血を這う亡国の王女のネタバレ(漫画)!無料の試し読み情報も!

今回は「我妻幸」先生の『血を這う亡国の王女』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『血を這う亡国の王女』はこんな漫画(あらすじ)

バタリア王国の姫として生を受けたエビータは両親と兄、そして弟と王宮で幸せに暮らしていました。

しかし6年前のある日、隣国のハリ王国に侵攻されバタリア王国は滅亡してしまいます。

領土を奪い取るためハリ王国はバタリア国民を惨殺し、王国の歴史を破壊した上で財産まで全てを奪っていきました。

この世の地獄を体験したエビータはどんなに辛いことがあっても生きなさいと言ってくれた母親との約束を守るため娼婦として生きていくことを決意します。

娼館で最も名の知れたプリシラという地位を手に入れたエビータの元に憎きハリ王国の王族が現れました。

ここから幕を開ける壮絶な復讐劇の行方とは・・・!?

家族を無残に殺されたヒロインの運命を描写した『血を這う亡国の王女』

今回はヒューマンドラマとファンタジーを融合させた漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

娼婦の王女として君臨するプリシラの激動する物語を目に焼き付けてください。

 

『血を這う亡国の王女』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

エビータはバタリア王国のお姫様として生を受けました。

プリシラ
「なに不自由のない生活と約束された幸福な未来、私は毎日神様に感謝のお祈りをした」

この時までは幸福があるのは神様のおかげだと信じていたのです。

お姫様としてこの幸せな日々がずっと続くと思っていました。

しかしエビータにはこの世の地獄が見えていなかったのです。

マルセル
「おい口が止まっておるぞ・・・しっかりやれい!これでは時間の無駄ではないか、お前がこの区域で一番名の知れた娼婦だから来てやったのだぞ」

自分のことを満足させろと暴力を振るってきたのは、ハリ王国の次期国王を狙っているマルセルで、娼婦になったプリシラは彼に頼みごとをしていました。

頼みごとを叶えてもらうためここでマルセルの機嫌を損なうわけにはいきません。

プリシラ
「まったくもって面目も立ちません・・・どうか・・・このプリシラに・・・今一度機会をお与えください、マルセル様」
マルセル
「フン・・・やっとお前の偽りない顔になったな、雌顔にな、くくく・・・ほれケツを出せ」

娼婦のプリシラとしてマルセルに身を委ねます。

しかし偽りない顔を持っている人間などいるはずがありません。

誰もが自身の過去を隠すために顔を変えては作り変えていくものです。

プリシラにとって本当の顔があるとしたら幼き日々のお姫様だった時のものかもしれません。

幼い頃のプリシラはバタリア王国のエビータ姫として幸せな日々を過ごしていました。

ですが6年前のある日、バタリア王国は隣国のハリ王国に事前の通告なく侵攻されてしまったのです。

ただ領土を奪い広げるために行われた侵攻によって、バタリア王国の国民は惨殺され歴史が破壊されました。

プリシラ
「つまりは・・・皆殺しだった!領土が手に入るのなら好き放題にしていい、殺しも嘲笑も略奪も傍観も奪う側の自由、私に残されたのは・・・母の最期の言葉だけだった」

母親の生きなさいという最期の言葉を記憶しながらプリシラは生き残ったのです。

最期の言葉を胸に秘めながら生きてきたプリシラは、娼館特別自治区で最も名の知れた娼婦の地位を手に入れました。

そんなプリシラをお気に入りにしているのが王位継承権第3位のマルセルだったのです。

マルセルは上の兄2人を暗殺して王位を手に入れようとしていました。

プリシラが働いているサンミサ娼館特別自治区は王の命によってハリ王国で唯一女性が身を売ることを許された区域です。

ここではハリ王国とは異なる法律が多数認められていました。

サンミサ娼館特別自治区で働く者は9割以上が女性で、働きたい者の身分や過去が問われることはありません。

そんな中で最も金貨を稼ぐ女性になったエビータはプリシラ様と呼ばれるようになっていました。

マルセル
「まるで国だな、娼婦の国か、くくく・・・」
プリシラ
「ですがこの地のおかげで私たちは生きてゆけます」
マルセル
「わしの宮殿に来れば食うには困らんぞ」
プリシラ
「ふふふ、マルセル様、ここサンミサで女は買うことは出来ても所有は禁じられておりますよ」

