ざんげ飯のネタバレ(漫画)！レシピを真似しませんか？

今回は「こだまはつみ」先生の『ざんげ飯』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『ざんげ飯』はこんな漫画(あらすじ)

営業マンの吉村隆史と医師の千夏が結婚して3ヵ月が経ちました。

まだまだ新婚なので幸せ全開の2人なのですが、うっかり者の隆史は千夏を怒らせてしまうことが多々あります。

夫婦の危機が訪れた時、食品メーカーに勤める隆史は妻の機嫌を直すため得意の料理を振る舞うことにしました。

謝罪料理で妻の胃袋を掴む夫の奮闘を描いた『ざんげ飯』！

今回はレシピが献立作りの参考になるグルメ漫画についてネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。

漫画を楽しんだ後はレシピの再現にチャレンジしてみてください。

『ざんげ飯』の魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

新婚の吉村隆史が食器を洗っています。

「千夏ー、台所片付くよ、そろそろ出るー？」

「たかちゃん、洗濯物はカゴに入れる前に・・・各自ポケットの中身を確認するルール・・・でしたよね？」

ズボンのポケットにティッシュを入れたまま洗濯してしまいました。

ルールを守らなかったので可愛い新妻が不機嫌になります。

この日は仕事に向かうまで千夏が口をきいてくれることはありませんでした。

最近は叱られてばかりなので不機嫌な妻に慣れてきたのですが、やっぱり千夏には笑顔でいてほしいものです。

機嫌を直してもらうため、この日の夕食は千夏の顔を思い浮かべながら献立を考えることにしました。

「結婚してから家事をお互いの得手不得手で分担するようになって前より料理が好きになったなぁ」

冷蔵庫の中身と安売りしている食材の組み合わせを考えながら買い物を済ませます。

この日の夕食は千夏の大好きな餃子を作ることにしました。

まずネギとキャベツ、水で戻した干しシイタケをみじん切りにしてから挽肉と合わせます。

そこにすり下ろしたニンニクとショウガ、醤油と酒、塩コショウを加えながら混ぜ合わせたら1種類目のタネが完成しました。

続いて青梗菜とホタテ、エビを刻んで熱した中華スープに入れて水溶き片栗粉でとろみをつけます。

粗熱を取ってから皮でタネを包んでいけば味の異なる2種類の餃子の完成です。

一方その頃、千夏はまだ病院で仕事をしていました。

「ちょっと・・・帰りたくないので」

まだ隆史と顔を合わせる気分にはなれないようです。

しかし看護師たちから夫婦喧嘩について質問されたため帰ることにしました。

千夏が何も言わず黙って自宅のドアを開けると、タイミング良く餃子が焼き上がっています。

「おかえりなさーい、餃子焼いたから食べよー」

「少し待ってください」

まだ千夏の機嫌が直っていないかもしれません。

そのため隆史は少し焦りだしました。

「いや焦るな、焦るな、餃子は千夏の好物だからきっと喜んでくれるはず！」

リビングで待っていると着替え終えた千夏が戻ってきます。

それでもまだ笑顔は浮かべていません。

「たかちゃん今日もご飯ありがとうございます」

疲れている千夏をテーブルに座らせると2種類の餃子を出してあげました。

そしてお勧めの調味料を説明します。

「つけダレは酢醬油でもいいし、酢こしょうでも酢だけでもいいし、ラー油と豆板醤はお好みで入れてみてねー、ほたてとエビのは酢だけでもおいしいかも、どうする？千夏」

「食べながら選ばせてください」

やはりまだ機嫌が直っていません。

仕方なく無言のまま餃子を食べ始めました。

「うん、いい感じにできてる」

まずは豚肉とキャベツのシンプルな餃子を食べることにします。

すると口の中に肉汁が溢れてきました。

続いて温かいうちにホタテとエビの餃子をお勧めします。

「おいしいです、こっちはスープを食べてるみたい」

千夏は素直に美味しいと褒めてくれました。

そしてビールを飲むと満足そうな表情を浮かべます。

「まだあるけど焼く？どうする？」

「も・・・もっと欲しい・・・です」

「すぐ焼いてきますー！」

今朝のことがあったので千夏は素っ気ない態度を取っていました。

しかし美味しい餃子を食べると不機嫌にしている自分が馬鹿馬鹿しく思えたのです。

こうして仲直りできた隆史と千夏だったのですが、食事を終えると別の問題が発生しました。

隆史がティッシュで汚してしまった洗濯物をキレイにしていると、千夏のズボンからもティッシュが出てきたのです。

「ごめんなさいー！」

「いやいや疲れてたんだよ、きっと、気にしないで、いーよ、いー・・・いくない、許しませんッ、俺は傷つきました！だから癒やしてください！」

傷ついた隆史は千夏の胸に顔を埋めて癒してもらうことにしました。

その結果、申し訳ないと思ったら隆史の気が済むまで癒してあげるという新ルールが加わったのです。

この日の隆史は心ゆくまで癒されることができました。

