ペンと手錠と事実婚のネタバレ(漫画)!転落事故の真相は?

今回は「作画 ガス山タンク 原作 椹木伸一」先生の『ペンと手錠と事実婚』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『ペンと手錠と事実婚』はこんな漫画(あらすじ)

事件のことばかり考えている中年刑事の切鮫鋭二(きりさめえいじ)は、不審者が暴れている廃墟になったゲームセンターで不思議な女子高生と出会いました。

声を出さない女子高生の梔子鶫(くちなしつぐみ)と筆談していると、ゲームセンターの屋上から人が転落します。

部下の賢島にビルの監視を命じた切鮫は、すぐに屋上へ向かいましたが人の姿はありません。

そのため誰もが自殺だと確信するのですが、納得できない切鮫は単独で事件を捜査することにします。

すると梔子鶫がヘタクソな絵で事件の真相を明らかにしていきました。

梔子鶫の推理を信じて事件を解決した切鮫だったのですが、突然無口な女子高生からプロポーズされてしまいます。

中年刑事と女子高生の結婚生活を描いていく『ペンと手錠と事実婚』

今回は歳の差ミステリーラブコメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

本格派のミステリーと斬新なラブコメを楽しめる作品になっていますよ。

 

『ペンと手錠と事実婚』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

40歳独身の切鮫鋭二は悩んでいました。

切鮫鋭二
「これはまずい・・・結婚、女子高生との結婚・・・!なぜこのような状況になるに至ったか、きっかけはあの不可思議な事件・・・」

2日前、切鮫が事件の容疑者を追い詰めています。

言い訳出来ない証拠を突きつけると犯人が自供しました。

他の刑事は陰湿な事件が続いているので心を病みそうになっています。

切鮫鋭二
「俺はむしろ事件のことを考えていないと落ち着かない、事件が伴侶だからな」

部下の賢島は切鮫のようにはなるなと先輩から忠告されていました。

事件のことばかり考えている切鮫は、口紅の色を中毒症状と間違えて女性にガチギレされたこともあります。

切鮫はすでに事件のことしか考えられない状況になっているのかもしれません。

ここで廃墟になったゲームセンターで不審者が暴れているという匿名の通報が入りました。

すぐに切鮫は賢島を連れて現場へ向かいます。

賢島
「あ・・・切鮫さんあそこ・・・!怪しい奴が・・・!」
切鮫鋭二
「警察だ!そこで何してる!」

肩を掴んでこちらに振り向かせると猫とじゃれていただけの女子高生でした。

謝罪してから不審者を見かけなかったか尋ねても、女子高生は何も話してくれません。

戸惑っていると女子高生が筆談で不審者を見ていないと伝えてきます。

変わった女の子だと思いながら名前を聞くと、筆談で変わった名前の梔子鶫だと教えてくれました。

賢島
「どうしましょうか・・・切鮫さん、この梔子さんもみてないと言ってますし、怪しい人間も変わったところも見当たりませんし・・・通報はイタズラだったんじゃ」

次の瞬間、人間が上から転落します。

屋上から転落した人は頭が潰れていました。

切鮫鋭二
「きみ・・・梔子くん見るんじゃない・・・屋上に誰かいる・・・賢島くん救急車と応援を、それから誰かビルから出て来ないか見ててくれ!」

賢島を転落現場に残して切鮫は屋上へ向かいます。

しかし人影があったはずなのに屋上には誰もいません。

現場に到着した警部は亡くなった人物に借金があったことと、賢島が見張っていたビルの出入り口から誰も出て来なかったので自殺と判断しいます。

屋上で人影を見た切鮫は不審な点がある以上、自殺と決めつけるのは早計だと主張しました。

ですが何かと事件に繋げようとする切鮫の主張は受け入れられません。

単純な自殺と判断した警部たちは帰ってしまいます。

賢島
「切鮫さんもどんないんすか」
切鮫鋭二
「・・・俺はもう少し残って調べるよ」

どうしても単純な自殺だとは思えない切鮫は再び屋上に昇ってみることにしました。

匿名の通報は自殺だと思わせるために警察を呼び出し姿を消したのかもしれません。

推理しているとまだ梔子鶫が現場に残っていました。

切鮫鋭二
「なにをしているんだい梔子くん、怖い思いをしたんだ、もう帰って休みなさい」
梔子鶫
「数えてた」
切鮫鋭二
「数えてた・・・?何を」
梔子鶫
「ひとり増えた」

