今回は「漫画 甲羅まる 原作 月椿」先生の『悪役令嬢の役割は終えました』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『悪役令嬢の役割は終えました』はこんな漫画(あらすじ)
妹の命を救うため神の使いと契約した天石雪乃は、異世界でレフィーナという悪役令嬢を演じ切り役目を終えました。
しかし国外追放されると思っていたのに、王城の侍女として働くことになってしまいました。
元々の性格が良いので悪役令嬢の演技を辞めたレフィーナは出会う人々から好かれていくのですが、悪役令嬢だった頃の弊害に悩まされていきます。
それでも覚えようとしたものを一度で吸収する能力を駆使して、完璧に仕事を遂行することにしました。
ただし侍女となったレフィーナは様々な困難が待ち受けていたのです。
侍女として第二の人生を歩み始めたヒロインの日常を綴っていく『悪役令嬢の役割は終えました』！
今回は人気小説をコミカライズしたSFファンタジー漫画の第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。
周囲のレフィーナに対する評価が変わっていく物語をじっくりとお楽しみください。
『悪役令嬢の役割は終えました』の魅力紹介（ネタバレ含む）
前編
食堂で騒ぎを起こしたメラファを庇ったレフィーナは侍女長にお仕置き部屋へ連れて行かれました。
そのまま侍女長に鞭で身体を打たれてしまいます。
一方その頃、悪役令嬢から被害を受けたドロシーはレフィーナのことを考えていました。
あくまでも演技をしていたレフィーナは、ドロシーを本気で罵倒したいと思ったことなどありません。
その証拠に他の令嬢がドロシーを侮辱することは許しませんでした。
妹を救うためレフィーナに生まれ変わった天石雪乃の目的は、あくまでも自分が婚約解消されてドロシーを王太子の婚約相手にすることです。
目的を達成するためとはいえドロシーを必要以上に傷付けることはしたくありません。
ドロシーはレフィーナの矛盾した行動から、彼女が秘密を抱えていることに気づき始めていました。
そのことを知らないまま侍女になったレフィーナは鞭で打たれた傷の痛みで眠れそうもありません。
メラファを傷つけないため彼女を庇いました。
しかし結局メラファを泣かせてしまったことを後悔しています。
強がるレフィーナだったのですが、思ったよりも傷痕は酷く腫れ上がっていました。
痛々しい傷痕から体罰の厳しさを容易に想像することができます。
事情を察したヴォルフはレフィーナの腕に薬を塗ってあげることにしました。
律儀なヴォルフは昼間の出来事を謝罪してくれます。
しかし謝る必要はありませんでした。
ヴォルフがレフィーナの正体を探ろうとするのですが、騎士団長が現れ交替の時間になったことを告げてきます。
仕方なくヴォルフは薬をレフィーナに渡して戻ることにしました。
翌朝、レフィーナはメラファと一緒に洗濯を始めます。
監視に来たのですが何も言うことのないため侍女長もすぐ移動したところでした。
そんな中、レフィーナの前に意外な人物が現れます。
ドロシーはどんな理由でレフィーナを訪ねてきたのでしょうか！？
鞭打ちで付けられた傷痕さえも罪の代償と考えるレフィーナが痛々しく見えました。
妹を助けるための役割だったのですが、その罪をしっかり背負う所にレフィーナの優しさが感じられますね。
別人のように生まれ変わったヒロインのセカンドライフを描写した『悪役令嬢の役割は終えました』！
ここからレフィーナに対する周囲の評価が変わっていきます。
誠実で優しい彼女が愛される姿にご注目ください。
後編
レフィーナはドロシーと部屋の中で二人きりになって話をすることにしました。
緊張しているのかドロシーは手が震えています。
ドロシーの緊張を感じ取ったレフィーナは自分から会話を進めることにしました。
毒花と呼ばれるほどドロシーに罵詈雑言を浴びせたことを謝罪します。
たしかにドロシーはレフィーナに酷い言葉を浴びせられ泣いたこともありました。
しかし酷い言葉を言った後に見せるレフィーナの辛そうな顔が気になっていたのです。
またドロシーは自分がレオン殿下の婚約者になったことでレフィーナが家を追い出されたことも気にしていました。
親切心でドロシーはレフィーナを公爵家に戻すよう尽力すると言ってくれます。
ですがレフィーナは役割を終えたので公爵家に未練はなく、また美味しい食事を味わえる現在の環境を失いたくありません。
つい本心を打ち明けたのですが、あれだけいじめておいてレオン殿下に興味がないことを伝えるとドロシーを混乱させてしまいます。
そのため貴族のしがらみが嫌だったのでレオン殿下との結婚は望んでいなく、国外追放されたいので自分勝手な演技をしていたと説明しました。
本来の目的は妹を救うためだったのですが、レフィーナの説明は全てが嘘な訳ではありません。
ドロシーもこの説明で納得してくれました。
過去を終わったことだと割り切っているドロシーは、レフィーナと仲良くなりたいと思っていたのです。
またレフィーナからレオン殿下を奪ったことにも責任を感じていました。
こうしてレフィーナはドロシーと和解することができたのです。
和解から3日後、侍女長が仕事を割り振りするため侍女集会を開きました。
しかし侍女長の目的は粗探しをすることで、次に体罰を受けるターゲットを決めることなのです。
侍女長が集会を始めようとしていると、王妃殿下と騎士団長が姿を現しました。
急に現れたので侍女たちが緊張していると、王妃殿下が城で禁止されている鞭打ちが行われていることを侍女長に問いただします。
侍女長はデタラメだと主張するのですが、王妃殿下に鞭打ちを告発したのは最も信頼されている副騎士団長のヴォルフでした。
ヴォルフはレフィーナを嫌っているので彼女を庇う理由がありません。
またヴォルフがレフィーナに薬を提供していたことも騎士団長が証言していました。
鞭打ちを許さない王妃殿下は侍女長に辺境の地への異動を命じます。
すると納得できない侍女長がレフィーナに襲いかかってきました。
しかしレフィーナが襲いかかってきた侍女長を投げ飛ばします。
騎士団の訓練を拝見していたレフィーナは体術も習得していました。
そんなレフィーナに王妃殿下が新たな仕事を命じてきます。
いったいレフィーナはどのような仕事を任されるのでしょうか！？
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『悪役令嬢の役割は終えました』はこんな人にオススメ
読み応えのあるSFファンタジー漫画を探している人にオススメです。
悪役令嬢から見事に転身を遂げたレフィーナの姿は、読んでいくうちに応援したくなるほど健気ですよ。
献身的に仕事を励むヒロインが周囲をどんどん幸せにしていく『悪役令嬢の役割は終えました』！
人気小説をコミカライズしたので完成度の高い物語に仕上がっています。
異世界で悪役令嬢から素敵なヒロインに成長していく姿を見逃さないでください。
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