『シェパードハウス・ホテル』のネタバレ(漫画)!感想も!

今回は「原作 森数機 作画 はまぐり」先生の『シェパードハウス・ホテル』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『シェパードハウス・ホテル』はこんな漫画(あらすじ)

カナダに美しい銀の山々と静かな湖を望みながら旅の疲れを癒せるホテルがあります。

シェパードハウス・ホテルに今日も新たなゲストがやって来ました。

プロの写真家を目指しているノラ・トリックスは、テレビ局で心霊写真の捏造をしています。

画像編集に辟易してきたノラは本物の心霊写真を撮影するためシェパードハウス・ホテルを訪れました。

実は15年前にこのホテルでは凄惨な事件が発生していたのですが、メイドのモアとフロントマンのホンダは何事もなかったかのようにノラを出迎えてくれます。

怪しげな噂が絶えないホテルで巻き起こる不可思議な現象とは・・・!?

迷える子羊が辿り着く場所を舞台にした『シェパードハウス・ホテル』

今回はサスペンスとヒューマンドラマ、ファンタジーが融合した漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

深い愛情と大きな優しさに包まれた物語になっていますよ。

 

『シェパードハウス・ホテル』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

15年前、とある湖畔のホテルで凄惨な事件が発生しました。

就任したばかりの支配人が従業員と宿泊客の計31人を殺害したのです。

生き残ったのは軽傷を負った1人だけで、犯人も現場で死んだため事件の発覚は遅れてしまいました。

充分な証言も得られなかったこともあり、多くの謎を残したまま捜査は打ち切られてしまいます。

事件から15年、ホテルは名前を変えて今もその場所で営業を続けていました。

仕事に行き詰ったノラ・トリックスがこのホテルについて情報収集しています。

ノラ
「元支配人の呪い、泊まると死ぬホテル、超弩級ポルターガイスト、霊との遭遇率100%・・・見つけた・・・カナダアルバータ州シェパードハウス・ホテル」

検索すると不穏な噂が絶えません。

心霊現象を体験したいノラはすぐにホテルを予約しました。

ホテルに到着すると愛想のないフロントマンと明るいメイドが出迎えてくれます。

モア
「シェパードハウス・ホテルへようこそ!あたしはホテルメイドのモア、こっちの愛想がないのはフロントマンのホンダだよ、困ったことがあったらなんでも聞いてね、明日の予定は決まってる?近くの観光スポットだと」
ノラ
「ああ必要ないです、私このホテルに用があるので・・・私はここで本物の心霊写真を撮るんです!」

心霊写真を撮ると決めたのは1週間前のことでした。

プロの写真家を目指して3年前に田舎を離れたノラは、テレビ局で画像編集のアルバイトをしています。

仕事の内容はホラー番組で使う心霊写真の捏造で、夢とは大きくかけ離れていました。

せっかく都会に出てきたのですが自分の写真を全然撮れていません。

深夜2時半、思い悩んでいたノラが急に閃きました。

ノラ
「私が撮ればいいんだ!心霊写真、しかも本物の!本物なら加工の必要ナシ!私の写真はいきなりテレビでデビューよ!」

目的を達成するためシェパードハウス・ホテルを訪れたのです。

しかしモアには呆れられてしまいました。

モア
「心霊写真ねぇ・・・」
ノラ
「これはビジネスなんです!取材に協力していただけますか!ホンダさんなんかもしかしてこのホテルで幽霊に会ったことあるんじゃないですかー?」

まずはホンダから情報を収集しようとします。

ですが涙を流しただけで何も答えてくれません。

モア
「なんでもないよ!ホンダはアレ・・・コンタクトがずれちゃったの!」
ノラ
「メガネかけてるのに・・・」
モア
「併用なの!とにかくまずはお部屋を見に行こうよ、ジョブズの霊がいるかもよっ」
ノラ
「えっ、ここってジョブズの霊でるんですかっ!?」

