奇少物件100LDKのネタバレ!人気小説を漫画化しました!

今回は「原作 岡田伸一 作画 九里もなか」先生の『奇少物件100LDK』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『奇少物件100LDK』はこんな漫画(あらすじ)

セキュリティ会社の営業をしている大和霧彦は、自社のシステムを導入してもらうため大財閥の長門家を訪れます。

フロア数が100LDKあると噂の大豪邸を前に意気込む大和。

そんな彼を出迎えたのは抜群のプロポーションと美貌を誇る、麗しきメイドの光という女性でした。

彼女の案内で長門家に招き入れられた大和だったのですが、彼を待ち受けていたのは長門一族から出題される超難解な謎解きだったのです。

誘惑するような光に惑わされながら、大和は破格の契約を結んでもらうためこの難問に挑んでいくのでした。

新感覚のミステリー漫画として読者を驚かせた『奇少物件100LDK』

今回は不可思議な謎を解く主人公が魅力的なこの漫画を、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

人気小説の漫画版を是非この機会に拝読してみてください。

 

『奇少物件100LDK』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

大財閥の長門ホールディングスは、日本が経済不況に陥ったとしても2度救えると言われるほどの財力を誇っています。

その長門一族が生活をする大豪邸の前に大和霧彦が姿を見せました。

すると彼の前にメイド姿の女性が現れます。

「私はこの屋敷のメイド、光と申します、このいやらしい格好のまま・・・デカメロンを朗読いたしましょうか?」

光は丁寧な言葉遣いとは裏腹に、大和の運転席に足をかけてきました。

大和
「どけろ」
「失礼いたしました、あまりにも貴方様がどストライクでございましたので、つい発情してしまいました、お怒りでしたらどうぞ車で弾き飛ばして下さいまし」
大和
「陸奥セキュリティ営業の大和霧彦と申します、邸内に案内して頂きたいのですが・・・」

光は大和の申し出に対して1枚の写真を見せてきます。

その写真の中には7人の人物が写っていました。

「大和様への試練でございます、この写真に写るお部屋の中に人は何人いますでしょうか?」
大和
「これは長門家の記念写真ですね、中央にいるのが長門ホールディングス会長の長門陣様、そして後ろにいるのが社長の梢様」

変わった趣向があると思いながら、光の出題した試練に大和が反応していきます。

しかし写真の中には何度数えても7人しかいないため、不思議な違和感を覚えていました。

7人だという解答では簡単すぎると悩んでいく大和。

するとここで光が提示した問題文の中に答えがあることに気がつきます。

大和
「答えは・・・8人・・・以上!」
「8人以上・・・なぜですか?」
大和
「あなたが訊いたのは写真に写っている人物ではなく、この写真が撮られた時にこの部屋にいた人物の合計、ならば写真を撮った人物もカウントされるはず」

大金持ちの長門家ならば、セルフタイマーなどは使わずに写真家を呼ぶのが自然だと考えました。

「正解です!聡明な大和様には簡単すぎましたね、どうぞお通りになるか私の顔面にツバを吐き罵って下さい」

大和は光を無視するように車を走らせ、大和家の地下駐車場に入っていきます。

すると豪邸の地下には私設の地下鉄が配備されていました。

あまりにも庶民とかけ離れた生活ぶりに戸惑う大和。

車を駐車場に停めると、そこにはライバル会社のMIKASAという企業の営業車が停まっています。

大和
「あのクソメガネ、やはり先を越されていたかッ」

苛立っていると再び光が現れました。

「大和様気になりますか?そちらの車が、それとも私の熱い唇が」

ここでも大和は光の言葉を無視します。

大和
「お尋ねしたいのですがMIKASAの営業は現在、梢社長と商談中ですか?」
「いいえ、梢様は緊急会合のためご不在です」
大和
「エッ!?私は梢社長から直々ご氏名を受けて商談に参ったのですよ?」
「私の顔をぶん殴って下さいまし、ただ梢様からは陸奥セキュリティ様との契約は前向きに、と伝言を承っております」

光の言葉でホッと安心する大和。

ですが彼にはもう1つ気になっていることがありました。

大和
「私は梢社長に我が社唯一の子年生まれという理由でご指名を受けました、なぜ子年なのですか?」
「それは梢様本人がお決めになったことではなく、おそらく風水学的観点によるものかと、会長である陣大旦那様のご判断だと伺っております」

長門ホールディングスの会長には風水の才覚が備わっていて、彼はこの能力を使い数々の事業を成功させてきたのです。

大和が今いる部屋総数100室のこの大豪邸も、八角形の風水盤を元に設計されていました。

大和
「100LDKって噂は本当だったか、で・・・それとどのような関係が?」
「それ以上は私も存じません、大旦那様のお考えですので」

長門家のことがよく分からない大和に、ここで光が屋敷の契約に関するしきたりについての説明を始めていきます。

一般社会ではあり得ない謎のしきたりに驚愕する大和。

いったいこの大豪邸にはどのようなしきたりが存在しているのでしょうか!?

