雑用付与術師が自分の最強に気付くまでのネタバレ(漫画)!

今回は「漫画 アラカワシン 原作 戸倉儚」先生の『雑用付与術師が自分の最強に気付くまで』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『雑用付与術師が自分の最強に気付くまで』はこんな漫画(あらすじ)

フィールブロンは冒険心を抱いた若者の夢と希望が詰まっている迷宮都市で、迷宮には金銀財宝だけでなく、地上に存在しないモンスターが生息する危険な未開拓地帯が果てなく広がっています。

ここを開拓した者には地位と名誉が与えられるので、多くの冒険者が迷宮の開拓に命を懸けるようになっていました。

迷宮を開拓するため冒険者たちがパーティーを組む中で、非戦闘員の付与術師としてヴィム=シュトラウスは竜の翼というパーティーをサポートしています。

冒険中のヴィムは仲間のピンチを救うため階層の主であるボスの討伐に単独で成功しました。

しかし手柄を横取りされたと勘違いするパーティーのリーダーが激昂し、仲間から追い出されてしまいます。

途方に暮れるヴィムだったのですが彼は自分の恐るべき実力にまだ気付いていませんでした。

コンプレックスを抱える主人公がとんでもない能力を発揮していく『雑用付与術師が自分の最強に気付くまで』

今回は大人気SFファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

最強だと自覚していない雑用付与術師の圧倒的な能力を見逃さないでください。

 

『雑用付与術師が自分の最強に気付くまで』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

数カ月前、ヴィムが階層の主であるボスを目の前にブルブル震えていました。

圧倒的な実力を誇るボスを目の前にした冒険者は、速やかに撤退を選べなかったと時と功名心を優先した時は死を覚悟しなければなりません。

そのためヴィムは仲間が一撃で倒された状況を必定だと感じていました。

仲間たちが息をしているのかは確認できません。

ここでヴィムの前にボスが立ちはだかりました。

ヴィム
「これがボス!一撃!一撃でみんな戦闘不能!これがボスの実力!?逃げなきゃ!でもどうする!?3人を抱えて逃げる!?それとも救助が来るまで時間を稼ぐ!?」

どちらの方法も命が助かるとは思えません。

逃げることと時間を稼ぐことを諦めたヴィムは覚悟を決めてボスと戦うことにします。

山刀を構えたヴィムが“移行:傀儡師”という不思議な言葉を詠唱しました。

ヴィム
「取り返しのつかない詠唱を終え俺はようやく自分だけ逃げるという選択肢があったことに気がついた、俺なんかを仲間として置いてくれた竜の翼のみんな、恩がある、過ごした日々の積み重ねもある」

ここが自分の命を使う時だと実感したヴィムがボスに立ち向かいます。

しかしヴィムが自分を誇らしく思えたのはここまででした。

無事にパーティーの仲間とパーティーハウスに戻ることができたのに、予想もしていなかった事態が起きてしまいます。

仲間たちはヴィムがボスを倒して英雄気取りになっていると勘違いし、パーティーから抜けることを命令してきました。

ヴィム
「俺は奇跡的にボスの討伐に成功した、それは本当に奇跡でてっきりみんな褒めてくれると思ったのに」

褒められるよりもヴィムが使った強化術に問題があったと責められてしまいます。

ここでようやくヴィムは自分が嫌われていたことを察しました。

しかし自分には竜の翼しか居場所はありません。

そのため土下座してでも仲間でいさせて欲しいとお願いをします。

ですが激高したリーダーはヴィムの願いを受け入れてくれませんでした。

ヴィム
「命を懸けたんだ、雑用くらいしかできない俺を置いてくれた竜の翼に恩を返そうと思って・・・なのに・・・」

すでにリーダーはヴィムの抜けた穴を補ってあまりある戦力を用意しています。

戦力外となってしまったヴィムは冒険者が集まるフィールブロンへ向かうことにしました。

フィールブロンは迷宮からの賜物を求めてやってくる人によって栄えている街です。

この街には冒険者の夢と希望が溢れているのですが、仲間に見捨てられたヴィムは希望など抱くことはできません。

ヴィム
「ああ・・・死にたい、冒険者ギルドに行けば求人はあるだろうけど、付与術師は人気ないしなぁ、俺なんかを雇ってくれるパーティーなんてないよなぁ・・・」
グレーテ
「おっ、ヴィムさん!聞きましたよー、竜の翼がボスを倒したって!おめでとうございます!」

看板娘のグレーテはヴィムがお祝いに来たと思っています。

項垂れているヴィムはひとまずお酒を飲んで気分を変えることにしたのですが、落ち込んでいるせいで食事の味を感じることができません。

パーティーの仲間たちとたまにお祝いしていたことを思い出しているうちに涙が出てきます。

ただしもうそこにはヴィムの居場所はありません。

ハイデマリー
「ヴィム!!」
ヴィム
「ハ・・・ハイデマリーどうしてここへ・・・!?」

幼馴染のハイデマリーが飲み屋に現れた頃、冒険者ギルドのマスターに竜の翼が討伐したボスに関する正確な情報が報告されていました。

最初は竜の翼4人が力を合わせて討伐したと報告されていましたが、実際にボスの死骸を確認してみると山刀による傷跡しか残されていなかったのです。

魔術や魔剣による傷もありましたがダメージを与えてはいませんでした。

竜の翼に所属するメンバーで山刀を使っているのはヴィムだけです。

つまり報告が事実ならばボスを討伐したのは非戦闘員の付与術師1人だけだということでした。

ヴィムはどのような能力でボスを討伐したのでしょうか!?

