『I AM SHERLOCK』(漫画)のネタバレと感想!

今回は「漫画 高田康太郎 脚本 伊緒直道」先生の『I AM SHERLOCK』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

『I AM SHERLOCK』はこんな漫画

軍医としてアフガニスタンに赴任していたジョン。

左足に銃弾を浴びてしまい退役した彼は、ロンドンで自堕落な日々を過ごしていました。

宿無し生活に限界を感じる彼の前に、同居を希望する人物が現れます。

しかしこの人物は人間ではなく、最先端の科学技術で作られたアンドロイドでした。

誰もがその名を知っている世界一有名な名探偵をモチーフにした『I AM SHERLOCK』

今回はこの漫画の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

新たな視点で描くシャーロックホームズの活躍をじっくりとお楽しみください。

『I AM SHERLOCK』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

友人のスタンフォードから、同居人を探している人物の情報を得たジョン。

しかもその人物はジョンを同居人に指名していました。

そろそろ宿無しの生活に限界がきていたジョンは、バーツという飲み屋でこの人物と待ち合わせをします。

宿泊先のホテルから待ち合わせ場所へ向かったジョン。

するとまだ幼さの残る顔をした青年が現れました。

ホームズ
「はじめまして、あなたがジョンですね」
ジョン
「あんた同居人探してるって?」
ホームズ
「アフガニスタンから帰国後、左足の調子はどうですか?」
ジョン
「季節の変わり目にゃあまだ痛むがほぼ良好・・・俺たち初対面だよな?」

初対面なのに握手をしただけでアフガニスタンから帰国したことを見抜かれ驚いてしまいます。

自分のことを調べてきたのかと思い、少し警戒した様子のジョン。

しかし彼はジョンのことを調べてきた訳ではありません。

握手をしたことで彼の情報を把握していたのです。

ホームズ
「握手でスキャンした生体データから知ったんですよ、生体指標は私にあなたたちと違う世界を見せてくれます」
ジョン
「あんたまさか・・・アンドロイドか?」
ホームズ
「ご明察」

彼はジョンの想像していたアンドロイドとはかなり印象が違っていました。

このアンドロイドを製作したのはDr.エマという人物で、彼はより人間に近い機械を作る研究をしています。

人工知能を利用して人間を学習するアンドロイドを完成させたDr.エマ。

しかしこのアンドロイドを製品化するにはまだデータが不足していました。

そこでDr.エマはこのアンドロイドを人間と生活させることにより、不足しているデータを収集しようとしていたのです。

ジョン
「つまり、より人間に近づくために俺からデータをとりたいと?でもなんで俺がDr.エマとやらに選ばれたんだ?」
ホームズ
「それは・・・あなたがロンドン一のダメ人間だからです!」

高性能で完璧なアンドロイドが更なる進化を遂げるためには、人間の不完全さを学ぶ必要があったのです。

その不完全さをロンドン中で最も持ち合わせていたのがジョンでした。

ジョン
「わかった、わかった、超納得」
ホームズ
「さすがジョン!話が早い!もちろん引き受けてくれますよね?」
ジョン
「ああ・・・お断りだ、バカヤロウ」

好条件の申し出を断ってしまったジョン。

その理由は彼の左脚を撃ったのがアンドロイドだったためでした。

アンドロイドの誤射が原因で傷を負ってしまったジョンは、心に大きな傷を抱えていたのです。

他の同居人を探せと言いながら去って行くジョン。

しかしすぐに戻って来たジョンの後ろには警察官が立っています。

いったい彼は何をやらかしたのでしょうか!?

シャーロックホームズとジョンの出会いを斬新な設定で描いていますね。

そのため本家の小説とはかなり印象が違って見える『I AM SHERLOCK』

小説を読んだことのある人は新鮮さを味わえる漫画になっています。

もしも小説を読んだことがなくても、純粋なミステリー漫画として楽しめる作品ですよ。

原作とは違った面白さを引き続きご堪能ください。

後編

警察に追われながらバーツへ戻って来たジョン。

ジョン
「悪ぃ!ちょっと匿ってくれ!」

すると警察官からカバンの中身を見せてほしいと言われました。

実はジョンが宿泊していたホテルの客から盗難届が出されていて、被害者の言う人相がジョンにそっくりだったのです。

警察官がジョンのカバンを調べるとホテルの備品が大量に出てきました。

そのため警察官が彼の身柄を拘束します。

ジェイムス
「メモリーはどこだ?」
ジョン
「は?メモリー?」
ジェイムス
「お前が会計後に被害者からスッただろ、宝石のマークがついた青いメモリーだ、ガチョウのストラップがついたヤツ」
ジョン
「上着のポケット・・・」

観念したジョンは警察官にメモリーを渡しました。

すると警察官は彼の処分を見送り帰ろうとします。

ホームズ
「あ、ちょっと待ってください、このメモリー、中の内容を確認したいのですが、警察に届けを出してまで取り返したかったデータに興味がありますね」

アンドロイドは警察官からメモリーを奪うと、手の平の上でメモリー内のデータをスキャンしていきます。

するととんでもない事実が判明しました。

ホームズ
「ほう・・・これはコスモポリタン宝石店への詳細な宝石強盗の計画書です」

驚くジョンに対して警察官は動揺した表情をしています。

すぐにアンドロイドからメモリーを取り返そうとする警察官。

しかしアンドロイドがそれを許しませんでした。

ホームズ
「本物の警察なら・・・もうここに呼びましたので」
ジョン
「お前何言ってんだ?」
ホームズ
「人間は実に面白い、人間は我々アンドロイドと違い、頭脳の移し替えが自由にできない、故に他人に成りすまし周囲の目を欺くには変装という手段が必要となります」

しかし変装によって変えられるのはあくまでも外面的要素だけです。

そのためどこかに本人の特徴が残ることを指摘するアンドロイド。

ホームズ
「先程ジョンの利用したホテルの監視カメラのログにアクセスしました、被害者はあなたの顔と一致しますよ、ニセ警官のジェイムス・ライダーさん」

こうして彼がニセモノ警察官だと見抜いたのです。

ですがジェイムスは拳銃を出して抵抗してきました。

しかしアンドロイドは一切慌てる様子を見せません。

そのままジョンと協力して彼を取り押さえてしまいます。

警察署にジェイムスを連れて行くと、いつの間にか朝を迎えていました。

この出来事により真っ当に生きてみようと思い始めたジョン。

ジョン
「二人で探偵でも開業するか?」
ホームズ
「では同居の件はOKと」
ジョン
「ま、金もねぇしな」
ホームズ
「それが賢明です」

こうして同居を快諾したジョンは改めて自己紹介をします。

ジョン
「俺はジョン・H・ワトスン、よろしくな相棒」
ホームズ
「私はシャーロック、シャーロック・ホームズです」

ここからロンドンの街を舞台にした名コンビの活躍が始まっていくのでした。

その推理劇の様子は実際に漫画を読んで大興奮してみてくださいね。

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『I AM SHERLOCK』を読んだ感想

多くのミステリー漫画ファンが大好きなシャーロックホームズ。

そんな彼をアンドロイドにしてしまう設定に驚きました。

小説の面白さに新たな魅力をプラスした『I AM SHERLOCK』

コミカルな一面も見せてくれているので、多くの漫画ファンが楽しめる作品だと思いますよ。

漫画選びに迷った際はこの作品を読んでみてください。

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