ペンと手錠と事実婚のネタバレ(漫画)!爆弾犯の目的は?

今回は「作画 ガス山タンク 原作 椹木伸一」先生の『ペンと手錠と事実婚』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『ペンと手錠と事実婚』はこんな漫画(あらすじ)

難事件の解決に情熱を注いでいる中年刑事の切鮫鋭二(きりさめえいじ)は、筆談でコミュニケーションする無口な女子高生の梔子鶫(くちなしつぐみ)と計画殺人を解決しました。

切鮫が事件解決を喜んでいると、助けられたことで胸キュンした梔子鶫からプロポーズされてしまいます。

独身ですが切鮫は現役の刑事なので女子高生と結婚できるはずがありません。

殺されかけて気が動転しているため、感情を誤認していると説得してから梔子鶫を帰します。

もう二度と会うことはないだろうと思っていたのですが、夜間到着している切鮫の元を梔子鶫が訪ねてきました。

切鮫と梔子鶫が結婚について言い争っていると、七転署に爆弾を仕掛けたという電話がかかってきます。

犯人からのヒントを解き明かさなければ本命の爆弾が6時間後に爆発してしまうため、切鮫は梔子鶫の協力を得ようとしますが・・・!?

無口な女子高生と中年刑事が難事件に立ち向かっていく『ペンと手錠と事実婚』

今回はミステリーラブコメ漫画の第2話と第3話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

切鮫と梔子鶫の結婚と爆弾犯の目的にご注目ください。

 

『ペンと手錠と事実婚』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話

七転署に戻ってきた切鮫は自殺に見せかけようとした計画殺人を解決したのに頭を抱えています。

切鮫鋭二
「まったく最近の若い人間は何を考えているのかわからん、女子高生と妙な噂でも立ってみろ・・・それだけで俺は刑事失職だぞ・・・」

無口な女子高生の梔子鶫にプロポーズされたことが悩みの種になっていました。

しかし事件を解決したのでもう二度と会うことはありません。

年齢的に厳しくなってきましたが夜間の当直に備えます。

缶コーヒーを買ってから刑事課に戻ると、梔子鶫が切鮫を尋ねて七転署にやって来ていました。

切鮫鋭二
「な・・・なぜきみがここにいるんだ・・・!」

梔子鶫を案内した婦人警官は知り合いだと分かって安心します。

ですが切鮫は梔子鶫との関係性を上手く説明できません。

困っていると梔子鶫が腕に抱きついてきました。

梔子鶫
「昼間の話のつづきをしに来た」

タジタジになってしまった切鮫は梔子鶫を別室へ連れて行きます。

そこで夜遅くに尋ねてきたことを注意するのですが、相変わらず梔子鶫の考えてることが分かりません。

切鮫鋭二
「昼間言ったはずだぞ、きみはあの時殺されかけて気が動転していた、だから命を助けた俺に好意を抱いた気になった、気の迷い、感情の誤認だ、きっと明日になれば別の誰かを好きになっている」
梔子鶫
「キリサメに見せたいものがある」

