今回は「田島青」先生の『ホテル・インヒューマンズ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『ホテル・インヒューマンズ』はこんな漫画(あらすじ)
都内に非人間的なお客様を極上のサービスでおもてなしする最高のホテルが存在しています。
ホテル・イン・ヒューマンズのお客様は殺し屋様で、コンシェルジュの灰咲沙羅と星生朗はお客様の要望にNOと言うことはありません。
いかなる要望にもNOを唱えない沙羅と生朗の元に、殺し屋様から次々と依頼が舞い込みます。
死の境界線で生きているお客様の要望に応えるコンシェルジュの活躍を描いた『ホテル・インヒューマンズ』!
今回は奥深いヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
コンシェルジュと殺し屋様が繰り広げる感動的な人間ドラマをじっくりとお楽しみください。
『ホテル・インヒューマンズ』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
ホテルが最高評価を受けるためには様々な条件があります。
極上の食事、至福の癒やし、魅惑の娯楽でお客様を満足させなければいけません。
それだけでなくホテル・イン・ヒューマンズのコンシェルジュは最新の武器を手配し、身元の詐称を行い、完璧な死体処理まで請け負ってくれます。
しかしホテル・イン・ヒューマンズを訪れるのは普通のお客様ではありません。
このホテルは人であることを忘れた殺し屋様が利用しているのです。
コンシェルジュの灰咲沙羅と星生朗がVIP客を出迎えました。
ホテル内に入るとVIP客からスーツの替えをお願いされます。
生朗が預かろうとすると、スーツのポケットからナイフが落ちてきました。
腕に刺さりそうだったところを沙羅がナイフをキャッチします。
VIP客はそのナイフのメンテナンスをお願いしてからチェックインしました。
平静を装う生朗なのですが、スタッフルームに戻ると不平不満を爆発させます。
殺し屋のナイフで大怪我するところだったので仕事を辞めたくなってきました。
音楽を聴きながらストレスを発散するのですが、沙羅に音楽を止められてしまいます。
沙羅はコンシェルジュの職務に関係ないことは興味がありません。
仕事に戻った2人はVIP客の仕事をじゃんけんで決めます。
じゃんけんに勝った沙羅が生朗にクリーニング部とメンテナンス部への手配、それからM・L社への注文を任せました。
生朗が返り血が付着したスーツを嫌そうにしながら運んでいきます。
お客様を悪人と呼ぶことを沙羅は気に入りません。
そこで生朗の甘さを鋭く指摘します。
VIPの佐藤様については嘘をつきました。
しかし意味もなく嘘をついた訳ではありません。
沙羅がディスプレイを表示させると日本全国で発生している殺人事件のニュースが流れてきます。
殺し屋様はそれぞれの理由で仕事を遂行していて、この瞬間にも殺しは生まれていました。
その1つ1つに揺らいで務まるほど、コンシェルジュの仕事は甘くないのです。
2人が話をしていると新たなお客様がホテル・イン・ヒューマンズを訪れました。
NOと唱えないコンシェルジュに新たな殺し屋様はどんな依頼を頼むのでしょうか!?
殺し屋がお客という斬新な設定と、深い意味が込められたセリフの数々に魅了されました。
強い信念を持ちながらコンシェルジュとして働く沙羅と生朗も素敵ですね。
どんなに困難な依頼でも引き受けるコンシェルジュと殺し屋様の人間模様を紡いでいく『ホテル・インヒューマンズ』!
ここからいよいよコンシェルジュとしての裏の顔が明らかになっていきます。
お客様の心に寄り添うカッコイイ2人の姿から感動を味わってください。
後編
怪我をしているお客様がホテル・イン・ヒューマンズにやって来ました。
ホテル・イン・ヒューマンズのコンシェルジュは、どんな要望であろうと断ることはしません。
詳しい話を聞くため沙羅と生朗はシャオの部屋へ移動します。
シャオと妹は中国の貧しい片田舎で生まれました。
食物が実らない厳しい自然環境のため、片田舎では20歳まで生きられないと言われています。
ある日、子供を買いに来た岡嶋に妹を殺すか自分が死ぬか選択を迫られました。
拳銃を受け取ったシャオは妹を守るため岡嶋に銃口を向けます。
シャオのことを気に入った岡嶋は妹を見逃す代わりに、20年という期限付きでシャオを部下にすることにしました。
そして年に一度、片田舎に伝わる子守歌を妹から届けさせることを約束します。
人を殺す才能に恵まれていたシャオはすぐに一流の殺し屋へ成長しました。
1年ごとに届く妹からのメッセージを支えに生きてきたのですが、最後の仕事を終えたところで二代目に裏切られてしまったのです。
生朗はお客様をもてなすために情報収集していました。
このような作業は生朗にとって朝飯前なのです。
妹を想う愛情を知った生朗と沙羅はすぐに行動を開始しました。
まず別の準備がある沙羅と別れ、生朗がシャオをホテルのチャペルに連れて行きます。
チャペルの中は音が響くので生朗はシャオの妹が歌う子守歌を聞かせてもらうことにしました。
子守歌に癒されていると、シャオがチャペルで待っているだけの状況に不安を感じます。
待っているだけでは妹の所在は分かりません。
ここでチャペルに大勢の部下を引き連れた二代目岡嶋が現れます。
生朗は彼らから情報を聞き出すため、中国系の男性がホテルのチャペルに逃げ込んだという情報をネット上にアップしていました。
おびき寄せられたことを知った岡嶋たちは生朗を殺そうとします。
そこに準備を終えた沙羅がやって来ました。
若い女性だと油断する岡嶋の部下たちを沙羅が次々と仕留めていきます。
沙羅の身体能力は凄まじく、近距離で発砲されても弾丸が当たることはありません。
殺し屋様専用のホテルで沙羅は最強の番人を務めているのです。
部下を仕留め終えると沙羅が岡嶋にナイフを突き付けました。
すると岡嶋は昨晩マオから20番目の子守歌が届いたことを伝えます。
岡嶋は子守歌を届ける前にシャオを殺すつもりでした。
20歳を迎えるまでの子守歌は19個しか存在していません。
つまり20番目の子守歌が届いたというのは嘘で、すでにマオは亡くなっていました。
翌日、岡嶋を殺害したシャオに生朗は妹が眠る墓地の場所をお伝えします。
24歳で亡くなったマオ・リーは兄の人質としての人生に抗うかのように、我が子を近所の子供と偽りながら密やかに家族を築いていました。
そのことを墓地で知ってほしかった生朗は、シャオに全てを伝えていなかったのです。
コンシェルジュのサプライズによって、シャオは妹の子供と出会うことができました。
今日も沙羅と生朗は人で非ざるインヒューマンを最高のコンシェルジュとしてもてなすことができたのです。
次に彼らのサービスを受ける殺し屋様はどんな事情を抱えているのでしょうか!?
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『ホテル・インヒューマンズ』を読んだ感想
殺し屋専用のホテルを舞台にしているので血生臭いことを予想したのですが、読んでみるともの凄く優しさに溢れた作品でした。
終わり良ければ総て良しという名言を見事に表現した感動作に仕上がっていますね。
闇を抱える殺し屋に寄り添うコンシェルジュの慈愛をテーマにした『ホテル・インヒューマンズ』!
裏の社会で生きる人間が背負っている重みを痛感させてくれる物語です。
全力で殺し屋様の願いを叶えるコンシェルジュの姿を読み逃さないでください。
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