モアが誤魔化している間にホンダが涙を拭きました。

すでにノラの関心はジョブズの霊に移っているようです。

モア
「しゃんとしろよな、よくあることだろ!」
ホンダ
「・・・ああ、わかってる」

部屋までモアがノラを案内することにしました。

ノラが宿泊することになったのは207号室です。

モア
「じゃ、困ったことがあったら呼んでなー」

まずは部屋でゆっくり休むことにしました。

心霊写真の撮影は夜に行うつもりです。

しかし昨日寝ていなかったノラは朝まで爆睡してしまいました。

ノラ
「夜逃したー!せっかく心霊スポットに来てるのに私のバカ!」

爆睡したおかげで頭はスッキリしています。

ノラは無理を言って3連休とったのでまだチャンスを逃したわけではありません。

今夜こそ心霊写真を撮影すると決めました。

モア
「お、ノラちゃんおはよー、モーニングの時間間に合ったね!」
ノラ
「いや・・・私朝はあんまり食べる習慣が・・・」
モア
「じゃあ今日から食べなって!元気出るぞ」

朝は食べないノラなのですが、モアが作ってくれた美味しそうなパンケーキに惹かれます。

モアはパンケーキにメープルシロップをたくさんかけてくれました。

ノラ
「ゆっくり朝ごはんとか・・・どうしよう!数年ぶりかもしれない」

冷めてしまう前に頂くことにします。

するとあまりの美味しさに涙が出てきました。

モア
「ノラちゃんってカメラずっと持ち歩いてるんだね」
ノラ
「手元にないと落ち着かなくて・・・」
モア
「へー、撮った写真見してよー」

ノラが愛用しているのは銀塩カメラで、これは現像するまで何が写っているか確認できません。

そのため現像したら写真を見せると約束しました。

ノラ
「デジカメにもスマホのカメラにもいいところはあるけど・・・私はこれが好きなんです、直感に任せて一瞬を切り取る瞬間も、1枚1枚現像する時間も全部が好き」
モア
「ステキだねぇ、夢中になれるものがあって」

今まで銀塩カメラが好きということを人に話したことはありません。

モアが話しやすいのでついつい話してしまいました。

ここでモアがホンダに呼ばれます。

ホンダ
「彼女どうだ」
モア
「ノラちゃん?うーん、元気なかんじぃ」
ホンダ
「・・・そういうことではなくて、とにかく今日の新聞彼女の部屋には置かないように」
モア
「・・・わかった」

2人の会話にはどのような意味があるのでしょうか!?

 

 

不穏な噂があるとは思えないほど平和なホテルですが、モアとホンダのやりとりが意味深ですね。

ホンダが流した涙にも深い理由がありそうで好奇心をそそられました。

羊飼いの宿というホテル名に重要な意味が含まれている『シェパードハウス・ホテル』

このホテルのチェックアウトがどんな意味を持っているのかが見所になっています。

モアとホンダの過去にも衝撃的な事実が隠されていますよ。

後編

モーニングを食べ終えたノラがホテルの中を歩き回っています。

ノラ
「それにしても誰1人として他の客に合わないってどんだけ流行らないのよ、このホテル、従業員もあの2人以外姿が見えないし、もしかしてだけどあの2人が実は幽霊でこのホテルに生きた人間は私だけ・・・」

