『アフターゴッド』のネタバレ(漫画)!第2話と第3話の見所は?

今回は「江野朱美」先生の『アフターゴッド』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『アフターゴッド』はこんな漫画(あらすじ)

日本への侵攻を開始した巨大生命体を人類は神と呼ぶようになっていました。

2021年3月3日、恐るべき神が侵攻する東京の危険区域内を覗いていた神蔵和花(かみくらわか)は、神の研究をしている時永倖行(ときながさちゆき)と出会います。

神の恐ろしさを時永から教わるのですが、和花は親友を探しているので帰るわけにはいきません。

そこに神様の部下を名乗る宇月よんという金髪の女性が現れます。

神を殺すことが目的の和花は宇月の勧誘に乗ったフリをして特殊な能力で彼女を圧倒しました。

しかし和花の能力が神と同じだったことから時永に疑問を抱かれてしまいます。

神と同じ能力を宿す少女の戦いを描写した『アフターゴッド』

今回は読み応え抜群で緊張感がたまらないSFファンタジー漫画の第2話と第3話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

神を倒すため和花を仲間に引き入れようとする時永の策略に驚いてみてください。

 

『アフターゴッド』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話

しをんが神のせいで死んだことを和花が知ったのは配信された動画を視聴したためでした。

動画は危険区域入りした埼玉で撮影されていて、映像の中でしをんと思われる女子高生がフェンスの穴をくぐって危険区域内に入っていきます。

40分ほどしをんが歩いていると空がピンク色に変わりました。

映像には映っていませんが現れた神の力によってしをんの体が宙に浮かんでいきます。

そして15mくらいの高さでしをんの体が弾けて液体になってしまいました。

動画を視聴した和花は絶句してしまいます。

神蔵和花
「動けない、暗い、すごくトイレ行きたい」

ベッドに拘束されている和花がトイレに行きたいと呟きました。

和花が意識を取り戻したと時永が報告すると、拘束レベル1に移行するよう命令が出されます。

時永倖行
「聞こえる?不自由でごめんね、目隠しでなにも見えないでしょ?今サングラスもってくね」
神蔵和花
「ほイレ行きたいれす」

拘束を解く前にまずはサングラスをかけてあげました。

すると和花の目から涙がこぼれてきます。

時永倖行
「泣いちゃった?ごめん、怖かったよね」
神蔵和花
「え?なにが?えっと・・・とき・・・時永さん・・・?」

目の前にいる人物が時永だということは理解してくれていました。

ここで体への負担を軽くするため拘束を少し解いてあげます。

時永倖行
「ごめんね、こうしなきゃ和花さんを助けられなかった、あの後君に麻酔を打ち込んでこの研究所まで運ばせてもらった、自分がなにをしたか覚えてる?」
神蔵和花
「まあ・・・なんとなく」
時永倖行
「僕は見たことすべてを研究所に報告した、結果、君を拘束して保護することになった、あの金髪の子は逃げてしまったよ」

和花が拷問して神の居場所を聞き出そうとした宇月よんは現場から逃げ出していました。

状況を説明した時永は和花を食堂へ連れて行くことにします。

廊下を歩いて移動するのですが人の姿はありません。

普段から20時以降になると職員はあまりいませんが、今日は前もって避難していました。

神蔵和花
「私の目が危ないから?」
時永倖行
「うん、だから今日だけ100席ある食堂が和花さんのために貸し切りだよ、ほぼ冷食だけど好きなの頼んでね、200種類あるから」

好きなものを食べて良いと言われた和花は大量のメニューを電子レンジで温めていきます。

解凍できたメニューを食べながら和花は研究所について質問することにしました。

神蔵和花
「この研究所ってどこにあるんですか?」
時永倖行
「東京の地下だよ、使われなくなった地下鉄も利用して作られててちょっとした町くらいの大きさがある、施設は地下鉄のホーム直結で作ってる」