筆談で会話する梔子鶫のスケッチブックには人数が増えたことを示す絵が描かれています。

しかし切鮫には梔子鶫の言いたいことが理解できません。

切鮫鋭二
「よく意味がわからないが・・・目の前で人が死んで混乱してるのか・・・」
梔子鶫
「自殺じゃない」
切鮫鋭二
「自殺じゃないって・・・事故だったって言うのか?」
梔子鶫
「計画殺人」

梔子鶫の言う通り本当に自殺でも事故でもなく計画殺人なのでしょうか!?

 

 

事件を伴侶だという切鮫の考え方は少し異常かもしれませんね。

そんな切鮫よりも筆談でコミュニケーションをとる梔子鶫の個性が強烈でした。

中年刑事と女子高生の事件簿を綴っていく『ペンと手錠と事実婚』

ここからいよいよ転落事件の解決編が始まっていきます。

意外な犯人とそのトリックには驚かされるはずですよ。

後編

切鮫が計画殺人だと筆談で語った梔子鶫にどういうことか理由を尋ねます。

すると甘いものが食べたいと言われました。

仕方なく近くの喫茶店に梔子鶫を連れて行きます。

切鮫鋭二
「なぁ・・・梔子くん・・・そろそろ教えてくれないか、なぜ計画殺人だと思ったんだい?」

そろそろ理由が知りたいのですが、梔子鶫はパンケーキも食べたいと言ってきました。

すでにパフェを奢ってあげたのですが、頭が真っ白になったのでパンケーキを食べないと思い出せないと言われました。

店長
「いやー刑事さんだったんですねぇ、てっきりいかがわしいパパ活的なアレかと・・・」
切鮫鋭二
「やめてください!刑事が不純な行為なんて舌を噛んで死にますよ」
店長
「いや別に死ぬ必要は・・・そういえばそこの廃ビルで飛び降り自殺があったそうですね」

店長が持ってきてくれたパンケーキを食べているので、梔子鶫はまだ殺人だと考えた理由を打ち明けていません。

じれったくなってきた切鮫が改めて説明を求めます。

切鮫鋭二
「梔子くんいいかげん話してくれないか、あれが殺人で犯人があの時屋上にいたならその犯人はどうやってあのビルから姿を消したんだ?唯一の出入口の前では賢島くんがずっと目を光らせていた、怪しい人間を見逃すはずがない」

ここでようやく梔子鶫がスケッチブックを手に取りました。

そこに犯人がビルから出て行く様子を描いたのですが、梔子鶫の絵は下手すぎるので切鮫には理解できません。

店長
「なんか普通に入口から出てきちゃってるように見えるんですけど・・・それができないって話では・・・」

確かに店長の言う通り出入り口から人は出て来られないので、切鮫は子供の言うことを真に受けた自分がバカだったと思います。

スイーツを奢らされただけなので腹が立ってきました。

切鮫鋭二
「悪いが君の言うことは的外れだ、犯人が入口を通ったなら賢島くんが見逃すはずないからな」

ここで梔子鶫が絵の犯人を指差します。

よく見てみると梔子鶫が指差しているのは犯人の帽子でした。

犯人が帽子を被っていたことまでは分かりましたが、もしも帽子で顔を隠していたなら逆に目立ってしまいます。

ここで切鮫は梔子鶫が描いた帽子の形に注目しました。

切鮫鋭二
「・・・そうか!この子の言う通り犯人はビルの入口から逃げたのかもしれない」
店長
「え、でもさっきそれは無理だって・・・入口を通ると必ずあの部下の人の目に留まるんですよね?」
切鮫鋭二
「そうです・・・部下どころか実は私も上司もみんな犯人を見ていたんです、でも誰も犯人に気付けなかった、なぜなら犯人は警官の格好をしていたからです」