サンミサにあるものは全て国王の所有物と決められているのです。

しかしマルセルは次期国王になったらサンミサを全て自分のものにするつもりでした。

マルセルが高笑いしていると奴隷として売られた貧民の娘がぶつかってきます。

苛立つマルセルは容赦なく貧民の娘を殴りました。

すぐにプリシラが止めに入るのですが怒り狂うマルセルの暴力が収まりません。

マルセル
「娼婦がわしに命令するでない!身売りするしか能のないガキがわしの服を汚しおって、このクソガキが、ここに来た時点でお前らは家畜なんだよ!」

少女を家畜と蔑むマルセルの言葉にプリシラは胸が痛くなります。

バタリア王国から逃げてきたプリシラも少女と同じように身売りされました。

どんなに拒絶しても残酷な運命から逃れることはできません。

プリシラ
「サンミサは大層に特別自治区と名乗っているけど、女は一度入ったら一生出られないし堀の外での権利は認められていない、ここは行き場のない女を飼いならして管理する牢獄・・・性家畜の飼育所だ」

ここからプリシラは家畜としての日々から抜け出すことはできるのでしょうか!?

 

 

お姫様としての幸せな日々から運命が一転してしまったプリシラがとても不憫に感じました。

娼婦としての生活を受け入れたように見えますが、プリシラの胸には復讐心がしっかりと残されています。

母親の言葉を忘れない少女の復讐劇を綴っていく『血を這う亡国の王女』

ここからプリシラの見事な復讐劇が幕を開けていきます。

誰にも予想できない展開に驚いてください。

後編

貧民の娘を殴り飛ばしたマルセルがプリシラと娼館に戻ってきました。

マルセル
「まったく物騒な町だ、わしが王になったら徹底的にこの町をしつけ直してやる、なにが自治区だ、女の管理も厳しくしてやらねばならん!この門番共もなんだ、愛想のないやつらだ、必要か?」
プリシラ
「サンミサでは一つの娼館に二人までの門番が許されております、この二人は私共で選んだ者たちです」

2人の門番は女性を性の対象にしていません。

つまり娼婦たちにとって最も信頼できる男性なのです。

自分の護衛を酒場で待たすと、マルセルはプリシラと2人きりで話しをすることにしました。

マルセル
「ほらこれだ、持って来てやったぞ、この国のわが一族全員の名簿、つまりはこの国の金持ちの情報だな」
プリシラ
「本当ですか!?うれしい!」
マルセル
「その情報を使って金持ちを得意さんにするというのはお前の案か?」
プリシラ
「ち、ちがいますよ、姉さま方です、食べさせなければならない幼い娘たちもおりますので・・・」

あくまでも自分ではなく姉さま方の案だと説明します。

マルセルはプリシラのことを少しも疑っていません。

マルセル
「まぁそやつらは将来わしの敵になるかもしれん、有益な情報はわしに回せよ、わがハリ王国のためにもなる・・・」

今後も自分のために尽くすことを約束させます。

しかし大切な情報を得た目的は全く別のものでした。

こんな世界で女を売ることで生きてきた自分を一族がどう思っているのかは分かりません。

それでもプリシラは母の生きなさいという言葉にすがって6年という歳月を生き抜いてきたのです。

目的を果たしたプリシラが木槌でマルセルの頭部を殴打しました。

気を失ってしまったマルセルが目を覚ますと身体が拘束されています。

プリシラ
「お目覚めですかマルセル様・・・縛って申し訳ございません、あ、でもご安心ください、今楽にして差しあげますね!」
マルセル
「お前これはなんの真似だ!」
プリシラ
「きゃ!びっくりしたー、急に大声出さないでくださいよ」

拘束されている状態に激怒するのですが、マルセルはプリシラが胸にかけている紋章が目に留まりました。

紋章こそが全てを繋げる証だったのです。

マルセル
「お前それはバタリアの紋章、生き残りか」
プリシラ
「正解!バタリア王国国王の娘、亡国の姫エビータでございます」
マルセル
「姫だと!?国民はともかく王族が生き残っているはずは・・・」

