今回は「市川マサ」先生の『僕はどこから』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『僕はどこから』はこんな漫画(あらすじ)
小説家を目指している竹内薫は、文章を書き写すことで筆者の思考をコピーする能力を持っています。
若年性アルツハイマーを患った母親のため黙々と執筆活動をしているのですが、竹内の作品は模倣品と言われ評価してもらえません。
そんな竹内に中学生からの知り合いで暴力団の組長をしている藤原智美がある依頼を持ち込んできます。
人生に迷ってしまった竹内は藤原の依頼を引き受け、コピーではない本当の自分を探し始めることにしました。
真逆の男性2人がお互いの利益のため犯罪に手を染めていく姿を描いた『僕はどこから』!
今回は市川マサ先生が描くサスペンス漫画について、ネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。
高度な心理戦が展開していきますので、作品の世界観を存分にご堪能ください。
『僕はどこから』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
竹内薫が真夜中にも関わらず一心不乱に小説を執筆しています。
体力を使い果たしたのか、竹内は小説を書き終えると倒れ込みました。
しかし若年性アルツハイマーの母親が悲鳴を上げたためすぐに起き上がります。
母親を落ち着かせると竹内も休息を取ることにしました。
数時間後、書き終えた小説を竹内が編集部に持ち込みます。
すぐに編集者が小説をチェックしてくれたのですが、良い評価はしてもらえませんでした。
今回の小説はお勧めされた村上春樹作品を基に書き上げています。
ですが竹内の作品はコピーしたような物語になっていたため模倣と酷評されてしまいました。
編集者から自分の頭でストーリーを考えるよう指示された竹内。
落ちこみながらアルバイト先のコンビニへ向かいました。
アルバイトをしているとバイト仲間の女性から塾の宿題を教えて欲しいと言われます。
竹内は女性から宿題を受け取ると猛スピードで問題文を書き写していき、あっという間に解答を導き出しました。
難しい問題をすぐに解いたため女性が尊敬の眼差しを向けています。
竹内はこのように文章を書き写すことで筆者の意図を読み解く能力を持っていました。
小説の執筆にもこの能力を使うため、竹内の作品はどうしても模倣品のようになってしまうのです。
バイト仲間の女性はそんな竹内が大学に通っていないことを不思議に思っていました。
竹内は母親の介護をしている現状に誇りを持っているようです。
そんな彼が自宅へ戻ると母親が部屋を荒らしていました。
決して母親の行動に怒ることのない竹内は、部屋の片付けが終わるとカレーを作ってあげることにします。
そして食事を終え母親を寝かせると、再び執筆活動を開始することにしました。
母親との生活を安定させたいため、竹内はこのように多忙な日々を過ごしているのです。
果たして彼の小説が日の目を見ることはあるのでしょうか!?
特殊な能力に振り回されてしまい自分らしさを見失っている竹内薫の姿が印象的でした。
母親の介護をしながら小説家を目指している様子にも好感が持てますね。
竹内が自分らしさを見つけるため、壮絶な運命に足を踏み入れていく『僕はどこから』!
ここから竹内の運命を変えることになる藤原智美が登場して物語は一層盛り上がっていきます。
2人の関係性に注目しながら続きをご覧ください。
後編
竹内が必死になって小説を執筆していた頃、ある暴力団事務所では大勢の組員が1人の人物を出迎えていました。
出迎えられた人物は藤原智美といい、まだ20歳なのですが傘下に入る暴力団の跡目を継いだ若手の組長です。
そんな藤原がこの暴力団事務所を訪れた理由は、組長からある仕事を依頼されたためでした。
この依頼は他の組長たちが断ってしまったため、藤原に役目が回ってきたのです。
藤原は二つ返事でこの依頼を引き受けることにしました。
彼の直属の部下は心配しているようですが、藤原は自信満々の表情を浮かべています。
藤原が不敵な笑みを浮かべていた頃、竹内の家では不測の事態が起こっていました。
竹内が執筆中に居眠りをしてしまった隙に、外出した母親が階段から落下してしまったのです。
この事故によって母親は入院することになったのですが、病院側は若年性アルツハイマーのため個室への入院を勧めてきました。
しかし竹内の家には個室に入院させるような金銭的余裕はありません。
母親の入院費を稼ぐため必死になって小説を書いていきます。
ですが編集者から言われたオリジナリティーが無いという言葉が頭から離れません。
他人の思考をコピーすることができても、自らの個性は理解できていなかったのです。
そんな竹内がいつものようにコンビニでバイトをしていると、店の外に藤原の車が停まっていました。
藤原は竹内が帰宅しようとしたところで彼の後を追い始めます。
そのまま竹内の自宅に向かった藤原がチャイムを押しました。
竹内を襲うような雰囲気の藤原だったのですが、2人は顔を合わせた瞬間ガッチリと握手を交わします。
実は竹内の能力を理解していた藤原は、依頼を遂行するため彼の能力を頼るため訪ねてきていたのでした。
2人は元々中学時代の同級生で、ある事件をきっかけに友情関係を築いていたのです。
当時の藤原は誰もが恐れる有名なヤンキーだったのですが、愛する妹が遺書のような手紙を残して失踪してしまいました。
この事態を憂いて藤原に協力を申し出たのが竹内だったのです。
竹内は藤原の妹を見つけるため、彼女が残した手紙を書き写しました。
当時から自分の能力に気がついていた竹内は、妹の手紙から彼女が自殺しようとしている場所を突き止めます。
こうして妹を助けてもらったことにより、藤原は竹内に大きな信頼を抱くようになりました。
過去に小説家になることを勧めた藤原は竹内の能力を頼るため、久しぶりに彼の元を訪れたのです。
竹内は自分の個性を探すため藤原の依頼を引き受けることにしました。
しかしここから2人に待ち受けていたのは、非合法で命を懸けることになる壮絶な運命だったのです。
いったい2人はこのスリリングな運命をどのように切り抜けていくのでしょうか!?
その顛末は実際に漫画を読んで確かめてみてください。
『僕はどこから』を読んだ感想
男同士の美しい友情を描いた作品だと思いました。
特殊な能力を持ちながら冴えない人生を送る男と、若くして極道の組長になった2人の対照的な姿が印象に残りますね。
気がつくと物語の世界観に引き込まれていく『僕はどこから』!
練りに練られた巧みな心理戦など見所が満載の作品になっています。
スリル満点の物語をドキドキしながらお楽しみください。
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