※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!
『パーフェクトワールド』はこんな漫画(あらすじ)
26歳の川奈つぐみはインテリアデザイン会社に勤めています。 ある日、建築会社の飲み会に参加したつぐみは初恋の相手である高校の同級生・鮎川樹と再会しました。 鮎川樹に対して再び心惹かれそうになるつぐみ。 しかし彼は交通事故によって脊髄を損傷してしまい、車いすに乗る障害者になっていました。 この状況に引いてしまうつぐみだったのですが、真面目でひたむきに生きる樹のことが気になってしまいます。 運命的な再会を果たした男女の恋模様を描いていく『パーフェクトワールド』! 今回は映画化されドラマ化も決定した純愛物語の魅力について、ネタバレを含みながらご紹介していきます。 珠玉のラブロマンスを読んで涙を流してみてください。『パーフェクトワールド』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
インテリアデザイン会社のクランベリーズに勤務している川奈つぐみが、取引先の設計事務所が催した飲み会に出席しています。
「鮎川!?か、川奈、美術部で図書委員だった・・・」

「川奈!?」

「彼は建築士、私はイラストレーターになるのが夢で、クラスも部活も違ったけどよく話してた」

「つか、おまえよくクランベリーズに入れたな、あんなトロかったのに」

「何それ、ひどい」

「川奈は会社で何してんの?インテリアデザイン?」

「あっえと・・・まだそこまでいけてなくて・・・でもコーディネーターの資格もとったから」

「あゆか・・・わ!・・・何してるの?」

「コンペがあるんだ、桜ケ丘地区の開発プロジェクトの一環で市民交流センターの設計公募が始まったからそれに応募する」

「じゃあいつも帰り遅いの?」

「まぁでも今日はあがるよ、飯でも食ってく?」

「鮎川はすごいね・・・本当に夢を実現させて、私はあきらめちゃった、絵を仕事にすること」

「川奈、全く触れないのは不自然だから少し話しとく、俺、大学3年のとき交通事故やったんだ、だけど建築士はあきらめたくなくて資格取って今のとこに採ってもらえた」

後編
食事をしながら鮎川は今回のコンペに情熱を傾けていることを熱弁していきます。 車いすを使っている鮎川は人に頼ることはあっても頼られることは滅多にありません。 そのためコンペの中心メンバーを任されたことが嬉しかったのです。
「今回のコンペ勝てたら一緒に仕事できるといいな」

「うん、コンペの〆切っていつなの?」

「5月末」

「じゃあ差し入れ持ってってあげる」

「えっ、あの・・・一緒に飲みます?」

「違います、わたし別にそういうつもりではないので!」

「何マジレスしてんだよ、中学生かおまえは、大丈夫だよ、俺誰とも恋愛する気ないからおまえをそういう目で見ることない、だから安心して」

「口からこぼれてしまったのは本音、車イスの人とは恋愛できない、付き合うなんて無理だと」

「彼のえぐられた肉を見たとき気づいた、私鮎川のこと何もわかってない」

「描かなきゃ、パース描かなきゃこのままじゃ図面と模型だけでコンペ出すことになる、それじゃ選考対象にならない、これまでのみんなの作業が全部ムダになる」

「もういいよ鮎川、もう休もう、明日までに仕上げるなんて無理だよ、こんなの死んじゃう、誰も責めたりしないよ、次また頑張れば」

「次じゃダメなんだ、次がある保証もないのにいつ死ぬかもわからないのに今やらなきゃダメなんだ!」

「この人は今までどれほど悔しい思いをしてきたんだろう」

「おまえが塗って、川奈、俺見に行ったよ展覧会、高3の春休み、電車で隣の長野市までおまえの卒業制作、校舎と桜の絵、見といてよかったって思ったよ、今でもはっきり思い出せる」

「再会した初恋の人は障害者になってた、でも・・・あの頃閉ざした感情が溢れてくる、もう止められないほど溢れてくる」
『パーフェクトワールド』映画とドラマのキャストは?
健常者と障害者の素敵な恋を描いていく『パーフェクトワールド』! この大人気コミックは2018年10月に映画版が公開されました。 気になるキャストは川奈つぐみ役に杉咲花さん、鮎川樹役を岩田剛典さんが演じています。 また2019年4月からフジテレビ系で連続ドラマ化されることが決定しました。 こちらのキャスティングは川奈つぐみ役を山本美月さん、鮎川樹は松坂桃李さんとなっています。 漫画を楽しんだ後は映画とドラマも見てみると作品の面白さがより伝わると思いますよ。 もしもこの作品を含めた電子書籍や動画を無料で視聴したい人はこちらの方法を試してみてください↓↓↓電子書籍を無料で読んでみませんか?
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