ヒナ 値付けされた子役たちのネタバレ!無料で読みませんか?

今回は「鈴音ことら」先生の『ヒナ 値付けされた子役たち』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『ヒナ 値付けされた子役たち』はこんな漫画(あらすじ)

幼い頃から筋金入りのテレビっ子だった烏丸省吾(からすましょうご)は、念願だった芸能プロダクションのマネージャーとして働くことになりました。

テレビの世界に夢が広がっていると胸を躍らせる烏丸だったのですが、現場デビュー初日から厳しい現実を目の当たりにします。

初めての現場で出会った天才子役のヒナは無邪気な振る舞いをしながら、内心ではお金にこだわる冷酷な心の持ち主でした。

7歳の天才子役から芸能界の裏事情を暴いていく『ヒナ 値付けされた子役たち』

今回は芸能マネージャーの仕事を通じて複雑に絡み合う人間ドラマを描いた漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

無邪気な子役たちの裏側に見え隠れする心の闇にご注目ください。

 

『ヒナ 値付けされた子役たち』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

若さとは決して戻ることがない瞬間的な個性と言っても過言ではありません。

だからこそ今しかない個性を全て捧げながら、若さをお金に変えていくのが子役たちなのです。

そんな裏事情を知らない新人マネージャーの烏丸省吾がテレビ局の撮影スタジオにやって来ました。

幼い頃からテレビっ子だった烏丸は憧れの撮影現場を見学できたことで胸が高鳴っています。

烏丸
「今日からここが俺の仕事場・・・」

胸を躍らせているのですがマネージャーの仕事は撮影現場の観覧ではありません。

そのことを先輩マネージャーの鵜飼に指摘されてしまいます。

鵜飼
「お前さあ・・・今日はスタジオ見学だけって言ったろ、もう一度言うが俺たちはマネージャー!分かるか?タレントやアーティストの付き人!」
烏丸
「すみません!ずっと現場が楽しみだったので・・・つい!正直昨日は眠れませんでした!」

遠足気分でスタジオに来たことを注意されてしまいました。

本来なら事務所に集合するはずだったのですが、浮かれてしまった烏丸は真っ直ぐスタジオに来てしまった程です。

鵜飼はそんな烏丸に少し呆れていました。

鵜飼
「・・・そんなテレビ好き?」
烏丸
「好きです!昔から筋金入りのテレビっ子で!テレビで見たことって絶対だったんですよね」

テレビっ子だった烏丸は特撮ヒーローも実在すると思っていたそうです。

そのため烏丸にとってテレビの世界は夢の塊なんだと信じ込んでいました。

鵜飼
「夢ねぇー・・・今どき珍しいな、そこまで一直線に夢語れちゃう奴、最近の若い奴はネット知識で大体なんでも仕入れてくるからさ、ギャップは少ないんだよなあ、良くも悪くも」

芸能界は特に捨てるものが多い世界だと注意を促します。

ですがまだ新人の烏丸は鵜飼の真意を理解することができません。

2人が話をしていると烏丸が担当することになった子役たちが集まってきます。

無邪気な子役たちを初めて見た烏丸はさらに胸が高鳴っていきました。

しかしマネージャーとしての経験を問われた烏丸の回答で子役たちの表情が一変します。

烏丸
「それがなんと君たちが記念すべき第一号で」

新卒でマネージャーの経験がない烏丸のことを子役たちが睨みつけました。

烏丸は経験よりも熱意が大切だと主張するのですが、子役たちはマネージャーに熱意など求めていません。

子役たちが求めているのはコネクションとなる人脈なのです。

人脈があればテレビ局のエリートと繋がれることがあるため、新人であるならせめてコネクションを持っている人材を必要としていました。

タレントの人気を高めるためには本人たちの才能が4割、マネジメント能力が6割を占めると言われています。

子役を含めタレントの人気づくりには営業能力の高さや事務所のキャリアが絶対に欠かせません。

それなのに経験の無い新人がマネジメントを担当することに子役たちは不安を感じ始めました。

鵜飼
「大丈夫だ、別にお前らを見捨てたりなんてしない、担当はしばらく俺も兼任だし事務所もしっかりサポートする、窮屈な思いさせるかもしれないが容赦してやってくれ」
烏丸
「鵜飼さん」

鵜飼が間に入ってくれたことで子役たちだけでなく烏丸も安心することができます。

しかし鵜飼は安心させるだけの優しいマネージャーではありません。

鵜飼
「あとお前らさあんま大人に生意気言うな、マセすぎたガキは心証が悪い仕事が欲しきゃ子どもを武器にしろ、クレバーに立ち回りながら狡猾になれ」

鵜飼の指示に従う子役たちは制作プロデューサーの元へ挨拶に向かいました。

そのやり取りを見ていた烏丸は衝撃を受けています。

烏丸
「えっとあれはその・・・なんなんですかねっ!?ほらあの狡猾にとかクレバーとか・・・子どもに言うことじゃ無いじゃないですかっ」

まだ新人の烏丸は子どもたちを自然にのびのびと仕事させたいと考えていました。

あくまでも子どもの夢を応援するのがマネージャーだと思っているのです。

鵜飼
「ごっこ遊びじゃねえんだぞ、そこいらに転がっているのと同じでどうする、仲良くお手手つないで飯なんか食えるかっつーの、リアル生きてる子ども相手に綺麗さ求めるってそれこそ酷でしかねえだろが」

初日から考え方の甘さを否定されました。

それでも烏丸を待ち受ける過酷な現実はこんなものでは済まなかったのです。

 

 

