ミリモス・サーガ 末弟王子の転生戦記のネタバレ(第2話)！

今回は「原作 中文字　漫画 奥英樹」先生の『ミリモス・サーガ 末弟王子の転生戦記』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『ミリモス・サーガ 末弟王子の転生戦記』はこんな漫画(あらすじ)

ミリモス・ノネッテに転生してから7年が経過しました。

魔法の才能に恵まれ神聖術を身に付けたことでノネッテ王国の国軍元帥になったミリモスは、魔導帝国と神聖騎士国の戦争を視察することにします。

二国の超越した軍事力を目の当たりにしたことで魔法技術の発展が急務であることを実感しました。

そこでミリモスはアレクテムと一緒に戦場に捨てられた武器や防具を回収し、魔法技術を解析することにします。

順調に回収作業を進める中、森の中で泣いていた神聖騎士国のパルベラ姫と出会いました。

パルベラ姫が戦場で泣いている理由とは・・・！？

強国に抗うため魔法と神聖術を極めようとする『ミリモス・サーガ 末弟王子の転生戦記』！

今回は人気ファンタジー漫画の第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

魔法と神聖術だけではないミリモスの才能が描かれていきますよ。

『ミリモス・サーガ 末弟王子の転生戦記』の魅力紹介（ネタバレ含む）

第2話前編

木の幹に隠れていたパルベラ姫がミリモスとアレクテムに刃を向けてきます。

「は・・・辱めを受けるぐらいなら戦って果てるが本望！さ・・・さあ・・・！勝負・・・」

涙をボロボロとこぼしながら震えているため、ミリモスはパルベラ姫が誰かに言わされていることを察しました。

そこでまずはパルベラ姫を安心させてあげることにします。

「あのー姫様・・・俺達は魔導帝国の兵じゃないですよ」

「ぐすっ・・・ではなぜ・・・魔導帝国の杖を持っているのですか？」

「えっ！？えーっ・・・と・・・」

上手な言い訳が思い浮かびません。

代わりにアレクテムがパルベラ姫の質問に答えます。

「わしはアレム、こちらは孫のミモ、出稼ぎでの・・・帝国への武器を集めて持っていくとお金がもらえるんじゃよ」

ノネッテ王国の軍人であることがバレるわけにはいきません。

老人と孫が金策のために武器を拾い集めていると説明します。

「ね・・・ホラ！」

「そ・・・そうですか、魔導帝国の兵ではないのですね・・・安心しました・・・それによく見れば帝国民とは違う服装ですものね」

武器を持っていけば報奨金が貰えるのは事実なのであっさりと信じてくれました。

安心したパルベラ姫だったのですが、幹の中から出ると近衛騎士の遺体を見つけてしまいます。

よほど大切な人だったのかパルベラ姫は大泣きしたまま遺体から離れようとしません。

「前世も含め30年程は生きてる・・・魔法や神聖術が使えて・・・国軍元帥にもなった・・・でも・・・この少女を慰める言葉一つ見つけられないのか・・・俺は・・・」

ミリモスとしてはまだ12歳の少年です。

しかし前世の経験を含めればパルベラ姫よりも大人なのですが、それでもかけてあげる言葉が見つかりません。

「姫様や・・・ちゃんとお別れして供養をしてあげませんと・・・この御人が冥土で迷う事になりますぞ」

アレクテムが供養を手伝うと言ってあげます。

その言葉でミリモスは寄り添ってあげるしかできないことに気づきました。

「・・・姫様一緒に弔わせて下さい・・・」

寄り添ってあげようとするミリモスにパルベラ姫が抱きついてきます。

女の子に抱きつかれることは経験したことがありません。

困ったミリモスはアレクテムを頼ろうとするのですが、パルベラ姫が泣き始めます。

何もできないミリモスはパルベラ姫の頭を優しく撫でてあげました。

その間にアレクテムが近衛騎士の供養をするための準備を整えます。

「姫様どうぞこちらへ、死してなお御身を守り騎士の本懐を遂げた彼に最後のお別れを・・・」

ミリモスはパルベラ姫が再び泣いてしまうと思っていました。

しかしパルベラ姫は気丈な態度で近衛騎士を供養します。

「死んだ騎士にこれ以上心配をかけまいと泣くのをこらえて・・・俺と変わらないような歳だろうに・・・立派だな・・・」

先ほどまで大泣きしていたとは思えません。

ここでアレクテムはミリモスを武器と防具の回収に戻らせます。

「ワシはココで狼煙をあげるからの、騎士国の方々に状況を説明して姫様をお預けせねば」

「・・・姫様、俺仕事に戻るからここを離れるよ、じゃあね」

「あっ・・・お・・・お待ち下さい！・・・爺やを一緒に供養して下さったお礼です・・・」

パルベラ姫がお礼に短刀と金貨を差し出してきました。

お礼をしてもらうほどのことはしていないのですが、受け取らないことは失礼になります。

「ありがたく頂戴します、パルベラ姫様・・・じゃあね」

別れを告げたのですがパルベラ姫はまだ何か言いたそうな顔をしていました。

ミリモスの予想通りパルベラ姫が恥ずかしそうにしながら口を開きます。

「さ・・・先ほどは何も言わず慰めて下さって・・・ありがとうございました、またお会いできる日を楽しみにしております」

再会を約束してミリモスはパルベラ姫とお別れしました。

しかしミリモスはパルベラ姫ともう一度会う日が来ることはないと考えています。

