同じ顔で私は嘘をつくのネタバレ(漫画)!双子の運命とは?

今回は「志峨丘トウキ」先生の『同じ顔で私は嘘をつく』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『同じ顔で私は嘘をつく』はこんな漫画(あらすじ)

天野川月(あまのがわつき)は双子の妹である陽(あかり)を憎いと思っています。

その理由は陽が自分とは違って人気者のためでした。

さらに月は他人に触られると気持ちの悪い幻覚に襲われることで自分を卑下しています。

幻覚にせいで叫び回る月のことを両親も理解してくれません。

辛い毎日を送っている中、月と陽が交通事故に巻き込まれてしまいます。

助かった月は植物状態となった妹と入れ替わることにしました。

運命を逆転させるため妹の人生を乗り取ったヒロインを描いていく『同じ顔で私は嘘をつく』

今回は悲運に抵抗する女性の苦悩を表現したサスペンス漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

ヒロインの境遇に感情移入しながら作品の世界観をご堪能ください。

 

『同じ顔で私は嘘をつく』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

天野川月は人間の手をグロテスクなものだと思っています。

気持ちが悪いため他人の手が自分の身体に触れてほしくありません。

そんな月が目覚めると、すでにリビングで妹の陽は朝食を済ませていました。

「寝起きでも身だしなみはバッチリ、さすが陽、出来る女は違うわね・・・ふんっ」

寝坊した自分とは違い陽は学校へ向かう準備を終えています。

月と陽は双子で外見はそっくりなのですが、性格は全く似ていません。

妹の陽は成績優秀でスポーツが得意な上、ファッションセンスも抜群なので男性から圧倒的な人気を誇っています。

対照的に姉の月は勉強も運動も人並で、帰宅部ということもあり友達がいません。

高校生になった現在は月と陽には追い付けないほどの歴然とした差が付いています。

朝から陽との差を実感している月は進路相談についての調査票を父親に見せることにしました。

すると父親と手が触れあってしまいます。

「触っちゃった」

その様子を見ていた陽と両親が固まってしまいました。

次の瞬間、月が悶えながら苦しみ始めます。

「ひっ・・・嫌・・・嫌ァァァァァ!何で触るのよッ!?いつもいつも言ってるでしょ!私は他の人に触られるの駄目だって!」

苦しんでいる月の手に赤子のような物体が浮かび上がりました。

月は他人に触れられると幻覚を見てしまう症状を患っているのです。

「大丈夫ぅ?お姉ちゃん」

陽は心配している素振りを見せるのですが、母親は苦しんでいる月に呆れていました。

苦しむ月が幻覚を抑えようと自分の手を殴打しても母親は気にしません。

それよりも隣人に謝罪することにします。

「馬鹿ァ!ダメ親!記憶力無いの!?何回同じこと言わせるのよッ!」

泣きわめいているうちにようやく幻覚が見えなくなります。

しかし殴打しすぎたため手が真っ赤に腫れ上がってしまいました。

幻覚が見えなくなると月は着替えを済ませて学校へ向かうことにします。

「準備出来た?学校行こ!」
「陽・・・」

いつもは先に行く陽なのですがこの日は玄関で月のことを待っていました。

幻覚を見たばかりの月は1人にしてほしいと思ってしまいます。

それでも仕方なく2人で学校へ向かうことにしました。

「ねー月、そんなんで将来どうするの?彼氏とかサ」
「うっ・・・うるさいなっ、そのうち何とかなるわよ」
「そのうちっていつ?」
「そ・・・そのうちよ!」

話ながら歩いていると月の背中を誰かが後ろから叩いてきます。

再び幻覚に襲われるかもしれないと思う月だったのですが、今回は幻覚を見ることがありません。

「凛太郎!」

その理由は背中を叩いてきたのが幼馴染の凛太郎だったためです。

月は家族であっても触られることは不快なのですが、不思議なことに凛太郎が触っても気分が悪くなりません。

逆に心地良い気分になるほどなのです。

「子どもの頃から何故か凛太郎にだけは触られても平気だった・・・お父さんもお母さんも陽でさえ駄目だったのに・・・私には凛太郎しかいない・・・」

自分が安心して気を許せる存在は凛太郎しかいません。

そのため気が付くと凛太郎に想いを寄せるようになっていました。

しかし月の恋心には大きな障害が立ちはだかっているのです。

月がこの障害を乗り越えるために企てた恐るべき計画とは・・・!?

