今回は「原作 麻生羽呂 作画 高田康太郎」先生の『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』はこんな漫画(あらすじ)
24歳の天道輝(てんどうあきら)は華やかな業界に憧れて制作会社に就職しました。
しかし入社してすぐに会社がブラック企業だということに気が付きます。
過酷な労働環境に疲弊していくのですが、経理の鳳沙織さんへの想いを支えに仕事を頑張ってきました。
ですが鳳さんが社長の愛人だと分かったことで輝のモチベーションは失われてしまいます。
気力と体力の限界を迎えた輝が辞職を考え始めたある日、街中にゾンビが出現して人間を食べ始めました。
普通であればゾンビの恐怖に怯えてしまうのですが、輝の頭に浮かんだのはこれで出社しなくて済むということだったのです。
ゾンビが増殖したことで人生の転機を迎えた主人公の日常を描いた『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと』!
今回は痛快無比なアクションアドベンチャー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
ブラック企業に勤める現状よりもゾンビが蔓延する社会の方がマシだと思う主人公に共感してみてください。
『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
ある日の深夜、仕事が終わって帰宅した天道輝がカップ麺を食べながらゾンビ映画を鑑賞しています。
映画の中では主人公がゾンビが蔓延する世界を地獄だと表現していました。
ゴミだらけの汚部屋で倒れ込むように眠ってしまいます。
輝が今の会社に就職したのは3年前のことでした。
華やかな業界に憧れを持っていた輝は制作会社への就職を希望していて、念願叶って清潔感があって雰囲気の良い会社に採用されます。
入社したばかりの輝は社会人としての人生に大きな希望を抱いていました。
さらに輝の胸に希望を膨らませる人物が現れます。
どストライクの鳳沙織に輝は一目惚れしました。
しかしこの日行われた歓迎会で状況は一変してしまいます。
歓迎会でラグビー部出身であることを伝えた輝は鳳沙織に見惚れていました。
憧れの鳳沙織に認めてもらうため仕事を全力で行うことを誓います。
ですが歓迎会が終了を迎える頃、異変が起こり始めました。
お礼を言って帰ろうとする輝だったのですが、社員たちは歓迎会が終わると会社に戻っていったのです。
ここから入社初日にも関わらず徹夜の残業がスタートしました。
意味が分からず仕事をするのですが、翌朝になっても帰らせてくれません。
入社してすぐに勤めた企業がブラックだということに気が付いたのです。
しかし苦労して内定を勝ち取ったためすぐに辞めるような事はしません。
体育会系のため根性がある輝は気合で仕事をこなすことにしました。
ですが1年目から厳しい現実を突き付けられます。
まず輝が勤務した会社にはリフレッシュ休暇があるのですが誰も使ったことがありません。
さらに社員全員がサービス残業を受け入れていました。
その上で先輩社員の手取りは21万円しかありません。
またリーダーは気分屋でコロコロ言うことが変わってしまい新人たちを困らせています。
自己管理意識が高いのではなく、胃潰瘍になるまでは仕事をすることが常識となっていました。
このように仕事を始めたばかりの輝でもすぐに分かるほど会社はブラック企業だったのです。
輝はこの劣悪な環境に身を置きながら1年間を過ごしていきました。
しかし年月を重ねていくうちに限界を迎えてしまうことになります。
そんな輝の運命を一変させることになったのがゾンビの出現でした。
ゾンビが現れたことによって輝の人生はどのように変わっていくのでしょうか!?
入社してみないとブラック企業なのかどうか分からない現状をリアルに描いていますね。
さらにすぐ会社を辞めることなどできないサラリーマンの悲しい運命を表現していると思いました。
劣悪な環境で働くよりも死んでしまった方がマシだと思うサラリーマンを主人公にした『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと』!
ブラック企業に勤めている人は共感できる内容になっています。
現状よりもまともな環境に身を置きたい主人公に感情移入しながらユニークな物語をご覧になってください。
後編
輝がブラック企業に勤め始めてから2年が経過していました。
徹夜続きの輝を支えているのは経理の鳳沙織だったのですが、彼女が社長の愛人であることが判明します。
最悪な環境で働いてきた輝は転職を考えることもできなくなっていました。
転職を考える気力も無くなっているのです。
そのままブラック企業で働いているうちに3年目を迎えてしまいました。
3年が経過しても会社の体質は全く変わっていません。
クライアントからも無理難題を求められ輝は頭を抱えていました。
スマホのアラームで目を覚ましたのですが会社に行く気が起きません。
それでも真面目な輝は歯を磨いてスーツに着替え始めます。
汚部屋を出ると朝陽がキラキラ輝いていました。
眩しさに目をくらませながら出かけようとすると、ポストに駐輪場の請求書が入っていることに気付きます。
請求書が2ヶ月前のものだったので管理人室へ支払いに行くことにしました。
管理人が返事をしないため仕方なく管理人室のドアを開けてみます。
すると中ではゾンビになった管理人が住人を喰い殺していました。
ゾンビがこちらへ向かってきたため慌てて逃げ出します。
ですが管理人室の外にもゾンビが出現していました。
このままでは始業時間に間に合いません。
焦りながらマンションの踊り場へ向かうと街の外も大量のゾンビで壊滅状態になっていました。
街中がパニックになっている状況では出勤する必要などありません。
そのことに気が付いた輝にはゾンビの恐ろしさよりも出勤しなくていい喜びの感情が沸き上がりました。
ゾンビが存在する世界の方が輝の目には色鮮やかなものに映っているのです。
喜びながら屋上へ避難した輝はせっかくの休日に何をしようか考え始めました。
朝からビールを飲んだり、好きなだけ映画観賞したりなど、やりたいことは山ほどあります。
やりたいことを考えているうちに鳳沙織が無事なのか気になりだしました。
学生生活を部活一筋で過ごしてきた輝は女性に告白したことがありません。
緊急災害時用の社員名簿で鳳沙織の住所を調べると、ゾンビを避けながら彼女のマンションへ向かうことにします。
無事に到着したのですが緊張してしまいチャイムが押せません。
しかし緊急用の安否確認だと自分に言い聞かせながらチャイムを押してみます。
返事が無いためドアを開けて中に入ると、ゾンビになった社長が立っていました。
ゾンビになった社長に退職願を提出します。
ですが理性のなくなった社長が襲い掛かってきました。
ここでラグビー部出身の輝が社長にタックルを浴びせます。
見事なタックルによって社長は別の部屋に吹っ飛びました。
その部屋にはゾンビとなった鳳沙織が立っています。
想いを伝えると大急ぎで部屋を飛び出しました。
こうしてブラック企業を退職した輝は、3年分の休暇を満喫することにします。
ゾンビだらけの世界でいったい何をするつもりなのでしょうか!?
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『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』を読んだ感想
ブラック企業に勤めたことを後悔しながら、なかなか会社を辞められない輝に同情してしまいました。
ゾンビの出現によって会社に行かなくても良いと考え始めたシーンには笑わせてもらいましたよ。
壊滅的な世界に希望を抱き始めた主人公の様子を描いた『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと』!
普通なら絶望してしまう世界で笑顔を浮かべる主人公にご注目下さい。
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