今回は「大西巷一」先生の『乙女戦争(ディーヴチー・ヴァールカ)』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『乙女戦争(ディーヴチー・ヴァールカ)』はこんな漫画(あらすじ)
1420年のボヘミア王国ではフス派とカトリック派に分かれ、壮絶な宗教戦争が繰り広げられていました。
しかし戦争が始まった当初は武力に劣るフス派が、カトリック派の圧倒的な勢いに蹂躙されていたのです。
そんな中、家族をカトリック派に惨殺された少女シャールカは、フス派の義勇軍に参戦する決意を固めました。
僅か12歳にしながら戦地に身を置くことになった少女の姿を主人公にしながら、宗教戦争を史実に基づきながら描いていく『乙女戦争(ディーヴチー・ヴァールカ)』!
今回はこちらの歴史漫画の魅力を、ネタバレを含みながらご紹介していきます。
過酷な戦争の中を生き抜いていく少女の姿から命の重みを学んでいってください。
『乙女戦争(ディーヴチー・ヴァールカ)』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
1420年、宗教戦争が始まった頃のボヘミア王国ではカトリック派が圧倒的な勢いでフス派の信者を殺戮し続けていました。
その勢力はついにシャールカが住む田舎町にまで及んでいます。
両親などの住民が殺戮されていく中、ついにカトリック派の兵士がシャールカの元へやって来ました。
兵士に捕らえられたシャールカは幼女好きの騎士のところへ連れて行かれます。
この騎士に幼い身体を凌辱されてしまったシャールカ。
シャールカ以外の幼女は全てこの騎士に殺されてしまいました。
どうにか一命を取り留めたシャールカは、傷ついた身体を庇いながら故郷を出ることにします。
一方その頃、西ボヘミア地方のブルゼニ市ではフス派義勇軍のヤン・ジシュカが、武器屋に注文した大砲の出来栄えを見に来ていました。
この時代の戦争では剣や弓が主力の武器だったのですが、ジシュカは時代を先取りするかのように大砲に目を付けていたのです。
さらに彼は大砲をコンパクトにした笛のような武器も発注していました。
そんなジシュカたちが武器を馬車に積んで移動していると、道端で倒れている少女を発見します。
この少女こそがカトリック派の大量虐殺から唯一生き残ったシャールカだったのでした。
意識のないシャールカを馬車に乗せたジシュカたち。
数時間後、ようやくシャールカの意識が戻ると何が起きたのか事情を聴いていきます。
少し話しにくそうなシャールカのことを案じたジシュカは、彼女に身に何が起きたかある程度察知していました。
ジシュカによるとハインリヒは異教徒狩りが大好きな男で、少女趣味を持つ最低な男なのだそうです。
その話を聞いていたシャールカが自分に巻き起こった悲劇を語り始めました。
しかし彼女が血まみれの身体で凌辱された現場から外に出ると、両親を含めた全ての町民が殺されていたのです。
そんな彼女に対してジシュカが義勇軍に入らないかと誘ってきました。
仇を討つ覚悟を決めたシャールカに、ジシュカが出来上がったばかりの笛型の鉄砲を与えます。
こうしてシャールカはフス派の義勇軍に入ることになったのでした。
彼女は望みである仇討ちを果たすことができるのでしょうか!?
戦争の中で巻き起こる過酷な現状をリアルに描いた作品ですね。
中世ヨーロッパの史実に基づいた作品なので歴史の勉強にもなる物語だと思いました。
ここから兵士となったシャールカの命がけの戦いを描いていく『乙女戦争(ディーヴチー・ヴァールカ)』!
