真夜中のオカルト公務員のネタバレ(漫画)!砂の耳とは?

今回は「たもつ葉子」先生の『真夜中のオカルト公務員』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『真夜中のオカルト公務員』はこんな漫画(あらすじ)

新社会人の宮古新(みやこあらた)が配属された新宿区役所夜間地域交流課は、人ならざるもののアナザーとの交流と共生を推進する部署でした。

初めて妖精を視たことでアナザーの存在を把握した宮古新だったのですが、自分が夜間地域交流課の役に立てるとは思えません。

しかし先輩の榊京一(さかききょういち)姫塚セオ(ひめづかせお)と新宿御苑を調査しているうちに、自分だけがアナザーの言葉を理解できることが発覚しました。

榊とセオはアナザーを視ることができても言語を理解することはできません。

その中で困惑する3人の前に現れた天狗の長老が、宮古新のことを砂の耳を持つ安倍晴明だと言ってきます。

果たして宮古新が持っている砂の耳と、陰陽師として有名な安倍晴明にはどんな関係があるのでしょうか!?

妖怪や妖精などの異種族と人間が交流を深めていく『真夜中のオカルト公務員』

今回は人気サスペンス漫画の第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

オカルトファン必見のユニークな物語になっていますよ。

 

『真夜中のオカルト公務員』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話前編

天使と天狗の争いに巻き込まれた新宿区役所夜間地域交流課の3人だったのですが、宮古新の言語を理解する能力によって争いは治まりました。

ただ現れた天狗の長老が発した言葉によって宮古新たちの困惑が深まっています。

長老
「晴明、元気にしとったか?」
宮古新
「いやいやいや、人違いです、絶対に!」

長老は昔あったことがある陰陽師の安倍晴明と宮古新が同じ匂いだと言ってきました。

しかし昔の陰陽師だった安倍晴明が生きているわけがありません。

他の天狗から人間が長生きしないことを伝えられると長老は渋々納得してくれます。

長老
「死んだ・・・そうか、血の匂いが一緒だったもんでてっきりな・・・は・・・ということは!」
宮古新
「ん?」
長老
「アイツの息子か!」
宮古新
「違います!その人も死んでます!」

安倍晴明は平安時代の陰陽師なので、息子だったとしても生きてはいません。

それでも長老によると宮古新は安倍晴明とよく似ているそうです。

ここで天狗たちが立ち去る時間を迎えました。

長老
「今宵は迷惑かけたの、晴明の生き写し、機会があればまた会うこともあろう」
宮古新
「あの最後に晴明と俺そんなに似てるんですか?」

間違ってしまうほど宮古新と安倍晴明は似ているようです。

そのまま天狗たちが去っていきました。

姫塚セオ
「こんなにワケわかんねー夜初めてなんだけど!」

先輩の榊とセオも状況を理解できていません。

しかし状況を理解できていないのは宮古新も同様でした。

宮古新
「あの・・・天狗のおじいさんが言ってたんですけど・・・砂の耳って知ってます?俺がその持ち主・・・とかも・・・言ってたんですけど・・・」
姫塚セオ
「そういうことか!それでお前アナザーの言葉が解るのか!」
宮古新
「え、え!」

天狗の長老が話した言葉によってセオは事態を理解したようです。

ですが宮古新は砂の耳という言葉を聞いたことがありません。

榊京一
「落ち着けセオ、そう決めつけるな、とりあえず今日は一旦戻ろう」
宮古新
「は・・・あ?」

区役所に戻ろうとしたのですが、急に宮古新が倒れ込んでしまいます。

榊はキャパオーバーだと思うのですがそうではありません。

目の前が真っ暗になった宮古新に天狗の長老が呼び掛けてきます。

長老
「おーい、おーい、お主は晴明じゃ、間違いなし、懐かしいのー!久しぶりじゃのー!」
宮古新
「だから人違いです・・・」
長老
「違うというなら息子か孫かひ孫じゃな?少なくとも縁故はあるはずじゃぞ、そういう匂いじゃ!」
宮古新
「そ・・・れは・・・確かに死んだ祖父に言われてたけど・・・」

