『僕らはみんな河合荘』のネタバレ(漫画)！アニメ版の聖地は？

今回は「宮原るり」先生の『僕らはみんな河合荘』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『僕らはみんな河合荘』はこんな漫画(あらすじ)

親元を離れて暮らすことになった高校1年生の宇佐は、新天地での新たな生活に胸を高鳴らせていました。

しかし彼が住むことになった河合荘の住人は、一癖も二癖もある変人ばかりだったのです。

1歳上で憧れの河合律や、変態の匂いがする城崎、そして河合荘を管理する河合住子など個性的な同居人たちに囲まれながら生活をスタートした宇佐。

彼とお茶目な同居人の姿を笑い満載で描いていく『僕らはみんな河合荘』！

今回はアニメにもなったラブコメ漫画の魅力を、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

漫画やアニメの聖地となったスポットもお伝えしていきますので、この作品の面白さをじっくりと感じていってください。

『僕らはみんな河合荘』の魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

新天地で高校生活をスタートさせた宇佐が、図書委員の仕事をしています。

すると窓際で読書をしている知的で清楚な印象の美女の姿が目に留まりました。

「あんな彼女と青春の日々を」

しかし彼女に声をかけるほど宇佐には勇気がありません。

そのため仕方なく学校を出た彼は、まだ中を詳しく見ていない新居へ向かいます。

「管理人さんには外で会ったけど、四畳半で古くて壁薄いって、あそこを右・・・」

古い民家が立ち並ぶ路地を歩いていく宇佐。

長閑で落ち着いた街並みを気に入っているようです。

ですが小学校の前を通り過ぎた時、フェンスに開いた穴に顔を突っ込んでいる男性を見かけました。

「変な人、なう・・・警察に電話・・・」

宇佐が不審者の情報を警察に連絡しようとすると、男性がこちらに気がついてしまいます。

気がつかれた宇佐が焦っていると男性が声をかけてきました。

「あれっ宇佐くん！・・・小学校好きなの？」

「誰が、なんで俺の名前」

自分の名前を知っていることに宇佐が驚いていると、不審者情報を聞きつけた警察官が現れます。

警察官が怪しい男性に職務質問を始めた隙を突いて、宇佐はこの場を離れることにしました。

どうにか逃げ延びることができた宇佐は、ようやく新居の河合荘に到着します。

すると家の前には彼の到着を待っていた管理人の河合住子の姿がありました。

「どうしたの！？顔色が悪いわよ」

「いえ・・・ちょっと変な人がいて・・・」

「まぁ物騒ねぇ、早く家へおあがりなさいな」

新生活のスタートを切った宇佐は、先ほど見かけた不審者のことは考えないようにします。

「しかしなんであの人、俺の名前を・・・」

疑問が残る彼を住子が家の中へ案内してくれました。

少し古いのですが住みやすそうな部屋に安心していると、急に背後から声をかけられます。

「ひどいなぁ宇佐くん、ルームメイト置いて逃げるなんて」

宇佐に声をかけてきたのは先ほどの不審者でした。

「ギャー、なんでここに」

実はこの不審者は城崎といい、宇佐のルームメイトとなる人物だったのです。

この状況に納得しない宇佐は、1度親に確認を取るため河合荘を出ることにしました。

しかし玄関を開けると学校の図書館で見かけた美女が立っています。

「・・・ただいま」

宇佐が見惚れてしまうほどの美女は河合律といい、彼女もこの家の住人だったのでした。

「俺は穏やかな暮らしはしたいんだ、そして知的で清楚なこんな彼女と青春の日々を・・・」

現実か夢か分からない状況に戸惑う宇佐。

果たして彼にとってこの河合荘ではどのような生活が待ち受けているのでしょうか！？

宇佐も含め全ての登場人物がとても個性的ですね。

変態っぽい城崎とそれを受け入れている住子。

さらに物語のヒロインとなる律の姿が、作品の面白さを倍増させています。