 

 

双子でありながら性格や行動が全く違う月と陽の関係性に興味をそそられました。

また他人に触れられると幻覚を見てしまう月の存在が印象的ですね。

月が幸せを手に入れるため恐ろしい計画を実行していく『同じ顔で私は嘘をつく』

顔がそっくりな双子という環境ならではの設定になっています。

どんどんスリリングになっていく展開をお楽しみください。

後編

月が凛太郎のことを見つめていると、陽が仲良さそうに話し始めました。

実は月にとって大きな障害となっているのが妹の陽だったのです。

「いつの間にか3人の中で私だけ蚊帳の外・・・ねぇどいてよ陽、どいて、そこ、私にはそこしかないのに・・・私が陽だったらよかったのに・・・」

仲良さそうにしている2人を見ていると陽と入れ替わりたい気持ちが芽生えてきました。

月が悩んでいることなど知らない陽はからかうような行動を取ります。

「ねぇ月!凛太郎に触った手なら触っても大丈夫なんじゃない?試してみようよ!」
「嫌だって!それ以上近づいたら舌噛み切るわよッ・・・!」

陽は幻覚を見たことなど無いため月の苦しみを理解していません。

そのため軽はずみな提案をしてきました。

「練習だってば、ちょっとずつ慣れていこうよ、何とかなるとか言ってないでサ」
「わ・・・わかってるけど!明日!明日からやるから!」

追いかける陽と逃げる月の様子を凛太郎が眺めています。

すると2人の居場所がめまぐるしく変わるためどちらがどちらなのか分からなくなりました。

次の瞬間、2人のどちらかがガードレールを乗り越えて道路に転落してしまいます。

運悪くそこに大型トラックが来てしまい轢かれてしまいました。

すぐに凛太郎が救急車を呼んでから、月と陽の両親と連絡を取ります。

母親
「月が・・・轢かれたなんて・・・陽あなたは大丈夫だったの?」
「うん、私は腕をちょっと怪我しただけ・・・でも私がふざけてあんな事しなければ月は・・・」
母親
「自分を責めないで、陽」

ここで手術室から出てきた医師から一命をとりとめたが脳死状態だと宣告されました。

ショックを受けた凛太郎が帰った後で母親が病室でうなだれています。

「気落ちしてるのかな・・・好かれてないと思ってたけど・・・一応肉親だし悲しんだりはするんだ・・・ごめんねお母さん・・・そっちは陽、月は私よ」

事故の直前、車道に倒れたのは陽で歩道にいたのが月でした。

本来ならば妹を救えなかったことを後悔するはずです。

しかし事故を間近で目撃した月の頭に浮かんだのは、陽と入れ替われるかもしれないという悪魔のような思い付きでした。

死んだのは自分だということにして陽を名乗れば新たな人生をスタートできると思ったのです。

これまで月は陽と同じ遺伝子から生まれた人間なのに、自分だけが不良品だということに不公平感を抱いていました。

今なら抱えてきた不公平感を拭えるかもしれません。

そして何よりも凛太郎を独り占めできるチャンスなのです。

今のところ誰も月と陽が入れ替わったことに気付いていません。

また陽が植物状態となったことは月にとって運が向いてきている兆しとなっていました。

そんなことを考えていると病室でうなだれている母親が声をかけてきます。

母親
「陽・・・今日は大変だったね、今日はもうお帰り、お母さんしばらく忙しくなるから家のこと・・・」
「うん、任せて」

入れ替わりに気付かれたと思い焦ったのですが、母親は目の前にいるのが月だとは気づいていません。

安心した月が病室を出ようとすると母親が信じられない言葉を発します。

母親
「事故に遭ったのが月で良かった、陽にとっては大切なお姉ちゃんだったかもしれないけどお母さんもう限界だったの、いつもいつもちょっと触れただけで狂ったように大騒ぎして気の休まる時がなかった・・・」

母親は月のことを愛せなくなっていました。

ずっと苦痛に悩まされていたため、月が事故に遭ったことで安心したのかもしれません。

その言葉を月は陽の立場として聞いていました。

病室を出た月はショックと怒りで泣き崩れます。

「ふふ・・・それ実の母親が言う台詞?あはははは!いっその事死ねばよかったのかしら!?ねぇお母さん!絶対幸せになってやる!誰に望まれなくたって私は生きて幸せになってやるッ・・・!絶対!」

母親の言葉が月の野望に火を点けてしまいました。

こうして引き返せなくなった月の逆転人生がスタートしたのです。

秘密がバレることなく陽として生きていくことはできるのでしょうか!?

 

『同じ顔で私は嘘をつく』を読んだ感想

双子なのに本心では妹のことを面白くないと感じている月に衝撃を受けました。

劣等感から不公平だと思う月には少し同情できますが、血の繋がった妹と入れ替わろうとすることを思いついた精神状況は歪んでいると思います。

人生をリスタートさせるため妹の事故を利用とする狡猾なヒロインを描写した『同じ顔で私は嘘をつく』

賛否両論が分かれるストーリーになっています。

自分ならどうするか考えながら読んでみてください。

 

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