『私のアリカ』のネタバレ(漫画)!第2話の見所は?

今回は「原作 藤沢もやし 漫画 隈屑。」先生の『私のアリカ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!
[ ]

『私のアリカ』はこんな漫画(あらすじ)

人気急上昇中のアイドルグループ“りりかるトリック”で圧倒的な存在感を放っていた真宮アリカが忽然と姿をくらませてから1年が経過しました。

警察が事件を解決できない中、りりかるトリックのプロデューサーは新メンバーオーディションを強引に再開させます。

まだアリカの行方が分からないのにオーディションを再開させたことに批判が殺到する中で、最終候補生の宮嶋ナナも生意気な態度でファンを怒らせてしまいました。

しかしナナの目的はアイドルになることではなく、アリカを助けるためなのでファンの怒りなど気になりません。

アリカ失踪事件に運営側が関わっていると考えたナナは、ドルオタの盛田山本高橋の3人と協力して事件解決を目指すことにします。

ですが事件を解決するためには乗り越えなければならない様々なハードルが立ちはだかっていました。

大切な存在を救うためヤンキーとオタクが奮闘する様子を描写した『私のアリカ』

今回はナナとアリカの関係性が描かれた第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

ドルオタの3人も少しずつ存在感を増していくのでご注目ください。

 

『私のアリカ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話前編

4人の物語はナナの突拍子もない発言によって幕を開けることになりました。

ナナ
「あたしりりかるトリック入るわ、そんでアリカの失踪の原因探ってくる」

カラオケボックスでナナの発言を聞かされた盛田と山本、そして高橋の3人は衝撃を受けます。

何も言えなくなった3人の中でようやく口を開いたのは盛田でした。

盛田
「・・・僭越ながらナナ氏、ダンスのスキルは?」
ナナ
「知らん、それはこれから頑張る」
高橋
「じゃあ歌は?」
ナナ
「歌はそこそこいける」

歌には多少なりとも自信がありません。

しかし盛田は以前にナナの歌声を聞いたことがありました。

盛田
「いつぞやナナ氏がここでアリカのパートを歌ったことがあったが、儂の記憶が確かならナナ氏はかなりの・・・」

ナナが音痴であることを話そうとしたのですが顔面を蹴飛ばされてしまいます。

ヤンキーのナナは日常的に暴力を振るっていました。

この暴力で解決する考え方もドルオタの盛田は許せません。

暴力を振るうことなどアイドルとしてあるまじき行為なのです。

盛田
「無理無理!こんな暴力ヤンキーが正統派アイドルグループのりりトリに入るなんてありえない!儂の23年のドルオタ人生全部かけてもいいっ!絶っっ対無理!」

ナナがアイドルになることなど不可能だと断言しました。

確かに盛田の意見は正論かもしれません。

ですが新メンバー最終候補生の6人にナナが残りました。

雑誌で最終候補生にナナが残ったことを知った盛田は、ヤンキー娘が運営側にたてついたと想像します。

高橋は問題を起こすなら人目に触れない場所でしてほしいと願っていました。

盛田と高橋はナナが本気でアリカが失踪した事件の真相を探ろうとしているのかは分かっていません。

本気かは分かりませんが、今後はダンスや歌のレッスンが本格化するのでしばらくはナナに会えないと考えていました。

ナナ
「ういっす」
盛田
「練習は!?」
ナナ
「そういうのは来週から」
高橋
「なにか課題とか出されてないんですか?」

しばらくは会えないと思っていたのですがナナがカラオケボックスで山本と話をしています。

ナナは課題として出されたダンスと歌を覚えるためのDVDを持って来ていました。

ナナ
「あー、出た出た、コレのダンスと歌各自で覚えてこいってさ、3日後に一人ずつビデオに撮るからって」

課題として出されたのはりりかるトリックのデビュー曲である“ようこそ!りりかるワールド”です。

候補生の動画を個別で紹介する手法は2期生メンバー加入の時も行われました。

まず候補生が課題曲を歌いながら踊った動画を1人ずつアップしていきます。

つまりこの動画はスキルのお披露目を兼ねた自己紹介動画になっていました。

盛田
「ナナ氏、これはかなり重要なミッションですぞ・・・この動画で注目された子はその後も常に注目されメンバーに選ばれやすい、これは絶対ものにせねば!」

動画の再生回数で候補生の人気順が分かってしまうので重要視しなければいけません。

盛田が重要だと伝えてもナナはあまり興味がなさそうです。

ナナ
「なあこれってどんな曲?」
山本
「りりトリデビュー曲だよ、確かアリカちゃんのダンス定点動画があったはず、これ見て練習するといいよ」
ナナ
「アリカ・・・!」

ナナがアリカタイムに入ってしまいました。

こうなるとナナは人の話を聞いてくれません。

山本
「なんだか嬉しいね、こうしてると事件の前に戻ったみたいで、事件直後のナナちゃんは正直見てられなかったから・・・元気になってくれてよかった」

どのようにして4人はアリカを救うため協力することになったのでしょうか!?

