『スタジオカバナ』のネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

今回は「馬あぐり」先生の『スタジオカバナ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『スタジオカバナ』はこんな漫画(あらすじ)

真面目な性格で頼みごとを断れない牧ゆかりは普通の女子高校生です。

曲がったことを見過ごせないゆかりは、自分と正反対の日下優助と関わることになってしまいました。

横柄な態度で非行少年の日下と分かり合うことができない中、彼がヤクザと繋がっている噂を耳にします。

根も葉もない噂だと思っていたゆかりは、下校中に怪しげな人物と『スタジオカバナ』に入っていく日下を目撃してしまいました。

そこで目にしたのは非行少年とは異なるラブソングを歌う日下の姿だったのです。

交わることの無いはずだった男女の恋模様を描いていく『スタジオカバナ』

今回は運命の恋をテーマにしたラブストーリーの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

素敵な音楽が紡いでいく恋模様を読んで胸キュンしてください。

 

『スタジオカバナ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

牧ゆかり
「私わかっちゃった、あなたが歌声を届けたい相手、そして私の中に溢れるこの気持ちが恋だということも」

恋心に気づく少し前から物語が幕を開けます。

高校2年生の牧ゆかりは最近あることが日課になっていました。

えりな
「牧ー!お昼購買行こー!」
牧ゆかり
「ごめん、えりな!用事あるから先行ってて」
えりな
「あー、アイツに会いに行くんでしょー!」

えりなには冷やかされますがゆかりは会いたくて会いに行っているわけではありません。

仕方なくいつものように屋上へ向かいます。

牧ゆかり
「日下くん!今日日直でしょ!ちゃんと日誌書いて!」
日下優助
「うわ、今日も来やがった」
牧ゆかり
「そう思ってるなら言われる前にちゃんとやってよ!私だって来たくて来てるわけじゃないのに!」
日下優助
「じゃあ来なきゃいいと思いまーす、ったく毎日毎日うるせぇなぁ、オカンかよ、せっかくいい感じでサボれる俺のオアシスにズケズケ踏み入りやがって・・・」

日下優助は立入禁止の屋上でサボっていました。

ゆかりは日下を注意しに来たのですが、彼は午後の授業をサボるため帰ってしまいます。

日下はゆかりのクラスメイトなのですが、横柄な態度で非行少年と思われているので彼に話しかけられる生徒はほとんどいません。

ただ恐ろしく整った端正なルックスと、ミステリアスなオーラを纏っているので校内では有名人です。

おまけに日下はヤクザとつるんでいるという噂までありました。

本来なら真面目が取り柄のゆかりと、非行少年の日下が交わることはありません。

それなのに日下と会う事が日課になっている理由は、進級したばかりの日に起きた出来事がきっかけでした。

牧ゆかり
「校内でサボる彼を見て思わず口を出してしまった事、そう、私は見過ごせないタチなのだ、彼がこんな問題児だと知ったのはその後で・・・不良にも物怖じしない強気キャラだと認識され彼への伝達係を押し付けられている・・・」

日下を注意したことから全てが始まってしまったのです。

見過ごせないだけでなくゆかりは頼まれると断ることができません。

えりな
「・・・で?今日もまたこれから日下に会いに行くわけ?」
牧ゆかり
「・・・そう、補習のプリントの回収と日直の日誌と、あと国語の宿題のノート・・・」

えりなには断ればいいと笑われてしまいます。

しかし頼られると断れません。

えりな
「てゆーか真面目に関わらない方がいいって!牧もあの噂知ってるっしょ?」
牧ゆかり
「ヤクザとつるんでるってやつ?」
えりな
「そうそう、あんた消されるよ、東京湾は凍えるよー?」

ゆかりも日下についての噂は耳に入っています。

ただし噂が本当だとは思っていません。

牧ゆかり
「そんなのただの噂だって!確かにめちゃくちゃ口は悪いしムカつくけど・・・でも・・・そこまで悪い子には思えないんだよなぁ・・・だからなんとなくほっとけないというか・・・」
えりな
「え、まさか好きぴ?」
牧ゆかり
「それはない99.9%ない」
えりな
「全否定じゃん、かわいそー」

