宮廷鍛冶師の幸せな日常のネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

今回は「著者 上林眞 原作 木嶋隆太」先生の『宮廷鍛冶師の幸せな日常』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『宮廷鍛冶師の幸せな日常』はこんな漫画(あらすじ)

世界一の鍛冶師を目指して働き始めたフェイクだったのですが、憧れていた宮廷鍛冶課は超ブラックな職場でした。

暴力を振るわれ休みがないブラックな職場で3年働いているうちに、フェイクは劣悪な環境に慣れてしまいます。

地獄の日々を過ごす中、隣国の公爵令嬢で鍛冶が好きなアリシアの存在にフェイクは癒されるようになっていました。

そんなアリシアにフェイクは突然偽装婚約者として隣国に引き抜かれます。

ブラックな職場を辞職することにしたフェイクは優秀な才能を隣国で活かすことができるのでしょうか!?

貴族と鍛冶職人の純愛を描いていく『宮廷鍛冶師の幸せな日常』

今回は異世界を舞台にしたSFファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

フェイクが幸せを掴みとる物語に魅了されてください。

 

『宮廷鍛冶師の幸せな日常』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

フェイクが鏡の前で身なりを整えています。

フェイク
「今日から俺は宮廷鍛冶師として仕事をする、夢だった世界一の鍛冶師を目指して頑張らないといけない」

意気込みながら外へ出ると桜の花びらが舞い上がっていました。

満開の桜を見ると自分を歓迎してくれているような気がしてきます。

改めて鍛冶師としての仕事を頑張ろうと思えてきました。

気合を入れていると同じように桜を眺めている美女を見かけます。

アリシア
「あなた鍛冶課の人ですか?」

美女がとても綺麗な声で話しかけてきました。

あまりにも綺麗なので美女は貴族なのかもしれません。

フェイク
「は、はい、そうです!よく分かりましたね」
アリシア
「ポケットから鍛冶資格が見えていますよ?」

ポケットから鍛冶資格が落ちかけています。

資格がないと国内で鍛冶を行えないのでポケットに入れ直しました。

フェイク
「ありがとうございます」
アリシア
「いえ・・・このくらいは別に、でも若いですね・・・新しい人ですか?」
フェイク
「は、はい!今日からここで勤めることになりましたフェイクと申します!」

練習していた通り姿勢を正して挨拶します。

しかし大きな声を出したので美女を驚かせてしまいました。

アリシア
「私は・・・アリシア・バーナストと申します」
フェイク
「アリシア様ですか、や・・・やっぱり貴族の方でしょうか?」
アリシア
「はい・・・ってそんなにかしこまらなくても大丈夫・・・ですよ?」

気を遣ってくれるのですがフランクな態度を取るわけにはいきません。

それでもアリシアが微笑んでくれるので話しやすい雰囲気が生まれます。

フェイク
「アリシア様はここで何をされているのですか?」
アリシア
「今夜行われる舞踏会に参加予定なのですが部屋にいても貴族の方々の対応に忙しいのでこうして抜け出しているんです、少しお聞きしてもよろしいですか?あなたは・・・やりたいことってありますか?」
フェイク
「・・・やりたいことですか?」
アリシア
「はい、私はそういったものがよく分からなくて参考にできればと思いまして」

アリシアの質問にフェイクは少し戸惑ってしまいました。

しかし考えた結果、やりたいことではありませんがなりたいものを答えます。

フェイク
「世界一の鍛冶師です!」
アリシア
「・・・世界一の鍛冶師!?ほ本気で言っているんですか?」
フェイク
「はい!難しいことだとは分かっていますがそれでも頑張りたいんです!」

夢を叶えるのはとても難しいことかもしれません。

困難だと分かっていてもフェイクはアリシアに真っ直ぐ自分の夢を語りました。

アリシア
「頑張ってください・・・頑張ってください!世界一の鍛冶師になってくださいね」

素直に応援してもらえるとは思っていなかったので驚いてしまいます。

これまでは夢を語るといつもからかわれていました。

そのため嬉しくなります。

フェイク
「それにしても可愛い子だったな、宮廷で仕事をするようになるってことは・・・ああいった可愛い貴族の方々とも仲良くなれるのだろうか?」

アリシアのような可愛い子といつかは結婚できるかもしれないという期待が膨らんできました。

ニヤニヤしながら鍛冶課へ向かいます。

第一印象が大事なので元気よく挨拶することにしました。

フェイク
「おはようご・・・」
モルガン
「おせぇぞ!さっさと仕事しろ」

鍛冶課に入った瞬間、鍛冶長のモルガンに殴られてしまいます。

訳も分からないまま頭突きも喰らわされました。

フェイク
「な、何を・・・?」
モルガン
「剣のメンテナンスを行ってこい、終わるまで帰るんじゃねぇぞ!」

ここからフェイクの想像していた宮廷での生活は崩壊していくことになるのです。

 