 

 

ナナがあっさりと最終候補生に残った理由はアリカを救いたい執念だったのかもしれませんね。

ただ歌とダンスに関心が無い状態で新メンバーに昇格できるのかが気になりました。

警察とは別の視点で事件の真相に迫っていく『私のアリカ』

1年前にナナたちは重要なメッセージを発見していました。

少しずつ事件の核心が見えてきますよ。

第2話後編

約1年前、真宮アリカの失踪が発表されてから1週間が経ちました。

所属事務所によるとアリカに悩んだ様子はなかったということで、警察は事件と事故の両面で捜査を進めています。

しかし着々とドルオタへの取り調べが行われていました。

どうやら警察はオタクの犯行だと決めつけていて、アリカのオタクを片っ端から捜査しているようです。

盛田
「・・・解せぬ、なんで僕のところに警察が来ない!?アリカの古参オタといえばこの盛田厚郎と言われるほど現場で名の知れた存在なのにっ!」

盛田は自分が取り調べを受けていないことに納得できません。

ただ山本はそろそろ自分も事情聴取されることを覚悟していました。

それでも山本はアリカが無事なら問題ないと考えています。

ナナ
「・・・見つけた、アリカのメッセージ・・・!」

捜査の進捗を想像しているとナナがアリカのメッセージを発見しました。

ですがその直後、山本のところに警察がやってきます。

山本にはアリカ失踪との関りが無いため事情聴取はすぐに終わりました。

潔白が証明された山本はナナが見つけたメッセージを警察に伝えることにします。

山本
「刑事さん、この事件は本当にファンの犯行なんでしょうか?これは僕の友人が見つけたんですけど失踪発覚前に書かれたアリカさんの最後のファン限定ブログです」

メッセージはブログの中にありました。

あまり知られていませんがアリカはいつも愛用のポケットワープロで日記を書いてブログにアップしていたのです。

ナナはそのワープロに最後のブログの文章を入力してみました。

山本
「改行位置が変わって縦読みで・・・鬱ラぎりたす結手・・・裏切りというのは身内に対して使う表現ですよね?アリカさんは運営側と何かトラブルがあったんじゃないでしょうか?」

確かにアリカのメッセージとも受け取れます。

しかし関係者への捜査が終わっているので警察は相手にしてくれません。

アリバイがあったので関係者全員が事件には無関係だと結論付けていたのです。

また山本たちだけでなく他のファンも運営側の陰謀を疑っていたので、警察のオタクに対する印象は良くありません。

結局ワープロに残されたメッセージは参考程度にしかなりませんでした。

山本が警察署を出るとナナが警察官に詰め寄ってきます。

ナナ
「アリカは誕生日の前に毎年絶対誕生日プレゼントはいらないからライブに来てねってブログに書くんだよ、でも今年はそれがなかったんだ!」

ナナは誕生日の前にはアリカに何かが起こっていたと考えています。

ですが誕生日が過ぎても運営側は失踪を届け出ませんでした。

そのため運営側を怪しんでいるのですが警察はやはり相手にしてくれません。

ここから何も進展せずに1年が経過してしまいました。

カラオケボックスでアリカの動画を観ていたナナが帰ろうとします。

ダンスと歌の練習は家でするつもりなのですが盛田に止められました。

盛田
「待てぃ!そう言って逃げるつもりだな?デビュー曲”ようこそ!りりかるワールド”今ここでマスターしてもらおうか!」
ナナ
「そんなもん誰も観ねーし!やらない!もう事務所に出入りできる口実はできたし、今後はあそこのヤツらに直接アリカのこと聞いてく、中には協力してくれるヤツもいると思うし」