ゆかりが日下をほっとけない理由は彼が1人の時に哀しげな表情を見せるためです。

初めて声をかけた時も、そして今日も哀しげな表情を浮かべていました。

もしかしたら非行少年ではなく、まだクラスに馴染めていないだけかもしれません。

そう考えるとほっとけなくなったのです。

牧ゆかり
「日下く・・・何その顔・・・」
日下優助
「ハァー、よく飽きないよねー、牧さんもー」
牧ゆかり
「・・・ねぇ日下くんちゃんと授業出よ?このままだと進級できないかもしれないよ?」
日下優助
「・・・うっせーな、牧さんには関係ないでしょ」

関係ないと言われたら言い返すことができません。

それでも話を聞いてもらうため音楽を聴いている日下のイヤホンを引っ張ります。

するとイヤホンが抜けたためプレイヤーから音楽が聞えてきました。

牧ゆかり
「あ、なんか綺麗な歌・・・」
日下優助
「返せっ!!」
牧ゆかり
「アッハイ、ススススミマセン・・・」

イヤホンを奪い取られたので音楽が聞えなくなります。

それでも少しだけ聞こえた音楽が素敵だと感じました。

日下優助
「・・・牧さんってさぁ・・・なんでそんなに俺に構うわけ?友達でもないくせに」
牧ゆかり
「・・・そうだけど・・・」
日下優助
「帰る!」

日下はなかなか心を開いてくれません。

しかし音楽が2人の関係性を変化させていくことになるのです。

 

 

真面目過ぎる性格のために非行少年と噂される日下と交流することになったゆかりが気の毒でした。

しかしゆかりが思っている通り日下は噂されているような悪い人間ではなさそうですね。

音楽が紡いでいく恋愛事情にドキドキしてしまう『スタジオカバナ』

ここから日下の秘密が明らかになっていきます。

他人を信用としない日下に真っ直ぐな気持ちを伝えるゆかりがとても可愛らしいですよ。

後編

帰り道、ゆかりが考え事をしながら歩いています。

日下に言われた通り友達でもないゆかりが日下を放っておけないのは見過ごせない性格のためで、もしかしたらただのお節介なのかもしれません。

それでもヤクザとつるんでいると噂されている日下のことが気にかかります。

牧ゆかり
「ん?あれは、日下く」

たまたま日下を見かけたので声をかけようとしたのですが、派手な髪形の強面と話していたので声をかけられません。

強面の男性を見てしまったゆかりの頭にヤクザとつるんでいるという噂が思い浮かびます。

牧ゆかり
「ええええ!?あれ日下くんだよね!?待って、あの噂って本当に本当だったの!?そしてなぜ私はストーキングしているの!?だって気になるんだもん!見過ごせないタチなので!」

後をつけると2人が地下に入っていきました。

地下に続く階段の手前にはスタジオカバナという看板が設置されています。

恐る恐る中に入ってみると受付の男性にここは予約制だと言われていました。

このスタジオがどんな目的で使用するのか分からず戸惑っていると、先程の強面に見つかってしまいます。

中川大悟
「その制服・・・あなた!もしかして優ちゃんのお友達ィー!?ヤダァー♡こんなところまで見学に来てくれたのぉー!?うれしィー♡ね、ね!見てって見てって!」

怖がるゆかりを強引にスタジオまで連れて行きました。

スタジオの中にはドラムなどが置かれています。

牧ゆかり
「何ここ・・・!?」

驚いているとゆかりに気づいていない日下が歌い始めました。

その歌声に一瞬でゆかりは魅了されます。

日下優助
「・・・うーん、ダイー、メロ乗せるとやっぱちょっとモタつくー、もっとテンポ上げ・・・」
牧ゆかり
「凄い!凄い凄い凄い!めっちゃ綺麗な歌声・・・!あの屋上で聴いてた曲ってもしかして・・・!」
日下優助
「んな事より・・・なんでいるわけ?」
牧ゆかり
「わー、壁ドン2回目ー・・・」