祖父に宮古家は安倍晴明様の血筋だと言われたことを思い出しました。

記憶と共に祖父の姿が脳裏によみがえります。

長老と祖父が脳裏の中で暴れ回るうちに宮古新は気を失ってしまいました。

仙田
「あ、起きた、おはようございます」
宮古新
「お・・・はようござい・・・ます?」
仙田
「どこも痛くない?榊くーん、起きたよー」

目を覚ました宮古新の前に見覚えのない男性が座っています。

ここから宮古新の運命はどのような展開を迎えるのでしょうか!?

 

 

天狗の長老に言われた言葉と祖父の言葉が繋がってきましたね。

どうやら本当に宮古新は安倍晴明と関係があるようです。

砂の耳を持つ新社会人が異種族と交流を深めていく『真夜中のオカルト公務員』

第2話では宮古家のルーツが少しずつ明らかになっていきます。

アナザーの優しさに触れることで宮古新に変化が現れますよ。

第2話後編

目の前が真っ暗になってしまった宮古新が目を覚ましました。

仙田
「ハジメマシテ、夜間地域交流課課長の仙田と言います、よろしく、実のところ挨拶は明日でいいやーって思ったんだけど榊くんから報告聞いてね?君に色々と質問ができたなぁと」
宮古新
「質問?」
仙田
「君、砂の耳持ってるんだって?」
宮古新
「・・・それなんですが砂の耳って・・・」

宮古新は砂の耳について何も知りません。

榊によると砂の耳は有名なオカルト話で、端的に表現すると優れた言語習得能力だということです。

姫塚セオ
「一度もヒアリングしたことない他言語なのに何故か言葉が解る、それが砂の耳、お前今まで洋画観た時そういうことなかったか?」
宮古新
「ないです」
姫塚セオ
「んじゃ人間の言語は砂の耳適応外ってことだな」
宮古新
「榊さんとセオさんはアナザーの言葉が解らないってことですけど、じゃあ今まではどうやって・・・」

榊は相手の顔色や仕草などの状況から判断して対応してきました。

感覚的には犬や猫の機嫌を窺う時と似ているそうです。

仙田によるとアナザーと会話対応した人間は宮古新しか存在していません。

そのため宮古新は自分が異常なのかもしれないと心配になってきます。

しかしセオは宮古新が仲間に入ったことを歓迎してくれました。

仙田
「てことで暫くセオくんにつき合ってやってよ、それじゃ次の質問、安倍晴明ってどういうこと?」
宮古新
「それが天狗が俺のことを晴明と間違えた感じで、血の匂いが一緒だとか・・・」
仙田
「血の匂いねぇ・・・血筋的なことを指してるのかな、けど今回の採用試験はその手の縁故皆落としたと思ったけど・・・」

採用試験の細工について宮古新は何も聞かされていません。

実は採用試験の最後に“このテストは全部で何問ありますか”という変な質問が出題されていました。

宮古新
「一緒に受験した友達にそのこと聞いたら変な顔されたっけ・・・」

この質問には見えづらくする特殊加工がされていて、視る能力が一般レベル以上でなければ視えません。

つまりこの質問に解答しなければ夜間地域交流課への配属はないのです。

仙田
「その細工に引っかかったのが君含めて10人くらい、中にはこの業界の熟練者やお家柄優秀な縁故もいたけど、適応判断テストで僕好みの結果の君を推した」

仙田は現場で悲鳴を上げてしまう優秀な人物より、初心者でも度胸がある人物を求めていました。

その結果、宮古新が選ばれたのです。

ただ宮古新には安倍晴明の血筋について心当たりがありました。

宮古新
「亡くなった祖父が昔から宮古家は代々安倍晴明の血筋じゃ・・・と、祖父以外誰も信じてませんでしたが・・・」
仙田
「それがホントだとして業界との繋がりは切れてる感じだね、宮古なんて僕は聞いたことないし・・・となると家系を辿るしかないか」

