私がわたしを売る理由のネタバレ(漫画)!椿は幸せになれるの?

今回は「夏子久」先生の『私がわたしを売る理由』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『私がわたしを売る理由』はこんな漫画(あらすじ)

女子大生の松本椿(まつもとつばき)は親からの支援がないので奨学金とアルバイト代を使って学費と生活費を賄っています。

居酒屋と家庭教師のアルバイトを掛け持ちしていた椿だったのですが、感染症の拡大によって緊急事態宣言が発令されました。

そのため居酒屋のシフトがゼロになってしまいます。

学費と生活費を稼がなければならない椿は慌てて他のアルバイトを探し始めました。

すぐに他のバイトを探し始めると“お茶するだけで5千円から1万円”という甘い言葉が見つかります。

ここからパパ活の世界に足を踏み入れてしまった椿の運命とは・・・!?

複雑な社会問題をテーマにした『私がわたしを売る理由』

今回は女性が被害に遭ってしまうパパ活の怖さを表現したヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

どうしてもお金が必要な女子大生の切実な問題と向き合うシリアスな物語ですよ。

 

『私がわたしを売る理由』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

松本椿が小さかった頃、学校の先生から“天は人の上に人を造らず”という言葉を教わりました。

これは世の中に生まれた人類は皆平等だという意味です。

松本椿
「あの時どうして先生はそんな大嘘を教えるんだろうって思った」

大学生になった現在も人間が平等だとは思っていません。

この日も椿は学費と生活費を稼ぐため居酒屋でアルバイトをしています。

忙しい店内を駆け回っているうちにようやく閉店時間を迎えました。

松本椿
「疲れた・・・課題、いや次のバイト・・・家庭教師いつだっけ?授業内容考えなきゃ」

スマホでスケジュールを確認すると休みなくアルバイトが入っているので気持ちが萎えてきます。

さすがに1週間に9回のバイトはきつすぎるかもしれません。

それでもお金を稼がなければ生活できないのです。

松本椿
「国立受かってればもっと少なくて済んだんだけど、高校時代のバイト代は入学金や引っ越し代で消えてしまった」

国立大学に合格していれば生活はもう少し楽だったはずでした。

しかし第二志望に入れたので文句を言っている暇はありません。

松本椿
「後期の学費後50万円、頑張らなきゃ」

改めて気合を入れ直します。

翌日、休み時間にノートを整理していると横を通った男子学生に飲み物をこぼされました。

せっかくまとめていたのに滲んで文字が読めなくなってしまいます。

最悪の展開ですが椿は謝る男子を笑顔で許してあげました。

すると男子からこの後のクラス会に誘われます。

アルバイトで忙しい椿はクラス会があることを知りませんでした。

松本椿
「私・・・バイトだから」

時間とお金に余裕がある同級生たちはクラス会を楽しみにしているようです。

しかし椿には青春を楽しむ時間もお金もありません。

椿と同じようにワイワイすることが苦手な同級生もいるようです。

その子も椿と同じようにお金がなく、親ガチャで決まる人生が不公平だと感じていました。

親ガチャで当たりを引いた学生たちは恋愛やサークルのことで頭が一杯です。

しかも彼らは裕福なので安心して大学に通い、遊びのためにバイトしているので生活費を支払う必要もありません。

一方ハズレを引いた椿のような学生は奨学金を借りてようやく大学に進学できました。

さらに学費と生活費はアルバイトで稼がなければなりません。

環境の悪さを改めて実感した椿が家庭教師のバイトに向かいます。

授業が終わると生徒の母親が有名店のスイーツを出してくれました。

松本椿
「すごく綺麗・・・だし、た・・・高そうじゃない・・・?カップも・・・」

実家ではこんなスイーツが出てきたことはありません。

家庭環境が異なることで大きな貧富の差を実感します。

スイーツを見ていると先ほどの会話が頭に浮かびました。

松本椿
「・・・親ガチャ、あぁやっぱり人類皆平等なんて大嘘だ」

この日の帰り道、椿は実家にいた頃を思い出します。

椿の父親は鳶職だったのですが腰を痛めてからは働いていません。

父親は昼間からお酒を飲むようになっていました。

母親の財布から父親が勝手にお金を抜いても母親はしょうがないというだけです。

鳶職が無理なら他の仕事を探せばあると言っても、両親は学歴が無いので最初から諦めていました。

松本椿
「私はあんな風に人生諦めて生きるの絶対に嫌、大学卒業していい企業に入ってお金稼いで今の生活から抜け出すんだ!」

真面目な椿は努力することで貧乏な生活から抜け出せるのでしょうか!?