イヤホンを取ってしまった時も壁ドン状態になりました。

もちろん日下が怒っているのでドキドキ感は全くありません。

中川大悟
「あら?もしかしてお友達に何も話してないの?この子アタシ達のバンドでヴォーカルやってるのー♡あ、アタシはベースの中川大悟(22)ダイちゃんって呼んで♡」
牧ゆかり
「えええ、そうだったんだ・・・!えええ、日下くんがバンド・・・!」

強面でヤクザだと勘違いしていた大悟はベーシストだったのです。

少しだけ日下のことを知れたのですが、友達ではないゆかりに色々と喋らないで欲しいと大悟は怒られてしまいました。

日下はゆかりを連れて部屋から出るとバンドのヴォーカルだということを誰にも言わないで欲しいとお願いします。

しかしゆかりには秘密にしなければいけない理由が分かりません。

日下優助
「消費されたくないからだよ、お前らが俺の事を面白おかしく吹聴してるのは別に今更どーでもいいんだけどさ、そういう風に触れられたくない事のひとつくらいあるんだよ、そんな事のためにやってねーから、これは俺の歌は・・・いや・・・なんでもない」

また日下がいつもの哀しい表情になってしまいます。

その表情を見たゆかりは帰ることにしました。

牧ゆかり
「友達でもないのにほっとけないなんて言って追いかけ回して完全に独りよがりだったな」

落ちこみながら帰っていると大悟が追いかけてきます。

大悟も日下のことを心配していました。

中川大悟
「あの子ね、ちょっと臆病で自分から心開くの苦手な子なのよ、だから・・・あなたみたいなおせっかい焼きさんがこじ開けてくれると嬉しいんだけどな、牧ゆかりちゃん♡」
牧ゆかり
「え・・・あ、あれ?私の名前なんで・・・」

ゆかりは大悟に自己紹介をしていません。

それなのに名前を知っていたのは日下がいつもゆかりのことを話していたためでした。

中川大悟
「んーとね、口うるさいとかうざいとか・・・でもね思うんだけど本当に関わりたくないって思ってたら毎日同じ場所でわざわざ待ってるかしら?フフッ♡また来てね、マッキー♡」

大悟の言う通りなのかもしれませんが確証は持てません。

冷たい態度が気持ちの裏返しかもしれないので翌日、交換条件を提示してみます。

牧ゆかり
「ねえ、ひとつ提案があるんだけどバンドの事誰にも言わない代わりに、日誌とかプリントとか掃除とかこれからはちゃんとやってくれる?」
日下優助
「なんだよ、その交換条件、関係あんの!?」
牧ゆかり
「だって日下くんが進級できなかったら困るんだもん!」
日下優助
「誰が困るんだよ」

音楽のことはよく分かりませんが日下の歌声を聞いた時、ゆかりは初めて本当の声を聞いた気がしました。

そのため噂や外見からは分からない本当の日下がどんな人か知りたくなったのです。

日下を知るためにも留年させるわけにはいきません。

牧ゆかり
「友達なら構ってもいいんでしょ?なら友達になろ?」
日下優助
「は、はぁっ・・・!?な、なんだよ突然、そんなん・・・バカ真面目に言ってくるヤツ初めてだわ・・・」

少し照れた反応を見てやっぱり日下が悪い子ではないと思ったゆかりだったのでした。

『スタジオカバナ』に関する他の記事はこちらです↓↓↓

『スタジオカバナ』のネタバレ(漫画)!第2話の見所は?

2023.08.27

 

『スタジオカバナ』を読んだ感想

不良だと思っていた日下がヴォーカリストだったことで噂がデタラメだと安心できたゆかりが可愛かったです。

心を閉ざしている日下とゆかりの間を大悟が取り持ってくれそうで安心しました。

高校生の複雑な恋模様を表現した『スタジオカバナ』

真面目な女子高生が恋と私生活に奮闘していきます。

ゆかりの可愛い日常生活を描きながら、目が離せない展開が盛り沢山になっていますよ。

 

電子書籍を無料で読んでみませんか?

電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。

ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!

それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓

 

 

映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT

実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?

U-NEXTでは電子書籍を34万冊以上配信しているんです。

しかも新規登録から31日間は無料なんです!

もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?

ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!

このポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています!

動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上!

さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!

無料トライアルはこちらから↓↓↓