殺したはずの王族に生き残りがいたことでマルセルは焦り始めました。

プリシラは運良くここサンミサに売られていたのです。

そしてプリシラは家族と王国を凌辱したハリ一族への復讐を誓いました。

プリシラ
「でも全員分の名前と住まいが分からなかった・・・なにせサンミサで得られる情報は少ない、そこへ来たのはまさかの王位継承権を持つマルセル様、本当にびっくりしました、おだてるだけで簡単に騙されるマルセル様のバカさ加減に」

ついに目的だったハリ王族の情報を手に入れたのです。

プリシラの正体を知ったマルセルが外の娼婦たちに助けを求めました。

黙らせるためマルセルの顔を踏みつけたプリシラが拷問器具を取り出します。

マルセル
「ははっ、なんだそれは?わしの歯でも抜いてくれるというのか!?なんと幼稚な、さすがはお姫様だ!」
プリシラ
「そうなんですよ、本来これは歯を抜くための物らしいんです・・・」

歯を抜くことがプリシラの拷問方法ではありません。

彼女は自分を凌辱したマルセルの局部を引っこ抜き始めました。

局部を破壊されたマルセルはプリシラがイカレていることに気付きます。

マルセル
「た、頼む、命だけは・・・頼む・・・」
プリシラ
「足の縄をほどいてあげます、マルセル様がこの娼館から無事出られたらマルセル様の勝ち、私に捕まったら地獄行き・・・鬼ごっこしましょう!」

酒場には護衛がいるのですぐ立ち上がり扉に体当たりしました。

しかし頑丈な扉を簡単に破壊することはできません。

何度も体当たりするとようやく扉が開きました。

マルセル
「おいお前ら!この女を取り押さえろ!わしを殺す気だ!娼婦の分際でわしを暗殺しようとしている」

大声で助けを求めるのですが階段から足を踏み外してしまいます。

階下に転落したのですが誰もマルセルを助けようとはしません。

それどころか娼婦たち全員がプリシラの前に跪きました。

プリシラ
「もしかしてこの子たちが領主様の味方だと思った?それともお金のある殿方には無償の愛を捧げると?冗談は顔だけにしてくださいな、領主様・・・」

この場にいる全員がバタリア王国生き残りの女性だったのです。

ハリ一族はバタリアの男性を皆殺しにしたのですが若い女だけは殺しませんでした。

地獄の日々を過ごしながら女性たちはサンミサに集まったのです。

そしてプリシラは家畜同然に扱われるバタリアの女性に復讐という生きる意味を与えました。

マルセル
「た、頼む、なんでもする、お願いします・・・どうか殺して!いや殺してください!お願いします、どうか殺してください!お慈悲を!神よ!」
プリシラ
「いねぇよ、そんなもん」

この世が地獄だということを知っているプリシラは、計画を変更してマルセル活かすことにします。

バタリア王国の姫だったエビータは、現在ハリ王国で一番の娼婦と呼ばれるようになりました。

彼女の素顔を見た者は優しいと言う者もいれば冷たいと言う者もいたそうです。

時にはあざとい女だと言う者もいました。

そんなプリシラは一族の恨みと同士たちの協力によってハリ王国を血に染める大虐殺を行っていきます。

大虐殺を行った後、同志たちがプリシラについて語っていたことがありました。

娼婦の王女プリシラ、彼女の本当の素顔は誰も見た事がなかったと・・・。

 

『血を這う亡国の王女』を読んだ感想

娼婦となり地獄を味わっても母の言葉と復讐心を忘れなかったプリシラの強い恨みが表現されていますね。

殺すよりも生かすことが地獄と言うセリフにも執念が感じられました。

全てを奪われたプリシラの逆転劇を描いていく『血を這う亡国の王女』

本当の素顔を誰にも見せなかった娼婦の女王が見せる色々な表情にも驚かされました。

優しかった少女が復讐の鬼と化すストーリーは迫力満点で読み応えがありますよ。

 

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