今回は「漫画 リスノ 原作 富士とまと」先生の『ハズレポーションが醤油だったので料理することにしました』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『ハズレポーションが醤油だったので料理することにしました』はこんな漫画(あらすじ)
学生結婚したユーリは夫から専業主婦になることを求められます。
料理を準備しながら夫の帰りを待つ日々を送っていたユーリだったのですが、結婚10年目に離婚を切り出されてしまいました。
仕方なく夫の元から離れて一人暮らしをするため仕事を探し始めます。
しかしハローワークに向かったはずが、辿り着いたのは異世界の職業ギルドでした。
異世界でポーションを収穫しながら人生をリスタートさせたユーリは、ハズレポーションがとんでもない秘密を抱えていたことに気付きます。
ヒロインが料理で異世界の常識を覆していく『ハズレポーションが醤油だったので料理することにしました』！
今回はチャーミングなSFファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
大人気小説をコミック化した物語の世界観をじっくりと堪能してみてください。
『ハズレポーションが醤油だったので料理することにしました』の魅力紹介（ネタバレ含む）
前編
異世界の仲間たちがユーリの手料理を美味しそうに食べてくれています。
ユーリはその様子を眺めながらおかわりの準備を始めました。
現在は異世界で充実した日々を過ごしています。
数ヶ月前、ユーリは日本のハローワークを訪れていました。
しかし受付からここは冒険者ギルドだと言われてしまいます。
まだこの時点では異世界のギルドを訪れていることに気付いていません。
そのため受付からステータスの開示を求められるのですが言葉の意味を理解できずに困っています。
ユーリがそもそも仕事を探し始めた理由は離婚したためでした。
学生結婚したユーリはこれまでずっと専業主婦として夫を支えてきたのです。
結婚1年目だった頃は夫から食事を作りながら自分の帰りを待ってほしいとお願いされました。
夫の言う通りにしていたのですが、結婚2年目になると夫の外食が多くなっていきます。
そして結婚4年目には夫が部下の子供を預かってほしいと言ってきました。
言われるがままのユーリだったのですが、自分たちの間にも子供が欲しくなります。
しかし夫はユーリの望みを聞き入れてくれません。
それよりも彼女の子供を世話してほしいと命令してきます。
どんどん傍若無人な態度になっていく夫が離婚を切り出したのは結婚してから10年目のことでした。
ユーリは慰謝料を要求したのですが、これまで働かなかったことを理由に応じてもらえません。
夫に啖呵を切って家を飛び出しました。
そんなユーリが受付の指示に従ってステータスをディスプレイに表示させます。
勝手に文字が表示されたことに驚いていると、後ろから男性が声をかけてきました。
困ってしまったユーリに対して男性がギルドでお屋敷の仕事を探すようアドバイスしてくれます。
しかしお屋敷の仕事が今までの専業主婦と変わらないためユーリは受け入れることができません。
身勝手な夫を見返したいユーリは別の仕事を探しているのです。
S級冒険者のローファスという男性は5歳児でもできる仕事を紹介してくれました。
未熟でも仕事を1つ1つこなしていけば、ユーリでもレベルを上げられるそうなのです。
レベル10になるまでは見習いなのですが、レベルが上がれば別の仕事を紹介してくれることも約束してくれました。
ローファスのことを信用したユーリは彼についていくことにします。
まだこの時のユーリは自分が異世界に足を踏み入れたことを理解していません。
しかしローファスに連れて行かれた世界が日本ではないことにすぐ気が付くことになるのでした。
夫から酷い仕打ちを受けたため自活しようと奮闘するヒロインを応援したくなりました。
また自分が異世界に足を踏み入れている状態を理解できていないところにユーモアを感じますね。
右も左も分からない異世界で自分の才能を発揮する魅力的なヒロインを描いた『ハズレポーションが醤油だったので料理することにしました』！
凡人のように見えるユーリが異世界で大活躍していきます。
必死に努力するヒロインの姿から勇気を貰ってみてください。
後編
ローファスについていった場所は日本とまるで違う街並みでした。
この街並みを見たことでユーリはここが異世界だと気が付きます。
ユーリにはお金も頼る親族も友達も存在していません。
そのためローファスに紹介してもらう仕事が唯一の生命線なのです。
しかしまだ仕事の内容を教えてもらっていません。
ローファス仕事だけでなく寝泊りできる小屋も用意してくれました。
ここで感謝しているユーリに、ローファスが見慣れない顔のためどこから来たのか尋ねてきます。
おっさんだと語るローファスなのですが年齢を聞いてみると同い年でした。
どうやら異世界の住人にとって日本人は若く見えるようです。
ユーリが同い年だということに驚いていると、寝泊まりしながらレベルアップできる小屋に到着しました。
小屋ではローファスに仕事を任された子供たちが待っています。
ローファスは子供たちにユーリのことを紹介すると、すぐにダンジョンへ向かってしまいました。
まだ状況を整理できていないユーリに子供たちがスライムを倒すことでポーションがゲットできることを教えてくれます。
これまで専業主婦しか経験していないユーリにはモンスターを殺すことなどできません。
しかし子供たちにダンジョンへ案内されてしまいます。
ダンジョンの入り口に到着するとスライムが現れました。
最初はスライムを可愛いと思うのですが、素早い動きがゴキブリのように感じてしまいます。
ゴキブリが大嫌いなユーリはあっという間にスライムを退治しました。
するとポーションが出現します。
ポーションをゲットしたユーリは引き続きスライムを退治することにしました。
そんなユーリに子供たちが黄色の色が当たりのポーションで、薄い色や黒い色がハズレのポーションだと教えてくれます。
ハズレは毒ではありませんが回復効果は期待できません。
子供たちからハズレポーションを捨てることを勧められたのですが、捨てたポーションからよく知っている匂いがしてきます。
実はこのハズレポーションこそユーリが異世界で生き抜くための重要なツールだったのですが、まだユーリはハズレポーションの重要性に気が付いていません。
さらにハズレポーションだけでなく異世界には日本でお馴染みの食材が毛嫌いされていました。
これらの食材を活用して料理を始めたユーリは異世界でレベルを上げていき夫を見返そうとしていきます。
文化の異なる異世界でユーリが奮闘する様子は実際に漫画を読んでお確かめください。
『ハズレポーションが醤油だったので料理することにしました』を読んだ感想
ヒロインが苦難に立ち向かうストーリーなのですが明るくてポップな雰囲気が魅力的だと思いました。
日本の食文化を活用して異世界の生活を充実させようとする姿に勇気を貰えますね。
異世界で前向きに暮らそうとするヒロインの奮闘を表現した『ハズレポーションが醤油だったので料理することにしました』！
ポジティブな気持ちになれる素敵な物語になっています。
楽しい気分になれる漫画を読みたい人はこの作品を選んでみてください。
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