文豪ストレイドッグスのネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

今回は「原作 朝霧カフカ 漫画 春河35」先生の『文豪ストレイドッグス』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『文豪ストレイドッグス』はこんな漫画(あらすじ)

異能の力を持つ能力者で結成された武装探偵社は、軍や警察に頼れない危険な依頼を扱っています。

国木田独歩宮沢賢治江戸川乱歩与謝野晶子などが所属する武装探偵社の一員が入水自殺しようとしていたところ、孤児院を追い出された中島敦という青年に助けられました。

自殺を食い止められて気分を悪くしたのは太宰治という異能力者です。

ここから太宰治は中島敦を引き連れ、街を荒らしている人喰い虎の調査を開始することになりました。

特殊な能力を授かった文豪が調査する事件の真相とは・・・!?

不可思議な事件に立ち向かう異能力者を描いていく『文豪ストレイドッグス』

今回は誰もが知っている文豪たちを主役にしたアクション漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

迫力満点のストーリーを手に汗握りながらお楽しみください。

 

『文豪ストレイドッグス』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

数時間前、中島敦は一杯の茶漬けを食べていました。

ご飯の上には梅干しと刻んだ海苔、そして夕餉の残りの鶏肉がのっています。

敦はご飯に白湯をかけてから塩昆布と一緒に口の中へ運びました。

中島敦
「旨かったなあ、孤児院の台所で人目を忍んで食った夜の茶漬け、ていうか腹減って死ぬ」

現在の敦は孤児院を追い出されてしまったため餓死寸前です。

食べるものも寝るところも見つからず、敦はいつの間にか見知らぬ川原に辿り着いていました。

無一文の敦が生き抜くためには盗むか奪うかしか方法がありません。

しかしここまで盗みをはたらく気にはなれませんでした。

そんな敦が孤児院を追い出された時のことを思い出します。

敦はどこかで野垂れ死んでしまえと言われました。

中島敦
「五月蠅い、僕は死なないぞ、生きる為だ、次に通りかかった者、そいつを襲い財布を奪う!」

ようやく覚悟を決めると気配を感じます。

振り返ると川の中に人が流されています。

この人を襲う訳にはいかないので、ひとまず助けることにしました。

敦が川から救い出すと意識を取り戻します。

太宰治
「助かったか・・・ちぇっ、君かい、私の入水を邪魔したのは」
中島敦
「邪魔なんて、僕はただ助けようと」

助けたはずなのに舌打ちされてしまいました。

どうやらこの青年は自殺しようとしていたようです。

太宰治
「知らんかね入水、つまり自殺だよ、私は自殺しようとしていたのだ、それを君が余計なことを・・・」
中島敦
「は・・・はぁ」

善意の行動だったのですが敦は怒られてしまいました。

この状況には納得することができません。

太宰治
「まあ人に迷惑をかけない清くクリーンな自殺が私の信条だ、だのに君に迷惑をかけた、これは此方の落ち度、何かお詫びを」

青年が詫びようとしたところで敦のお腹が大きな音を鳴らしました。

腹の虫は1回だけでは収まりません。

中島敦
「じ、実はここ数日何も食べてなくて・・・」
太宰治
「私もだ、ちなみに財布も流された」
中島敦
「えぇ?助けたお礼にご馳走っていう流れだと思ったのに」

思ったように事が進まず途方に暮れていると別の青年が現れました。

どうやら自殺志願者と知り合いのようです。

太宰治
「おー、国木田君ご苦労様」
国木田独歩
「苦労は全てお前の所為だ、この自殺マニア、お前はどれだけ俺の計画を乱せば」
太宰治
「そうだ君、良いことを思いついた、彼は私の同僚なのだ、彼に奢ってもらおう、君、名前は?」
中島敦
「中島・・・敦ですけど」

食べたいものを同僚に奢らせると言ってくれました。

敦はお言葉に甘えてお茶漬けが食べたいとお願いします。

太宰治
「はっはっは!餓死寸前の少年が茶漬けを所望か!良いよ、国木田君に三十杯くらい奢らせよう」
国木田独歩
「俺の金で勝手に太っ腹になるな、太宰!」

ここで初めて青年の苗字が太宰だと分かりました。

そして太宰が改めて自己紹介をします。

太宰治
「太宰、太宰治だ」

これが敦にとって運命を変える太宰治、そして国木田独歩との出会いでした。

ただしまだこの時点で敦は自分の運命が大きく変わるとは思っていません。

さらに太宰治たちが特殊な能力の持ち主であることも知らないのです。

敦を待ち受けるドラマチックな展開とは・・・!?

