★★★のスペシャリテのネタバレ(漫画)!人気のレシピは?

今回は「谷古宇剛」先生の『★★★のスペシャリテ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『★★★のスペシャリテ』はこんな漫画(あらすじ)

高校生の中原三星(なかはらみつぼし)は、母親が病気になってしまったので定時制に通いながらアルバイトで生活費を稼いでいます。

商店街などで複数のアルバイトを掛け持つ三星は、類まれな記憶力で多くの仕事先からスカウトされるようになっていました。

三星が新たなバイト先に向かう途中、ひょんなことからフレンチレストランの厨房に案内されてしまいます。

様々な仕事をこなす三星なのですが料理の知識は全くありません。

しかしそれでも得意の記憶力を武器にフレンチの世界で成り上がって行くことになるのでした。

料理の素人が極上の一皿を作ることに情熱を傾けていく『★★★のスペシャリテ』

今回は記憶力と人懐っこさを活かして料理人として大成してく青年の活躍を描いた漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

胸が熱くなるサクセスストーリーを見逃さないでください。

 

『★★★のスペシャリテ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

ある有名な美食家は言いました。

健康でありたいならベジタリアンになればいい。

お腹を満たしたいならハンバーガーを食べればいい。

幸せになりたいならフランス料理を食べればいい。

この言葉をまだ知らない中原三星は、東京の商店街で掛け持ちのアルバイトをしていました。

三星がお米の配達をしていると、開かずの踏切で多くの人が立ち往生しています。

中原三星
「開かずの踏切まであと5秒・・・4・・・3・・・2・・・1・・・ゼロ!ドンピシャ!」

多くの人が待っていた踏切をタイミング良く駆け抜けていきました。

こうしてタイムロスを失くした三星は通常なら30分はかかる配達を15分で終わらせます。

しかしアルバイト先の社長に15分で終わらせたことを信じてもらえません。

特に開かずの踏切は誰もが足止めを食うので不思議に思われてしまいました。

三星が開かずの踏切で足止めを食わなかった理由は、電車の混み具合で変わる踏切の開く時間を記憶していたためです。

中原三星
「あとはそれに合わせて配達ルートを決めりゃあ楽勝楽勝!」

簡単に言う三星なのですが、長年この地域を配達している店主でもルートを記憶できていません。

この類まれな記憶力で三星は数多くのアルバイト先から信頼を勝ち得ているのです。

三星が働き始めてからこの商店街は昔の活気を取り戻しました。

対照的に近くの大手デパートは商店街にお客を取られてしまっています。

デパートからお客を取り戻した三星は商店街からヒーロー扱いされるようになっていました。

頼られている三星なのですが、彼は真面目な優等生ではありません。

定時制の高校に転入した頃は暴力事件で普通科を退学になったと噂されていました。

それでも現在の三星はクラスメイト達と完全に馴染んでいます。

この日も授業が終わるとクラスメイトに進路を聞かれました。

中原三星
「まーとりあえず・・・金稼がねーとな・・・」

特に希望している就職先はありません。

三星にとってお金を稼げればどんな仕事でも構わないのです。

その理由は母親の千代子が入院していることも関係していました。

授業が終わると三星は母親のお見舞いに向かいます。

中原千代子
「あら、心配して来てくれたの?」
中原三星
「別に・・・学校帰りのついでだよ」
中原千代子
「本当?あんたちゃんと学校行ってるの?どうせ授業中居眠りしてるんでしょ、バイト先の人達と仲良くやってる?まさかケンカなんてしてないでしょーね」

過去にケンカばかりしていたため母親は三星のことを心配していました。

入院中でも息子のことを考えると気が休まりません。

中原三星
「うるせーなー・・・俺はもうガキじゃねぇんだよ、そんなに心配ならコレでも見やがれ!」

三星はバイト先から貰った複数の名刺を母親に見せました。

名刺を貰った企業や商店からは卒業したら就職してほしいと言われています。

引く手あまたの三星は母親に就職先を選ばせることにしました。

しかし母親は就職先を選ぼうとはしません。

中原千代子
「三星あんた・・・何かやりたい事とかないの?私がこうなって定時制に移って・・・生活費のためにバイトまでさせちゃってる・・・私の事はいいからあんたには好きな事をして欲しいの」
中原三星
「そんなもんねーよ!もう帰るわ」

子供扱いされることが嫌な三星は帰ることにします。

すると母親が三星を呼び止めました。

中原千代子
「これ持っていきなさい、お見舞いに貰ったマカロンよ、どうせいつもたいした物食べてないんだろうから・・・すごく美味しいわよ」
中原三星
「だからもうガキじゃねぇっつってんだろーが!」
中原千代子
「三星・・・本当ゴメンね、私のせいであんたに迷惑かけて・・・」

素直になれない三星が病室を出て行きます。

帰り道、三星は外国人に道を尋ねられました。

尋ねられた場所が明日のバイト先だったため外国人を案内してあげます。

中原三星
「はー・・・でっけービル!来る客も金持ってそーな奴ばっかだし・・・さぞかし中でいいモン食ってんだろうな、ま、ビル清掃でバイトに行くだけの俺には・・・一生関係ねー世界だけどな」

三星が見上げる東京帝都ホテルが彼を料理の世界へ導くことになるのでした。

 

 

優れた記憶力を仕事に活かす三星がカッコ良かったです。

それでもやりたい仕事を見つけられていない姿にリアリティーを感じました。

料理人として成り上がっていく主人公を描写した『★★★のスペシャリテ』

偶然の出会いによって主人公の運命が激変する様子が見所になっています。

記憶力を武器に成長していく若き料理人を温かな目で見守ってください。

後編

母親の見舞いを終えた翌日、三星がアルバイトのため東京帝都ホテルを訪れました。

フロントで名前を伝えると更衣室に案内されます。

中原三星
「なんだ?ビル清掃員にしてはやけに変わった作業着だな、とりあえず着替えとくか、最後にコレをかぶってと・・・完成!って・・・コックさんじゃねぇか!これぇ」