 

 

子どもは親を選べないという厳しい現実を丁寧に描いていますね。

親ガチャの当たりとハズレで極端に生活レベルが違うことを学ばせてもらいました。

社会問題になっているパパ活の実態に迫っていく『私がわたしを売る理由』

単純にパパ活をする女子だけが悪いわけではありません。

どん底から抜け出すために仕方ないパターンがあるかもしれないことを考えさせられますよ。

後編

家庭教師の帰り道、掛け持ちでバイトしている居酒屋から電話がかかってきました。

松本椿
「ハイ松本です・・・ハイ、えっ、シフトゼロ・・・ですか?」

感染症の緊急事態宣言が発令されたため、使用期間中の椿はシフトを入れてもらえなくなってしまったのです。

居酒屋からは他のバイト先を探してもらいたいと言われました。

仕方なく電話を切ったのですが大きな不安に襲われます。

松本椿
「どうしよう・・・毎日バイト入ってやっと生活費と学費が払える計算なのに・・・すぐ他のバイト探さなきゃ!」

居酒屋の代わりになる授業後に入れてなるべく時給が高いバイトをスマホで探し始めました。

すると時給が居酒屋の2倍貰えるバイトが見つかります。

しかし詳しく内容を確認するとガールズバーでした。

松本椿
「こ・・・この子達に交じって働ける気がしない・・・陽キャノリムリ、そもそも面接受からない・・・」

椿はまだ18歳なのでお酒を飲むこともできません。

別の仕事を探していると関連記事が目に留まりました。

松本椿
「パパ・・・活・・・パパ活っておじさんにお金もらうやつだよね?一緒にご飯食べるだけで月30万?そんなうまい話・・・お茶するだけで・・・5千円から1万円・・・!?」

顔合わせとしてお茶すると相場で5千円~1万円が貰えるそうです。

ガールズバーよりも高い時給に椿は驚いてしまいました。

さらに1対1で会うので他の女性を気にすることもありません。

松本椿
「毎日カツカツにバイト入れなくても学費払えて勉強する時間も増やせる・・・?ちょっとくらい遊びにも行けるようになるのかな・・・?」

期待に胸が膨らんだ椿はパパ活おすすめアプリのダウンロードボタンをタップしてしまいました。

するとおじさんたちの自己紹介が掲載されています。

プロフィールは様々なのですが自己紹介には共通して大人というキーワードが使われていました。

松本椿
「このちょくちょく見る大人ってなんなんだろ・・・ゴム・・・」

恋愛経験が少ないのですぐには理解できません。

しかしゴムという単語がコンドームであることに気付きました。

恐ろしくなった椿はスマホを落としてしまいます。

松本椿
「・・・普通のバイト探さなきゃな、それまではもっと節約して・・・居酒屋はまかないついててよかったんだけどな・・・」

翌日、公園で30%オフの菓子パンを食べていると近くを同い年くらいの女子が通りかかりました。

2人の女子はランチに何を食べようか楽しそうに話をしています。

その姿を見ているうちに椿は惨めなきぶんになってしまいました。

気が滅入ってしまったのですが家庭教師のバイトに行かなければいけません。

松本椿
「家庭教師チャレンジの松本です」

いつものようにインターホンを鳴らすと生徒の母親から今日の授業はキャンセルしてほしいと言われます。

不安になる椿なのですが、本日の授業料は支払ってくれるそうなので安心しました。

しかし椿に来ていただくのは最後にしてほしいことを伝えられます。

松本椿
「あのっどうして・・・!?な・・・何か・・・っ、失礼なことを・・・」

椿に落ち度があったわけではありません。

生徒の母親は椿が通っている大学の学生が路上で酒を飲み騒いだことが報道されたことを気にしていたのです。

もちろん椿はそのような学生と関りを持っていません。

しかし母親は同じ大学に通っているという理由だけで、椿が娘の家庭教師をすることに不快感を抱いてしまったのです。

松本椿
「・・・こんな・・・こんな時だけ平等なんだ・・・私は飲みになんて一回も行ってない、大学入ってから・・・ううん、その前からずっと勉強してて入学資金のためにバイトして・・・ずっと・・・ずっと」

こうして大切なアルバイトを2つも失ってしまいました。

先行きが真っ暗になってしまった椿のスマホにパパ活アプリからメッセージが届きます。

大量に届いていたメッセージにはお金を稼ぐチャンスがあるのかもしれません。

不幸な理由でアルバイトを失った椿はどのような選択をするのでしょうか!?

 

『私がわたしを売る理由』を読んだ感想

親ガチャによる貧困だけでなく自分に責任のない理由でお金を稼ぐ手段がなくなった椿がとても可哀想でした。

どうしても生活費と学費を稼がなければならない椿がパパ活に頼ろうと心が揺れ動いてしまったことには誰もが同情できると思います。

貧富の格差が生み出す社会問題をテーマにした『私がわたしを売る理由』

椿が置かれた状況は誰にでも起こる可能性があると思いました。

パパ活という異常なビジネスが蔓延しない世の中になってほしいですね。

 

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