研究所はリニアモーターカーの駅とも連結しているので関東県外からも通勤が可能です。

また施設自体が巨大なので別の研究室へ移動するときは地下鉄を利用していました。

和花もこの研究所まで地下鉄で運ばれてきたのです。

説明を終えると時永は監視カメラだらけの場所で食事させていることを謝罪しました。

神蔵和花
「・・・いやそんな・・・」
時永倖行
「僕個人は和花さんを信用してるんだ、君は嘘をついて僕をかばってくれた、僕と一緒にいた甲高い声の奴の姿って見た?」
神蔵和花
「いいえ、見てません・・・あ!」
時永倖行
「姿を見てもいないのに向こうへ逃げたとあの子に言った、ってことは君は女の仲間のフリをしてるだけ、だから僕は君に従ったんだ」

宇月と戦う前、和花は時永の仲間を逃がしてくれていたのです。

その仲間は研究所が造ったネコ型の人造人間ニャババでした。

神蔵和花
「東京ん猫はしゃべるんと!?ですか!?」

羽が生えていて人間の言葉を喋るニャババに思わず佐賀弁が出てしまいます。

方言が出たことで時永は和花がリラックスできていると安心することができました。

時永倖行
「今夜は紹介できないけどここにはたくさん色んな人がいるから助けてくれるよ、だからもう一人で無茶な真似はしないでね」

ここで時永はニャババを部屋に帰してあげます。

すると大きな音が鳴りました。

神蔵和花
「なんですか今の音?あれ?入口が閉まって・・・」
時永倖行
「君は本当に神蔵和花か?」

これまで穏やかに話していた時永が和花の腕を掴んで尋問してきます。

果たしてこの尋問にはどんな意味があるのでしょうか!?

 

 

第1話に張り巡らされていた伏線が解明されていく第2話になっていますね。

しかし和花の正体が何者なのかという大きな疑問がまだ残されています。

巧みな演出で読者の好奇心をそそっていく『アフターゴッド』

時永がどのように和花の正体に迫っていくかなど見所が満載の展開が続いていきます。

神と同じ能力を持った和花はいったい何者なのでしょうか!?

第3話

時永倖行
「君は本当に神蔵和花か?」
神蔵和花
「時永さん・・・?なんですか?」

腕を掴まれた和花は時永の質問に答えることができません。

時永は和花のことを信用していますが、和花が本当に人間かどうかは疑わしいと考えています。

研究所の上層部も同じように考えているため、危険な和花を拘束することにしました。

そこで世話役を任されたのが時永です。

時永倖行
「なんで食堂の入り口にあんな頑丈な扉があるかって?火災が起きた時の延焼防止扉だよ、地下だから火災が起きると最悪火災が起きた階より下にいる人みんな死ぬし」

実験室でも火災のリスクを考えて延焼防止扉を採用していました。

この頑丈な扉のお陰でスムーズに時永たちは厳重に神を保管できたのです。

神蔵和花
「私は神じゃありません!!」
時永倖行
「和花さん、宇月よんと戦った時、フルフェイスが砕けてからの記憶はある?あの時の人格は君のもの?それとも別人?僕には佐賀弁の今の君じゃなくて標準語の別人にみえた」
神蔵和花
「記憶はあります、けど・・・感覚が違う、新幹線とか速い乗り物に乗ってるような感覚に近いです、体はすごい速度で動いてるけど私はただシートに身体を委ねてて、窓の外をボーッと見てるだけなんです」

自分が何をしているのかは分かっていても、行動も口から出る言葉も他人事でしかありません。

それを窓の外から眺めている和花は自分自身の行動を止めようとは思っていないそうです。

説明しているうちに和花は自分の頭がおかしいと感じ始めました。

時永倖行
「その感覚はどういう時に起こるの?」
神蔵和花
「本気で頭に血がのぼった時です、こいつさえいなけりゃ親友が死ななかったかもしれないって思った時に、頭が真っ白になって私は乗り物に乗ってる、考えるのをやめて相手がどうなってもいいって思って」
時永倖行
「仮に君が何者かに支配されてるとしたら僕を殺すかな?」
神蔵和花
「そやんことしませんよ!」