梔子鶫がカバンの中から婚姻届を出しました。

婚姻届にはすでに梔子鶫の氏名が記入されています。

無表情のまま婚姻届を見せてきた梔子鶫のことが少し怖くなってきました。

切鮫鋭二
「き、きみ、婚姻届がどういうものかわかってるのか!子供のおもちゃじゃないんだ!だいたい結婚できるのは18歳以上の成人した男女で、はっ!!」

生年月日を見てみると梔子鶫は18歳になっています。

切鮫は甘く考えていましたが梔子鶫は結婚を本気で考えていました。

それでも同僚にこの状況を見られたらあらぬ誤解を招いてしまいます。

焦っていると七転署に変な電話がかかってきました。

梔子鶫から逃げたい切鮫はおかしな電話の対応をすることにします。

電話の内容は都内に爆弾を仕掛けたというものでした。

ですが夜中の電話はイタズラが多いのですぐには信用しません。

すると電話の相手が窓から神社を見るよう指示してきます。

次の瞬間、神社から火の手が上がりました。

神社の爆発は本気だと証明するためのちょっとした花火で、本命の爆弾は6時間後に爆発するそうです。

切鮫鋭二
「どこに仕掛けた・・・!」

爆弾犯はヒントとして「冬になればわかるよ」とだけ言い残して電話を切りました。

ゲームを仕掛けてきた爆破予告によって、七転署に本庁の刑事が集められます。

捜査本部では爆破された神社の境内の壁に、三角形の中に角が生えた動物のイラストが描かれていたと報告がありました。

このマークは都内の山犬というライブハウスの駐車場でも発見されていて、このライブハウスでは先週の深夜3時にゴミ箱が爆発する騒動が起こっています。

爆破した場所に同じイラストを残していることは分かりましたが、イラストが何を意味しているのかは捜査本部も把握できていません。

捜査本部に入ることが出来ない梔子鶫は、七転署で情報を収集しながら独自に爆弾の場所を推理していました。

梔子鶫
「爆弾の場所わかった」
切鮫鋭二
「梔子くん・・・!今ほどきみが居てくれてよかったと思ったことはない!」

梔子鶫は捜査本部から戻ってきた切鮫に爆弾が設置された場所が分かったことを伝えます。

しかしすぐに教えることはしません。

梔子鶫
「ひとつだけお願いが、ここにサインを→」

梔子鶫がサインを求めたのは婚姻届でした。

緊迫した状況の中で梔子鶫は交渉の材料として婚姻届を利用したのです。

切鮫鋭二
「梔子くん・・・こんな時にヘンな冗談はやめろ!シャレにならないぞ」
梔子鶫
「冗談で言ってない、サインしないと爆弾の場所はわからない、早くしないと人が死ぬ」

刑事を脅迫してきた梔子鶫が悪魔に思えてきました。

婚姻届は民法の規定に基づいて男女の婚姻を認めるものです。

切鮫が婚姻届にサインすることは事件関係者に手を出したことで糾弾されることを意味していました。

ですがこのままでは一時間半後に爆発が起こって大量の犠牲者が出てしまいます。

切鮫鋭二
「こんなもの悩むことじゃない・・・俺は刑事だ、社会的に終わろうと人命に勝るものなし!」

人命救助のため婚姻届にサインしました。

苦渋の決断でしたが爆発を避けるためには仕方ありません。

梔子鶫
「よくできました」

サインした切鮫が爆弾の場所を教えてもらおうとします。

しかし三角形と人が描かれた絵は相変わらずヘタクソなので場所を特定できません。

切鮫鋭二
「どこだ・・・!?」

爆発まで1時間19分と迫る中、切鮫は梔子鶫が描いたヘタクソな絵から場所を特定することができるのでしょうか!?

 

 

しっかりと断ったはずなのに諦めない梔子鶫の執念に驚きました。

結婚を巡って意見が対立する中、爆弾事件が発生して署内はパニックになってしまいましたね。

第2話と第3話では爆弾犯との心理戦を描いていく『ペンと手錠と事実婚』

刑事として社会的な地位よりも事件解決を選んだ切鮫の姿にグッときました。

結婚を交渉の材料に使った梔子鶫には事件を解決してもらいたいですね。

第3話

婚姻届にサインはしましたが、切鮫は梔子鶫の描いた絵が何を意味しているのか理解できません。

切鮫鋭二
「きみ・・・このへ・・・抽象画みたいなものがまさか爆弾の場所を示しているのか・・・!?」

梔子鶫が得意げな顔で頷きます。

下手なクセに梔子鶫が絵を描きたがる理由は分かりません。

それでも今はヘタクソな絵だけが頼りなのです。

昼間の事件でも絵には真相が描写されていたので、切鮫は描かれている内容をしっかりと分析することにしました。

切鮫鋭二
「この右端のこれはたぶんおそらくどう見ても人だ・・・人だろう、この手前の人物はこれは何か飲み物でも飲んでいるのかい」

梔子鶫の表情から間違っていることを察します。

口ではなく何かを目に当てているか尋ねると梔子鶫の表情が明るくなりました。

どうやら目に当てて何かを覗いているようですが、描かれた三角形が何を示しているのか理解できません。

梔子鶫
「神社には親子の犬の像がある」
切鮫鋭二
「犬・・・!?それが何だ、爆弾の場所と関係あるのか・・・!?そういえばライブハウスの名前にも犬が入っていたが・・・犯人は犬と関係ある場所を狙っているのか・・・!?」

