世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生するのネタバレ(漫画)！

今回は「漫画 皇ハマオ　原作 月夜涙」先生の『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』はこんな漫画(あらすじ)

某国の大統領を暗殺した世界最高の暗殺者は、今回の仕事を最後に引退するはずでした。

しかし忠誠を誓っていた組織は口封じのため暗殺者を旅客機事故に見せかけて暗殺してしまいます。

忠誠心を踏みにじられた暗殺者は、もしも生まれ変わったら己の知識と経験を自分のために使いたいと願いながら亡くなりました。

そんな暗殺者の魂を女神が招き入れ、別の世界で勇者を暗殺してほしいと依頼してきます。

依頼を受け入れた暗殺者は別世界で貴族の息子・ルーグとして生まれ変わりました。

暗殺スキルと魔法を組み合わせながら勇者の暗殺を企てる『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』！

今回は人気小説をコミカライズしたアクションアドベンチャー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

勇者を暗殺するためスキルを磨いていく主人公の姿が魅力的に描かれていますよ。

『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』の魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

殺害ほど迅速で効率的に敵を排除する方法は他にありません。

そのため暗殺者を必要としている者は数多く存在しています。

必要とされていることが暗殺組織の存在理由となっていました。

「当代最高の暗殺者と呼ばれ某国の大統領すら事故死させた私も老いには勝てぬ、今回終えた仕事を最後に引退するはずだったのだが・・・」

暗殺者を乗せた旅客機の動きが急に乱れ始めます。

すぐに暗殺者が操縦室に向かうと、機長と副機長が殺されていました。

これまでの経験から暗殺者は組織の仕業だとすぐに気が付きます。

「使えなくなった道具は口封じのため処分する、これは理解できる、とはいえ元々は優秀だった道具だ、処分も簡単ではない、ならばどうするか？それよりさらに優れた道具を以て処分する」

暗殺者自身も今回の大統領暗殺で組織の仲間を爆死させました。

しかし引退を決めた自分にこんなやり方で口封じすることには納得ができません。

引退後は才能を見出された子供たちを優秀な暗殺者に造り上げようと考えていました。

「成程、他の乗客がどうなろうとも私一人ならうまく逃げ延び生還してしまうかもしれないと踏んできっちりと根回しをしていたか、参ってしまうよ」

機長の代わりに飛行機を操縦していると、戦闘機が接近してきます。

戦闘機には旅客機を破壊できる空対空ミサイルが搭載されていました。

ミサイルを撃たれると旅客機は破片すら残りません。

「こんなやり方でしか処分できないと判断されたのは光栄だよ、だがね私は自分が使い物にならなくなったと判断すれば自ら命を絶つくらいの忠誠心はあったんだよ」

暗殺者は心から組織に忠誠を誓っていました。

しかし組織は暗殺者に一片の信用も与えていなかったのです。

感情を持たずに暗殺を続けてきた理由は組織への忠誠心のためでした。

「それをこうも易々と踏みにじられたことで私は今日初めて自分の人生というものに疑問を持ったものだよ、もし次の人生があるのだとしたらその私はきっと自分のために生きるだろう、誰かの道具ではなく自分のために生きよう得た技も知識も経験も己のために使えばきっと・・・」

こうして世界最高の暗殺者は組織によって暗殺されてしまったのです。

しかし彼の物語はまだ終わったわけではありません。

「あらら？もう目を覚ましちゃったの？ちょっと待っててね、すぐ台座に戻るから、ようこそ人間の魂」

殺されたはずなのに暗殺者の前に美女が姿を現しました。

ですが今いる場所も美女の正体にも見当がつきません。

「現状分析をしよう、あの状況で助かるはずはない、これは夢か？さっきまでが夢か？」

「すべて現実ですー、貴方は死んでます、当代一の暗殺者でありながら間抜けにも暗殺されたのですー」

「私の考えがわかるのか？それとも洞察力なのか・・・？」

頭の中で考えていることを全て読まれてしまいました。

不思議な美女は髪も服も肌も瞳も白く美しいので人間とは思えません。

「ワタクシは女神です、死んだ貴方の魂を招きました、さて本題です、普通なら人間の魂なんてさっさと漂泊してリサイクルに出すけれどなんと貴方には特別に選択肢をあげちゃうわ！」

選択肢はこのままリサイクル往きで魂を漂白され生まれ変わるか、女神の依頼を受けて別の世界に転生されるというものです。

転生を選択すれば暗殺者の知識と経験はそのまま活かされるという条件が提示されました。

「殺してほしいのは誰かね？」

「・・・話が早くて助かります」

「転生とはこの先も人生が続くと同義だ、ならば後悔のない人生に私は私を修正する」

「勇者を暗殺してください」

こうして世界最高の暗殺者にとって第二の人生が幕を開けることになったのです。

暗殺者が組織に暗殺されるという衝撃的なシーンから物語がスタートしましたね。

理不尽な暗殺によって命を奪われた暗殺者が、次の人生を己のために使いたいと願う姿が印象的でした。

勇者を暗殺するため転生された主人公の運命を描写していく『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』！