 

世界一の鍛冶師という夢を語るフェイクの情熱が感じられましたね。

その夢を応援してくれるアリシアも可愛らしかったです。

ブラック企業で働き始めたフェイクの苦労を表現した『宮廷鍛冶師の幸せな日常』

ここから鍛冶課の実態が明らかになっていきます。

ボロボロになりながらもフェイクは夢を諦めませんよ。

後編

フェイクが宮廷鍛冶師として働き始めてから3年が経過しました。

フェイク
「宮廷鍛冶師の仕事は武器のメンテナンスが主となっている、元々地方で鍛冶屋として仕事をしていた俺は才能を買われて宮廷鍛冶師となった」

憧れの場所で働けるという期待に胸を膨らませていましたが、フェイクを待ち受けていたのは地獄の日々だったのです。

宮廷の鍛冶課はフェイクが想像していたような輝かしい場所ではありませんでした。

モルガン
「おい、仕事片付けておけって言っただろうが、フェイク!」
フェイク
「も、申し訳・・・ございません、モルガンさん」

いつものように鍛冶長のモルガンから厳しく叱責されています。

モルガンからは叱責だけでなく暴力も振るわれていました。

モルガン
「相変わらずお前は無能だよな!今回のミスは今月の給料から減らしておくぞ・・・!なにか文句あるのか?」
フェイク
「・・・なんでもありません」

文句がないわけありません。

本来は大量の武器のメンテナンスは鍛冶課の人間全員で行うはずです。

それなのにフェイク1人に全てのメンテナンスを押し付けられていました。

モルガン
「口答えした罰だ!おまえが悪いんだからな!おまえが無能だから教育してやってんだよ!」

3年間ずっとこの状況が続いています。

怒られ続けたせいでフェイクは痛みに慣れてしまいました。

フェイク
「彼らが言う通り俺はまだきっと鍛冶課に認められる域に達していないんだ、だから怒られるのも殴られるのも仕方ない、給料が引かれるのだって休みが与えられないのだって、全部全部俺が無能なのが悪いんだ」

いつの間にか怒られる原因が自分にあると思うようになっています。

モルガンは残りのメンテナンスを休み明けまでに仕上げろと命令してきました。

そして部下たちと一緒に舞踏会へ行ってしまいます。

取り残されたフェイクは武器のメンテナンスを再開させました。

かなりの量があるため週明けまでに終わらせるには徹夜しなければなりません。

フェイク
「本来、明日明後日は休日のはずなのに・・・たまには休みたい・・・けど騎士たちへの支給に間に合わせないと・・・やるしかない・・・か」

週明けの月曜までにメンテナンスを終わらせても、そこからは通常の勤務が始まります。

フェイクには別の日に休みを取ることは認められていません。

ブラックな職場ですがフェイクは自分が落ちこぼれているからだと思い込んでいます。

フェイク
「魔力情報を展開・・・!俺たち鍛冶師の仕事は二つある、一つは武器を作ること、もう一つはエンチャントすること、エンチャントをうまくすることで剣の切れ味を上げたり頑丈さを上げたり、他に手入れしなくても錆びずに使用できる効果もある」

ただしエンチャントの効果は1週間しか持続しません。

そのため毎週のように大量の武器が鍛冶課に運び込まれてくるのです。

フェイク
「エンチャントの流れは簡単だ、まずは魔法文字で刻まれた魔力情報の確認作業だ、その確認をするためにウインドウを開くと魔力文字が刻まれている、それへの干渉は魔力を用いることで簡単に行える」

エンチャントは魔力文字の追加や修正を行うことで施せるようになっていました。

エンチャントが残っている剣には修復を行い、エンチャントが切れてしまっている場合は最初から作り直さなければなりません。

この作業を繰り返しているうちにフェイクは眠ってしまいました。

フェイク
「良い匂いがする、柔らかな感触もする、それに少し暖かい・・・なんだろう?というかあれ・・・?俺まさか寝てしまって・・・!」

眠っていては週明けまでにメンテナンスが終わりません。

フェイクは慌てて飛び起きました。

アリシア
「あ、イタッ!?フェイク・・・痛いよ!」
フェイク
「アリシア様!も、申し訳ございません・・・申し訳ございません!本っ当に!」
アリシア
「そんなに謝らなくても大丈夫だよ」
フェイク
「いえっ!公爵令嬢様に対してなんというご無礼を・・・」

