行き遅れ聖女の幸せのネタバレ(漫画)!無料の試し読み情報も!

今回は「漫画 眠井フジ 原作 硝子町玻璃」先生の『行き遅れ聖女の幸せ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『行き遅れ聖女の幸せ』はこんな漫画(あらすじ)

マリアライト・ハーティは植物を育てる聖力を身に宿しています。

聖女であることからマリアライトは国王陛下から王太子の婚約者に選ばれました。

5年間、王太子妃となるための教育と、聖女としての役目を果たす日々を送ったのですが27歳という年齢を理由に婚約を解消されてしまいます。

結婚適齢期を過ぎたことで王宮を追い出されたマリアライトは廃墟と化した生家へ戻ることにしました。

するとそこには角の生えた子供・シリウスが身を隠していたのです。

成長が早いシリウスは育ててくれたマリアライトを溺愛するようになっていきました。

心優しき美女と魔族の恋模様を描いていく『行き遅れ聖女の幸せ』

今回は恋愛漫画とファンタジーが融合した物語の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

種族の垣根を超えたラブスーリーの美しさに酔いしれてください。

 

『行き遅れ聖女の幸せ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

マリアライトがお茶を飲んでいると、王太子のローファスが近日中に国中の美女を集めてダンスパーティーを開催すると宣言します。

ローファス
「そのなかから婚約者を探そうと思う」
マリアライト
「・・・待ってください、あなたの婚約者は私では・・・」
ローファス
「は?お前はもう27歳じゃないか、結婚適齢期を過ぎた女と結婚するなんて国民が歓迎するはずがないだろう」

この国の結婚適齢期は24歳なので王太子妃に相応しくないと、一方的に婚約の解消を提案されました。

マリアライト本人も王太子妃に相応しい年齢だとは思っていません。

マリアライト
「ですが聖女であることが判明し結婚式当日に婚約破棄になった私を、陛下はすぐに当時13歳だったあなたの婚約者に決めましたし、そのことを大変御喜びになっていましたが」
ローファス
「しつこいぞ!自分以外の女が妃になることが不満なのか?だが聖女の件を持ち出し自分の有用性を主張しようとしても無駄だぞ」

この国では近々、魔術国家から魔道具を輸入することが決定していました。

魔道具が手に入れば聖女の力は必要ありません。

マリアライト
「ええと、そういうことではなく陛下へのご報告は・・・」

王太子妃の地位にこだわっているのではなく、マリアライトは国王陛下のご意向を気にかけているのです。

しかしローファスは妃としての条件から聖女が外れた現在、若くて美しい妃の方が国民にも父親にも歓迎されると主張してきました。

ローファス
「年増のお前を異性として見ることはできないな、マリアライト・ハーティ、婚約者でなくなったお前などただの平民だ、そんな者がこの神聖な王宮にいつまでも留まっていいと思っているのか?」

こうしてマリアライトは王宮から追放されたのです。

マリアライトは5年前に王宮へやってきてから王太子妃になるための教育を受け、その合間を縫って聖女としての役目を果たしてきました。

慌ただしい日々を送る中、ローファスと顔を合わせるのは月に1回程度しかありません。

2人が愛を育むにはあまりにも時間が足りませんでした。

マリアライト
「結局彼が私を愛することはありませんでした・・・まあ私も彼を愛せなかったのでお互い様ですね!」

生家を目指しているマリアライトはケロッとした明るい表情を浮かべています。

5年間が無駄になったことは寂しいのですが全てを失った訳ではありません。

手元には王宮を出る時に餞別として渡された金銭と私物が残されています。

天国の両親に2度も婚約破棄されたことをどのように報告しようか考えているうちに生家へ到着しました。

マリアライト
「あら?ドアが開いて・・・泥棒?うちに盗む物なんてあったかしら・・・」

ゆっくり中に入ってみると子供が布で身を隠しています。

子供がどうしてこの家にいるのかは分かりませんが、よく見てみるとキズや汚れがあり震えていました。

怯える子供の前でマリアライトは自分が落ち着かないといけないと考えます。

マリアライト
「こんにちは、私はマリアライトっていいます、この家に住んでいた人です」
シリウス
「ここはあなたの家だったのか」

昨日からここにいると言う子供はお腹が空いていました。

しかしクッキーをあげても食べようとしません。

そしてすぐに出て行くと言い始めます。

マリアライト
「行く当てはあるのですか?好きなだけここにいてもいいんですよ」
シリウス
「そういうわけにはいかない、これを見てもそう言えるのか?」

頭まで被っていた布を取ると、子供の頭には角が生えていました。

普通は怖がるのですがマリアライトはメンタルが強いので少しも怖がりません。

マリアライト
「そ・・・その角・・・かわいい色ですね!」
シリウス
「・・・これを見てかわいいと思うのか?」
マリアライト
「はい、赤は私の好きな色です、林檎みたいですもの」