美しい女神の目的など気になるところが満載の好奇心をそそられる物語になっています。

転生を受け入れた暗殺者が選ぶスキルもこの漫画の重要な見所ですよ。

後編

暗殺者が転生される異世界には魔法という技術と、凄まじい身体能力で剣を使う者たちが存在しています。

その中でも勇者は全てを凌駕し世界を救う存在として崇められていました。

「勇者とは世界を救ういわば英雄・・・なぜころす？世界の終焉が望みか、それとも・・・勇者に問題があるのかね？」

「正解ー♪今より16年後です、勇者は世界を闇に染める邪悪な魔王を討ち滅ぼします、ですが・・・勇者はその力を私利私欲のために使い世界は再び混乱の渦に逆戻り、魔王以上に容赦なく的確に、そうして2年後には世界は勇者によって崩壊しちゃいます♪」

世界を崩壊させないために女神は勇者の暗殺を依頼してきたのです。

依頼してきた理由には納得することができました。

「勇者も魔王を倒せば不要というわけか、ならば勇者を処分したあと不要になるのは誰かね？」

「別においたをしなければ放っておいてあげますけれど、勇者がしでかすことはブッチぎり許容範囲外なんです、アレを放っておいたら確実に面倒だから処分するんですぅー、勇者は特別なんですよ、ただの人間の貴方とは違って」

女神は人間の枠内で勇者を殺せるのは暗殺者しかいないと考えています。

人間には能力の限界値があり、どれだけ研鑽に励んでも限界を超えることはできません。

しかし勇者は神によって生み出された特別な存在で、人間の限界を大きく超えているのです。

勇者が本来の力を発揮すれば誰にも止められません。

だからこそ女神は暗殺を企てたのです。

「それほどの目的であれば人間の枠として十分な考慮をしてもらいたいんだがね」

「あ！そこはそれ期待していいですよ♪貴方の肉体には人間として持てる最高のスペックを！なんとスキルも自由に選ばせてあげちゃいます、しかも無料で！人間は無料って言葉が好きなんでしょ？」

女神の提案は暗殺者にとってありがたいものでした。

人間は生まれた時にスキルをランダムに付与されます。

スキルを自由に組み合わせれば大きなシナジーを生み出せることができるかもしれません。

「・・・質問してもいいかね？4つほど」

「多いですねぇ、なんですか？どうぞ」

「貴女は神だ、それがこうも好き勝手に世界に干渉してよいものなのかね？」

「・・・別にたまたまですヨ、たまたま魂不足でヨソの世界から魂を補充したら、たまたま漂白しそこねて記憶と知識を残した魂がたまたま高性能な人間に生まれただけ、そんなたまたまが勇者をどうにかできるわけないでしょう？」

あくまでもルールの範囲内で勇者の暗殺を計画しているのです。

18年以内に暗殺するということなのですが、勇者が魔王を倒した後でなければ暗殺は決行できません。

また現在の手駒は暗殺者だけですが必要となれば新たな魂を補充する可能性があるそうです。

「最後にこれは勇者を殺すのが目的か？それとも世界を救うのが目的か？後者なら・・・勇者を殺さずに世界を救えるのなら救ってよいはずだ」

「もちろん世界を救ってほしいです、ええ、それもいいですね、出来るのであれば」

「・・・了解した、この依頼受けよう、私は剣と魔法の世界に転生する、転生先は裕福な家を望む、技と身体を鍛える環境が必須だからな」

「心配無用です、ちゃんと考えてありますー、だって世界一の暗殺者の家系に転生しますから、暗殺貴族トウアハーデ、そこの次期当主、息子です、跡取りですね、それじゃあさっさとスキルを決めちゃってください、そうしたら転生させてあげましょう」

生まれ変わった暗殺者は生前の獲物よりも難易度の高い暗殺を引き受けることになりました。

自分の意志で生きることを決めた暗殺者は勇者をどのように仕留めるのでしょうか！？

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世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生するのネタバレ(第2話)！

2023.07.16

『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』を読んだ感想

死ぬ間際まで人生を振り返る暗殺者の余裕に、多くの修羅場を潜り抜けてきた経験値が表れていますね。

自由に選べるスキルをどのように組み合わせるのかも気になりました。

第2の人生で大切なものを手に入れようとする主人公の奮闘を描いていく『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』！

アクションとファンタジーがミックスされた物語になっています。

経験と魔法で勇者を暗殺しようと努力する様子は目が離せなくなりますよ。

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