案内されるまま着替えると料理人の姿になってしまいました。

訳が分からず困っていると先輩のコックが現れ厨房まで案内されます。

勘違いが起こっている原因はホテルのレストランで働く予定の人間が名賀原という苗字で、同じ読み方の中原三星が先に現れたためでした。

三星が働くことになったのは日本で1、2を争うフレンチレストランです。

その厨房には選ばれた料理人のエリートが約20人集められていました。

中原三星
「おー、何かいい匂いしてきたなー!」

呑気な様子で厨房に入っていきます。

ですが一瞬のうちに忙しない様子で働く料理人の姿に言葉を失いました。

フレンチレストランでは他の料理とは違いチームで1つの料理を完成させます。

料理人それぞれが別々の工程で完成させるフランス料理は世界一美しい料理と称えられていました。

その中で勘違いされたままの三星はポム・スフレを担当することになります。

ポム・スフレはスライスしたジャガイモを油で揚げて膨らましたもので、フランス料理の付け合わせとして使われることが多くなっていました。

もちろん三星はポム・スフレについて何も知りません。

中原三星
「ただのバイトに作らせるなんて一流レストランって奴も意外とゆるいな、とりあえずやってみよう、だけど油で揚げただけで・・・本当にジャガイモが膨らむのか?」

半信半疑のままジャガイモを油で揚げていきます。

しかしジャガイモは膨らまず、ただのポテトチップスが出来上がりました。

実はポム・スフレを作れと言ってきたのは先輩の嫌がらせだったのです。

ポム・スフレはクラシックな料理のため、最近のフレンチレストランではなかなかお目にかかることができません。

三星と人違いされている名賀原は調理師学校を首席で卒業したので、先輩から嫌がらせされているのです。

そんなことを知らない三星が何度もジャガイモを揚げていくのですが全く膨らみません。

中原三星
「あーくそっ、どうすりゃいいんだ!?何か方法があるはずだ、思い出せ!温めて膨らすもの!温めて・・・膨らむ・・・?」

過去の経験から膨らます方法を探してみます。

ここで思い出したのがコンビニでパンを温めてもらった時の記憶でした。

記憶の中ではパンの袋がレンジの中で膨らんでいます。

中原三星
「・・・って事は、この油ともう1つ・・・そうか!」

ジャガイモを膨らませる方法が思い浮かびました。

三星が考えた方法はパンの袋が膨らむ原理を利用したものです。

袋に入ったパンを温めると中の水分が蒸発して水蒸気になるため膨らみます。

中原三星
「だからそれと同じ様にフライパンを使って・・・揺すりながら低温の油で中まで火を通し表面に膜を作り・・・もう一度、次は高温の油で揚げる!」

嫌がらせをしてきた先輩の前で見事にジャガイモを膨らませました。

先輩の要求に応えた三星は自分が天才だと思います。

しかし調子に乗っていると別の料理人に首を掴まれ倒されました。

ギャバン
「ソコをドケと言ってるんダ、駄目だ・・・どれも使い物にナラン」
中原三星
「ああん!?テメー、何、人が作ったポムを捨ててやがんだコラァ!」

ギャバンという料理人はポム・スフレを捨ててしまいます。

その様子に腹を立てた三星が胸ぐらを掴みました。

ギャバン
「これがポム・スフレ?笑わせるナ」
中原三星
「何だと!?目ぇかっぽじってよく見やがれ・・・」

見てみるとさっきまで膨らんでいたポム・スフレがしぼんでいます。

しぼんだものはポム・スフレとは言えません。

ここでギャバンが本当のポム・スフレを作り始めました。

ギャバン
「本物のポム・スフレは決してしぼまナイ、最初に120℃の低温の油デ・・・そして次に180℃の高温の油で再び揚げる、更に焦げる一歩手前・・・限界まで揚げきル」
中原三星
「限界まで!?」

ポム・スフレは焦げる寸前まで揚げることでサクサクの食感を楽しむことができるのです。

また膨らみやすくするためポム・スフレには古いジャガイモを使わなければいけません。

料理人に二度目はないため三星はギャバンに出て行けと言われてしまいます。

ここで厨房に本物の名賀原が現れました。

ギャバンは道に迷い遅刻した名賀原にも出て行くことを命じます。

ギャバン
「料理人が日々数多く作る料理モ、お客様にとっては唯一の皿、一生に一度の幸福の時間、フランス料理は人を幸せに導くためのもの、だからこそ俺達に二度目はナイ!その一瞬に己の全てを懸けるのが料理人だ、フランスではその魂をエスプリと呼ぶ」

エスプリを持たないものに人を幸せにする料理など作れるはずがありません。

適当にお金を稼ごうと思っていた三星は何も言い返すことができませんでした。

しかしギャバンとの出会いが三星の人生を劇的に変化させていくのです。

ここからフランス料理人としての扉を開けることになった三星はどのように成長していくのでしょうか!?

 

『★★★のスペシャリテ』はこんな人にオススメ

料理の世界を舞台にした職業ビジネス漫画になっています。

そのためグルメ漫画とヒューマンドラマが好きな人にオススメしたい作品ですね。

フランス料理の実情を丁寧に表現していく『★★★のスペシャリテ』

料理人たちの情熱が感じられる物語です。

シュールな笑いを織り交ぜた胸躍るストーリーを楽しんでみてください。

 

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