 

 

大豪邸に営業をかけにきた大和と、彼を迎え入れる妖艶な光。

ただでさえ謎が多い物語を光がさらに謎めいたものにしていきます。

ミステリアスな展開が人気を博した『奇少物件100LDK』

ここから遂に本格的な謎解きの幕が上がっていきます。

大和と一緒にミステリアスな謎を解いていってください。

後編

長門家の中にある一室の前に案内された大和。

ここで光が契約に関するしきたりについて説明し始めました。

「長門一族八名八問、屋敷に入る商人との契約には長門一族半数以上の賛成を必要とす、賛成には試練を伴わせるべし」

契約を結んでもらうためには長門家8人それぞれと面会をして、彼らから出される謎を解き半数以上の承認を得られなければいけなかったのです。

大和
「何だと・・・?そのような話初めて聞きましたが」
「これは偉大なる長門ホールディングスと契約を交わす度量があるかを見極める厳正なる適性試験でございます」
大和
「だが先程、契約は前向きにと」
「前向きだからこそ屋敷にお招きしたのです、すぐに契約を行うという意味ではございません」

大和のライバルであるMIKASAの営業は、既にこの試験を受けていました。

もしも長門家とセキュリティ契約を結ぶことができれば、その売り上げは40億円以上になります。

ライバルにこの大口契約を奪われる訳にはいかない大和。

メガネを外してこの試練に挑むことにしました。

大和
「やるぞ・・・その八名八問とやら」
「ああ、不似合いな伊達メガネを外して本気になって下さるのですね、それでは長門一族八名八問、第一の試練、八卦よい・・・参りますッ」

まず初めの試練を受けるため通された部屋の中には、梢社長の三女である鈴という赤ん坊の姿がありました。

光が鈴のことを紹介し終えると、1枚の紙を大和に渡してきます。

そこには「我、鈴が恐怖するものを答えよ」という一文だけが書かれていました。

大和
「この泣きまくってる赤ン坊の・・・恐怖するものを当てろというのか」
「側にいるのは乳母でございます、長門鈴様は今年で2歳になられます」

しかし大和には鈴の姿が2歳よりも幼く見えています。

鈴が幼く見える理由は原因不明の難病によって成長が止まっているためでした。

それでもこの赤ん坊はれっきとした長門ホールディングスの株主の1人なのです。

赤ん坊ですがその証拠に鈴の身体には、長門家一門を示す印が刻まれていました。

大和
「どこまでも悪趣味な連中だな」
「大和様は赤ちゃんにうるさく泣かれても平気なのですか?」
大和
「赤ン坊は泣くのが仕事だろ」

余計なことは喋らずに必要な情報を伝えろと叱責する大和。

「了解致しました、長門一族八名八問の各問題を解くにあたってヒントが3つまで貰えます、ただそのたびに賞金の50%を消費いたします」

この試練を突破すると契約の成立だけでなく、賞金まで貰えるシステムになっていたのです。

しかしひとまずヒントは使わずに、大和は部屋の様子を詳しく観察することにしました。

八角形をしていて広さは小学校の教室ほどあるこの部屋で、鈴は乳母と2人きりの状態です。

周囲には鈴を怖がらせる物は何1つ見当たりません。

するとここで大和が意外な行動に出ました。

大和
「ヒントを使いたい」
「早速でございますね、賞金が減少しますが」
大和
「賞金じゃない、俺が欲しいのは契約だ、3つ続けて言え」

セキュリティ契約だけに固執する大和は、早速ヒントを全て使い切ることにしたのです。

ですが光が出すヒントは意味不明なものばかりでした。

この不可解なヒントに対して、大和は自らが赤ん坊だった頃に恐怖した物を思い出そうとしていきます。

果たして八名八問の難攻不落な謎に対して大和が導き出した答えとは!?

ネタバレは以上となりますので、ここから先のスリリングな展開はご自身の目でお確かめください。

原作者 岡田伸一先生の他の漫画に関する記事はこちらです↓↓↓

『奴隷区 僕と23人の奴隷』(漫画)のネタバレ!感想も!

2018.01.15

 

『奇少物件100LDK』はこんな人にオススメ

ミステリーやサスペンスが好きな人にオススメの傑作です。

登場人物が個性的な上、謎解きが超ハイレベルなこの作品。

読者を一瞬にして惹きつける魅力的な漫画になっています。

大人気作者の小説をコミック化し、多くの話題を集めた『奇少物件100LDK』

普通のサスペンス漫画とは一線を画すストーリーをじっくりと満喫してみてください。

 

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