アリシアは鍛冶を見ることが好きで、隣国から訪れた際は鍛冶課に足を運んでくれています。

会えたことは嬉しいのですがフェイクは着替えもしていませんし風呂にも入っていません。

美女のアリシアを前にしてみすぼらしい気持ちになってきます。

アリシア
「フェイク、顔青くなってるけど怪我だよね?大丈夫?」
フェイク
「え?あ・・・なんでも痛っ!・・・ないです」

昨日は珍しく見えやすい場所を殴られました。

しかしアリシアにだけは鍛冶課でイジメられていることはバレたくありません。

身分は違いすぎますがフェイクはアリシアのことが好きなのです。

異性として良い印象を持ってもらいたいので情けない姿は見られたくありません。

アリシア
「凄い痛そうだね・・・ポーションとかあれば良かったんだけど」
フェイク
「いえいえ、気にしないでください、それより申し訳ありません、まだ作業がありまして・・・お茶などをご用意する余裕がなくて」

アリシアはメンテナンスを見せてもらうことにします。

見られている中で魔力文字の確認作業を始めました。

剣の中には文字が欠けてしまっているものや消えてしまっているものがあります。

アリシア
「やっぱりフェイクのメンテナンスってとっても綺麗で丁寧」
フェイク
「そ、そうですか?」

部屋に置かれている大量の武器を1人でエンチャントしているのかアリシアに質問されました。

一流の鍛冶師になるため全部1人でエンチャントしていると答えます。

するとアリシアが凄いと褒めてくれました。

いつもは無能だと蔑まされているため、アリシアに褒められたことでフェイクは気が緩んでしまいます。

アリシアの前では強い男で痛いのですが、気の緩みから涙がこぼれてきました。

アリシア
「話して、話さないのなら離さない・・・から」
フェイク
「な、なんでもないんです、涙はその目の汚れを落とすために出しました」
アリシア
「話してフェイク!」

鍛冶師は水魔法が得意だからと誤魔化します。

しかしアリシアを誤魔化すことはできません。

情けないと思いながらこれまでのことをアリシアに話しました。

今まで誰にも相談できなかったので話し出すと止まりません。

フェイク
「俺が悪いんです、俺に才能がないから、みんな俺を鍛えるためだって・・・」
アリシア
「そんなのおかしいよ、ごめんね・・・もっと早く聞くべきだった」
フェイク
「いえ・・・すみません、俺こそ自分勝手に話しすぎてしまって」

頭を撫でてくれるアリシアの暖かい手がフェイクの涙を誘います。

アリシアと話している間にも騎士が無茶なエンチャントを依頼してきました。

騎士の傲慢な態度からアリシアはフェイクが身を置く過酷な状況を理解します。

アリシア
「鍛冶課やめたほうがいいよ、このままじゃフェイクの体が・・・壊れちゃうから」
フェイク
「でも・・・ここで鍛冶師を辞めたらこの国で鍛冶が出来なくなるんです」

1年目の時に耐えられなくなったフェイクはモルガンに辞めたいと相談したことがありました。

その時にもしも辞めるなら鍛冶師資格を剥奪すると脅されたのです。

資格を剥奪されると国内で鍛冶の一切を行うことができません。

隠れて鍛冶を行うことは違法行為なのです。

アリシア
「今日ここに来たのは少し相談したいことがあったの」
フェイク
「相談・・・ですか?」
アリシア
「・・・け、結婚しない?」

いきなりのプロポーズにフェイクは聞き間違いだと思ってしまいました。

もしかしたらアリシアが言っている結婚と、フェイクが考える結婚は意味が違うのかもしれません。

フェイク
「結婚!?そそれってああれですか!?お男と女の人が一緒になって暮らすことですよね!?」

アリシアが頷いたので結婚の意味は間違っていないようです。

だからといってフェイクは状況を理解したわけではありません。

いったい何がどうなっているのでしょうか!?

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『宮廷鍛冶師の幸せな日常』を読んだ感想

ブラックな職場で働き続けるとフェイクのように感覚がマヒしてしまうのかもしれませんね。

アリシアに話したことで少しは楽になったようなので安心しました。

公爵令嬢に溺愛されていく『宮廷鍛冶師の幸せな日常』

武器のメンテナンスなど設定もしっかりしているので読みやすい物語になっています。

フェイクが幸せを掴みとる様子をじっくりとお楽しみください。

 

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