犯人は警察が到着するまでビルの中に隠れていて、警官がビル内に踏み込んだタイミングで合流したのです。

ビル内の怪しい人物を探していた刑事たちは警官が一人増えたところで誰も気付きません。

入口から堂々と出て行った犯人はそのまま現場から立ち去りました。

犯人が存在しなければ事件は事故か自殺になってしまうのです。

このトリックを成立させるため犯人は匿名の通報で警察を呼び出し、怪しい人影を目撃させてビル内を捜索させました。

切鮫鋭二
「・・・しかしきみ、よくこんなこと思いついたな、はっ、まさか数えていたのか・・・!?ビルに出入りする警官の数を」

ひとり増えたことで梔子鶫はトリックに気付いたのです。

驚きながらも切鮫は犯人がこの近くに住んでいることを突き止めました。

警察官の姿で現場から離れると怪しまれるので、犯人は近くに着替えられる場所を用意していたはずなのです。

切鮫鋭二
「・・・?まだ何かあるのか?」
梔子鶫
「←犯人」
切鮫鋭二
「きみ・・・軽々しく言っていいことじゃないぞ・・・!どうして彼が犯人なんだ」
梔子鶫
「さっき”あの部下の人”って言った、あの」

確かに店長は賢島のことをあの部下の人と言っていました。

梔子鶫は店長の言葉を聞き逃していなかったのです。

切鮫鋭二
「あなたは僕が刑事だということも知らなかったはず、どうして賢島くんを知ってるんですか、本当はあの時現場に居たんですか・・・?」

店長はただの言い間違いだと否定しました。

しかしすぐに梔子鶫が別の証拠を提示します。

梔子鶫
「現場で同じ靴の警官を見た、現場で血を踏んでるかも」
切鮫鋭二
「・・・店長さん、店の奥を見せてもらえますか、犯人に警官の服を処分する余裕はなかったはずですから」

無実を主張する店長は切鮫を店の奥へ案内しました。

明らかに動揺している店長は切鮫が背中を見せると、近くにあった木材で頭部を殴打します。

店長
「・・・バカな刑事だ・・・自殺だって言ってりゃ死なずにすんだものを・・・お前も・・・お前さえいなけりゃ計画は完璧だったんだ!」

次は梔子鶫に襲い掛かってきました。

しかし寸前のところで頭から流血している切鮫に制圧されました。

殺されかけた梔子鶫は動くことができません。

切鮫鋭二
「梔子くんほらもう怖くないよー、悪いやつは僕がやっつけたからねー、もう怖いことは起きない、この七転署マスコット、ナナショくんストラップをきみにあげよう、これでもう大丈夫だ」

非売品のナナショくんストラップで梔子鶫の恐怖を紛らわせてあげました。

事件を解決できたことのお礼を言うと、切鮫は梔子鶫に帰って休むことを勧めます。

梔子鶫
「待って」
切鮫鋭二
「まだ何かあるのか・・・」
梔子鶫
「今のですごくキュンとした♡」

梔子鶫は切鮫の行動によって胸がキュンキュンしていました。

しかし切鮫は胸キュンさせたかったわけではありません。

切鮫鋭二
「えっと・・・それはどういう・・・」
梔子鶫
「キリサメのことが好き♡」
切鮫鋭二
「なっ・・・ちょっと待て梔子くん・・・たしかに俺はきみを助けたが・・・ていうか何で呼び捨て・・・!?」
梔子鶫
「結婚して」

血が止まったはずの頭から再び血が吹き出しました。

難事件解決をきっかけに独身の切鮫鋭二は、無口な女子高生の梔子鶫にプロポーズされたのです。

 

『ペンと手錠と事実婚』を読んだ感想

梔子鶫の推理力と切鮫の理解力によって、計画殺人を解決することができましたね。

胸キュンした詳しい理由は分かりませんが、すぐにプロポーズした梔子鶫の行動力には驚かされました

中年刑事と女子高生の名コンビが凶悪事件の真相に迫っていく『ペンと手錠と事実婚』

本格的な謎解きの面白さと、予測不能でコミカルなストーリーを楽しむことができます。

筆談で事件を解決していく2人の姿にも斬新さを感じました。

 

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