今回は「原作 草下シンヤ 漫画 本田優貴」先生の『ハスリンボーイ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『ハスリンボーイ』はこんな漫画(あらすじ)
様々な人々が集まる副都心の池袋には、非合法な活動を生業にしている裏社会の住人たちが存在しています。
そこには犯罪者たちに必要なハスリン(非合法)なツールを扱う道具屋という職業が必要不可欠になっていました。
大学生のタモツは奨学金の返済をするため、この危険な仕事を請け負うことにします。
しかし彼に待ち受けていたのは理不尽な要求と、命がけのスリリングな窮地ばかりでした。
裏社会を自らの器量で生き抜く大学生を描いた『ハスリンボーイ』!
今回はアウトローが大活躍するヒューマンドラマの魅力について、ネタバレを含みながらご紹介していきます。
冷や汗が止まらない展開をじっくりと満喫してください。
『ハスリンボーイ』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
池袋は1日の乗降客数が約270万人を超える三大副都心の一角を担う大都会です。
華やかな表舞台とは裏腹に膨大な人間が集まるこの街には、醜い欲望が渦巻く裏社会が存在していました。
この日、タモツはお客の依頼を受け、バンプキーを届けに池袋を訪れています。
バンプキーはピッキング対策を施したディンプルキーも開けられる鍵で、このような道具を必要としているのは窃盗団か強盗ということをタモツは理解していました。
それでも彼はどんなお客でもお金さえ支払ってもらえればどんな道具でも用意することにこだわっています。
もちろん犯罪の片棒を担いでいることも分かっているのですが、タモツにはどうしてもお金が必要でした。
そんなタモツが仕事を終えて池袋の街を歩いていると、苦手としているチンピラが声をかけてきます。
トバシとは他人名義の携帯を意味していて、足がつかないため犯罪者にとってマストアイテムとなっていました。
トバシはいつでも在庫がある訳ではないためタモツは困惑してしまいます。
しかし百瀬というチンピラには無茶な注文を引っ込めるつもりはありません。
お金さえ払ってもらえればどんな依頼でも引き受けるタモツはこの仕事を引き受けることにしました。
この依頼を引き受けたタモツは馴染みの道具屋を訪れることにします。
道具屋はすぐにトバシを用意してくれたのですが、相場よりも高い金額を請求してきました。
仕方なくこの金額で納得することにします。
池袋という街では相手に弱みを見せることはできません。
弱みを見せた瞬間、裏社会の人間たちは自分のテリトリーに飲みこもうとしてきます。
果たしてタモツはこのまま道具屋の仕事を上手くこなしていけるのでしょうか!?
ハスリンとはハッスリングという言葉の略語で、違法なことをしてお金を稼ぐことを意味しています。
そんなハスリンな行為について丁寧に描写しているところが、この漫画の最大の魅力になっていますね。
一般の人は決して関わることのない世界を描いた『ハスリンボーイ』!
ここから主人公が道具屋になった経緯が明らかになっていきます。
裏世界を表現したスリル満点な展開を引き続きお楽しみください。
後編
トバシを用意したタモツは百瀬の部下に道具を預けることにしました。
「うす」としか返事をしない部下に不安を感じていると、行きつけのキャバ嬢から営業メールが送られてきます。
百瀬からの連絡を待たなければいけないのですが、誘惑に負けたタモツはキャバクラに足を運ぶことにしました。
タモツがお気に入りのキャバ嬢と至福の時間を楽しんでいると、お店に知り合いのヤクザがやって来ます。
ヤクザはLEDのガーデニングで儲けていると言いながら、キャバ嬢のヘッドハンティングを始めました。
この状況をタモツは苦虫を嚙み潰したような表情で見つめています。
そんなことを考えていると百瀬から道具を受け取ったというメールが送られてきました。
仕事が終わったためお気に入りのキャバ嬢をヤクザの手から守ることにします。
こうして何とか犯罪に手を染めそうだったキャバ嬢を救ったタモツは、翌日になるといつものように大学へ向かいました。
するとゼミの同期から飲み会に誘われます。
いつもなら断るタモツなのですが意中の女性が来ることを知り、飲み会へ参加することにしました。
タモツがいつも飲み会を断っている理由は借金を抱えているためです。
順調に返済を続けていっても完済するのは43歳となるため、タモツは30歳になっても借金が半分以上残ることになります。
そのため結婚など夢のまた夢という状況になっていました。
タモツはこの状況を変えるためにはお金を稼ぐしかないと思っています。
ここから2週間後、タモツは楽しみにしていた飲み会の日を迎えました。
しかし着替えていると百瀬から電話がかかってきます。
出たくないと思いながらも仕方なく電話に出ることにしました。
どうやらタモツが部下に伝えたトバシの使用期限が百瀬に伝わっていなく、彼は完全にキレてしまっているようです。
さらに百瀬は覚醒剤を使用しているため理屈が通じる状況ではありません。
この状況にタモツは腹をくくることにしました。
タモツはここから7時間以上をかけて百瀬を説得していきます。
時間をかけた甲斐があり、百瀬は舌が回らなくなってきました。
百瀬が疲れ切るのをタモツは必死に待ち続けていたのです。
この面倒くさいという言葉がタモツにとってキラーワードでした。
タモツはこの言葉を引き出したことで一気に勝負を仕掛けることにします。
ここで引いてしまってはタモツの人生は終了になってしまうため、彼は生き残るためあがき続けるしかありませんでした。
百瀬はタモツの粘りに負け、今回の件が自分に問題があった事を認めてくれたのです。
こうして正念場を切り抜けたタモツは再び池袋の街へ足を運びました。
彼は人生を取り戻すため道具屋の仕事を命がけで続けているのです。
一体いつになったらタモツは借金を返済できるのでしょうか!?
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『ハスリンボーイ』を読んだ感想
違法な職業と理解していながら道具屋を続ける主人公の必死な姿が印象的でした。
裏社会のスラングを丁寧に説明してくれているため勉強になる物語ですね。
人気作品を次々と世に送り出している漫画家が描いた『ハスリンボーイ』!
アウトローの姿をコミカルに表現した作品になっています。
命がけの窮地を切り抜ける主人公の姿を見て、緊迫したスリル感を味わってみてください。
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