おじさんと野獣のネタバレと感想(漫画)!感動的な物語です!

今回は「糸井のぞ」先生の『おじさんと野獣』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

『おじさんと野獣』はこんな漫画(あらすじ)

有名美容家の娘婿として周囲から憧れの視線を向けられる高田羊介。 しかしその実態は50歳の平凡なサラリーマンだったのです。 ある日、オヤジ狩りに遭遇してしまった高田は抵抗する際、相手に対して過剰な暴力を振るってしまいました。 事態を重く見た彼はつい逃げ出してしまうのですが、森の中を彷徨ってしまいます。 その森で彼を待ち受けていたのは、呪いによって姿を変えられた野獣だったのでした。 ここから呪いを解くため真実の愛を探すことになった2人の姿を描く『おじさんと野獣』 今回はこちらのファンタジー漫画の魅力について、ネタバレを含みながらご紹介していきます。 笑いながら感動を味わえる作品をじっくりとお楽しみください。

『おじさんと野獣』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

エステサロンを全国展開する美容家の娘婿になった高田羊介。 周囲から見ると幸せな人生を歩んでいるのですが、彼は50年生きてきた道のりを後悔だらけだと感じていました。 そんな高田が友人と飲んだ帰り道、酔いを醒ますため公園に立ち寄っています。
高田
「飲みすぎた、少し酔いさましてから帰らないといろいろ言われるからなあ、いや最近じゃ言われもしなくなったか」
ブランコに腰を下ろしながら自分の境遇に苦笑いを浮かべていました。 すると4人組の若者がカツアゲをしようとしてきます。 若者たちは高田から財布を奪うと、彼が双子の娘の誕生日プレゼントに用意したぬいぐるみまで奪おうとしました。
高田
「返せ、返してくれ」
娘のことを思い逆上した高田は、近くにあった鉄パイプで若者の1人をボコボコにしてしまいます。 高田は我に返ると慌ててこの場から立ち去りました。 やり過ぎたことを後悔しながら無我夢中で走っている高田。
高田
「それにしてもあの公園、こんなに広かったか?」
冷静になってみると、公園の中を迷っていることに気がつきました。 そのまま歩き続けていると、1軒の洋館が目に留まります。
高田
「寒い・・・とりあえず雨やどり・・・便所だけでも貸してもらおう」
雨に濡れ冷え切った身体を震わせながら洋館の扉をノックしました。 しかし返事が返ってこないため、仕方なく中へ入ることにします。 とりあえず雨が止むまでここでしのごうと思う高田。 すると洋館のリビングに美味しそうなラーメンが置いてありました。 駄目だとは分かっていながら、寒さで冷え切った身体を温めるためラーメンに手を伸ばしてしまいます。 ラーメンを食べ終えると、満腹になった高田はそのまま眠りについてしまいました。
高田
「何時だっ?だいたいここどこだ?家に連絡・・・!!」
目が覚めた高田は慌てて家に帰ることにします。 しかし洋館を出ると見事なバラが咲き誇っていたため、思わず足を止めてしまいました。 娘たちが大好きなバラの花を目にした高田は、家に持って帰るため無断でバラをの花を摘み取ろうとします。 このままバラの花をお土産に家に帰ろうとしたのですが、足元には罠のようにワイヤーが張られていました。 高田はこのワイヤーに気づかず転倒してしまいます。 なんとかバラを潰さずに済んだのですが、背後から獣の呻き声が聞こえてきました。
高田
「熊か?・・・違う!!ば・・・バケモノ!!」
果たして高田の背後に現れたのはいったい何者なのでしょうか!? 少し哀愁の漂う中年男性を丁寧に描いています。 娘婿という幸せな環境なのにどこか寂寥感が漂う高田。 そんな彼が迷いこんだのは、ちょっぴり不思議なファンタジー空間でした。 ここからさらに高田が不思議な体験をしていく様子を描いた『おじさんと野獣』 インパクトが抜群の野獣に注目しながら続きをご覧ください。

