味噌汁でカンパイ!のネタバレ(漫画)!レシピを真似してみては?

今回は「笹乃さい」先生の『味噌汁でカンパイ!』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『味噌汁でカンパイ!』はこんな漫画(あらすじ)

中学生の善一郎は父親と二人暮らしになってから9年目を迎えました。

母親の記憶が遠いものとなった善一郎を心配した幼なじみの八重は、コンビニで朝食を買っている善一郎のために朝食を作ってあげることにします。

朝食の大切さを伝えたい八重は善一郎の母親代わりになることを決意しました。

しかし母親に食事の用意をしてもらっている八重よりも、善一郎の方が味噌汁の作り方に詳しかったことが納得できません。

リベンジを誓った八重が制服にエプロン姿で幼なじみを癒そうとする『味噌汁でカンパイ!』

今回は味覚と心に染み渡る味噌汁をテーマにしたグルメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

漫画の中で紹介されているレシピを参考にしながら美味しい味噌汁を作ってみてください。

 

『味噌汁でカンパイ!』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

いつものようにアラームの音で目覚めた善一郎がリビングへ行くと、仕事へ向かった父親が朝食代を置いていってくれていました。

善一郎
「サンキュー親父、ちょうど切れるとこだったんだよなー」

制服に着替えながらメロンパンを食べ、出かける準備を整えます。

そうこうしているうちに遅刻しそうな時間になってしまいました。

慌てて出かけると隣の家からパンをくわえた幼なじみの八重が出てきます。

八重
「善おはよー」
善一郎
「お前な・・・食パンくわえて出掛けるって・・・TVかまんがの中でしか見た事ないぞ」
八重
「あによー、朝ごはん残すなって言われてるんだもん、仕方ないでしょ!」

話をしているうちに通学のバスが来てしまいました。

慌ててバスに乗り込んだ2人が市立第一中学校に到着します。

善一郎
「朝から疲れた・・・親父と2人暮らしになって今年で9年目、母親の記憶はずいぶん遠いものになった、オレの朝はこの繰り返し、これ以外をオレは知らない」

善一郎はいつもこのような毎日を繰り返していました。

授業が終わると帰り道、コンビニで買い物をすることにします。

おにぎりとカップの味噌汁を買っていると八重が声をかけてきました。

八重
「で何?夜食?」
善一郎
「逆、朝食」

買物を終えた2人は一緒に帰ることにします。

ここまでは何の変哲もない日常だったのですが、翌日から善一郎の朝に変化が起こりました。

八重
「善一郎、朝だよ、起きて!」
善一郎
「な・・・何事だぁ?八重、何勝手に入っ・・・って何その格好?」
八重
「一日の始まりは朝ごはんにあり!という訳で腕によりをかけて作ってみました!」

八重は制服の上にエプロンを着けています。

コンビニで朝食を買っている善一郎を心配した八重は朝ごはんを作りに来ました。

しかし料理作りに不慣れなため白米と納豆を食卓に置いただけで、ハムエッグとしじみの味噌汁しか作っていません。

善一郎
「しじみの味噌汁!?へー、八重こんなん作れたのか」
八重
「まぁね!あたしにかかればちょろいもんよ!」

しじみの味噌汁が大好物の善一郎は味噌汁から頂くことにします。

すると味噌汁を口に入れた瞬間、ざりっという食感に見舞われました。

善一郎
「八重・・・お前・・・砂抜きした・・・?」
八重
「何それ・・・」

砂抜きを知らない八重に善一郎がレクチャーを始めます。

まず砂抜きには底の浅いボウルとざるを用意しなければなりません。

流水でこすり合わせるように洗ったシジミを重ならないようざるに並べます。

そしてボウルにしじみが生息していた場所と同じ塩分濃度の水を張ってざると重ねましょう。

今回はヤマトシジミだったので塩分濃度は1%程度で構いません。

まだしじみは生きているため水の中で呼吸をしてくれます。

このまま空気が入る隙間を残し、3~6時間程度放置すれば砂抜きが完成するのです。

レクチャーを受けた八重はショックを受けていました。

善一郎
「ど、どうかしたか?」
八重
「じゃあなんでカップのお味噌汁なんて買ってたのさ」
善一郎
「だって面倒じゃん、朝は親父と生活サイクル合わないからいつも一人だし、その為に手間かける気にはなんないなぁ、朝メシなんて適当でいいしさー」
八重
「だめっ、朝ごはんは大事だよ!リベンジしてやる・・・絶対おいしいしじみの味噌汁作ってやるー」

この日から八重は毎日朝食を作りに来ます。

しかしすぐには美味しい味噌汁を作ることはできません。

それでも八重は諦めずにしじみの味噌汁を作り続けました。

すると5日後、美味しいしじみの味噌汁が完成します。

善一郎
「うまいよ、砂も全然ないしだしも出てる」
八重
「よーし、これからは毎朝しじみのお味噌汁を作ってあげよう」

いくらしじみの味噌汁が大好きでも毎日だと飽きるかもしれません。

そのため八重は他のお味噌汁にも挑戦してみることにします。

善一郎は意気込む八重を見ているうちに疑問が浮かんできました。

善一郎
「なー、そもそもなんでこんな事してくれるようになったんだ?ありがたいけどさ・・・料理の勉強?」
八重
「違うよ!あたしはただ善に愛情込めた朝ごはんを食べてもらおうと・・・あ」