バラエティに富んだキャラクターが魅力的な『僕らはみんな河合荘』！

ここからさらにそれぞれが強烈な特色を出していくことになります。

お気に入りのキャラを見つけていきながら漫画の世界観を満喫してみてください。

後編

理想のタイプにピッタリな律が同居人だと知り、宇佐は頬を赤らめてしまいます。

「よっ、よろしくお願いしマス」

「こちらこそ、俺は城崎！シロって呼んで、できるだけ犬っぽく」

「あなたは別によろしくしたくないです」

「・・・河合律です」

無口なのか名前を言っただけで家の中に入って行く律。

しかし理想の女性と一緒に暮らせると分かった宇佐は胸の高鳴りを抑えることができません。

「あのっ、さっき図書館で会いましたよねっ」

図書館で見かけたことを伝えるのですが、宇佐が一方的に律のことを見ていただけなので彼女は彼の存在に気が付いていませんでした。

ですがそれでも自己紹介をしながら宇佐は律の後をついていきます。

すると家の中のある一線を越えたところで、律が急に振り返りました。

「・・・こっから女子エリア」

竹刀を持って立ち尽くす律の姿に宇佐は恐怖を感じてしまいます。

引っ越して来たばかりの宇佐には分からなかったのですが、河合荘は男女別に行動範囲を制限していました。

女子はどこでも立入が自由なのですが、男子は女子エリアには立入が禁止されていたのです。

こうして河合荘で暮らすために必要な最低限のルールを確認した宇佐。

城崎のことなど納得のできない点もあるのですが、仕方なく新生活をこの場所でスタートさせることにしました。

そんな彼の頭の中にあるのは、どうにかして律と仲良くなりたいという気持ちです。

住子にとって律が姪孫に当たる存在だと聞いた宇佐は、とりあえず彼女の様子を観察してみることにしました。

するとまず律は読書が大好きだということが判明します。

廊下を歩きながらでも本を読んでいる律。

宇佐がその様子を眺めていると、律が少しずつ共同エリアに近づいてきました。

「もう少しで共同エリア・・・あれっ」

彼女と近づくことを期待するのですが、急に立ち止まった律がその場で本を読み始めてしまいます。

律のサラサラとした髪の毛に宇佐が見惚れていると、城崎が邪魔をするかのように声をかけてきました。

「うっさくーん、荷物に布団ないけど夜どーすんの？」

「うちの親いいかげんだから・・・なしでいいっス」

「まだ夜寒いよ？そーだ僕の布団で川の字で寝る？」

「ヤですよ、間になに入るんだよ」

律の姿を見ていたいのに宇佐は城崎とのやり取りに夢中になっていきます。

すると気がつかないうちに宇佐が女子エリアに立ち入ってしまいました。

その様子を見た律は静かに竹刀を手にして、宇佐のお尻に強烈な一撃をお見舞いします。

「俺の理想、穏やかで心地よい生活・・・諦めました」

自分の理想とはかけ離れた場所で生活することになった宇佐。

果たして彼は穏やかな日々を手に入れることはできるのでしょうか！？

そして思いを寄せる律との関係はどうなっていくのでしょうか！？

見所が満載のここから先の展開はネタバレする訳にはいきません。

この物語の面白さは漫画を実際に読んで確かめなければ損をしてしまいます。

ですので続きはご自身の目でご確認ください。

『僕らはみんな河合荘』漫画やアニメ版の聖地は？

岐阜県出身の宮原るりさんが作者のこの漫画は故郷をモデルにしたと言われています。

ここではそのスポットをいくつかご紹介していきますので、聖地巡礼の際にお役立てください。

岐阜市川原町

この風情ある街並みは『僕らはみんな河合荘』の住人たちが暮らす街のモデルになっています。

岐阜市長良橋

観光エリアにかかるこの長良橋は絶景の夕日スポットです。

長良川温泉

こちらも作中に登場する美しい風景です。

日本の美しい風景を描きながら笑いと恋模様を表現していく『僕らはみんな河合荘』！

漫画を読み終わった人は聖地巡礼に出かけてみてください。

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