後編

バラを勝手に摘み取ろうとした高田の前に現れたのは、豚のような姿をした野獣でした。
サミー
「何してくれとんじゃ、このジジイ!!死んで詫びろ!オラァ」」
高田
「うわぁ、バラを無断でとったのは心からお詫びします、どうか命だけは、何でもしますから」
土下座をして命乞いをする高田に対して、サミーと名乗る野獣は首輪をかけてきます。
サミー
「それムリヤリとったらトゲが首にささって死ぬから」
首輪をかけるとサミーは食器洗いを命令してきました。
高田
「とにかくやるしかない、すべては命あってのものだねだ」
命を奪われないためにも必死で命令に従うことにします。 しかし何日経っても仕事が終わることはありません。 高田が洋館の掃除などをしている間、サミーはパソコンかテレビの前で暇をつぶしていました。 このままここで一生を過ごさなければいけないと感じた高田だったのですが、掃除をしていると娘のために購入したぬいぐるみを見つけます。 すぐにぬいぐるみを手に取ると急いでサミーの元へ向かいました。
高田
「これは私のものだ、返してもらう、これは私が大変な思いをして手に入れたものなんだ」
サミー
「ほー、そしてそれがオレのものになったわけだ、だってお前は何でもするって言ったもんなあ」
ですが娘のために購入したぬいぐるみだけは奪われたくないため、高田は感情的になりながら抵抗をしていきます。
高田
「だめだ、これだけは渡せない、お前にはただのぬいぐるみにしか見えないだろう」
自分の愛情が詰まったこのぬいぐるみの価値を、化物の姿をしたサミーには理解できないと語る高田。 この言葉はサミーの逆鱗に触れることになりました。
サミー
「今何つった、ぶっ殺す!!」
一触即発の状態になる2人だったのですが、ここでサミーのお世話をしているアンナという女性が帰って来たことで事なきを得ます。 アンナが帰って来たことで態度を豹変させたサミーは、高田を家に帰らせることにしました。 こうして無事に家へ戻れた高田だったのですが、数日が経つとサミーからぬいぐるみを返してほしければ取りに来いというメールが送られてきます。 仕方なくサミーの洋館を高田が再び訪れると、彼はブログに記事を投稿中でした。 その様子を高田が眺めていると、サミーがアイコンに使用しているイケメンの画像が気になってしまいます。
高田
「何だよ、この写真」
サミー
「オレだよ、オレは元々こんな顔なんだよ」
実は呪いにかけられてしまったため、サミーは野獣のような姿に変えられてしまっていました。 彼の呪いを解くためには真実の愛を手に入れるしかありません。 サミーと同じように誰からも愛されていない状態の高田。 2人はここから真実を愛という共通の目的に向かって手を取り始めます。 果たして高田とサミーが真実の愛と巡り合う日はやって来るのでしょうか!? ここから先の展開は実際に漫画をご覧になってお楽しみください。 糸井のぞ先生の他の漫画に関する記事はこちらです↓↓↓

『僕はメイクしてみることにした』のネタバレ(漫画)!

2022.02.13

『おじさんと野獣』を読んだ感想

高田とサミーのコミカルなやり取りに目を奪われてしまいました。 お茶目なシーンが多い序盤なのですが、ここから物語は感動的な展開を迎えていきます。 漫画ファンなら誰もが涙する『おじさんと野獣』 この素敵な漫画は多くの人に読んでもらいたい傑作です。 是非この機会に目を通しておいてください。

電子書籍を無料で読んでみませんか?

電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。 ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです! それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓ 映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT! 実は電子書籍も見られることをご存知でしたか? U-NEXTでは電子書籍を34万冊以上配信しているんです。 さらにポイントを使って購入することも可能ですよ! そのジャンルは幅広く漫画はもちろんのこと、小説やビジネス書、週刊誌からファッション誌、スポーツ誌までも網羅しているんです! 使えるポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています! 登録時にもらえる600ポイントを使用して無料トライアル期間中でも新作コミックが読めるU-NEXT! 最新巻でもポイントを使用して読めるので、こんなにお得なことはありません! 最新漫画は動画も配信しているタイトルも多いので、「原作漫画とアニメや映画」のようにセットで楽しんでみませんか? さらに大人向けコミック、BLやTLコミック、写真集なども充実! 雑誌も読み放題で成人向けの作品も超充実のU-NEXT しかも新規登録から31日間は無料なんです! もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか? ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ! 動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上! さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!

無料トライアルはこちらから↓↓↓