思わず本心を語ってしまったため2人が固まってしまいます。

八重のことが好きな善一郎は告白されたと勘違いしていました。

善一郎
「ど・・・どういう意味だよ・・・」
八重
「わかった、言うよ、あたしねずっと前から・・・善のお母さんになりたかったの!」

幼かった頃、八重は母親が亡くなったことで泣いている善一郎のことを励ましたことがあります。

その時に2ヶ月年上の八重は善一郎のそばにいることを約束しました。

八重はその約束を守るため朝ごはんを作り始めたのです。

善一郎
「オレはさぁ、てっきり八重に好きな奴ができて、花嫁修業でもしてるのかと思ったぜ・・・」

まだ恋愛など考えられない八重は顔を真っ赤にしながら否定しました。

その様子を見た善一郎はまだ自分がフラれた訳ではないと感じます。

八重
「とにかく!お母さんとして毎日朝ごはん作りに来るって決めたから!ヨロシクゥ!」

こうして善一郎と八重のお味噌汁生活がスタートしました。

次はどんなお味噌汁を作るのでしょうか!?

 

 

朝ごはんの大切さを訴える八重の姿が可愛らしかったです。

そんな八重に恋心を抱きながら素直になれない善一郎も好感が持てるキャラクターですね。

中学生の朝食を通じて食べることの重要性を問いかけていく『味噌汁でカンパイ!』

詳しいレシピも紹介しているので献立の参考になるグルメ漫画です。

様々な種類のお味噌汁からお好みのものを探してみてください。

後編

八重の元気な声で善一郎の1日がスタートします。

八重
「おっはよー!朝だよ善一郎!さあさあ起きた起きた!朝ごはんできてるからね!」

この日も目覚まし時計よりも早く起こしに来ました。

八重が朝ごはんを作りに来た理由は幼い頃に約束を交わしたためです。

母親を亡くしたことで悲しむ善一郎に八重はずっとそばにいると言ってくれました。

そして2ヶ月年上なので母親にだってなれると約束してくれたのです。

善一郎はずっとそばにいるという約束だと期待していたのですが、八重は母親になるという約束を優先していました。

それでもこの状況は善一郎にとって幸せなものとなっています。

今朝は善一郎のリクエストに応えるため、八重がなめこの味噌汁を作ってくれました。

善一郎
「サンキュー、いただきまーす」

嬉しそうに味噌汁を頂くのですが、すぐに善一郎の表情が曇っていきます。

そして表情が苦しそうなものへ変化していきました。

八重
「ん?どうかした?」
善一郎
「お前・・・ベタなマネしやがって・・・みそ湯!ったく!だしを入れ忘れるなんて王道すぎるボケすんなよなー」
八重
「だしって何?」

八重はこれまでしじみの味噌汁しか作ったことがありません。

しじみから出汁がでるため味噌汁に出汁が必要なことを知らなかったのです。

そんな八重に善一郎は顆粒の出汁を渡してくれました。

善一郎
「本当はかつお節とかでちゃんとだしを取るのがいいんだろうけど、朝からそこまでする必要は・・・」
八重
「あたしやる!ちゃんとだしを取る!その方がお母さんぽいじゃん!」

意気込む八重なのですが料理の先輩に当たる善一郎もかつお節から出汁を取ったことはありません。

そのため2人で出汁作りにチャレンジすることになりました。

まずは近所のスーパーで材料を購入することにします。

しかし出汁の材料が豊富なためどれを選んでよいのか分かりません。

善一郎
「あ、オレ家庭科の教科書持って来た、載ってたわ、だしの取り方」

家庭科の教科書には複数の出汁が掲載されています。

かつお節や昆布、そして煮干しなどの種類から2人は基本であるかつお節と昆布の合わせ出汁に挑戦することにしました。

八重
「さぁー、だしを取るぞ!」

まず初めに昆布で出汁を取るのですが、最初に濡れ布巾でさっと汚れを落とさなければいけません。

昆布は洗ってしまうと旨味が落ちてしまうので注意しましょう。

続いて昆布を水に入れ沸騰させていき、泡が浮いてきたら取り出します。

出汁を取った後の昆布は煮物などに活用できるため冷蔵庫で保管することにしました。

次は6グラムのかつお節を400mℓの水に入れ、中火でひと煮立ちさせてから灰汁をすくいます。

そしてキッチンペーパーとざるを使って濾すと、かつおの出汁が完成しました。

味見してみると身体に染みる優しい味がします。

善一郎
「顆粒だしってもっとしょっぱかった気がする・・・あれは人工的な味だったのか・・・」

出汁が完成したところで改めてなめこの味噌汁を作ることにしました。

なめこを水洗いしてからだし汁に入れてひと煮立ちさせ、最後に味噌をを溶き入れると美味しいお味噌汁の完成です。

八重
「さぁ朝ごはんにしよう!どう?」
善一郎
「んー・・・うまい」

インスタントではなくちゃんと出汁を取ったお味噌汁を飲むのは初めての経験です。

これまでの善一郎は出汁を特別視していませんでした。

しかし出汁を取ったお味噌汁が出てくる食卓がとでも贅沢なものだと気付かされます。

それと同時に母親の偉大さを再認識した善一郎だったのでした。

 

『味噌汁でカンパイ!』を読んだ感想

和食が好きな人にとってはたまらない漫画だと思いました。

手軽なインスタントも良いですが、本格的な出汁作りにも挑戦したくなりますね。

心のこもった朝食に癒される中学生の日常を綴っていく『味噌汁でカンパイ!』

読んでいくうちに温かな気分になれる素敵な物語になっています。

漫画を読んだ後は心と身体に染み渡るお味噌汁を作ってみてください。

 

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