非現実的なことを考えていると247号室から人の気配を感じました。

247号室の中から写真を撮っているのか質問する声も聞こえてきます。

ノラ
「あなた誰?」

返事がないのでノラは部屋に戻って写真を現像することにしました。

現像はバスルームで行います。

銀塩カメラで撮影すると変な影が入ることは珍しくありません。

ノラ
「うわ・・・いつ撮ったんだっけ・・・たぶん最近だよね、あ・・・ちょっと思い出してきた、仕事帰りの0時すぎくらい?」

フィルムには街灯と浮かび上がる白いモヤが写っています。

ノラはフィルムを見ているうちに、自分がこの写真を撮らなきゃと思い何度もフィルムを送ってシャッターを切ったことを思い出しました。

思い出と共に白いモヤが自分と重なります。

ノラ
「そうだ、空に昇っていくのは・・・私だ・・・なんだ、そういうことか」

白いモヤに包まれたノラが倒れそうになるとモアが現れました。

モアは倒れそうなノラの身体を支えてくれます。

ノラ
「あ、モアさん、わたしもう終わりみたいです・・・」
モア
「まあまあそう焦らないで、コーヒーでも飲んでいきなって、せっかくの休暇なんだからさ」

コーヒーを淹れるとモアとホンダが事故を伝える新聞を見せてくれました。

ノラは既に亡くなっていたのです。

ノラ
「・・・ずっと気づいていたんですね」

このホテルに幽霊が現れるのは珍しいことではありません。

ようやくノラにも他の幽霊が見えました。

モア
「ここはね幽霊たちが魂を休めるためのホテル、羊飼いと呼ばれる霊媒師たちが現世を彷徨っている霊をここに案内するんだ」

このようなホテルは世界各地に存在していて、羊飼いの宿と呼ばれているそうです。

モアによるとその中でもここは特別で、ホテルにも叶わなかった願いがありました。

お客様をもてなしたい、お客様の望みを叶えたいという願いです。

モア
「ホテルの意志がノラちゃんに真実を見せその写真に引き合わせた、終わりは突然やってくるから、心の準備なんかできるわけないからみんなここで休んでいくんだよ、ノラちゃんはどうする?」

ノラは幽霊なのに最後まで心霊写真を撮ろうとした自分が笑えてきました。

それでも自分の遺作を誇りに感じます。

開き直ったノラはこの写真をテレビ局に送り付けるため、ホンダに紙とペンを用意してもらうことにしました。

死んだはずのスタッフから届いた心霊写真は全米を恐怖の渦に巻き込めるかもしれません。

ノラ
「あの1つだけ気になっていることがあって・・・無理に答えていただかなくて結構なんですが」
モア
「えーなになに?彼氏ならいないよっ」
ノラ
「247号室でなにがあったんですか?」
モア
「247号室・・・隠すようなことでもないか・・・あそこはあたしが死んだ部屋だよ、ここについて調べたなら事件のことはもう知ってるよね、15年前のあの日あたしと事件の犯人はあの部屋で死んだ」

支配人に追われたモアは247号室のクローゼットにホンダを隠しました。

つまりホンダはあの事件で唯一生き残った人物だったのです。

モアを含めた大半の従業員は地縛霊となりました。

モア
「ある霊媒師が新しい支配人としてやってくるまでみんな事件の日を延々と繰り返していたんだ、醒めない夢みたいに・・・」
ノラ
「ホンダさんはどうして今もこのホテルに?」
モア
「・・・同じだよ、ホンダもこの場所に縛られている、あの日から15年間ずっとホテルから出られないんだ、原因はわからない、なんとかしてやりたいと思ってる、ホンダはここにいるべきではないはずなのに」
ノラ
「モアさん私このホテルに来てよかったです、ゆっくり朝ご飯食べてモアさんとお喋りして自分の行きた証を見つけることができた、私には必要な時間でした、すごく」

新しい場所に行くためには時間が必要です。

人によっては長い時間が必要な場合があるのかもしれません。

モア
「そうだね、ありがとう、ノラちゃん」
ホンダ
「お話が盛り上がっているところ失礼します」

ホンダが紙とペンを持ってきてくれました。

そのペンを握った次の瞬間、ノラの身体が消えていきます。

モア
「チェックアウトだね・・・はぁ、いいよ、泣いてよし!」

ホンダの涙でモアは死が厳しいことを再確認することができました。

しかしいつまでも泣いているわけにはいきません。

シェパードハウス・ホテルには次のお客様がすぐにやって来ます。

207号室のノラ・トリックスは成仏してくれました。

次にシェパードハウス・ホテルを訪れる迷える子羊はどんな人物なのでしょうか!?

 

『シェパードハウス・ホテル』を読んだ感想

死の厳しさを実感しているモアとホンダが事件の被害者だったことで物語に厚みが出ていますね。

前半部分の伏線を全て回収していく上手な演出と、登場人物それぞれが悲しみを背負っているところには涙がこぼれました。

彷徨う魂に休息をもたらしてくれる『シェパードハウス・ホテル』

心を打たれる素敵なセリフが満載の感動的な物語です。

凄惨な事件の被害者が亡くなった人の魂に優しく寄り添っていますよ。

 

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