テレビ業界がクリーンなものであると信じ込んでいる烏丸が、鵜飼から現実を突き付けられたシーンにリアリティーを感じました。

烏丸が思っているほど子役たちが大人びているところも芸能界の裏側を見事に表現していますね。

厳しい現実の中を必死に生き抜こうとするクレバーな子どもたちが印象的な『ヒナ 値付けされた子役たち』

ここからさらにインパクト抜群の子役が登場していきます。

カメレオンのように表情を変化させる天才的な演技をお楽しみください。

後編

鵜飼が電話のため別の場所に移動すると、現実を思い知らされた烏丸は廊下でうなだれてしまいます。

落ち込んでいると1人の少女が目の前に現れました。

烏丸
「うおっ、びっくりした!どどどうかされましたかっ!あっ通路!邪魔!?」

廊下で座り込んでいたので邪魔をしたと思います。

しかし少女は邪魔をされた訳ではなく、急に持っていた鳥の人形を烏丸に見せてきました。

ヒナ
「きみまさか泣いてんの!?元気を出しな!どうやって出すかって!?腹筋に力入れてひりだすのさ!」

少女が人形を使ってアテレコを始めます。

そのまま腹筋に力を入れながら大きな声を出しました。

烏丸
「なんだそりゃ」
ヒナ
「げんきでた?」

少女のおかげで元気が出た烏丸に、戻ってきた鵜飼が勉強のため次の現場に付いてくるよう命じます。

その間に不思議な少女は姿を消していました。

烏丸
「・・・なんだったんだ、あの子」

烏丸はまだ知らないのですが不思議な少女こそ、自分の運命を変える天才子役のヒナだったのです。

姿を消したヒナは冷静に烏丸が置かれた状況を分析していました。

ヒナ
「夢と希望にあふれ芸能界という世界に足を踏み入れた男、烏丸省吾、1話目にして打ち砕かれたようですがこんなのまだまだ序の口なのに」

天才子役のヒナは華やかな世界だからこそ落ちる影が濃くて深いことを理解しています。

対照的に烏丸は芸能界に濃くて深い影があることを知る由もありません。

そんな烏丸が鵜飼と別の現場にとうちゃくしました。

現場ではまずマネージャーが複数の子役を担当することが基本だと説明されます。

鵜飼も現在10人を担当しているのですが、上司から1人に絞るよう命じられていました。

その子役が先ほど烏丸が出会ったヒナだったのです。

烏丸
「烏丸省吾です」
ヒナ
「高宮雛です、よろしくお願いします」

先ほどとは打って変わってヒナの様子は落ち着いていました。

落ち着いているだけでなくヒナは鵜飼から来週のスケジュールがハードになることを伝えられても動じることがありません。

まだ7歳にも関わらず頂ける仕事を全てこなすと言ってくれました。

烏丸
「ちっちゃいのにしっかりしてるなぁ」
鵜飼
「そりゃな、こいつここ一番の成長株だから」

烏丸は気付いていなかったのですが、ヒナはチョコのCMや話題の映画に出演していたのです。

いつもテレビで見ていた子役がヒナだったことを知った烏丸はテンションが上がってきました。

さらに今回の現場にはヒナだけでなく人気者の女優も撮影に参加しています。

烏丸
「でもこの現場すごいですね!ヒナちゃんに兵頭ちほってテレビで見まくりだし、これのどこが厄介なんですか?」
鵜飼
「そうだな、一見そう見えるよな、でもな人気すぎるから厄介なんだよ」

まだこの時点でこの現場が厄介だとは思えません。

しかしゼネラルプロデューサーが現れたことで烏丸にも厄介な現場だという理由が分かってきます。

プロデューサーは視聴率が好調なのはヒナが出演しているからだと思っていました。

それだけでなくヒナ以外の出演者により一層の努力を求めます。

つまりプロデューサーは人気者のヒナしか見ていませんでした。

その結果、他の出演者は自分が求められていないと感じ始めていたのです。

特に初主演の兵頭は完全に自信と元気を失っていました。

厄介な現場だと理解した烏丸は兵頭のことを励ますことにします。

烏丸
「テレビいつも見てます!秋ドラマのデキる女刑事役とか最高にハマってました!応援してます!頑張ってください!」

純粋な気持ちで励ましたのですが、兵頭は自分が頑張っていないから励まされたと感じてしまいました。

兵頭が逆上したため現場が混乱していきます。

最悪の環境になってしまう中、突然ヒナが泣き出しました。

ヒナ
「うえ・・・ぇええええええん!」

泣いているヒナのことを母親役の兵頭が抱き締めます。

すると初めてプロデューサーが母親役の演技を褒めてくれました。

こうして兵頭は失いかけていた自信を取り戻したのです。

烏丸
「俺なんか頑張ろうとして全然だめだったのにヒナちゃんはすごいなあ!」

ハンカチを渡すとヒナが泣き止んでくれました。

これでようやく撮影もスムーズに進みそうです。

ヒナ
「そうですね、よかった、このていどのパフォーマンス安いものです、スケジュールの遅れは他のおしごとにもひびきますので、おしごとはきっちり全てこなさないと」

泣き出したのは撮影をスムーズに進行させるための演技でした。

烏丸は身をもって天才子役の恐ろしさを体験したのです。

しかし烏丸が体験する芸能界の深い影はこんなものでは収まりません。

理想と現実の違いを知ることになる烏丸は、マネージャーの仕事を続けて行けるのでしょうか!?

 

『ヒナ 値付けされた子役たち』はこんな人にオススメ

サスペンス漫画とヒューマンドラマが融合したストーリーになっています。

両方のジャンルが好きな人はもちろん、テレビ業界の裏側に興味がある人も満足できる作品ですよ。

人間の表と裏の顔を描写していく『ヒナ 値付けされた子役たち』

純粋なままでは生き抜けない過酷な職業にスポットを当てています。

テレビ業界の衝撃的な実態を見逃さないでください。

 

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