興奮してきた和花に時永は監視カメラの向こうにいる人は、たとえ時永が殺されたとしても誰も動かないと説明します。

そして和花の手枷を外しました。

時永倖行
「神の目で僕をフリーズさせて手枷の鎖で絞め殺すなり拷問をするなりしたところで誰も動かないからね?研究所では神の力を持つ人間という貴重なサンプルのほうが替えの効く人間の命より重い」
神蔵和花
「ふざけんでッ、時永さんにそやんことせんです!」

時永はもしもはずみで自分を殺した時は、遺体を厨房の冷凍庫に入れることをお勧めします。

しかし生きている人間は軽いのですが、死んだ人間は重くなるので注意しなければなりません。

時永倖行
「君という神の亜種は身体能力も高いし重いものを持ち上げて筋肉断裂しても治るだろうし、僕より力持ちだろうけど君の精神衛生のためにできれば君に僕は運んでほしくない」

神の亜種に麻酔が効くことは実証できました。

ですが時永も和花を運びたいとは思っていません。

神蔵和花
「さっきから気持ち悪かことばっか言わんでください!」
時永倖行
「気持ち悪いことばっか言ってごめん、こんな男と閉じ込められたのは君のせいじゃない、君の目にいる神様のせいだ」
神蔵和花
「私だって好きで・・・好きでこやんなったんじゃなか!中3ん時に急に目がおかしゅうなって・・・なんでこうなったんかは私にもわかりません、けど!しをんば殺した奴をぶっ殺したいとこん世で一番思っとっとに、なしてこやんところで一生終えんばいけんとね!神を倒すのは私です!食堂で食べ放題するために東京に来たんじゃなか!」

和花は親友の無念を晴らすためこんな所で死ぬ訳にはいきません。

神を倒す覚悟を語った所で時永の様子に変化が起きます。

時永倖行
「ふー、本当にごめんなさい、ぜーんぶお芝居です、どんなに怖がらせても目で僕を操ったりしないし、みんな和花ちゃんはいい子だって気付いてくれたはずだよ」
神蔵和花
「へ?」

監視カメラの向こうにいる人に和花の気持ちを見せるためお芝居をしていました。

閉ざされた防火扉もじきに開くことを伝えます。

その上で宇月よんにしたことを後悔しているか尋ねると、和花は後悔していると答えました。

時永倖行
「君が望むなら君の離人感をともなう暴力性は、君が誰かを殺す前に必ずコントロールできるようにしよう、君が君と同じ怒りを持つ人を生んじゃいけない」
神蔵和花
「できますか・・・?」

研究所の人間が協力することを約束します。

その上で親友が亡くなったことをきっかけに神を倒そうと決めた和花に、この世にはあんな神がいなくても人は死に誘惑されることを教えました。

自死を考えてしまうほどの高いストレスにさらされている状況では、人間の脳機能は著しく低下してしまい周囲の言葉が聞こえなくなります。

周囲の声が理解できなくなった人間は、全てを無に還す死を助け船のように感じるのかもしれません。

つまり人間が死を選ぶのは神がいなくてもあり得る事なのです。

時永倖行
「本当に変えなきゃいけないのは苦しい時に助かり方を誰も教えてくれない、そんな環境がこの世にたくさんあることだ、でも君の気持ちや努力は無駄なんかじゃない、神や神の信者に向けた君の怒りは正しいし、和花さんは誰よりも優しいよ」

しをんが死を望むように導いたのは人々の軽率な言動と神の存在が関係していることは間違いありません。

その神を撲滅するため時永は和花に協力を求めました。

神蔵和花
「・・・はい」

こうして時永と和花は力を合わせて神を撲滅させることにしたのです。

いったい人類と神の戦いはどのような結末を迎えるのでしょうか!?

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2023.03.23

 

『アフターゴッド』はこんな人にオススメ

迫力満点で完成度の高い本格SFファンタジー漫画を読みたい人にオススメの作品です。

スリリングなシーンだけでなく心を震わせてくれるステキなセリフが散りばめられているので感動を味わうこともできますよ。

人間の本質を丁寧に表現していく『アフターゴッド』

神という存在が人間を弱くさせるのか、それとも強くさせるのか哲学的な問題をテーマにしたストーリーです。

人類と神の壮絶な死闘を見逃さないでください。

 

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