 

 

有名な偉人たちが特殊な能力者だという設定に胸がワクワクしました。

偉人たちのアイデンティティーも物語に取り入れているので面白かったです。

誰もが知っている偉人を新たな視点で描いていく『文豪ストレイドッグス』

それぞれの強い個性が作品を面白くさせています。

どんな偉人が登場するのかドキドキしながらご覧ください。

後編

強引な太宰が敦と国木田を定食屋に連れて行きます。

そして約束通り国木田のお金でお茶漬けを奢ってくれました。

中島敦
「いやほんっとーに助かりました!孤児院を追い出され横浜に出てきてから食べるものも寝るところもなく・・・あわや餓死かと」
太宰治
「ふうん、君、施設の出かい」
中島敦
「出というか・・・追い出されたのです、経営不振だとか事業縮小だとかで」
太宰治
「それは薄情な施設もあったものだね」

普通なら孤児院を追い出されることなど考えられません。

食後に話をしていると国木田が太宰と仕事に戻ろうとします。

中島敦
「お二人は・・・何の仕事を?」
太宰治
「なァに・・・探偵さ」
国木田独歩
「探偵と云っても猫探しや不貞調査ではない、斬った張ったの荒事が領分だ、異能力集団武装探偵社を知らんか?」

武装探偵社という言葉は敦も聞き覚えがありました。

噂によると軍や警察に頼れない危険な任務が専門で、武装探偵社は昼の世界と夜の世界を取り仕切っているそうなのです。

さらに武装探偵社のメンバーはそれぞれが異能の能力を持つと噂されていました。

しかし目の前にいる2人が異能能力者だとは信じられません。

半信半疑で本日の仕事内容を聞いてみると、虎探しという答えが返ってきます。

太宰治
「近頃、街を荒らしている人食い虎だよ、倉庫を荒らしたり畑の作物を食ったり好き放題さ、最近この近くで目撃されたらしいけど」

人食い虎の話を聞いた敦が椅子から転げ落ちました。

そして慌てた様子で逃げ出そうとします。

中島敦
「無理だ!奴に人が敵うわけない!あいつは僕を狙ってる!殺されかけたんだ!この辺に出たんなら早く逃げないと」

逃げようとするのですが国木田に捕まってしまいました。

人食い虎を探すためには少しでも情報が必要なのです。

太宰治
「まあまあ国木田君、君がやると情報収集が尋問になる、社長にいつも云われてるじゃないか、それで?」

太宰が穏やかな表情で敦に質問してきました。

敦が暮らしていた孤児院は人食い虎に破壊されたそうです。

畑も荒らされてしまい食料が確保できなくなったので、孤児院は人減らしの為に敦を追い出しました。

国木田独歩
「それで小僧、殺されかけたと云うのは?」

横浜までやって来た敦の前にも人食い虎が現れたのです。

空腹で意識が朦朧としていたのでどうやって逃げたのかは覚えていません。

太宰治
「それいつの話?」
中島敦
「院を出たのが2週間前、川であいつを見たのが・・・4日前」

武装探偵社が調査した結果と日付が一致します。

敦が人食い虎に狙われていることを好都合だと考えた太宰は、敦を連れて倉庫街に向かいました。

ここで人食い虎の出没を待つことにしたのです。

待っていると大きな物音が聞こえてくるのですが、太宰は様子も見ずに人食い虎ではないと判断しました。

恐怖で怯える敦は太宰の行動が理解できません。

太宰治
「そもそも変なんだよ敦君、経営が傾いたからって養護施設が児童を追放するかい?大昔の農村じゃないんだ、いやそもそも経営が傾いたなら一人二人追放したところでどうにもならない」
中島敦
「太宰さん何を云って」

本当に経営が厳しいのなら半分くらいの児童を他の施設に移すはずなのです。

それなのに敦だけが追放されました。

混乱する敦に太宰が詳しく説明を始めます。

まず敦が街に来たのが2週間前で、虎が現れたのも2週間前でした。

そして鶴見川付近に敦がいたのは4日前で、同じ場所で人食い虎が4日前に目撃されています。

また異能の能力を持つ者は武装探偵社のメンバーに限った訳ではありません。

巷には知られていませんがこの世には異能の能力者が少なからず存在しているのです。

太宰治
「その力で成功する者もいれば力を制御できず身を滅ぼす者もいる、大方施設の人は虎の正体を知っていたが君には教えなかったのだろう」

本人は分かっていなかったのですが人食い虎の正体は敦でした。

敦は現身に飢えた獣を降臨させる異能の能力者だったのです。

太宰に指摘された次の瞬間、敦が人食い虎に変身しました。

人食い虎の動きは素早く、人の首を簡単にへし折れる力も持っています。

太宰は人食い虎の動きを交わしていたのですが壁際に追い込まれてしまいました。

太宰治
「獣に喰い殺される最期というのも中々悪くはないが君では私を殺せない、私の能力はあらゆる他の能力を触れただけで無効化する」

人食い虎の額に太宰が触れると敦が元の姿に戻っていきます。

騒ぎが収まったところで、待機していた武装探偵社のメンバーが倉庫に入ってきました。

太宰は万が一逃げられた場合のことを考え、国木田独歩や宮沢賢治、江戸川乱歩や与謝野晶子たちを終結させていたのです。

国木田独歩
「どうする太宰?一応区の災害指定猛獣だぞ」
太宰治
「実はもう決めてある、うちの社員にする」

これが横浜で巻き起こる怪奇譚の幕開けとなりました。

意識を失ったままの敦は武装探偵社のメンバーとして活躍することができるのでしょうか!?

 

『文豪ストレイドッグス』を読んだ感想

個性的なキャラクターが登場してくれるので、自分好みのキャラを探しながら読める楽しさがありますね。

その中でもマイペースで周囲を振り回す太宰治のことが気に入りました。

アクション漫画とミステリー漫画を融合させた『文豪ストレイドッグス』

絵も上手なのでとても読みやすい漫画になっています。

夢中になれる傑作を見逃さないでください。

 

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