打ち解けたマリアライトと子供はおやつを食べながら話をすることにします。

しかし名前がシリウスだということ以外、他の事情は何も話してくれません。

おそらく孤児だと思われるシリウスは魔族の血が入っている可能性が高いので、迫害される恐れがある孤児院に預けることはできません。

孤独なシリウスを婚約破棄された自分と同じ境遇だと感じたマリアライトは、彼のことを自分の手で育てると決めました。

まずは畑を耕すことにします。

シリウス
「何をしているんだ?」
マリアライト
「お花や木が過ごしやすい土にしているのですよ、どのような環境でも植物を成長させることはできますが、こうしたほうが彼らも生き生きと育つのです」

耕した畑に植物の種を植えていきました。

そこにマリアライトが成長してほしいと祈りを捧げます。

すると植物が一瞬で成長しました。

シリウス
「あなたは聖女だったのか・・・!」
マリアライト
「はい、聖女といっても気候や炎を操れるわけではなく植物を育てることしかできませんが・・・」

まずは成長した植物を街で売ってお金を稼ぐことにします。

シリウスを育てると決めた以上、生活費などは自分で稼がなければなりません。

シリウス
「・・・綺麗だ・・・」
マリアライト
「綺麗でしょう?私もその花は大好きです」
シリウス
「いや花も綺麗だがマリアライト様がとても綺麗だと思う」
マリアライト
「まぁ・・・地味な私なんかよりあなたのほうがよほど・・・でもありがとうございます、シリウス」

こうしてマリアライトとシリアスの共同生活が幕を開けました。

しかしこの時のマリアライトはたったの半年で子供が青年へ成長することを知る由もなかったのです。

 

 

婚約破棄されても角が生えた子供に出会っても動じないマリアライトの精神力に驚きました。

様々な経験を積んだことが彼女の心を強く成長させたのでしょうね。

どちらにも幸せを手に入れてもらいたくなる素敵な男女の恋を描写した『行き遅れ聖女の幸せ』

成長してもマリアライトのことを一途に想うシリウスの姿が見所になっています。

ちょっと鈍感なマリアライトの可愛らしさにもご注目ください。

後編

マリアライトが聖女の力で育てた植物を売ることが2人の日課になっていました。

マリアライト
「今日もたくさん収穫できましたから頑張って売りましょう」

街の中ではマリアライトが育てた林檎が甘くて美味しいと評判になっていて、この日も飛ぶように売れていきます。

その中で婚約破棄された事情を知らない男性客がマリアライトを口説いてきました。

シリウス
「彼女には俺がいるので結構です!」

シリウスは男性として彼女を守りたいと思うのですが、男性客からマリアライトの子供だと勘違いされます。

子供がいるためお客たちはマリアライトが苦労していると言ってきました。

その後、林檎の販売が終わると2人は家でおやつを食べることにします。

マリアライト
「今日もお手伝いありがとうございました、これでしばらく生活には困りません」
シリウス
「世話になるからには当然です」
マリアライト
「あら世話だなんて・・・あなたはまだ子供なのだから気にしなくていいのですよ」

シリウスは街で言われた言葉が頭から離れません。

そのため子供という言葉に反応してしまいました。

シリウス
「マリアライト様、俺のために無理をされてませんか?もっとほかにやりたいことや望みはありませんか?」
マリアライト
「無理はしていません、望みも特には・・・」
シリウス
「では何かしたいことは?」

本格的なガーデニングには興味があります。

しかし今の自分がやるべきことはシリウスを立派な大人にすることだと考えていました。

マリアライト
「そしてあなたが大人になったら素敵なお嫁さんをいただけるように他国に移住しましょう」

シリウスにはお嫁など必要ありません。

ですが成長を見守るのが楽しみと言われてしまい返す言葉が見つからなくなりました。

半年後、マリアライトが楽しみにしていたシリウスの成長が現実となります。

シリウス
「マリアライト様!買い物に行くんですね?ご一緒します」
マリアライト
「そうですね・・・すっかり大きくなりましたし荷物をお願いしてもいいですか?」
シリウス
「任せてください!」