歌って踊るのは自分のガラではありません。

そのため課題は適当に済ませようとします。

山本
「それはダメだよ、ナナちゃん、やるなら全力でアイドルをやらなきゃ、ナナちゃん前に言ってたよね、今の自分の周りにいるスタッフは末端の人間ばかりでまだアリカちゃんの事件の真相はわからないって」

運営側の信頼を勝ち取るためには求められていることを全力で取り組まなければいけません。

適当に課題をこなす人間は信用を得られず、運営側からアリカの情報は聞きだせないのです。

アリカを探すためにアリカと同じ道を行くのなら覚悟を決めないとアリカに辿り着くことはできません。

厳しいことを言われたナナはカラオケボックスを出て行きました。

実は盛田だけ気づいていませんでしたがナナはアリカと友達です。

友達のためアイドルソングを踊るかどうかは分かりませんが、どうするのかはナナ本人が決めなければなりません。

ナナ
「うーっす」
アリカ
「びゃあ!もーナナちゃん、ワープロ落としかけたやんかーっ」
ナナ
「・・・わり、そのワープロずっと使ってんな」
アリカ
「文章はこれで書くんが一番落ち着くんよ、現国の小論もこれで書いちょんし」

大分県で暮らしていた頃、アリカは進学校に通っていました。

別の学校に通っていたのですがナナはアリカと仲良くなっていたのです。

ナナ
「なぁアリカ、マジで行くんか?・・・東京」
アリカ
「前から言っちょったやん、やっと東京の事務所のオーディションに受かったんよ、絶対行く」

デビューしたら見に来てほしいと言われますが、寂しくて素直になれないのでナナは断りました。

もちろん東京に行くつもりもありません。

ナナ
「そんなチャラチャラしたアリカ見たくねーわ」
アリカ
「じゃあブログ見て、ファンの人たちに向けて書く有料ブログ、メンバーになったら書く決まりなんよ、ファンの人に・・・とか考えたら緊張するかもしれんからさ、このブログナナちゃんに宛てて書くけん」

アリカが自分に向けて書いてくれたブログがナナの背中を押してくれます。

3日後、候補生の紹介動画が公開されました。

山本たちが動画をチェックするとナナは課題曲をしっかり踊っています。

しかし全力で踊ってはいますが歌声は一音も合っていません。

そのまま堂々と歌い切ったところで動画が終了しました。

盛田
「なっ・・・なんだったんだ今のは!?」
高橋
「全力のダンスからの音痴!からの睨み!大丈夫かな最後の・・・カメラにめちゃくちゃガンつけてたけど」

カメラを睨みつけたことでファンの怒りを買わないか不安になります。

全力でしたがダンスにはアリカのような滑らかさはありません。

山本
「でもさちゃんと本気だったね、ナナちゃん」

まだまだ素人ですが全力だったことは伝わってきました。

覚悟を決めたことも分かったので、3人は宮嶋ナナを推すことにします。

6人の中から新メンバーになれるのは3人だけなのですが、まだまだナナ上位に入っているわけではありません。

高橋
「やりましょう、まずは3人で宮嶋ナナをりりかるトリックの正規メンバーに推し上げる、そして4人でアリカ失踪の真相を暴きましょう」

4人の想いはアリカに届くのでしょうか!?

私のアリカに関する他の記事はこちらです↓↓↓

『私のアリカ』のネタバレ(漫画)!無料の試し読み情報も!

2024.01.12

藤沢もやし先生の他の漫画に関する記事はこちらです↓↓↓

御手洗家、炎上するのネタバレ!漫画の魅力と感想をご紹介します!

2017.12.17

『17歳の塔』のネタバレ(漫画)!小田嶋の下克上の行方は?

2018.01.27

17歳の塔をZIPやRARファイルでダウンロードする危険性は?

2018.03.03

 

『私のアリカ』はこんな人にオススメ

本格的なサスペンス漫画を読みたい人にオススメの作品です。

失踪事件の背景には複雑な人間ドラマが絡んでいますよ。

親友を助けるためアイドルの世界に足を踏み入れていく『私のアリカ』

ドルオタの情熱に感動も味わえる物語です。

ナナとドルオタの困難な問題にチャレンジする様子は見守りたくなりますよ。

 

電子書籍を無料で読んでみませんか?

電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。

ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!

それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓

 

 

映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT

実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?

U-NEXTでは電子書籍を34万冊以上配信しているんです。

しかも新規登録から31日間は無料なんです!

もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?

ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!

このポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています!

動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上!

さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!

無料トライアルはこちらから↓↓↓