新婚の夫婦がお互いを癒す姿から幸せな気分を味わうことができました。

特に美味しい食事で妻の機嫌を直そうとする夫の努力が素晴らしいですね。

幸せな雰囲気を醸し出す夫婦の日常を綴っていく『ざんげ飯』！

隆史と千夏のやり取りだけでなくレシピも参考になる物語になっています。

2品目のレシピにもご注目下さい。

後編

ある日の夜、隆史が千夏のために温かい飲み物を用意しようとしています。

しかしスマホに着信があった千夏はリビングを出て行ってしまいました。

患者からの呼び出しだと思った隆史は戻って来た千夏に改めて飲み物を出してあげます。

「お疲れさま、大丈夫だった？」

「あ・・・大丈夫です、気にしないでください」

戻って来た千夏は隆史と目を合わせようとしません。

さらにスマホを裏向きで抱えていて顔は火照ったように赤くなっています。

この状態の妻を見た隆史は浮気を疑ってしまいました。

浮気を疑い始めるとキリがありません。

千夏がスマホを頻繁にいじったり、身なりに気を遣うことが増えた気がしてきます。

「そりゃ不安にもなるよ・・・だって千夏かわいいもん！物言いはキツくて不器用なところもあるけど・・・俺がこんなに好きなんだ、そりゃ他の誰かが千夏を好きになったって・・・」

妻の浮気を疑い始めた隆史は仕事が手につきません。

このままでは埒が明かないため直接質問をぶつけることにします。

しかしどうやって切り出していいのか分かりません。

中途半端なメールを送ってしまったため千夏から電話がかかってきます。

「なんですか？ちゃんと言ってください」

「いやいいよ、大した話じゃ・・・」

「いえ手短にお願いします！」

問い詰められた隆史はこの場を切り抜ける術が思い浮かびません。

仕方なくストレートに質問することにします。

「ち・・・千夏さぁ、う・・・浮気してない？」

「はぁ！？何をどう見てそう思ったんですか！？こんなに想ってるのに、ばか・・・」

最低な質問で愛する妻を泣かせてしまいました。

自分も妻のことを想っていると再認識した隆史は再び料理で機嫌を直してもらうことにします。

今回は奮発して地鶏を購入しました。

まずスライスアーモンドをトースターで少し焼いておいて、じゃがいもの皮つきのまま茹でている間に鶏もも肉を観音開きにします。

茹でたじゃがいもの皮を剥いてつぶしながらマヨネーズ、プレーンヨーグルト、塩コショウを混ぜ合わせたら焼いたアーモンドとクリームチーズを加えれば特製ポテトサラダが完成しました。

続いて鶏肉に塩コショウと薄力粉をまぶしてから時間をかけて焼き上げます。

焼き上がった鶏肉を皿に移したら同じフラいいパンでバターと醤油を煮詰めましょう。

このソースをかければバター醤油チキンの完成です。

料理が完成するとタイミング良く千夏が帰ってきました。

食卓に料理を運ぶとワインで乾杯をします。

「さっきは一方的な思い込みで嫌なこと言った、本当にごめんね」

「あり得ません、私が浮気なんて、ひどいです、それはそうと玄関からずーっとバターのいい匂いがしてましたね」

お好みでレモンをかけてからバター醤油チキンを頂きました。

地鶏の濃い味とバターの風味に千夏が感激してくれます。

「いつもの鶏肉もおいしいけど地鶏は歯ごたえが全然違うね、ワインもっと飲む？」

「だめです、その前にちゃんと聞きたいことがあります、たかちゃんは私が本当に浮気をしていたらどうするつもりだったんですか？」

真剣な表情で千夏が問いかけました。

この質問に隆史も真面目に答えます。

「正直言うと別れるって選択肢も少しは考えたんだけど、でも思ってた人間と違ったから別れるとか簡単に決められる段階じゃもうないし、千夏と一緒に生きるって決めた人生だから話し合ってまた気持ちを繋げようって思ってた」

千夏のことが大好きな隆史に別れるという選択肢はありません。

夫婦としてしっかり向き合う決意を固めていたのです。

自分のことを真剣に考えてくれていた夫に感激した千夏は、昨夜の電話がどんな内容だったか打ち明けることにしました。

「やらしい下着を買いました、たかちゃんが好きかなと思って・・・もうー隠しておきたかったのに、恥ずかしすぎて死にそうです！」

「でも俺に見せるつもりで買ったんでしょ？着て見せてよ」

「実はもうはいてるんです、この中・・・」

この後、隆史と千夏はすぐに仲直りすることができたのです。

愛し合う2人は今後も何か問題が起こったとしても、美味しい料理と深い愛情で障害を乗り越えていくことになるのでした。

『ざんげ飯』を読んだ感想

喧嘩と仲直りを繰り返しながら絆を深める新婚夫婦の姿は微笑ましいですね。

隆史と千夏の仲が良い幸せそうな様子には多くの人が羨ましいと思うのではないでしょうか。

料理が好きな夫が妻の胃袋を鷲摑みにしていく『ざんげ飯』！

真似したくなるレシピも数多く紹介してくれています。

献立作りの参考にしてみてください。

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