シリウスは半年という短い時間ですっかり青年へ成長していました。

成長したのは体型だけではありません。

マリアライト
「そういえば・・・最近気になっていたのですがあの可愛らしいツノは・・・」
シリウス
「生やしたり消したりできるんですよ、街でツノがあると色々と不都合が・・・」

街では遠くにある魔族の国で内乱が起こった話題に上がっていました。

住人たちは魔族を身も心も醜いおぞましい存在だと恐れています。

そのため角を隠して魔族だとバレないようにしていました。

マリアライト
「あの角を消せるのは成長したからなの?それともあなたがハーフだからかしら?」
シリウス
「成長したから力を自在に操れるようになりました、マリアライト様のおかげですよ」

聖女の力で実った果実には強い力が宿っていて、そのおかげでシリウスは早く成体になることができたのです。

今後はもう成長することはありません。

ここまで育てば緩やかな老化を迎えるそうです。

マリアライト
「ホッとしました、だってこのままでは・・・すぐにおじいさんになってしまうのかと思って・・・ああっ、ごめんなさい、私ったら失礼なことを・・・」
シリウス
「マリアライト様!俺を心配してくださるんですね!」
マリアライト
「当然です!私にとってあなたは子供のように大切な存在ですから」

マリアライトを慕っているので子供と言われるのは嬉しくありません。

街の人達もシリウスをマリアライトの子供だとは思わなくなっていました。

シリウスは恋人同士のように見られたいのですが、マリアライトは姉弟と見られていると感じています。

なかなか恋人に進展しない2人がいつものように林檎を収穫していると、この日は運べないほどの量を積んでしまいました。

この日はカラスが多いので長時間置いておく訳にはいきません。

シリウス
「マリアライト様が困っている・・・何もしないわけにはいかない、この力は見せたくなかったが・・・仕方ないか」

シリウスが指を差すと林檎を積んだ籠が空中に浮かび上がりました。

そのままを家の前まで運びます。

マリアライト
「まあ・・・あなたも聖力が使えたのですね」
シリウス
「これは聖力ではなく魔力です、聖力は神から授かるものですが魔力は魔族なら誰しも持つ力です」

魔族であることをこれまでシリウスは打ち明けられませんでした。

その理由は人間にとって魔族は恐怖の対象であり、打ち明けるとマリアライトに嫌われてしまうと恐れていたのです。

しかしマリアライトがシリウスを嫌うことなどありません。

マリアライト
「半年間あなたを見てきたからわかります、あなたは私や街の人たちにひといことはしません、とても優しい子に育ってくれたもの」

魔族かどうかは関係なくシリウスはマリアライトにとって大切な存在なのです。

改めてマリアライトの優しさに触れたシリウスは、半年前に話せなかったこの家に隠れていた理由を話すことにしました。

シリウス
「俺は魔族の国出身です、他の種族とかわらず俺の国でも魔族間での勢力争いがありました、俺はそれに巻き込まれました」

敵対する勢力に家族を殺されたシリウスは宮殿から脱出し、追っ手から逃げているうちにマリアライトの家に流れ着いたそうです。

見慣れない土地で身動きが取れなくなっていたところにマリアライトが現れました。

マリアライト
「大変だったのですね・・・」

マリアライトがシリウスを抱き締めます。

嬉しさと恥ずかしさで目が赤くなったシリウスは自分の想いをぶつけることにしました。

シリウス
「いいですかマリアライト様、あなたはずっと俺を我が子や弟のように可愛がってくれました、ですが俺は最初に会った時からあなたを・・・」

想いを伝えたいのですが突然の来客に邪魔をされます。

この来客によって2人は数奇な運命に巻き込まれることになりました。

魔族と聖女の恋は成就するのでしょうか!?

 

『行き遅れ聖女の幸せ』はこんな人にオススメ

ファンタジー漫画と恋愛漫画が好きな人にオススメの作品です。

異なる種族がお互いを大切な存在だと認識していく様子は美しく感じるはずですよ。

読んでいくうちに爽やかな気分を味わえる『行き遅れ聖女の幸せ』

心が温まるセリフをふんだんに散りばめた物語になっています。

優しさが溢れるストーリーを存分に堪能してください。

 

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