今回は「きづきあきら サトウナンキ」先生の『秋の鹿は笛に寄る』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『秋の鹿は笛に寄る』はこんな漫画(あらすじ)
社会人になったばかりの鹿島たけるは結婚を前提に彼女の諏訪茉莉と同棲中です。
仕事もプライベートも充実しているたけるに対して、急に同期の春日凪というゆるふわ女子がセックスしてほしいとお願いしてきました。
しかし春日凪はたけるのことを好きな訳ではありません。
彼女は結婚に興味はなく、ただ子供が欲しいと思っているだけなのです。
本命の彼女がいる状況で甘い誘惑に揺れ動くたけるの運命とは・・・!?
割り切った会社員の禁じられた肉体関係を妖艶に描写していく『秋の鹿は笛に寄る』!
今回は秘密の男女関係を描いていく恋愛漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
数々の恋愛漫画を世に輩出する作者の渾身作に魅了されてみてください。
『秋の鹿は笛に寄る』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
秋に発情期を迎える雄鹿は雌鹿の鳴き声に似せた鹿笛の音色に誘われて人間に捕獲されてしまいます。
このことから『秋の鹿は笛に寄る』という言葉には恋愛に溺れてしまい身を滅ぼすという意味で使われるようになりました。
本作の主人公である鹿島たけるは『秋の鹿は笛に寄る』の意味通り、危険な恋愛に目が眩み窮地に立たされることになるのです。
そんな事が起きるとは知らない主人公のたけるが、同期の春日凪を車で最寄り駅へ送っていました。




鹿島たけるは春日凪と付き合っている訳ではありません。
質問に答えた通りたけるには結婚を前提に同棲している彼女がいます。
そのためたけるは春日のお願いをしっかりと断りました。
しかし家に帰っても春日の言葉が頭から離れません。
考え事をしながら料理をしていると、彼女の諏訪茉莉が帰ってきました。


2人は家事を分担しているのですが、この日のたけるは茉莉の代わりに料理を作っています。
食事が終わると2人はベッドへ向かいました。
ですがたけるは茉莉を抱きながら春日のことを考えてしまいます。
お願いを断ったはずなのですが春日の真意が分からず混乱していました。
すると長い付き合いの茉莉がたけるの変化に気がつきます。



実はこの日、たけるが料理を作ったのは春日のことを考えているためでした。
しかしそのことを茉莉に悟られる訳にはいきません。


企画を通したのは春日凪で、以前にたけるは彼女のことを茉莉にボンヤリした女の子だと話していました。


あくまでもコンペの結果に落ちこんでいるだけと説明しながら、たけるは自分の気持ちも納得させていきます。
決して自分が春日に迫られて動揺している訳ではないと考えるのですが、ここから春日はさらにたけるを動揺させていくのでした。

同期で可愛い女性に迫られて動揺した主人公には多くの男性が共感できるのではないでしょうか。
その一方で彼女からすると春日凪のような女性は最悪の存在かもしれませんね。
複雑な三角関係を表現していく『秋の鹿は笛に寄る』!
ここから少しずつたけるの理性が狂い始めていきます。
妖艶な姿で迫る春日凪にも注目しながら続きをご覧ください。
後編
茉莉に言い訳をした翌日、たけるが出社すると春日が普段通り接してきます。



たけるは春日と顔を合わすことに少しドキドキしていました。
しかし昨日おかしなお願いをしてきたとは思えないほど、春日は普段通りの態度だったのです。
このことから断れたため春日は忘れて欲しいと思っているのだと考えました。
その後、打合せが終了するとたけるが春日を車で送ることにします。

たけるも普段通り接していると春日の表情が変わりました。



いつの間にか髪の毛をほどいた春日が再び迫ってきます。

春日はたけるの言葉を聞きながら服を脱ぎ始めていました。



セックスしてほしいと迫る春日なのですが、たけると交際するつもりはありません。
ただ妊活がしたいだけなのです。


春日は周囲の人間が結婚に失敗している様子を見ているうちに、結婚というシステムを無駄だと思うようになっていました。
結婚がお互いを支え合い高め合うシステムだということは理解しています。
しかし時間がかかる割にはリスクが高過ぎるので、春日は時間の浪費としか考えられません。
それでも子供だけはほしいため、結婚を前提とした彼女がいるたけるにセックスをお願いしたのです。


使ったことがないマッチングアプリで相手を探そうとする春日をたけるは見てられません。


自分の人生を守ってくれるのはお金とキャリアなのですが、出世すればするほど責任が重くなって妊娠が難しくなります。
さらに妊娠と出産する時は休職しなければなりません。
先延ばしや失敗してから取り返せるほどの時間はないのです。




思い悩むたけるは彼女とのケンカをきっかけに、春日の子作りに協力することを決意しました。
2人とも割り切って肉体関係を結んでいくのですが、やはり禁断の恋には多くのリスクが潜んでいたのです。
果たしてたけるはこれまで築いてきた幸せを崩壊させずに、春日と関係を続けていけるのでしょうか!?
きづきあきら サトウナンキ先生の他の漫画に関する記事はこちらです↓↓↓
『 秋の鹿は笛に寄る 』を読んだ感想
理論的に結婚が無駄だと考える春日凪の姿に共感することができました。
たけるは彼女の考え方を聞いているうちに、結婚を当たり前だと考えていた自分に疑問を抱いてしまします。
そんな男心に感情移入できる人が多いかもしれませんね。
自分とは真逆の考え方に触れた主人公が、行動を180度転換させていくところが見所となっている『秋の鹿は笛に寄る』!
人間の精神状況を丁寧に描く作者らしい見事なストーリーになっています。
登場人物それぞれの考え方に寄り添いながら、最後までじっくりと読んでいってください。
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