まないためろくろに戦うことを促します。

ろくろ
「うっせぇこのパンツ男・・・!俺は陰陽師なんてとっくにやめたんだ!お前の言う通りにする気もないし神子なんてのもどうでもいいんだよ!」
有馬
「やれやれ、君は一体何を恐れているんだ?知っているよろくろ君、君が戦うのをやめたのもやめた理由も」
ろくろ
「・・・な!?お前・・・!」
有馬
「戦えない陰陽師、弱い陰陽師に価値はないんだよ、かつての君の同朋も同じさ、弱いから死んだ・・・それだけだ、いやまあ死んだら死んだで構わないんだけどね、所詮その程度の素質しかない連中だったというだけさ」

陰陽師として貢献できず亡くなった同朋たちをカスだと罵倒しました。

有馬の発言でろくろの表情が一変します。

ろくろ
「おい・・・お前・・・殺すぞ?」
有馬
「・・・は、おお恐ぁあ♡」
ろくろ
「お前が昔のことどこまで知ってるかわかんないけどそこまで言うなら・・・見せてやる、でも俺がソイツに勝ったら皆を悪く言ったことお墓の前で手をついて謝れ!」

ようやく戦う意志を示したろくろが黒い霊符を出しました。

そして右腕に呪装をかけます。

紅緒
「陰陽呪装」

紅緒もケガレと戦う際のフル呪装をかけました。

これで本気のバトルが幕を開けることになったのです。

ろくろ
「結局・・・お前の望んだ通りになったなぁ、いいぜ?いつでも・・・」
紅緒
「彼の攻撃は絶対喰らってはいけない・・・でもスピードなら私に分がある!」

攻撃を見たことがある紅緒がスピードで翻弄しようとしますが、攻撃の衝撃波で吹き飛ばされました。

さらに砕いた岩を矢のように使って連続攻撃を仕掛けます。

防戦一方になった紅緒はさらにスピードを上げました。

目で追うことのできないスピードでろくろに反撃していきます。

ろくろ
「へへ・・・やっぱ・・・コイツ凄ぇなあ・・・」

攻撃を浴びせられながらろくろが笑いました。

そして右腕で地面を破壊します。

紅緒
「足場を奪う作戦?それともバリアを作ったつもり・・・?そんなもので私の攻撃を凌いだことには・・・しまった・・・誘われた!?」
ろくろ
「勝負だ!」
有馬
「そこまで♡」
ろくろ
「え!?」

有馬が止めると2人の呪装が解けました。

呪装が解けてしまったため能力を解放できない2人が体勢を崩します。

有馬
「ふふふ、お見事二人共!素晴らしい戦いだった!すまなかったろくろ君、君の本当の力を見たくて友人を冒涜してしまったこと、許してくれ」
ろくろ
「俺の力を見るため・・・?」

ようやく乗せられたことに気がつきました。

ろくろは有馬の策略に引っかかってしまったのです。

有馬
「さて・・・見て頂けたかな諸君っ!彼らの実力を!どうだろう・・・正に彼らこそ双星の陰陽師を名乗るのに相応しいとは思わないかっ!?」

有馬は皆の前で2人が双星の陰陽師に相応しいことを証明しようとしていました。

確かに2人の実力は双星の陰陽師として申し分ありません。

ろくろ
「何だよ、双星の陰陽師って?」
有馬
「神子と併せて伝わる称号のひとつさ、熒惑の黒炎が現を覆う刻常闇の空に流るるは双星、双星相重なりてこれを祓うってね、僕が授かった神託というのも君達二人が双星の陰陽師であるというものだ」

2人が双星の陰陽師と聞いて倒れる者も現れます。

しかしろくろは全く話が見えません。

ろくろ
「どっちが神子なのか決めるために戦わせたんじゃねえのかよ!?」
有馬
「だから言ったろ、君の本当の力が見たかった・・・と、結論だけ伝えても納得しない連中が多いからね、それに双星が誰なのかがわかれば神子も自ずと決まるんだよ☆」
ろくろ
「!?」
有馬
「やれやれ、察しが悪いな、つまりこういうことさ、最強の陰陽師、神子とは双星の子供だよ、双星の陰陽師は夫婦に与えられる称号だ、最強の陰陽師の夫婦が最強の陰陽師の子供を生む、君達には結婚して子供を作って貰いたいんだ♡」

双星の陰陽師は夫婦を意味していたのです。

有馬の突拍子もない申し出をろくろと紅緒は受け入れるのでしょうか!?

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『双星の陰陽師』のネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

2024.11.06

 

『双星の陰陽師』はこんな人にオススメ

アクションとファンタジーが好きな人にオススメしたい作品です。

個性が真逆のろくろと紅緒ですが人々を想う気持ちは共通しているので、ヒューマンドラマが好きな人にも読んでもらいたいですね。

人間とケガレの争いを題材にした『双星の陰陽師』

所々にコミカルなシーンも織り交ぜてくれているので読みやすいストーリーになっています。

陰陽師について学べる情報も掲載されていますよ。

 

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