 

 

自身がなく弱弱しい姿のヴィムがボスを倒してしまった謎に興味をそそられました。

この謎がまだまだ明らかにされないところに演出の巧みさを感じますね。

主人公がどんな能力で最強の称号を手に入れるのかが見所の『雑用付与術師が自分の最強に気付くまで』

同郷で幼馴染のハイデマリーの登場でヴィムの運命が一変していきます。

果たしてハイデマリーはヴィムの能力に気が付いているのでしょうか!?

後編

ハイデマリーがヴィムの居場所を突き止めることができたのは盗聴していたためです。

しかし盗聴していたことはヴィムには明かしていません。

ハイデマリーは飲み屋に駆け付けるとすぐにヴィムが大丈夫なのか心配してくれます。

ヴィムは会話の流れで何となく竜の翼をクビになったことを心配してくれていることが分かりました。

ヴィム
「・・・もう広まってるの・・・?」
ハイデマリー
「あ、私だけだね、知ってるの」
ヴィム
「何故知ってる?」
ハイデマリー
「そりゃだって・・・ヴィムのことはなんでも知ってるから」

もちろんヴィムは盗聴されていることなど知りません。

事情が分からないまま竜の翼をクビになったことを告白します。

するとボスを討伐したことでランクが上がったばかりのパーティーでクビになることなど信じられないという声で飲み屋が大騒ぎになってしまいました。

それでも飲み屋に来ている客は竜の翼を知っていても雑用係のヴィムという名前を聞いたことはありません。

ヴィム
「引き継ぎの時間もくれなくてさ、一応書類は置いてきたから大丈夫だと思うけど」

まだこの状況でもヴィムは竜の翼が大丈夫なのか心配しているようです。

しかしハイデマリーにはそれよりも納得していないことがありました。

ハイデマリー
「でさ、私は君がクビになった理由が解せないんだ・・・だって君が一人でボスを倒したんだろ?いつもの竜の翼にボスを倒せる実力はない、君がやったんだろ?」
ヴィム
「ど・・・どこで何を聞いたの!?誤解だ!俺は止めを刺しただけ!火事場の馬鹿力ってのもあったと思うけどあれは皆がダメージを与えて偶然が重なった」

すぐにハイデマリーはヴィムの主張を否定してきます。

ここからはハイデマリーの憶測ですがヴィムの攻撃以外に竜の翼がボスにダメージを与えられたとは考えられません。

ハイデマリー
「ボスは実質、君の単独討伐だ」
ヴィム
「いやいやいや、ありえないって、ハイデマリーは俺を買い被りすぎだ、俺以外の3人の才能は飛び抜けてた、俺は迷惑をかけないよう必死だったんだよ!?」

ハイデマリーがどうして高く評価してくれているのか分からず困ってしまいます。

すると飲み屋の看板娘でハイデマリーヴィムのストーカーだと思っているグレーテも反論してきました。

グレーテ
「えっと・・・スーちゃん・・・生まれてこの方フィールブロンにいますが単独でボスを討伐なんて聞いたことないです、ストーカーを拗らせて変なこと言わないでください」

ストーカーのスーちゃんと呼ばれているハイデマリーは竜の翼の会話を盗聴しています。

そのため自らの分析が間違っているとは思えません。

ヴィム
「お・・・俺がクビになったのは信頼関係の問題で俺のせいだから・・・」
ハイデマリー
「認知が歪んでる!ええい牛娘!私にも麦酒だ」

ここからお酒を飲んだハイデマリーがヴィムの認知的不協和について長々と語っていきます。

しかしお酒があまり強くないので潰れてしまいました。

ヴィム
「今日はこれくらいにしておきなって」
ハイデマリー
「ううーん、ヴィムーこれあげるー、私の名刺」

ハイデマリーが所属している夜蜻蛉はフィールバロン最高のAランクパーティーです。

所属すること自体が高いステータスとなるパーティーからスカウトされたハイデマリーはすぐに頭角を現しました。

そんなハイデマリーがこの名刺を持って明日夜蜻蛉のパーティーハウスに来てと言ってきます。

ヴィム
「?何かするの?」
ハイデマリー
「しばらくうちで働いてみてくれ、体験だ、口利きってやつ」
ヴィム
「えっ、そんなことができるの!?」
ハイデマリー
「これでも74代目の賢者様だぜ、かつ次期幹部候補だ、そのくらい余裕さ」

約束をするとヴィムは酔い潰れたハイデマリーを背負って帰ることにしました。

眠ったハイデマリーを大切に運びながらヴィムは彼女に感謝しています。

ヴィム
「いやぁ、でも俺なんか夜蜻蛉には・・・」

ハイデマリーは次期幹部候補ということだけでなく、賢者という希少な職種なので本来ならヴィムが着やすく話しかけられる存在ではありません。

またこれ以上の迷惑もかけたくないのでヴィムは口利きを断るつもりでした。

ハイデマリー
「いいから来い!君には無限の可能性が広がっている、夜蜻蛉で君の本当の実力に気付け、ヴィム、君は好きに生きなきゃいけないんだ」

ハイデマリーに背中を押されたヴィムは本当の実力に気付くことができるのでしょうか!?

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『雑用付与術師が自分の最強に気付くまで』を読んだ感想

最強だということを自覚しないヴィムの秘密がとても気にかかる物語ですね。

その秘密を知っていそうなハイデマリーがパーティーに誘った思惑も気になりました。

少しずつヴィムの人並み外れた能力が明らかにされていく『雑用付与術師が自分の最強に気付くまで』

カッコイイだけのヒーローを描いた単純なストーリーではありません。

複雑な人間ドラマが絡み合う読み応えのある作品に仕上がっていますよ。

 

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