「神聖騎士国の王女と吹けば飛ぶような小国の末弟王子・・・そんな二人の道がこの先重なるはずがない・・・これでさよならだよ、パルベラ姫様・・・」

2人の運命が重なることはあるのでしょうか！？

まだ幼いのに神聖騎士国の王女として宿命を背負っているパルベラ姫の覚悟に胸を打たれました。

近衛騎士の死を悲しむパルベラ姫に対するミリモスとアレクテムの優しさも感動できるシーンですね。

異世界で前向きに生きていく主人公を描写した『ミリモス・サーガ 末弟王子の転生戦記』！

優しさと強さを併せ持ったミリモスは誰もが好きになってしまうキャラクターですよ。

ここから新たなキャラクターが登場してストーリーが盛り上がっていきます。

第2話後編

パルベラ姫のことをアレクテムに任せたミリモスが武具の回収に向かいました。

「狼煙を上げましたのでほどなくお迎えが来ますじゃろ」

「ありがとうございます・・・本来ならば私がやらねばならない事ですのに・・・」

「いやいや若者を手助けするのが老骨の役目、この程度で骨身を惜しんではおれませんのじゃ」

「私の爺やも同じような事を言っていました・・・姫として生まれた私の道行きを守り進む事が自らの使命だと・・・王室の慣習に従って参戦した初陣にもこうして付いてきてくれたうえに・・・本陣からはぐれてしまった私を・・・命を賭して・・・守ってくれた・・・」

話を聞いているうちにアレクテムは近衛騎士と自分の立場が同じだと感じてきます。

アレクテムもミリモスのためなら命を捧げても構いません。

話をしていると馬の足音が聞えてきます。

ようやく迎えが来たと安心したのですが、騎士はアレクテムに襲いかかってきました。

「姫様から離れろ！今のは威嚇だ！すぐこの場を立ち去らねば・・・」

「ファミリス！？ファミリスですね！この方は違・・・」

「パルベラ姫様！ご無事でなにより！今この敵兵を追い払いますので！」

「はっ・・・話を聞きなさい！違うのです！！」

襲いかかってきたファミリスにアレクテムが供養を手伝ってくれ、狼煙も上げてくれたことを説明します。

しかしファミリスは魔導帝国の兵ではない人間が戦場にいることが納得できません。

そこでパルベラ姫が魔導帝国の武器を持っていくため出稼ぎに来ていることを話しました。

「なるほど・・・帝国兵ではないですが・・・騎士国からすれば利敵行為をしているわけですね・・・」

再びファミリスがアレクテムに向かって剣を構えます。

アレクテムは弁明するべきか考え始めました。

しかしパルベラ姫を助けた事や狼煙を上げた事などに対して、誇り高い騎士がその恩義を踏みにじる訳がありません。

「ファミリス！」

「そのお金をあげます、死体あさりなどと卑しい真似はせずに国に帰られよ」

想像通りファミリスが恩義に反するような行動はとりませんでした。

ホッとするアレクテムなのですがパルベラ姫は納得していません。

「ファミリス！爺やの供養を手伝ってくれた方にあんまりな態度ではないですか！？」

「姫様ここは戦場なのです、優しい顔をして不意を打つ輩が多くいる・・・見知らぬ相手に不用意に近づかない・・・戦場での基本です」

「でも・・・」

「姫様こちらを頂けただけでワシは十分、これで温かい食事にありつけますじゃ、ああ・・・伝え忘れておりましたが・・・少し離れた場所に貴国の兵士のご遺体もございましたぞ」

犠牲になったのは爺やだけではなかったのです。

事実を知ったパルベラ姫はその遺体も連れ帰りたいとファミリスにお願いしました。

ですがファミリスの愛馬は3人までしか運ぶことができません。

「そんな・・・なんとかなりませんか！？」

「それでしたらこうしてはどうじゃろう？騎士様は姫様とここのご遺体を先に連れて帰られるのですじゃ、その間にワシが兵士のご遺体の場所で狼煙を上げておきます」

「それはありがたいのですが・・・いいのですか？」

狼煙を上げることに手間はさほどかかりませんし、パルベラ姫のためにもファミリスは一刻も早く本陣に連れて帰った方がいいと提案します。

ただし戦場の道理を弁えた発言のため、ファミリスに軍人だと疑われてしまいました。

「ではお言葉に甘えて姫様と爺を先に本陣へ届けるとする！パルベラ姫様の御身が第一だからな！ではなご老人！貴公の善行に天上からの祝福の手が差し伸べられますように！」

どうにかこの場を切り抜けたアレクテムは戻ってきたミリモスとノネッテ王国へ戻ることにします。

このように危険を冒しながらも王国の発展に尽力する2人の物語にはどんな運命が待ち受けているのでしょうか！？

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ミリモス・サーガ 末弟王子の転生戦記のネタバレ(漫画)！

2023.08.18

『ミリモス・サーガ 末弟王子の転生戦記』はこんな人にオススメ

本格的なSFファンタジー漫画を読みたい人にオススメしたい作品ですね。

才能豊かなミリモスと彼をサポートするアレクテムの素敵な人間関係も楽しめる物語になっています。

国家の争いを緻密な設定で表現していく『ミリモス・サーガ 末弟王子の転生戦記』！

ミリモスの成長をアレクテムと一緒に楽しむこともできますよ。

魔導帝国と神聖騎士国に立ち向かうミリモスの勇気に心を打たれてください。

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