捜査本部の会議が長引いたため寝ていない切鮫は目がチカチカしてきました。

目を閉じると頭の周りに星が浮かんでいるような気がします。

切鮫鋭二
「そうか・・・星だ・・・!犯人の爆破の法則がわかったぞ・・・!きみ・・・この目に当ててる筒は望遠鏡じゃないのか・・・!?」

切鮫の推理は当たっていましたが梔子鶫は大きな反応を示してくれません。

驚いてくれる第三者の反応がないと、謎解きに成功しても心もとない気がします。

梔子鶫
「どういうことっすか!?」
切鮫鋭二
「・・・うん、ありがとう」

犯人が告げたヒントの「冬になればわかる」と、現場に残された三角形のマークは冬の大三角形を指し示していました。

つまり犯人は星になぞらえて爆破する場所を決めていて、最初の山犬というライブハウスはおおいぬ座、犬の像がある神社はこいぬ座と関連していたのです。

三角形の中に描かれた動物は馬ではなくいっかくじゅう座を表すユニコーンで、次に狙われる場所はオリオン座だということが判明しました。

しかしオリオンという名前が付く場所は無数にあるため目標を絞れません。

梔子鶫
「冬の大三角はほぼ正三角形△」
切鮫鋭二
「そうか・・・!正三角形を地図上に当てはめれば・・・!」

すぐに地図を用意して爆破された二カ所と正三角形を当てはめてみます。

ですが交わった場所にオリオンという名前が付く場所は存在していません。

切鮫が自分の推理に自信を無くしていると、梔子鶫が地図上の都立能楽堂を指差しました。

しかし都立能楽堂はオリオンとは関係がありません。

梔子鶫
「信じて、トラストミー」

理由は分かりませんが梔子鶫を信じた切鮫は、捜査本部に能楽堂へ爆弾処理班を向かわせるよう進言します。

その結果、爆弾が発見され無事に処理されました。

切鮫鋭二
「きみのおかげだ、助かったよ、ありがとう」
梔子鶫
「エヘン、あ、でもひとつだけ」
切鮫鋭二
「何だ、まだ何か気になるのか?」
梔子鶫
「やっぱりなんでもない!キリサメと私はいいコンビ」

オリオン座はその形からつづみ座とも呼ばれているので、梔子鶫は鼓を使用する能楽堂と関係していると推理したのです。

事件解決で安心したのか、梔子鶫は切鮫の胸に倒れ掛かるようにして眠ってしまいました。

翌日、切鮫の部屋を訪ねてきた運送会社が見覚えのない荷物を運び入れます。

切鮫鋭二
「おい何だあんた達ー、こ・・・この・・・マジックの音は・・・」
梔子鶫
「末永くよろしく、キリサメ」
切鮫鋭二
「やっぱりきみか!これはきみの荷物なのか・・・!?ちょっとまて、どういうつもりだ・・・勝手に人の家に荷物を運び込んで」

婚約届を見せられたことで切鮫はサインしたことを思い出しました。

梔子鶫は転出届を出してきたので、今日から一緒に住むつもりなのです。

ですがサインはしましたが切鮫は一緒に住むとは一言も言っていません。

梔子鶫
「婚姻の義務」

民法第752条によると夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければいけないのです。

女子高生と本当に結婚しなければいけないことに愕然としていると、部下から爆弾事件の新たな事実が報告されました。

能楽堂に仕掛けられた爆弾には殺傷力がほとんどなく、犯人は劇場型の愉快犯で大きな爆発を起こすつもりはなかったそうです。

爆弾犯の目的は警察を嘲笑い翻弄することだったのです。

切鮫鋭二
「ちょっとまて・・・爆弾が不発だったんなら・・・俺はそもそもあの時、婚姻届にサインなんてしなくてよかったんじゃないのか・・・きみ・・・あの時何か言いかけていたがまさか・・・本当は爆発しないと気付いていたんじゃないだろうな・・・!?」
梔子鶫
「知らなかった、わーお、初耳」
切鮫鋭二
「目が泳いでる!ちょっとまて、なぜ爆発しないとわかったんだ、答えろ梔子くん!おい寝たふりをするな梔子くん!」

3回の爆発時間は3時と1時、そして7時でした。

この数字をひっくり返すとLIEになるため、梔子鶫は爆発しないことを見抜いていたのです。

何はともあれ事件解決したことによって、40歳独身の切鮫は女子高生と婚約してしまいました。

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『ペンと手錠と事実婚』はこんな人にオススメ

ミステリーとラブコメ漫画が好きな人にオススメしたい作品です。

本格的な謎解きの面白さと、梔子鶫と切鮫のコミカルなやり取りが魅力的な物語になっていますよ。

無口な女子高生と真面目な中年刑事の名コンビが難事件を解決していく『ペンと手錠と事実婚』

第2話と第3話でついに梔子鶫と切鮫は婚約しました。

2人の結婚生活がどのように展開するのか期待が持てますね。

 

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