今後のことも含めて宮古新が安倍晴明と繋がりがあるのか知る必要があります。

そのため榊とセオが宮古家のルーツを探すことになりました。

宮古家があるのは新宿区の神楽坂です。

両親が不在の昼間に調査は始まりました。

祖父の蔵書や遺品は蔵にまとめてあるそうです。

宮古新の父親は転勤族だったので高校生の頃に戻ってきてからは蔵の中には入っていません。

戻ってくるまでこの家には祖父母が2人きりで住んでいました。

宮古新
「でも皆で暮らして暫くして二人とも亡くなって、その時遺品を片づけに父が開けたくらいです」
榊京一
「神楽坂って関東大震災は平気だったって話だけど空襲は酷かったはずだろ?よく残ってるな」
宮古新
「疎開時に財産も一緒に運んだって聞いてます」

まずは書物類だけオフィスに運んで、業務の合間に調べることにします。

運び出そうとした時、榊が何かの気配を感じました。

蔵の隅を見てみると白い猫が顔を出します。

ユキ
「アラター!うそうそ、アラタじゃん!どーしたの!?ひっさしぶり!大きくなってぇ!」

二足歩行で巨大化した猫はアナザーでした。

最初は思い出せませんでしたが、小さい頃にこの白い猫と遊んでいたことを思い出します。

宮古新
「ユキ!?ん?しっぽが・・・」
ユキ
「俺ネコマタぁ!人間語はまだ喋れないけどねー、お、おお、この人俺のこと視えるの、触れるの、俺のこと視える人間が増えてうれしいー、最近じゃアラタだけだったもんね」

猫が好きそうな榊がユキを抱き上げました。

喜ぶユキだったのですが蔵の中から書物を運び出すことには反対します。

ユキは宮古新のご先祖様から蔵のものを守るよう指示されていました。

宮古新
「一緒に行って見守っておけば?ユキもずーっと蔵の中じゃつまらないだろ、それに俺が一緒にいたいんだ・・・ダメか?」
ユキ
「・・・うれしい、ほんとはねひとりはさみしかったの」

ずっと暗がりで孤独だったユキを役目から解放してあげます。

蔵の中から運び出した書物からは陰陽師系の文献と和系魔導書の写しが見つかりました。

まだ安倍晴明との繋がりは不明なので榊は系譜を調べることにします。

調査が進む中、宮古新は天狗と天使が気になるので新宿御苑に向かいました。

宮古新
「あ、しまった・・・鍵忘れてた、ユキごめん、戻るよ」
ユキ
「ねー不思議なんだけどなんで俺の言葉解るの?子供の時俺の声聞こえてなかったじゃん」
宮古新
「昔はユキのこと普通の猫だと思ってたから・・・かな、しっぽも二股だと知らなかったし」
ユキ
「あー、お前は昔っから都合が悪いところ視えてなかったよね、けどまぁうれしーや、ずーっとアラタとお話したかったから」

少し前までは自分だけアナザーの言葉が解るのを怖いと思っていましたが、今ではユキの言葉が解ることを嬉しいと感じています。

戻ろうとしていると天使と逢引きしていた天狗が現れました。

天狗はまだ仲間には反対されていますが、お似合いだと言ってくれた宮古新にお礼を言いたかったそうです。

宮古新
「言葉が解って嬉しい、ユキと君のおかげだ、今はもう怖くない」

ユキと天狗のおかげで砂の耳を受け入れることができました。

ここから宮古新は人間とアナザーの懸け橋になれるのでしょうか!?

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『真夜中のオカルト公務員』はこんな人にオススメ

サスペンスとミステリーが好きな人にオススメしたい作品です。

オカルトがテーマになっていますが感動できる人情噺も盛り込まれていますよ。

人ではならざる者との共生を題材にした『真夜中のオカルト公務員』

言語を理解できるからこそ宮古新がアナザーに寄り添っていきます。

異文化を共有する素晴らしさを感じ取ってみてください。

 

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