さらに戦場は凄惨なものへと姿を変えていきます。
血みどろの戦争を必死になって生き抜こうとするシャールカたちの姿から目を離さないでください。
後編
義勇軍に入ったシャールカに待っていたのは笛型の鉄砲を使いこなすための特訓でした。
彼女に鉄砲の使い方を教えるのは製造した張本人であるカレルという少年です。
しかしジシュカ以外の兵士がまだ少女であるシャールカの入隊を歓迎しないように、彼もまた幼い少女を兵士にすることを反対していました。
そのためシャールカを辞めさせるため、連日のように厳しい特訓をさせていきます。
すると彼の狙いが的中したかのように、シャールカが自営するキャンプから姿を消してしまいました。
ですがシャールカが全力疾走をしながらキャンプ地に戻ってきます。
彼女の強い気持ちを感じ取ったカレルは、現在起こっている戦争について説明をしてあげることにしました。
カトリック派とフス派が争いを始めたきっかけは宗教観の違いだったのです。
聖書の教えに基づいて信者の平等を理念とするフス派と、あくまでも教会の権威を重んじるカトリック派。
その中で今から5年前、教会の腐敗を批判した神学者ヤン・フスが異端者として処刑されました。
ここから始まったのが通称フス戦争と呼ばれる宗教間の熾烈な争いだったのです。
シャールカはこの話を聞くとさらに強い覚悟を持つようになっていきました。
そんな彼女のことをカレルたち義勇軍の兵士は仲間だと認めていくようになります。
しかしシャールカたちを待ち受けていたのは凄惨な殺戮現場でした。
シャールカの故郷と同じように殺戮された村を発見したジシュカたち。
生き残った村人からすぐに追いかければ、ハインリヒの背後を突けると助言されたため先を急ぐことにします。
ですが故郷で起きたような殺戮現場を再び見てしまったシャールカは動くことができません。
仕方なくジシュカはカレルに彼女の面倒を任せ馬を走らせることにしました。
シャールカとカレルがジシュカたちを見送る中、実はこの村人の助言は罠だったことが判明します。
ジシュカたちを背後から襲おうと村人に嘘を言わせたハインリヒが、まだ村の中に残っていました。
その事実を知ったシャールカは笛型の鉄砲を構えながら彼の前に姿を見せます。
仇を討つため鉄砲を撃とうとするシャールカだったのですが、いざとなると身体が思い通りに動いてくれません。
騎士団員に囲まれ絶体絶命のピンチに立たされたシャールカ。
そんな彼女を救ったのはシャールカの姿に愛情を持ち始めていたカレルだったのです。
笛型の鉄砲で騎士団員の鎧を撃ち抜いたカレルは、見事にシャールカを救い出すことに成功しました。
しかしここで無事に逃げ切れるほどカトリック派の武力は容易いものではありません。
逃げ出そうとする二人に無数の弓が向けられます。
その中の一本がカレルの胸を貫いてしまいました。
シャールカのためカレルはこの場に留まることを選択したのです。
彼女をこの場から立ち去らせると、すぐに騎士団員に囲まれてしまうカレル。
ですがこのピンチの中、彼は笑みを浮かべていました。
カバンに入れてあった火薬に火を点けたカレル。
愛するシャールカを自分の命を投げ捨てて守り切ったのです。
こうしてシャールカにはカトリック派に対する仇討ちの理由が増えることになりました。
残虐非道な行為を繰り返す彼らに、シャールカは怒りの銃弾を浴びせることができるのでしょうか!?
ここから始まる壮絶な復讐劇の行方は実際に漫画を読んでご自身の目でお確かめください。
『乙女戦争(ディーヴチー・ヴァールカ)』はこんな人にオススメ
歴史漫画やアクション漫画が好きな人にオススメの作品です。
史実に基づいたストーリーなので歴史好きにはたまらないと思いますし、迫力あるバトルシーンはアクション漫画に引けを取りません。
見所が満載で多くの読者を惹き付けている『乙女戦争(ディーヴチー・ヴァールカ)』!
読み始めると止まらなくなってしまう魅力的な物語になっています。
もしもこのような人気電子書籍を無料で読んでみたい人はこちらの方法をお試しください↓↓↓
電子書籍を無料で読んでみませんか?
電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。
ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!
それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓
映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT!
実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?
U-NEXTでは電子書籍を20万冊以上配信しているんです。
しかも新規登録から31日間は無料なんです!
もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?
ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!
このポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています!
動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上!
さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!
無料トライアルはこちらから↓↓↓